天使と悪魔 (下) (角川文庫) (詳細)
ダン・ブラウン(著), 越前 敏弥(翻訳)
「いっきに読んでしまう、おもしろい作品。」「いかにも映画向き」「面白くて一気読み! 宗教って怖いですねぇ…。日本人には理解しきれない歴史背景あり。」「落差が…。」「遅れて読んだ第一弾」
天使と悪魔 (上) (角川文庫) (詳細)
ダン・ブラウン(著), 越前 敏弥(翻訳)
「映画より原作」「映画を先に鑑賞してからでも大丈夫かと。」「映画よりも原作が好き」「映画観ました!」「もっと謎解き要素がほしかった……」
天使と悪魔 (中) (角川文庫) (詳細)
ダン・ブラウン(著), 越前 敏弥(翻訳)
「展開がスピードアップする」「面白いけど、ちょっと引っ掛かる‥」「面白くて一気読み! 宗教って怖いですねぇ…。日本人には理解できない歴史背景あり。」「遅れて読んだ第一弾」「インディジョーンズばりの活躍」
ノルウェイの森 上 (講談社文庫) (詳細)
村上 春樹(著)
「つまらなすぎて最後のほうで我慢できず読むのを止めた」「全部読めませんでした」「15分で読了」「そんなにいいか?」「好きな人にはいいのかもしれない」
ノルウェイの森 下 (講談社文庫) (詳細)
村上 春樹(著)
「淡々としている」「忘れていた感性」「恋愛ファンタジー」「生と性、そして死の観察者たる「僕」」「心が動きました」
重力ピエロ (新潮文庫) (詳細)
伊坂 幸太郎(著)
「不愉快でした」「ややありきたりな」「非常に惜しい」「小説世界≠現実」「予想できない展開!」
「意識と行動の間に壁を感じる人には、何らかしらのヒントがあると思います」「自分探しに興味のある人におすすめ」「水野敬也は天才。」「楽しみながら学べる自己啓発」「自己啓発本をいろいろ読んでもなかなか実践できない方におすすめです。」
あの戦争から遠く離れて―私につながる歴史をたどる旅 (詳細)
城戸久枝(著)
「孫玉福の壮絶な中国での体験に感動!!」「「あの戦争から遠く離れて」を読んで」「稀有な立ち場が可能にした新鮮な感覚」「現代的な美しい日本語で書かれていて読みやすい」「読み応えアリ」
ハゲタカ(上) (講談社文庫) (詳細)
真山 仁(著)
「不器用な鷲津さんが焦れったい」「金融界の裏の壮絶な駆け引き」「ドラマとは別の面白さ! 」「「商いの基本」の教科書」「注意喚起」
海辺のカフカ (上) (新潮文庫) (詳細)
村上 春樹(著)
「村上春樹氏の小説は初読ですが…」「東京都中野区野方から始まる物語」「海辺のカフカ」「ストーリー・テリングの天才」「無駄の多い作品」
・「いっきに読んでしまう、おもしろい作品。」
下巻までテンション落ちずに、読ませる力量はさすがの一言。翻訳もいい感じだし、文字が大きめで読みやすいのも◎。
宗教と科学の対立というテーマだが、基本的に堅苦しいものではなく、エンターテイメントを意識している作風。また、読むだけで、その類のトリビアにも博識になれるので一石二鳥。
肝心の内容は、スリリングな展開の連続であるが、ある程度予想がついてしまう点もあるかもしれない。 だが、なかなかの力作で読む価値のある小説であるのは間違いない。おすすめです。
・「いかにも映画向き」
夢のような最新版の飛行機に乗せられて主人公が向かう先はスイスにある最先端の科学施設。そこで素人には理解しかねる最先端を行く科学実験が語られ(この部分も虚実取り混ぜた話になっているらしい;)、息つく間もなく今度は古の都、ローマへと飛び、二千年の時を刻むヴァチカン内部へと歩を進める‥。 冒頭からワクワクする展開。題名が暗示しているように、科学と宗教という相反するテーマを事件に上手く絡ませ、途中ちらりとエロティシズムも折り込みながら、ローマ市内の名所を巡りながら主人公の体を張った活劇が続いてゆく‥。 これは、作者が初めから映画化を意図していたのではないかと思えるほど、映像向きの物語です。お話としては第二弾に当たる「ダ・ヴィンチ・コード」よりもこちらのほうが映像になった場合、分かりやすいと思います。ただし宗教象徴学者である主人公の本領が遺憾なく発揮されているのは、二作目のほうですね。古代の秘密結社に詳しいだけならば宗教象徴学など持ち出す必要はありません。むしろこれだけのアクションをこなす事を考えれば、もっと若くて逞しい男を主人公に据えたほうがヒロインとのロマンスにも繋げやすいし、より“映画向き”だったかもしれないなぁ、などと思いました。
・「面白くて一気読み! 宗教って怖いですねぇ…。日本人には理解しきれない歴史背景あり。」
上・中・下と3巻もあるので通勤や夜のお伴に良いかと思って買いましたが、読み始めると面白くて週末に一気読み。月曜日朝の通勤に役立たなくなりました。(笑) まぁ、高く上がったヘリコプターから主人公が川に落下して助かった後にすぐさま活動再開するところなど御愛嬌ですが、宗教と科学という題材を織り交ぜたエンターテイメントとしては最高に面白いです。これが著者のデビュー作ということですが、才能なんでしょうね。この後にダヴィンチコードを世に出したことも考えると、この作家を発掘した方が凄い眼力の持ち主ですね。 しかし、この「天使と悪魔」と「ダヴィンチコード」を読むと、中世宗教世界の陰湿な歴史や裏社会に思いを馳せることになって、ひたすらゾッとしますね。今でこそ世界的に定着した平和の象徴みたいなキリスト教だって、普及初期当時は得体の知れない不気味な宗教団体だったんでしょうし(だからこそ多くの信者が僻地に逃れて、死海文書とかが発見されているんでしょう。)、この小説の本筋ではないけれど、背景に宗教信者とその反目勢力(=科学勢力)の歴史的背景が語られていて、その当時の凄まじさを窺い知ることができます。 キリスト教勢力に隠れて集まる隠れ家? 科学の発見を語る→神への冒涜→軟禁されたりリンチされたり裁判にかけられる? 体に焼印押される? 恐ろし過ぎますね。日本人には理解できないぐらいの宗教社会。「政教分離」って言葉が歴史の教科書にありますけど、それぐらい宗教が社会に入り込んでいて、その深刻ぶりがこの小説からも窺い知ることになります。実際、ニューヨークの教会なんかで十字架にあるイエスキリストの彫刻の前で一般女性の方が涙を流している様子を見ると、日本人には理解しきれないものを感じますね。日本なんて、仏教と神道が共存していて、今の日本人なんて、正月は神宮にお参り、葬式では「なんみょーほーれんげーきょー」ってやっている訳ですもんねぇ(笑)。 ただ、フィクションであることを自分に言い聞かせないと行けませんね(笑)。でも、キリスト教社会の欧米でも売れていて映画化までされたことを考えると、やっぱりこの小説が示唆する背景もあながち嘘だけじゃない訳ですよ。怖いなあ。こういう空想をするだけでも、この小説の新しい題材の面白さが抜群ということでしょうね。
・「落差が…。」
ちょっとネタバレになります。
ビニール風呂敷とかヨガマスター(笑)とか…。そのあまりの非現実さは、さすがにちょっと。
ずいぶん前に移動中の読み物として手に取りましたが上記の部分は失笑してしまいました。
そしてこの部分の印象が強すぎて、肝心の内容はあまり覚えていません。物質科学と宗教と…のお話は面白くてとてもよくできていたはずなんですけれど。あまりの落差に目を疑います。
映画でもトムハンクスが忍者みたいなことするんでしょうかね?
・「遅れて読んだ第一弾」
私的には『ダ・ヴィンチ・コード』はやや失笑気味でしたが、この第1弾も、遅れて映画化するようで、『ダ・ヴィンチ・コード』に続き事前に読んでみました。本作はガリレオ関連(いわば、ガリレオ・コード)。最初は『ダ・ヴィンチ・コード』のように未知の世界にグイグイ引き込まれました!ですが、途中の謎解きではダ・ヴィンチ同様に、展開の飛躍が目についてしまってだんだん話に乗れなくなってきました。なので、二転三転する結末にも、やや傍観者のような目線で読んでしまいました。
ただし、「科学と宗教」というテーマは考えるところが多いです。ここはこの作品の大きな骨格として好きなところでした。
情景や設定のさらっとした説明もダン・ブラウン氏ならではの上手さがありました。
この作品の評価は何を期待して読むのかで分かれると思います。私的にはリアルにうまく騙してくれるミステリーを期待して読んだので最後だけは★3つ。第3弾は今から期待しています。
・「映画より原作」
映画も観ましたが断然原作のほうが面白いです。なにより登場人物のそれぞれの関係性の対比が、この作品のタイトルや科学と宗教という相対するテーマ性にもリンクしていて唸らされます。同時代を生きたヴァチカン寵愛の芸術家ベルニーニとヴァチカンに敵視されていたガリレオの関係も一見対比してるようで面白いです。他にも、コーラーとカメルレンゴ、ヴィットリアとラングドン、それぞれの関係性は映画では描ききれてません。サスペンス性の高さに関しては人それぞれ意見の分かれるところでしょうが、タイムリミットに向けての謎解きのギリギリの緊張感も原作の方がありましたね。映画観た方も一読されたほうが良いかと思います。
・「映画を先に鑑賞してからでも大丈夫かと。」
私は、映画館で先に映画『天使と悪魔』を観てから原作の小説の方を読みました。
先に『映画』を鑑賞してから『原作』を読んでも悪くはないと思います。――ですが映画のほうは、取り扱っている内容のボリュームから考えてみると、短い時間の中で話が展開しているために、若干、理解しづらいところもありました。
『原作』の方は、映画版とは出てくる人物が若干違うものの、内容的には、かなり似ていると感じました。小説の中のセリフなども、かなり似ています。『原作』自身も、話しのテンポがとても良いため、映画を観らず、先に本を手にしても、すんなりと読めてしまうのではないかと思います。途中で煮詰まることもない思います。ただし上巻については、物語上、物理学を扱った内容が展開するので、文系出身の私としては少し理解するのに苦労しましたが、それでも、読み進めることができるので大丈夫です。
映画と原作……どっちがいいかと聞かれたら、個人的には『原作』をおススメしますv
・「映画よりも原作が好き」
友人に上巻だけもらいました。映画化されたということは知っていましたが、
ダビンチコードも読んでいないし見ていないしなにより歴史、世界史が大嫌いなのでテキトーに読もうと思いぱらぱらし始めました。
最初の10ページほどは読みにくかったもののその後は一気にジェットコースター気分でした(笑)。
登場人物の対話を通して細かい歴史や状況設定が説明されていて、読んでて違和感無く背景を理解で行きました。
しかも僕の好きな量子の話があり、反物質まで出てくるのは驚きでした。
映画も見に行きましたが原作の上中下巻を読むだけで10時間近くかかるのを2時間半に収めるのは無理だったようで
感動指数は原作のほうが圧倒的に高かったです。こういう小説を読むとすごく気分がいいですね。
・「映画観ました!」
映画から先に観ました。前作?のダ・ヴィンチ・コード〈上〉は原作を先に読んだため、映画が…という感じでしたが、今回のストーリーは映画でも楽しめる内容です。多くの美術作品や建物が出てくるシーンも見所ですね。
・「もっと謎解き要素がほしかった……」
『ダ・ヴィンチ・コード』にはまったので、当たり前に読みました。
『ダ・ヴィンチ・コード』が好きだったのは、物語性もだけど、やっぱりあの謎解きでした。マニアックで、事実なのかどうなのか分からないほどドラマチック。宗教や歴史にまったく知識がない私でも、わくわくしながら一気に読みました。だから、『天使と悪魔』も、同じシリーズだし、同じ要素を持った小説だと期待していました。う〜ん、なんだろう。登場人物のドラマは描かれているけれど、謎解きは薄かったかなぁ。残念でした。
でも、科学において、もしも本当にこんな発明があったら……。それを想像するのは面白かったです。ラストのあの光、実は今日映画をこの「天使と悪魔」の映画を観に行ったのですが、そこをいちばん楽しみにしていたんです。映画ではあの光をどんな風に表現しているのかなと。私の想像では、もっともっときれいだったんじゃないかなと思います。だって……、ねぇ。あの光なんですから。
・「展開がスピードアップする」
読み進むうちに夢中になり、頭の中のイメージがどんどんスピードアップしていきます。まるで自分がその場面の中に居るような感覚。主人公が、その他の人物が実際に自分の側に居るような・・・そんな小説って滅多にない。引き込まれます!!読んでから映画を観るか、観てから読むかどっちでも面白いと思います。
・「面白いけど、ちょっと引っ掛かる‥」
この「天使と悪魔」そして「ダ・ヴィンチ・コード」の二作品を読んで感じたことは、この作者が一級のエンターテイメントを提供することの出来る、優れた小説家だということ。と同時に、キリスト教に対して相当な嫌悪感若しくは拒絶感を抱いているな、ということだ。作中の人物に語らせている言葉の端々に、この著者の思想を垣間見た気がした。すなわち、神というのは一種のエネルギーであり、人智を超えた何かというものは存在しない。やがて全てを科学で証明出来る‥。果たしてそうだろうか?それはともかく、自説は自説として何かセンセーショナルな話題を提供するにせよ、他人が大事に思っているものを「そんなもの!」と鼻でせせら笑うような態度は、いただけない。二作品を通して、キリスト教に対する嘲り、故意の愚弄・中傷を感じずにはいられない。それを作中に上手く隠してはいるが、読者を自説に洗脳しようとしている意図は明らかだ。宗教が日常生活に何の影響も及ぼさない日本人にとっては、例えばどこかの高名な僧侶がどうしたこうしたという話を持ち出してもピンと来ないだろう。でも“聖座”と言われ、信者から「パパ様」と敬愛の念を込めて呼ばれるローマ教皇。その人を相手にこのような小説を書くことは、例えていうなら日本なら、天皇家を舞台にした小説をぶち上げるようなものだ。天皇の過去のスキャンダルやら暗殺、そして虚実取り混ぜて最もらしく思わせるようなとんでもないウソを巧みに織り込んだ、自説の“神道論、天皇論”を語る―しかもこき下ろす形で。そんな伝統を守っている日本人はまるでバカだと言わんばかりに。その上、国宝が数多く納められている正倉院などの宝物殿を舞台に、中の品物がメチャメチャになったり貴重な品が灰燼に帰したりする様を描く―。こんな小説をもし外国人が発表したとしたら(興味本位で売れるかもしれないが)、当の日本人としてはどう思うだろうか?よくぞ書いてくれた!などと手放しで喜ぶだろうか?いや、 大多数の日本人はあまり快く思わないのではないか。面白ければ何を書いてもいいというわけではない。ヴァチカンに対しては正にそういうことを、この著者のダン・ブラウン氏は平気でやってのけているのである。私は別にカトリック信者ではない。が、外国の王族であろうとダライ・ラマ法王であろうと、そしてローマ教皇であろうと、しかるべき筋にはそれ相応の敬意を払うべきだと思う。この著者には、そうした姿勢は微塵も感じられない。この作者のシリーズは確かに面白いがある種の不快感が常に伴うのは、こうした理由からだ。
・「面白くて一気読み! 宗教って怖いですねぇ…。日本人には理解できない歴史背景あり。」
上・中・下と3巻もあるので通勤や夜のお伴に良いかと思って買いましたが、読み始めると面白くて週末に一気読み。月曜日朝の通勤に役立たなくなりました。(笑) まぁ、高く上がったヘリコプターから主人公が川に落下して助かった後にすぐさま活動再開するところなど御愛嬌ですが、宗教と科学という題材を織り交ぜたエンターテイメントとしては最高に面白いです。これが著者のデビュー作ということですが、才能なんでしょうね。この後にダヴィンチコードを世に出したことも考えると、この作家を発掘した方が凄い眼力の持ち主ですね。 しかし、この「天使と悪魔」と「ダヴィンチコード」を読むと、中世宗教世界の陰湿な歴史や裏社会に思いを馳せることになって、ひたすらゾッとしますね。今でこそ世界的に定着した平和の象徴みたいなキリスト教だって、普及初期当時は得体の知れない不気味な宗教団体だったんでしょうし(だからこそ多くの信者が僻地に逃れて、死海文書とかが発見されているんでしょう。)、この小説の本筋ではないけれど、背景に宗教信者とその反目勢力(=科学勢力)の歴史的背景が語られていて、その当時の凄まじさを窺い知ることができます。 キリスト教勢力に隠れて集まる隠れ家? 科学の発見を語る→神への冒涜→軟禁されたりリンチされたり裁判にかけられる? 体に焼印押される? 恐ろし過ぎますね。日本人には理解できないぐらいの宗教社会。「政教分離」って言葉が歴史の教科書にありますけど、それぐらい宗教が社会に入り込んでいて、その深刻ぶりがこの小説からも窺い知ることになります。実際、ニューヨークの教会なんかで十字架にあるイエスキリストの彫刻の前で一般女性の方が涙を流している様子を見ると、日本人には理解しきれないものを感じますね。日本なんて、仏教と神道が共存していて、今の日本人なんて、正月は神宮にお参り、葬式では「なんみょーほーれんげーきょー」ってやっている訳ですもんねぇ(笑)。 ただ、フィクションであることを自分に言い聞かせないと行けませんね(笑)。でも、キリスト教社会の欧米でも売れていて映画化までされたことを考えると、やっぱりこの小説が示唆する背景もあながち嘘だけじゃない訳ですよ。怖いなあ。こういう空想をするだけでも、この小説の新しい題材の面白さが抜群ということでしょうね。
・「遅れて読んだ第一弾」
私的には『ダ・ヴィンチ・コード』はやや失笑気味でしたが、この第1弾も、遅れて映画化するようで、『ダ・ヴィンチ・コード』に続き事前に読んでみました。本作はガリレオ関連(いわば、ガリレオ・コード)。最初は『ダ・ヴィンチ・コード』のように未知の世界にグイグイ引き込まれました!ですが、途中の謎解きではダ・ヴィンチ同様に、展開の飛躍が目についてしまってだんだん話に乗れなくなってきました。なので、二転三転する結末にも、やや傍観者のような目線で読んでしまいました。
ただし、「科学と宗教」というテーマは考えるところが多いです。ここはこの作品の大きな骨格として好きなところでした。
情景や設定のさらっとした説明もダン・ブラウン氏ならではの上手さがありました。
この作品の評価は何を期待して読むのかで分かれると思います。私的にはリアルにうまく騙してくれるミステリーを期待して読んだので最後だけは★3つ。第3弾は今から期待しています。
・「インディジョーンズばりの活躍」
イルミナティの脅迫者とラングドンたちの攻防が始まる!4人の枢機卿と反物質のありかを探せ、反物質の爆発は深夜12時。残された時間はあと4時間。
中巻ではラングドンが卓抜な推理を見せますが、インディ・ジョーンズばりのアクションも見せます。ダヴィンチ・コードと比べると、どうも巻き込まれている感が強いんですよねぇ。時間設定も短すぎて、あと1時間、あと1時間という時間の等差数列の、その設定時間内にそんなに推理と行動ができるもんかなぁと、ちょっと疑問も持ってみたり。感覚的なものだけど2時間おきぐらいだったら、私的にリアリティがあります。
しかし、アンビグラムは見事ですねぇ。アンビグラムがどういうデザインか、推理するのも面白かったです。
・「つまらなすぎて最後のほうで我慢できず読むのを止めた」
最初からシュールな環境音楽みたいな本だなと感じていたが最後のほうまでそんな感じだった。私は普段から本を読むほうだし、読み始めた本を途中で投げ出すことはほとんど無い。しかし、この小説はつまらなすぎて最後まで読めなかった。国外のみならず海外でも評価されているというが、その理由が全くわからない。何かの間違いで名作と評されてしまった虚名としか思えない。ただ、著者が最近出した1Q84って小説のプロモーションは、松本仁志が映画大日本人の時にやったのと全く同じ方法だった。普通に出版するより儲かっただろう。そこはさすがだと思う。
・「全部読めませんでした」
友達にすすめられて、読みかけたことがあります。でも、この作品が発する独特の、鬱々としたムードに引きずり込まれそうになり、途中で読むのを止めました。それだけ、著者の作る世界が強烈なんだと思います。でも、何ゆえここまで持て囃されるほどの名作なのか、わかりませんでした。
・「15分で読了」
村上春樹の新作『1Q84』が手に入らず、こちらを買ってみる。 冒頭からしばらくのシーン。「あのときのことは忘れない。でも忘れちゃった。直子のことは忘れられない。でも顔が思い出せない。うんぬんかんぬん。」で読む気をなくしちゃった。 自分が思春期の頃、お遊びで書いてみた小説もどきを思い出し恥ずかしくなり、発狂しそうになった。 その後、ネットで検索して、村上春樹とは、マスコミとイメージが作り上げた虚像だということがわかり、後はセックスシーンだけ飛ばし読み。 15分で読了。もう2度と彼の作品を読むことはないだろう。 以上。
・「そんなにいいか?」
登場人物がみんな気持ち悪い。リアルを描こうとしているが、逆にリアルさに欠けてるんじゃないかな。セックスばっかして・・・なんで緑さんとまでするかねwww
カンガルー日和は最高に面白かったけどね。
・「好きな人にはいいのかもしれない」
情景的で情緒的な描写の1つ1つで、物静かで物憂げな世界観が鮮やかに描かれている。寂しさと温もりがもやもやと混ざり合ったような不思議な感覚を味わえる。その世界に、ゆるゆると引き込まれるような、ふわふわと漂うような、そんな独特な感覚。
こういった世界観が好きな人にはハマるだろうし、好きじゃない人にとっては何がいいのか理解できないといった感じになると思う。個人的にはそれほど好きではないかなという印象。
・「淡々としている」
淡々と流れていくような感じ。 こういう表現は、そこに広がる世界を趣深く想像させてくれるし、露骨な性描写に対する不快感を和らげてくれたりするけれど、この作品のテーマとして謳われているような喪失感を表せているのかと考えると疑問が残る。
淡々とした喪失感は、虚無的な印象にならざるを得ず、絶望や葛藤など、喪失感に付随する感情の起伏というものが表現しきれていない印象があるので、どうしても物足りなさがある。
現実の喪失感というのはもっと壮絶なものであり、受け入れがたいもの。そういったものを諦観的に受け入れて淡々と物語ると言うのは、青年期である主人公の心理としては、やはりしっくりこない。
これが村上春樹の世界観なのだと言われれば、それまでだが。
・「忘れていた感性」
今まで村上春樹の作品を読んだことがなかったのですが、今回、カナダ人の友人に勧められ読んでみました。ビートルズの曲と物語の回想シーンとが見事に状況をとらえ、何回も読みたくなる本です。ストレートな文章から、忘れていたとてもデリケートな感性が呼び起されるような気がしました。
・「恋愛ファンタジー」
村上春樹さんの作品で、はじめて読んだのがこのノルウェイの森です。悲しい話なのですが、どこかファンタジーな感じもします。この作品が相当面白かったので、しばらく村上春樹さんの作品を読みあさりました。その結果、ノルウェイの森が、一番面白かったです。
・「生と性、そして死の観察者たる「僕」」
「幽霊」のように「存在感」がなく、この世をたゆたく「僕」を通して、1970年代の学生のライフスタイルを舞台装置に、生と性、死を描いた下巻です。
読み手によって、千差万別な解釈と評価がでることは必死な作品ですが、この作品が、私の村上春樹氏デビューとなりました。
存在感のない「僕」、生きる目的も死ぬ意味もみいだせず、性に執着することもない「僕」の目の前を通り過ぎていくさまざまな人々。とても、生き生きと生きているとは言いがたい「僕」と、彼らの、思念を流れるままに、オートグラフしたかのような形式が、とめどない言葉のストリーミングとなって読者の前を通り過ぎます。
斬新な手法と、一見恋愛を描いたようなストーリーですが、深読みすればするほど、カフカ的な小説に見えなくもない。
「僕」ワタナベの過去の抜け殻を記憶に残すための、直子とキヅキ。それに対して、今の「僕」の記憶をとどめるために存在する「緑」と「永沢」先輩。過去と今をつなぐ「レイコ」さん。
自分の肉体と精神では、満足に生を生きられない、かわいそうな「僕」を通して、過去の中の「過去と現在、そして未来」を回顧する、斬新な手法の本作品は、言葉の嵐にどっぷりとつかって、現代の小説の洗礼をたっぷりと受けるにふさわしい、おもしろくも虚無的な作品でした。
・「心が動きました」
心が動きました。
純愛の物語と言うよりも、喪失の物語と言えると思います。
物語を通じて緑の存在が救いです。緑の生命力が、主人公・僕の生きる力になっていると思います。
本当に大きな喪失は、時間と共に解決していくしかない。どんなに心にポッカリと穴が開いても、記憶はいつか遠ざかっていきます。記憶が遠ざかっていく事実におののきながらも、人は生きていける。
ポッカリと開いた穴に飲み込まれないように支えてくれる存在がいてくれること。こんなに素敵なことはないと思います。
・「不愉快でした」
「殺してもいいような人間は殺してもいい」「盗んでもいいような人間からは盗んでもいい」そんなテーマが、深い思索も葛藤もなく安易に提示された小説で、実に不愉快でした。人間の心に、存在に、生きるということに、全く踏み込まず、しゃれた(実はたいしてしゃれてもいないのだが)会話でするりするりと身をかわしてゆく登場人物たちの生き方が、若い世代に支持されているのかと思うと、暗澹とします。エンターテインメントとしても、出来はよくない。謎の解決は、こじつけばかり。展開の先があまり簡単に読めるので、どんでん返しがあるのかと期待したが、それもなし。ここにあげたような点を、「作者の周到なたくらみである」と書いている評論家がいたが、ホンキかよ? いや、評論家って、干されると飯の食い上げになる悲しき職業なのか……。
・「ややありきたりな」
話のところどころに歴史上の偉人の名言が出てくるのがこの作者の特徴だと思う。この作品ではガンジーが多数引用さていた。そこで好みが分かれる気がする。私は教養があまりないので、やや退屈だった。ストーリーとしてはややありきたりな推理小説で途中で犯人がわかる人も多いと思う。物語の一文の「たった9秒間の快楽と引き換えに60年間子供が苦しむ」みたいな文章が印象に残った。話題になった割にはいまいちだった。
・「非常に惜しい」
私にとっては初めての伊坂作品。淡々とした語り口で読みやすく、たまに唸らせるような文章が際立つ一方、ミステリー色は薄く、家族愛をうたうには作為的。器用貧乏な印象がいなめない。 また読後の感想になってしまうが、犯人の処遇をうまく誤魔化したのも納得できない。 憎しみは当事者を殺すことでしか癒せなかったのだろうか?あんなに素敵な家族がいるのに。あえて突飛なウケを狙わず、地味で王道な展開(殺人は未遂に終わるとか)にすれば私は素直に両手を挙げて称賛できたと思う。もしくはそれが伊坂氏の魅力ともすれば「自分には合わない」という方の意見もよく理解できる。
・「小説世界≠現実」
一度この作品を読めば分かると思いますが、会話が非常にキザです。
映画や小説の世界と、日常世界の「会話」は、実際異なっていると私は考えておりますが、 この作品における「会話」は、 それらの分類とは別個の無機質的な日常世界の会話というか…血が通ってない機械的な会話だな、といった印象を受けます。
ある意味、それは作者の挑戦と言えるかもしれませんが、読み手としてはあまり面白くないというのが実の感情です。
・「予想できない展開!」
とにかくおもしろい!読者の予想や常識は、一切通用しない見事な奇想溢れる構成!ミステリーとか、サスペンスとか、そういうジャンルすら超越してる。
説明ではなく、読まないと「実感」はできない作品。おもしろすぎるのでいっき読みしてしまうことでしょう!おすすめです!!
・「意識と行動の間に壁を感じる人には、何らかしらのヒントがあると思います」
2008年に売れまくった「夢をかなえるゾウ」。内容はストーリー仕立ての自己啓発本。
どこにでもいるダメリーマンに神様ガネーシャが現われ、共同生活していく中で成功するための秘訣を教えてくれ、主人公も変わっていくというお話。
この本を知ったのは早かったけど、鼻で笑ってしまったところがあって、実際に読んだのは2008年の10月。結論を言うと、僕には良かった。ただ、おそらく成功体験が身についている人には必要がないと思う。
この本の「成功のための秘訣」自体は当たり前のことしか書いてない。既視感のある内容。
例えば靴を磨く、募金をする、人を気持ちよくする、そういう程度。ただ、そういったタネ本に触れていない人にはストーリー仕立てで、しかも人情味のある関西弁のゾウの神様が主人公とのカラミのなかで教えてくれる。そういった意味で伝わりやすいと思う。
けれど、それ以上に価値を感じたのは、この本が「行動しろ」と強く訴えかけてくること。本を読む。「意識が変わった」と思う。けど、行動に移せず、昨日の続きの今日を送ってしまう自分がいる。怠惰で口だけの自分は身に沁みているパターン。多くの人もそうじゃないですか?
自己達成が身についている人は、意識→行動→習慣→人間が変わる→人生が変わるというリンクマップをたどっていると思うんです。けど、多くの凡人は意識が変わっても行動が変わらない。出来る人にそれを言うと、「やるかやらないかだけだよ」と言われ、自分とは違うんだ、と思ってしまう。そうじゃないですか?
そもそもが世の中に自己啓発書があふれているのがおかしくて、本当にあれで人が変われるんだったら、あんなに自己啓発書があふれてないと思うんです。その矛盾に対して、この本自体がツッコミを入れていると思う。
この本を読んだ後、しばらくしたら、また何もしていない自分に気付いて、そこで初めて自分自身にひいたんです。どれだけ「意識」と「行動」の壁が厚いんだ、って。口だけの男の自分を再認識したし、それを壊していこうと思えました。これだけ丁寧にそのことを訴えかけてくるこの本を読んで、それでも行動にうつせないままなら、一生自分は変われないんじゃないか?って思えたんです。
「努力したからといって成功するとは限らない、けれど成功したものは必ず努力をしている」
有名な漫画の言葉だけど、本当にそうですよね。著者もこの本を売るために全国書店行脚したらしいんですが(その発想がまたネタっぽいですよね)、BRUTUS誌か何かでこの本の特集が組まれてたときに一緒に回った人が「水野さんがすごかったのはどれだけ疲れていても、どれだけ人がいなくても手を抜かなかった」と言っていたんです。それがこの本の裏側にあるんですよね。
個人的に面白かったのは「腹八分目」。ガネーシャが「そうやって自分で自分をコントロールすることが楽しめるようになったら、生活変わってくるで」と説くんですが、これはメシだけの話じゃないと思うんですよ。ちょうどその時期にダイエットや禁煙を始めていた頃なので、響きました。この自分を律する習慣を身に着けようという発想があったから、いま新聞・本を読んだり、TOEICの勉強をしたり、大好きだけどめんどくさいブログの更新が出来ています。半年前の自分とは少し「変われた」部分かもしれません。
意識と行動の間に壁を感じる人には、何らかしらのヒントがあると思います。
ちなみに著者は「メジャーになりたい」という夢をこの本で叶えました。成功するための本で。少しひっかかるのが、メジャーになる前の彼が書いた著作なんだよな、これ。それも水野敬也のご愛嬌なんだけど。
・「自分探しに興味のある人におすすめ」
ガネーシャと呼ばれる関西弁を話す「神」が、自分探しにさしかかった「僕」の前に突然あらわれ、一日一課題を実行することで自分の生き方に少しばかり目覚める物語である。”人が欲しがっているものを先取りする”、”人を笑わせる”といった課題を、豊富な偉人(学者や経営者)の伝記をもとに、なぜこれをするのかを面白おかしく綴った自己啓発書のスタイルが主たるストーリーである。
人を笑わせるの課題の時には、なぜかかつて見たTV番組の「スタートレック・ボイジャー」で、元ヴォーグの「セブン・オブ・ナイン」が教師としてのドクターからの教えで、”緊迫した場面では冗談を言って笑わせることが人間だ”と諭す場面が思い出された・・・。感じたのはそれくらいか。「自分探し」に興味のある人、「経営者の有名な語録」とかあまり知らない人におすすめ。
・「水野敬也は天才。」
自己啓発書のエッセンスが詰まった本。 物語なので読みやすく内容がすっと入ってきます。 物語の設定とかが面白く、毎度のことながら水野敬也の独創性には感服してしまいました。
ガネーシャの言葉の中で感銘を受けた言葉があります。
『期待は感情の借金』
名言です。
・「楽しみながら学べる自己啓発」
笑えるフィクションの中に、成功哲学のエッセンスがちりばめられているところがよい。成功ノウハウが体系的になっていれば、さらによいと思うが、気軽に読める自己啓発書としてはお勧め。
・「自己啓発本をいろいろ読んでもなかなか実践できない方におすすめです。」
自己啓発本をいろいろ読んでもなかなか実践できない方におすすめです。
なんか、気軽にやってみようかなという気になります。
どうやら、この本はテレビドラマになるようですね。
とても楽しみです。
・「孫玉福の壮絶な中国での体験に感動!!」
実際に在った話だけに、又その娘さんが書いただけに状況が手に取るようにわかり、加えてNHKのドラマ「遥かなる絆」で忠実に再現されたので、孫玉福としての城戸幹さんの中国での苦労に満ちた生活に、ただただ感動!!でした。
・「「あの戦争から遠く離れて」を読んで」
この本を読んで改めて感じたのは、絆は努力しなければ生まれないし、強固にもならないということだ。その努力も余裕をもった助け合いの中からではなく犠牲を払ってでも仲間を助けるという努力がないと強い絆は生まれない。養父母が日本人の子供を引き取るということはロシア人からも反日意識の強い中国人からもいつ攻撃され、拘束されるかもしれないという危険が絶えずあり、終戦直後や文化大革命時には特に厳しかった。それにも拘わらず養父母や友人達は城戸幹を助け、また教師や村政府の書記も優れた能力を惜しんで中国人と偽ってでも生きるよう助言してくれた。そこに彼らの道徳、倫理観と国家間と個人の関係が複雑にからむ理屈では説明できない人間ドラマといいたくなるような城戸幹の歴史に強い感慨を覚えた。
・「稀有な立ち場が可能にした新鮮な感覚」
普通の日本の若者の視線と、残留孤児二世の視線という、ちょっと特異な著者の立ち位置が、この本の魅力を大きく支えていると思います。
普通ならかなり重厚なテーマになりそうなのですが、日本生まれというところが、歴史への一定の距離感を与えています。かつ、大方の読者と地続きな感覚なのでとても分かりやすいです。フレームは普通の日本の若者でありながら、父親の経験から必然的に孤児について(それを巡る歴史や国についても)身近に考えざるをえなかった著者。
特に著者自身の渡航体験から描かれた第二部は、等身大の若者の感覚があふれ爽快感すらあります。
・「現代的な美しい日本語で書かれていて読みやすい」
中国残留孤児という言葉が出来る前に、文化大革命の真っ只中、日本に何とかして帰国した、青年、その青年が帰国後結婚して、生まれた娘が、父の育った故郷まで行ったり、資料を元にその父親の半世紀を追う。なんだか難解な日本語で書かれていて読みにくいかなあという危惧がありましたが、そても読みやすく、一気に読んでしまいました。
きっと多分、残留孤児の皆さんは中国に苦しく苦い思い出があって、帰りたくないだろう、思い出したくもないだろうと勝手に想像していたのですが作者が接した、父の中国時代の友人や村の人など、みんな暖かい、一緒に苦しんできたからなのだろうか、また、この父親が中国人になりきって頑張ってきたからなのだろうかまた、彼と養父母の絆が凄い。
悲惨な時代の話なのに、とても心温まる話に仕上がっている。30歳の日本に生まれた日本人の娘を通して語られる
中国からの帰国運動が盛んだった時、テレビに映り、戦争被害者だと訴える中国残留孤児を少しでも非難する気持ちがなかったか、自分を振り返ってしまった。
・「読み応えアリ」
中国残留孤児である父の数奇な人生をたどる著者渾身のノンフィクション。中国と日本、三世代に渡る親子の物語。はじめは残留孤児二世であることに抵抗を感じていたものの運命の糸にたぐり寄せられる様に中国に留学する著者。そこで著者は父の壮絶な前半生、養母と父の実の親子以上の関係、現地の複雑な対日感情に触れる。 ガツンと重みのある内容で読み応えあります。
・「不器用な鷲津さんが焦れったい」
上巻のみの感想はハゲタカ2に比べたらエンターテイメント性が薄くほんとに経済小説って感じです。でもその中で鷲津さんの不器用な恋物語的な要素もありただの経済小説ではありません。
・「金融界の裏の壮絶な駆け引き」
単にTVニュースを見ているだけでは分からない、裏で起こっている政府、海外ファンドを巻き込んだ壮絶な駆け引きが描かれています。
多少の脚色は入っているのでしょうが、いろいろな人間模様が興味深いとともに経済についてちょっと詳しくなれてお得な一冊です。
・「ドラマとは別の面白さ! 」
ハゲタカと呼ばれている会社からお給料をもらっています。。。ドラマにハマったものの、原作には興味がなかったのですがこちらで書評を見て手にしました。ドラマとは鷲津のキャラが違いますし、設定も違うのですが引き込まれるように読みました。ドラマでは印象の薄かった「金髪」も、とても魅力的な描写がされており楽しめました。よくこの原作であのドラマの脚本が書けたな〜と脚本家の手腕にも感心しつつ、原作が素晴らしいからこそ、創造できたドラマだと思えました。
・「「商いの基本」の教科書」
主人公・鷲津のビジネス展開(読み、根回し)に脱帽です。
作中の彼の言葉を借りれば「これはアメリカンスタンダードなんて話じゃないですよ。船場の商いでも、これくらいのことはします。ただ、我々は、経済成長という幻想の中で、頭を使うことを忘れたために、商いの基本を失っただけです」(下巻64ページ)
小説としても大変おもしろく、秀作だと思います。
・「注意喚起」
ドラマ版のハゲタカをご覧になり、本書を読もうかどうか検討されている方へ。
単刀直入に申し上げると、ドラマ版と本書は全く別の作品です。ドラマ版のような感動を本書に期待するとその期待は見事に裏切られるでしょう。ドラマ版の鷲津は冷酷な仮面の下に優しい素顔を隠し持った非常に魅力的な人物でしたが、本書の鷲津は陰険、狡猾、強欲、傲慢なハゲタカそのものです。また、全体的に怒り、憎しみ、復讐といった感情が流れており、読んでいてあまりいい気分はしませんでした。
本書から材料として使われている部分はありますが、ドラマ版においてイニシアティブをとったのはこの著者ではなく全く別の方だと推測されます。ですから、ドラマ版とは全く異なる作品であるということを理解した上で読むかどうかを検討されるといいと思います。
・「村上春樹氏の小説は初読ですが…」
村上氏の小説はこの「海辺のカフカ」が初めてなのですが、冒頭からの独特の文章と編成に少し戸惑いました。
別々のお話が代わる代わる進んでいく形式には読み進めて慣れましたが、田村カフカ側のお話がどうも読みづらい感じがしました。「例えば〜」と長々語られる別作品についての文章は正直、あまり読む気が起こりません…。所々の性描写もストレートすぎてあまり自分の肌には合わないように感じました。
一方でナカタさん側の進行は淡々としていて読みやすく、和みました。(猫の心臓のくだりは他の方も仰るように、少々気分が悪くなりましたが…^^;)
村上氏の作品は良い評価も多いので、一度触れてみる機会が出来てとてもよかったと思います。ですが、今後また作品を読みたいかと問われると…微妙です。
読書経験の少ない若者の意見ですが、少しでも参考になればと思います。
・「東京都中野区野方から始まる物語」
こういった作品に「謎解き」を期待するのは不謹慎なことかもしれません。当然、明確な答えなどは著者は用意していないでしょう。しかしそんな抑制も効かなくなるほど、細かな情景描写や心理描写がもどかしく感じられ、先へ読み進みたくなる作品です。 物語は、唯一「東京都中野区野方」を共通点とする、少年と老人の話が全く無関係に並行して語られ、上巻の最後でようやく関連を持ち始めます。 この2人のまわりに、さまざまな人物が行き来します。その中には、かなり浮世離れした人物が何人かいます。いわくありげな人たちの前史も明らかにされ、一幅の絵と、一編の曲に収斂していきます。
老人と少年がどういう形で出会うのか。あるいは出会わないのか。出会うとしたら、それはやはり瀬戸内海の向こうなのか。少年は母と姉にも会うのか。そして、父の予言どおりの展開になるのか。なぜ、老人は猫との会話能力を失ってしまったのか。少年と老人のどちらが罪を犯したのか。・・・などなど。 そして最大の謎は、戦時中に小学生たちを襲った「事故」でしょうか。・・・下巻に進まないわけにはいきませんね。
もちろんストーリー展開を離れたところで、じっくりと心理描写などを味わうこともできます。多感な15歳の家出少年の揺れる心と大胆な行動。実社会とほとんど無関係に生きている老人の純粋無垢な心と、実社会のただ中にいる人たちとの珍妙なやりとり。そして、ときに前触れもなく起こる超常現象の数々。 そして大島さんをはじめ、脇を固める人物たちの短くも印象的なせりふも、読者をうならせずにはおきません。
・「海辺のカフカ」
タフな15歳の不思議な魅力にひかれる。まだつながらない登場人物にもひかれていきます
・「ストーリー・テリングの天才」
私は村上春樹のファンではないが、彼の主著はほとんど読んでいる。彼の小説はどれも、主人公の性格、モチーフ、文体といった点で類似しているが、この小説もその例外ではない。ファンは、また村上春樹ワールドに帰ってきたという感覚を抱くだろうが、アンチは、また同じパターンかよ、と感じるだろう。 私は村上春樹はストーリー・テリングの天才だと思うが、本書でも村上は天才振りを発揮している。ここまで読ませてくれる作家は少ない。他方で、本書が文学として捉えられることには若干違和感を感じてしまう。村上文学の「文学」たる所以は、その象徴性にあると思うのだが、この小説は彼の他の作品に比べると象徴性の点でやや陳腐である。下巻がどのような展開を見せるのか楽しみ。
・「無駄の多い作品」
一言で表すなら、無駄に長い。
無駄な面が多いと思う。 読んでいて深みがあまりないから、すらすら読んでいくことができなかった。確かに物語がひとつに収縮していくのは面白いんだけど、二つのストーリーを一つのものにまとめるための調整のために長さや描写の濃さに制限がでていたんだと思う。
でもこんな作品でも引き込まれるところはあって、後のところは結構つまらなかった。
ケータイからは、シンプル・アマゾン通販(モバイル版)をご覧下さい。
シンプル・アマゾン通販は、安心・安全のネットショッピングAmazon.co.jpの商品を紹介しています。
簡単アフィリエイト:あなたのAmazonアソシエイトIDをアドレスの最後に付けるだけで簡単キャッシュバック!(例:2sas.net/?yourid-22)一度IDを付ければ、シンプル・アマゾン通販内の全商品が紹介料の対象になります。アソシエイトIDはこちらから登録可。