スラムダンク『あれから10日後-』完全版 (詳細)
井上 雄彦(著)
「ファンをなめてはいけない」「ようは」「完全版?」「酷い…」「思ったほど悪くない。」
ONE PIECE 巻53 (ジャンプコミックス) (詳細)
尾田 栄一郎(著)
「蛇姫かわいい!」「麦わら一味崩壊・・・」「とうとうエロ展開かと思いきや…」「う〜ん……」「ルフィに覇王の覇気!」
ワイド版 風の谷のナウシカ7巻セット「トルメキア戦役バージョン」 (詳細)
宮崎 駿(著)
「ナウーシカ〜♪」「色褪せないストーリー」「ユパ様、見て!おっきなチ〇コの実!」「微妙・・・」「実に面白い」
この世でいちばん大事な「カネ」の話 (よりみちパン!セ) (詳細)
西原 理恵子(著)
「貧困論の本として」「お金というより生き方を教える本」「子供に読ませるために買いました」「サイバラのセキララな自伝」「カネと生きることの本質について、人生の現場から鋭く語る」
MW(ムウ) (1) (小学館文庫) (詳細)
手塚 治虫(著)
「美知夫…!」「人間の存在悪を曝け出した非凡なる漫画という形のアート」「思ってたよりも」「「迷いがない」という狂気」「メフィストフェレス的な「悪」の雰囲気に、妙に惹かれる作品」
MW(ムウ) (2) (小学館文庫) (詳細)
手塚 治虫(著)
「人間の存在悪を曝け出した非凡なる漫画という形のアート」「想像よりも」「なに?この作品は…」「滅びるのは悪か、それとも…。」「手塚と読者の真剣勝負」
ONE PIECE 巻52 (ジャンプコミックス) (詳細)
尾田 栄一郎(著)
「面白いんだが…」「冥王かっこいい!」「ワクワクさせられっぱなし!!」「冥王レイリーと海賊王を目指す男」「宝石のようなアニメ」
ONE PIECE 巻51 (ジャンプコミックス) (詳細)
尾田 栄一郎(著)
「仲間を思う心に感激」「ただものじゃない…」「あるべき姿のONEPIECEがここに!みたいな」「鳥肌たちました!!」「まとまってる」
花よりも花の如く 7 (花とゆめCOMICS) (詳細)
成田 美名子(著)
「現実が見たかった。」「ドラマ「石に願いを」オンエア」
PLUTO 7 (ビッグコミックス) (詳細)
浦沢 直樹(著)
「面白いね」「地球が壊れる・・・手塚先生の心の奥底」「浦沢直樹の漫画ならではの表現力」「アトム世界の未来には、希望に伴う危険性とか犠牲が無いと…」「プルートウの悲しみ、天馬博士の悲しみ」
・「ファンをなめてはいけない」
つまらない話をゴテゴテ装飾したって、つまらないまま。ファン心理を利用してしょうもない金儲けばかり考えてないで、さっさと連載を再開してほしいです。結局スラムダンクの亡霊から逃れられていないじゃないですか。
・「ようは」
最終回を思い付かないから投げてたんだろ?それをいまさらいいお値段で出すとかw
・「完全版?」
ぅ〜ん…黒板に書いた作品を書きなおすと小耳にはさんでいたもので、期待して買ったのですが、黒板に書いたものをまとめただけでした。
以前、ポストカードのセットを購入していたため、あまり買う意味無かったなぁ…
サイズも大きすぎて、本棚に入りませんΣ(・ε・;)
・「酷い…」
これをこういう形で出す意味は何なのか?
まず商業目的の漫画として成立していない。(作者が一番解ってると思うが…)
写真集としての魅力がない。(ただ黒板に描かれたものを撮ってるだけなので意図も何もない)
この形である必要性がない。(観た後物凄く邪魔になる。インテリアにもならない。まあ集英社の作品だから漫画本として出版する訳にはいかないんでしょうが…)
元々商業目的で描かれたものじゃないんだから出版するべきじゃないし、何よりこれで作者の収入になるならばスラムダンクの読者やこの本の購入者、さらに他の漫画家への冒涜に等しい。
これで得たお金は、何かの寄付等に使ってもらいたい。でなければあまりに悪質な商売だ…。
・「思ったほど悪くない。」
レビューを見ていて、そこまでは期待していませんでしたが、自分はとても満足しています。(ただ、サイズがA3でかなり大きいのがなぁ…)感動とかはありませんが、「SLAM DUNK」の秘密をちょっとだけ見ることができます。とは言っても、「SLAM DUNK」っていい漫画だなぁと思っている人には向いてません。「SLAM DUNK」が相当好きな人向けの本だと思います。
・「蛇姫かわいい!」
巻が進むにつれて、どんどん絵がうまくなるのは当然ですが、今回の蛇姫は本当にかわいい!ONE PIECEに出てきた女性キャラクターでも一番のかわいさだと思います。ルフィに恋するのも納得だし、恋した蛇姫はさらにかわいらしい。
読み終わって、「ああ、面白かった!早く次が読みたい!」と思いました。ジャンプ本誌で読んでいても面白いのですが、やっぱりある程度まとめて読むとつながりが見えて、泣けるところはいっそう心に響きます。
ルフィの優しさは、いつもまっすぐで、読んでてほんとに気持ちいいです。
・「麦わら一味崩壊・・・」
いやーとうとうここまできてしまいましたね。黄猿VSレイリー、クマ&戦桃丸VS麦わら一味・・・。はらはらどきどきして見てルフィの仲間を思う気持ちがすごい伝わってきて感動しました。 覇気はやっぱりすごい。やっぱルフィかっこいいです。
・「とうとうエロ展開かと思いきや…」
ハーレム状態の中で、ストイックなまでの男気を見せてくれましたね。ルフィ。やっぱり人間、お色気には心惹かれてしまいます。そういう意味でも、53巻は異色であるし、魅力的。しかし少年ジャンプらしからぬ…いや、昨今氾濫する青少年向けマンガのエロ化に逆行するこの展開に、かえってドキドキさせられました。
くまもなぁ、サンジをあの島にすっ飛ばせば、麦わら一味を壊滅させられたかもしれないのに(笑)あ。でも、彼にも意図があるんですよね。きっと。この作品は、数十巻前の何気ない1コマにも伏線の要素が隠れたりしていて、毎度驚かされるわけですが。てことは、くまの行動なんぞは、分かりやすすぎるくらいの伏線の元なんでしょう。
いやしかし、マーガレット。何故か手塚治虫作品(大人向け)のキャラクターに繋がる色気を醸し出していて、今までとは違う意味で尾田氏の才能をひしひしと感じたのでした。
・「う〜ん……」
ストーリーも盛り上がってきたし、キャラクターも多いし、ここまで話を続けられるのはスゴいと思う!でも……何か「広く浅く」ってなってる気がする。初期の頃はキャラ1人1人にもう少しこだわりがあった気がするんだけど。それに色々と後から設定加えすぎでは?何よりあの「覇気」ってのは頂けないな〜。あれ使っちゃえばこれから人数差とか関係なくなっちゃうじゃん!
いくら展開が盛り上がっても、内容が薄くなっちゃダメだと思うんだよね。
・「ルフィに覇王の覇気!」
壊滅したむぎわら海賊団の他のメンバーがかなり気になる。キュートな蛇姫さまはぜひルフィと結婚して欲しい! それにしてもエースの展開が気になってしょうがない。
●ワイド版 風の谷のナウシカ7巻セット「トルメキア戦役バージョン」
・「ナウーシカ〜♪」
マンガの傑作といえば「火の鳥」、アニメの傑作といえば「一作目のルパン(マモーのやつ)」、普段はアニメはまず見ない、という42歳男性です。たまたま友達の女性に「一度読んでみて」と薦められ、大人買いするには程よい値段だったのでセットで買いました。が・・・、予想をはるかに上回る作品でした!映画版はほんのさわりで、原作はこんなに深く、考えさせられる作品だったのかと、ただただ驚くばかりで、読後も感動が数日間続きました。この歳でこんなにも心を打たれるものにまだ出会えるとは。。。★が5つじゃ足りません〜。もちろん、「紙(装丁)が長持ちするのか?」とか、内容自体にも細かいマイナス点はあるのですが、それを考慮しても★を5つより少なく出来ません。。この原作本、一般的にはそれほど有名じゃなくて「知る人ぞ知る」みたいなイメージなので、老若男女問わずすべての人(食わず嫌いで敬遠している方などにも)に一度は読んでもらいたい作品です。薦めてくれた友達にも心から感謝したいです。死ぬまでに出会えてよかった。
・「色褪せないストーリー」
まず紙の質に驚きました。ジャンプ並みとまではいきませんが、一般のコミックスの紙質には劣ります。外箱ですがこれもしょぼいです。私はまとめて収納しておくだけなので十分ですが、頻繁に出し入れすると破れるかも。1巻にはおまけでポスターが付いてて嬉しかったです。
肝心の内容ですが、20年前のものとは思えないほど濃厚かつ緻密に練られたストーリーに感動しました!映画で2巻までしか語られていないのが酷く惜しまれます。そして宮崎駿の独特のタッチがまたイイ味を出しています^^
原作読まずしてナウシカを語っちゃいけない。ジブリファン必携のアイテムです。
・「ユパ様、見て!おっきなチ〇コの実!」
昨今のジブリ作品には決してない、内臓にジワ〜……!……と来るような深い味わいが有ります。世界観が実に壮大で、非常に綿密に張り巡らされた伏線にはただただ呆然とするばかり。正直、初めは「うわ〜、古臭いな〜……」と敬遠しながら読んでいたのですが、いつの間にか作品の中に没頭してしまい、貪る様に読破してしまいました(笑)。特に7巻辺りが最高の出来栄えで、我々の心の奥深く、一番やわらかな場所に強く訴えかけて来るのです。漫画版を読んでしまったら、映画版がちゃちな物に思えてしまうのは私だけではない筈。とにかく、一度は読んでおきたい(おくべき)文学作品の一つであることは間違いありませんよ。
追伸:『シュナの旅』も持っているのですが、そちらも若かりし宮崎駿の感性が光る、素晴らしい作品ですので、是非、購入されたし!
・「微妙・・・」
友達への誕生日プレゼントに購入しました。新品だと書いてあったのに、パッケージの裏面に細かい傷や汚れがたくさんあって、何コレ?古本??って感じでした。パッケージ表面と、中身の本自体は綺麗でしたし、誕生日も間近だったので交換はしませんでしたけど・・・。がっかりしました。
・「実に面白い」
ずっと気にはなっていたが、購入するまでは・・・と思いつつ、ついに購入していましました。
感想としては・・・面白い!
まあ、細かい内容は他の人が書いてるので書かないですが、とても大昔の作品とは思えない、作者の才能を感じさせます。
残念な点は、他の方も言っていますが紙の質が最悪だと言う点(週刊誌か??)。あとはカバーが貧弱(笑)。ケチらずここは見直して欲しかった・・・
ストーリーも慌てて終結させた感はありますね、そこも残念です。
・「貧困論の本として」
前半部はどん底の貧乏だった少女時代の話を通じてカネの無い悲劇について、後半は生きていく上でのカネの価値と、それを得る手段としての『働く』ということについて、著者のほぼ体験のみに基づいた(著者はアタマで考えただけのことは信用していないので)言葉でアツく語られます。個人的には前半部は、是非とも日本の高度成長を体験した人は読んで欲しいと思える傑作だと思います。逆に後半部は少し説教臭く、その分メッセージ性が失われているのではないかな、とあまり心は動かされませんでした。
私が面白いと思った前半部についてですが、貧困が心を蝕むという点が印象的でした。「あーすればいいのに」とか傍から見ている人は言うけど、貧困にどっぷりつかっているとそういった合理的な判断ができなくなる。そして貧困を再生産し続ける。そんなエピソードが盛りだくさんで、そういう貧困のリアルすぎる悲しさを垣間見ることができます。ですので、あまり貧困とは無縁な人生を送ってきて、貧困を対岸の火事のように思ってきた人には刺激的だと思いますし、そういう人に是非読んで欲しいと思います。
また余談で個人的な考えですが、著者が漫画を描いて人を感動させることができて、その土壌としてその出身地の貧困があったと考えると、それは必ずしも百パーセント悪であるとも言えないのではないか、と私は思います。
・「お金というより生き方を教える本」
フリーで成功するためには、このような努力が必要なんだと、学生さんに読ませたい本です。筆者の自伝のようですが、あのシニカルな笑いの裏には、こんなにも多くの苦労があるのかと思いました。下手なHOW TO 本より、はるかに人生の生き方の本質を語っている本だと思います。特に、人生に閉塞感を感じている方に、是非読んでいただきたい本です。
・「子供に読ませるために買いました」
子供の指導の方法について、ある方に相談したところ、本書を読むように勧めていただいた。
私自身は余り裕福じゃない、かといってひどい貧乏でもない子供時代だったが、今思えば母親からきちんと指導を受けた子供時代だった。
今の子供は「何でもある」「何でも買える」状況なので、この先も適当に生きていけると勘違いしているような気がする。
そういう子供に読ませようと言うことだった。
私も3時間ぐらいで読んでみたが、中は大きく3つか?1.著者が子供から学生になるまでの貧乏時代の話2.学生時代に稼ぐように努力する話3.稼いだお金を浪費し、そこから立ち直る話
今の子供には、1、2を読ませよう。分かってくれるかなぁ、親心が。分からないだろうなぁ、まだ。
・「サイバラのセキララな自伝」
ヤングアダルト向けの意欲的なシリーズ「よりみちパン!セ」で西原理恵子が「カネ」の話を書いた。確かに、貧乏だった頃の話や、学生時代のアルバイト、ギャンブルにハマった話などおカネの話がたくさん出てくる。でも、これはまぎれもない
「サイバラの自伝」
だ。それも、かなりセキララで今まで誰にも言ったことのない話が満載の。そういった意味では、全然YA向けではなく、サイバラが好きな人向けの本だったりする。ここでは内容には触れない。1時間足らずで読了できるので、ぜひ自分で確かめて欲しい。
もちろん、子供たちにも読んで欲しい。正直小学校6年生が読んでも、半分も理解できないだろう。でも
「カネ」のことを考えるのは恥ずかしいことじゃない
ということだけでもなんとなく頭に入れば、それはすばらしいことだと思う。自立について考える第一歩になるはずだから。
・「カネと生きることの本質について、人生の現場から鋭く語る」
井上光春の短編「妊婦たちの明日(講談社学芸文庫「目の皮膚・遊園地にて」)」の世界のような「窓が全部割れているアパート」がつらなるすさまじい貧困の街、誰もが抜け出したくても抜け出せない蟻地獄のような地域社会の中で育った筆者は、母の身を切るような支援により東京の美大へ進学し、人生を切り拓いた。その経験から、カネについては「ギャンブルにしろ、投資にしろ、大人の「カネ」の世界には、人間の金銭感覚を狂わせる危険がいっぱい潜んでいる。P.157・・だからこそ、若いうちに「このお金は今日一日稼いだ稼ぎだ」と実感できるような体験を積んでおくことが、すごく大事p.158」自分が稼いだこの「カネ」は、誰かに喜んでもらえたことの報酬なんだ。そう実感することができたら、それはきっと一生の仕事にだってできるp.199」と言い、仕事については、「仕事っていうのは、・・壁にぶつかりながらも、出会った人たちの力を借りて、自分の居場所をつくっていくことでもあるp.118」「「(自分の)「才能って」、人から教えられるもんだってp.108」「人が人であることをやめないために、人は働くんだよ。働くことが生きることなんだよ。p.235」と説く。カネと「生きること」の本質についての語りに、実体験をベースとした説得力がある。おススメ。
・「美知夫…!」
主人公の結城美知夫がかわいすぎます。腐女子的観点から単にそう言っているわけではありません。作品中の登場人物が彼にどうしても惹かれてしまうように、私も読みながら「こいつ悪いなぁ」と何度思っても結局は好きになってしまうのです。目的のためならどんな手段もいとわない悪魔のような美知夫ですが、賀来神父が関わるとどこか人間的になるところがいいのかもしれません。MW奪還の展開は読んでてゾクゾクするようなスリルを味わい、久々にこの感覚に出会えました。手数料払って購入した価格の元がとれる以上に価値のあるこの作品、必読と進めたいところですが、あまりにもすごい作品なのであまり多くの人に知られたくないという我が儘な感情もわいてしまうのが事実です。
・「人間の存在悪を曝け出した非凡なる漫画という形のアート」
現在開催中の江戸東京博物館の手塚治虫展で、その内容紹介に惹かれて購入しました。1928年生まれの手塚さんは第2次世界大戦を経験していますが、手塚治虫展の本に収められたインタビュー記事で宮崎駿さんは「空襲や戦争を経験した者は、存在の奥に黒い穴みたいなものが開いているんです。自分ではどうしようもないもの。手塚さんも持っていたはず」と語っており、その「黒い穴」が手塚さんにこの漫画を書かせたのだと思います。
優れた小説、クラシック音楽、絵画にここ数年触れてきましたが、医学部を卒業し、小説や音楽にも造詣が深かった手塚さんのこの作品は、戦争という悪から離れて生きられない人間の存在悪を、かつては無垢なる存在だった主人公の結城の悪行をもって、これでもかこれでもかと曝け出し、結城と身も心も深い関係にある神父の視点を通して我々読者がこの根源的な問題に悩む仕掛けが施されています。優れた文学作品にも劣らない、人間の根源的な問題に肉薄した非凡なるアート(芸術)だと思います。
・「思ってたよりも」
読後の私見。 手塚治虫の最大の問題作なんてことを伝え聞いたので早速読んでみた。 主人公は幼少の頃微量の毒ガスの影響を受ける。 自己中心的・嘘つき・冷淡・無責任・攻撃的、 退屈しやすくいつも刺激を求める・衝動的で抑制ができない、 いわゆるサイコパスである。 その主人公の暴走を止めようとする神父。 内容は思っていたより平凡で退屈だ。 発表当時は問題作だったかもしれないが、 今の時代刺激的なニュースや事件などのリアル、 映画や小説・漫画・アニメなどのバーチャル、 その双方になれている現代人にとってはそれほど問題作とは感じなかった。 むしろ手塚さんらしさを感じた。ラストシーンもやっぱりなってかんじでした。
・「「迷いがない」という狂気」
主人公の結城は、毒ガスによって良心のない人間へと、悪魔へと変貌しました。 では、良心がないとは、一体どういうことなのか――その答えは、「迷いがないこと」です。
結城はなんの迷いも、ためらいもなく、男に抱かれ、女を抱き、人を騙し、殺めることを繰り返しました。そしてその結果、世界の存亡を左右する兵器まで手にします。それは、一体何を表しているのでしょうか?それを考えたとき、これが決して、ただのお話でないことに気付かされます。
物語の最後は、決して終わらせることのできない、戦争というもの、良心を捨てた人々のしたたかさを、象徴しているようにも思えます。
救いのない話ですが、だからこその重みを感じました。
・「メフィストフェレス的な「悪」の雰囲気に、妙に惹かれる作品」
読んでいる間の居心地の悪さ、読み終えた後味の悪さと、手塚治虫の問題作と言ってもいい作品。心がほっこりする、あたたかくなる、揺さぶられる、といった感情とは正反対の思いを抱かされる漫画ですが、一方で、主人公・結城美知夫の徹底した悪の魅力に引きつけられる側面もありますね。メフィストフェレス的な「悪」の魔力、「悪」の微笑みのようなもの。そこに、妙に惹かれる雰囲気を感じる作品でもあります。 結城と賀来(がらい)神父とのホモセクシャルな関係、結城の「悪」に翻弄される賀来の葛藤と懊悩がまた、この作品を構成している太い柱のひとつとして、強く印象に残りましたね。 複雑・微妙な味のするエンディングの1コマにも、残り香のように後を引く余韻があります。 タイトルの「MW(ムウ)」とは、某大国が化学兵器として開発した猛毒ガスのこと。と同時に、MAN(男)とWOMAN(女)の呪縛を超えて、「悪」の化身として生まれ変わった結城美知夫のことを暗示しているのでしょう。その「悪」の存在を一方的に否定できないどころか、「悪」の誘惑、吸引力にある種の美しさを感じて引きつけられてしまう人間の不思議な側面。 手塚治虫のブラック・マジック、黒い魔法に魅せられたような、そんな妙味を感じた漫画です。
・「人間の存在悪を曝け出した非凡なる漫画という形のアート」
現在開催中の江戸東京博物館の手塚治虫展で、その内容紹介に惹かれて購入しました。1928年生まれの手塚さんは第2次世界大戦を経験していますが、手塚治虫展の本に収められたインタビュー記事で宮崎駿さんは「空襲や戦争を経験した者は、存在の奥に黒い穴みたいなものが開いているんです。自分ではどうしようもないもの。手塚さんも持っていたはず」と語っており、その「黒い穴」が手塚さんにこの漫画を書かせたのだと思います。
優れた小説、クラシック音楽、絵画にここ数年触れてきましたが、医学部を卒業し、小説や音楽にも造詣が深かった手塚さんのこの作品は、戦争という悪から離れて生きられない人間の存在悪を、かつては無垢なる存在だった主人公の結城の悪行をもって、これでもかこれでもかと曝け出し、結城と身も心も深い関係にある神父の視点を通して我々読者がこの根源的な問題に悩む仕掛けが施されています。優れた文学作品にも劣らない、人間の根源的な問題に肉薄した非凡なるアート(芸術)だと思います。
・「想像よりも」
読後の私見。 手塚治虫の最大の問題作なんてことを伝え聞いたので早速読んでみた。 主人公は幼少の頃微量の毒ガスの影響を受ける。 自己中心的・嘘つき・冷淡・無責任・攻撃的、 退屈しやすくいつも刺激を求める・衝動的で抑制ができない、 いわゆるサイコパスである。 その主人公の暴走を止めようとする神父。 内容は思っていたより平凡で退屈だ。 発表当時は問題作だったかもしれないが、 今の時代刺激的なニュースや事件などのリアル、 映画や小説・漫画・アニメなどのバーチャル、 その双方になれている現代人にとってはそれほど問題作とは感じなかった。 むしろ手塚さんらしさを感じた。最後のオチもありがちな感じでした。
・「なに?この作品は…」
最初に思ったのはこの言葉です。読み終えた時、愛や正義をモチーフにした天才の手塚治虫がこんな作品を作り挙げたことにある意味での喜びや感動に胸が震えました。一つの計画を自らを犠牲にしてまで成功させる、警察までも欺く青年。このような作品は近年出され社会現象を生みましたが、その原型がこの作品のように感じます。
・「滅びるのは悪か、それとも…。」
完結。結城と賀来の運命を狂わせたMWという毒ガス兵器。MWに侵され余命の少ない結城の目的は、そのMWを使用し、全人類を道連れにすることだった!?賀来は結城の目的を阻止しようと動き出す。だが、とうとう結城はMWを手に入れた!!
軍や警察が入り乱れ、全人類の命を守るため、結城からMWを奪おうと画策する。そして、最後の切り札として、結城の兄・歌舞伎俳優の河本玉乃丞が呼ばれた。結城に瓜二つな彼は…そして賀来は、結城を止め、そして人類を救うことができるのか!?
かなり非道な性格の主人公・結城ですが、何故か嫌いにはなれません。この世界のどこかに、きっとMWのような毒ガスがあるんだろうな、と思うと背筋が寒くなります。近い未来の一場面を見ているようでした。ラストのブラックな感じがまた、イイカンジ。手塚さん、やるぅ!!
・「手塚と読者の真剣勝負」
10年以上も前に初めて読んだときには、その物語展開に慄然としたことを強く記憶しています。当時はまだ「ブラック・ジャック」や「火の鳥」といった、正義を判りやすい形で提示してくれる作品領域を越えた手塚マンガに接していなかったために、この「MW」は手塚マンガの掟をやぶった堕天使の物語として、脳天を打ち砕かれるような衝撃を受けたのです。男色、殺戮、涜神、そして読者をあざ笑うエンディング。登場人物のほとんどが「限りなく利己的」で「果てしなく退廃的」です。以来このおぞましい物語の記憶が頭を離れず、今日まで再度手にすることに恐れを感じてきた作品です。
手塚は必ずしも正義をストレートに描くマンガ家ではないことを、この15年で私も徐々に理解してきました。勇気をふりしぼって今回再読したのですが、これは正真正銘の手塚マンガでした。
そしてこの「MW」はラストをすでに知った上で読み返すと、強い憤りを持った反戦への祈りという、実にわかりやすい、手塚の繰り返し描いてきたストレートなメッセージが全編を貫いていることに気づくのです。
「MW」のエンディングが多くの読者が期待したとおりのものであったならば、一読には値しても再読を強く勧める作品にはならなかったと私は感じるのです。妥協を許さぬエンディングを用意することによって、読者にある種の覚悟を手塚は要求したのではないでしょうか。これだけの重いテーマを扱う上で、手塚は作家として読者に真剣勝負を挑んだに違いありません。 だからこそ、この作品に手を出す前に読者は自らに問い掛ける必要があります。今、手塚と徹底的に切り結ぶだけの覚悟が自分にあるのか、と。
強く勧めると同時に、多くの読者に注意を呼びかけたい秀作長編です。
・「面白いんだが…」
覇気の存在に少々萎えさせられる覇気は自然に帯びるものであって自ら放つものではない。まぁ作者があえて放つものにしたんだろうけどこれはちょっと違和感ダラダラです。
若干悪魔の実の力を走らせすぎたので対抗策として作った設定がある気がします。
・「冥王かっこいい!」
52巻まで来て、今までを上回る面白さ!冥王シルバーズ・レイリーがかっこいい!さらに、ルフィ以外の9人のルーキーたちも、ひとりひとり個性的で、全く手抜きなし。
レイリーの話から、ロジャーの人となりが垣間見え、さらに今までの伏線が少しずつ明らかになっていく。おもしろすぎます!レイリーが、いったいどのくらい強いのか、そして、海賊王ロジャーがどんなに魅力的だったのか、まだまだ興味は尽きません。
ワンピースは、本当にすごいですね!
・「ワクワクさせられっぱなし!!」
50巻〜のワンピースは本当にテンポがよく、話も面白い!! それにキャラの使い方が本当に上手い!!正直麦わらの一味が9人にもなって作者はちゃんと放置せず活かしていけるのか心配でしたが、そんなの無用でした。
よく、ワンピースは誰も死なないからつまらない、だから読まないという方も見かけますが、それはあまりにも主観で決めつけすぎて本当にもったいないことだと思います。 正直ワンピースの中で個人的に好きではない話も多少ありました(空島中盤、デービーバックなど)が、核となる話は健在です。しかもこれからさらに面白くなりそうです!!期待しています!!
・「冥王レイリーと海賊王を目指す男」
シルバーズ・レイリーの巻です。超絶格好いいジジイキャラの登場です!流石に海賊王の右腕「冥王」という呼称に相応しい、半端ない存在感と強さ。彼の前ではルフィすら小さく見えてしまいます。
「空白の100年」の歴史の全て、世界の全てを見て来たレイリー。全てを知っているのにも拘らず、世界政府が統じる今現在の状況が未だ在るのは、全てを知ったレイリーたちには、その状況をどうすることも出来なかったから?彼らもオハラも急ぎ過ぎた?そして海賊王は何も出来ない自分たちに絶望したのだろうか。レイリーはルフィたち麦わらの一味に「己の眼でゆっくり世界を見渡せ。そして我々とは違う答えを導き出せ!」と言いたかったんだと思う。
ここまで限りなく広がったONE-PIECEワールドを、尾田先生は一体どうやって纏め上げるのか…若干の心配はあるが、それ以上にワクワクが止まらない。50巻を超えるような大長編物語で、ここまで先の展開が予測不能で胸が高鳴る作品を私は他に知らない。いや〜〜凄い!文句なしで星5つです♪
・「宝石のようなアニメ」
正直ドラゴンボールが1番好きだったのですがドラゴンボールを軽く越えました
・「仲間を思う心に感激」
ルフィーの、そして、麦わら一味の仲間を思う心に感激しましたこういった心が、今の日本人には、もっと必要だと思うし、漫画の世界だけど、麦わらの一味に憧れます夢を語れるステキな大人になるそういった思いがさらに強くなる一冊です
・「ただものじゃない…」
失礼な言い回しながら、言わせていただきます。ただものじゃない…尾田先生。
オハラ編から久しぶりに、ルフィたちの生きるONE PIECEの世界の秘密が一つ明かされました。その重さ…!!これには唸りました。どんなに遅めに見積もっても、アーロン編の頃にはこの設定の大枠は出来ていたものと思われます。なのにそれを表に出すことなく、裏設定として留めて、我慢して我慢して………今51巻ですよ?こんなに我慢のきく書き手さんを初めて見ました。本当に必要になる時まで、余計な設定は出さない。こんな超人気マンガで、こんないい設定だったらチラリと出したくなりそうなものだけれど、我慢して出さない。
すごい。この方のかくマンガがこんなに面白いわけが、少し分かった気がしました。
たくさんの皆様が素晴らしいレビューを書かれていますので、蛇足とは思いましたが、どうしても言いたくて書いちゃいました。
・「あるべき姿のONEPIECEがここに!みたいな」
これぞONEPIECE!みたいなノリが帰ってきた様な気がします。それと、胸につかえる様な残酷なシーン(あくまでも今までのONEPIECEを基準にして、です。それと、グロテスクということではありません)があったりと、新たな側面に切り込んだ斬新なストーリー展開が見物です!グランドライン前半の海を制覇した、ルフィのライバルともいうべき数人の海賊たちが一挙に現れ、思わぬ形で、伝説と謳われる程の大物が登場!人種差別や人身売買等の、おおよそ明快な冒険漫画には無縁のテーマを盛り込んで、大変なコトになっていきそうなシャボンディ諸島編。面白い話の多いONEPIECEですので、最高とは言い切れませんが、気分の盛り上がる1巻ということは間違いないと思いますよ!
・「鳥肌たちました!!」
ついに新たな島についたルフィ海賊団。そして新たな人物が次々と出てくる51巻です。ここでは天竜人という新たな存在が出てきており、様々な過去が分かります。さらには懸賞金の高い9人の新星が出てき、様々な力、能力が見ることができるのです。しかし、まだ悪魔の実の名前までは全員ハッキリされてないので、そこら辺も楽しみですねー。なにげにエースの身に危機が迫っくるので見物です。これらの事を含めONE PIECE51巻は、とても素晴らしい巻であり、鳥肌がたってしまいました(笑)みなさんも是非、ご覧になって下さい。
・「まとまってる」
いくつものバラバラのストーリーがありながら、一本の線に繋がってるこれはすごいことだと思います 他のジャンプ漫画と比べものにならないほどのまとまりっぷりですこういってはなんですが自分は正直ワンピースにそこまで戦闘に期待していませんでした・・・なのにこれから始まりそうな大がかりな闘い(白ヒゲと世界政府)にワクワクしてしょうがありません この圧倒的なスケールの大きさもワンピース人気に繋がるのでしょう
自分の知っている漫画の中で、鋼の錬金術師もすごいまとまりっぷりです やはりこれも大人気 読者は皆ストーリーを求めているのでしょうね
・「現実が見たかった。」
待ってました。待望の新刊。
今回は憲人が出演したドラマがそのまま漫画になってます。成田先生はこの手の展開好きですね。エイリアンやサイファを思い出すなぁ。
ただ現実のコメディとちょっとほろりとするシリアスの絶妙なバランスが好きな私としては違う短編を読んでいるみたいでした。今回はちょっと残念。憲人のドラマへの執着や葛藤がもう少し書き込まれていたら映画を見るように楽しめたかも。
・「ドラマ「石に願いを」オンエア」
能楽者・憲人の能楽生活。今回はほぼ、憲人が出演するTVドラマのお話でドラマ出演前の憲人のやりとりが少し描かれている他は劇中劇のように、ドラマ「石に願いを」自体の物語が描かれています。
・「面白いね」
原作は未読で、前巻まで謎ばかり増えて、また20世紀少年のようにダラダラ長くなるのかなぁと思ってましたが、あと二巻らしいので遅れて買いました。話はテンポよく進み、今まで影だけだったプルートゥの姿もわかったり、意外とドキドキする内容でした。戦いがあっさりとしてアクションは楽しめませんが、心情に重点がおかれてる漫画ですのでいいんですが、あと一巻で全て収拾できるのか不安です。展開が駆け足にならないでほしいですね。
・「地球が壊れる・・・手塚先生の心の奥底」
沢山の人々とロボットの意志と哀しみが集約されていく展開。そしてプルートゥと心に傷を負った少年の魂は等価値。
地球を救ってとのエプシロンの遺言・・・そしてアトム。
人々の哀しみが世界を破滅させるのかの暗示がこの巻でなされています。
思い出したのは機動戦士ガンダム「逆襲のシャア」の
・この暖かい人の心を持った人間が地球を滅ぼしていく・こんな(人々の)哀しみが地球を押しつぶしていく
この二つの台詞でした。
ガンダムの富野さんはその昔アニメのアトムにも関わっていた人で手塚さんとも深いつながりがありました。もしかして手塚さんの作品に触れている、あるいは深く関わるうちに富野さんも浦沢さんも手塚先生の心の奥に流れていた「何か」に到達したのではないのでしょうか・・・。
最後あと一巻、プルートゥと同じ哀しみを知ってしまったアトムとの対面を怖いと思いながらも読んでみたいと思います。
・「浦沢直樹の漫画ならではの表現力」
最強ロボット7体の中の1体だったエプシロンがプルートによって砕け散るコマがある。何十本という斜線の下に部品らしきものが散らばり「カリン」という小さな手書き文字の吹き出しでそのときの音を示している。そこに何ともいえない悲哀が感じられてならない。このコマを見るだけで、いかに浦沢直樹氏が手塚治虫氏を含め多くの偉大な漫画作家の後継者に足りる存在かがわかる。漫画の持つ表現力をギリギリまで突きつめている人にしかできない技だと思う。
・「アトム世界の未来には、希望に伴う危険性とか犠牲が無いと…」
アクターシステムだかキャラクターシステムかぁ、そういえば手塚マンガには在りましたね。言われてみれば、本作浦沢版にも当てはまりますね(笑)。それはともかく、手塚版の”最強のロボット編”のウリは、スーパーロボット大戦みたいな派手でオリンピックの様な戦いの裏側で描かれる、最下層の民(ロボット)の悲劇を表現していた気がしたのですが、浦沢版は物語が進むにつれてテーマが薄れていくような気がする。ナンか手塚版と比べると悲劇ばかりが強調され、読んでいて面白くないです。やはり未来世界のマンガは、明るい未来とそれに伴う危険性とか犠牲を描いてくれないと大人になった自分には面白く感じない。近年リメイクで制作されたアトムのアニメ版の方が手塚魂を巧く引き継いでいたかもしれません。もうすぐ完結しそうですが、このまま行くと駄作になるかも。それでも次巻も気になるので、一応購入します。
・「プルートウの悲しみ、天馬博士の悲しみ」
7巻はエプシロンの戦いを通して話が進んでいきます。それと同時に、エプシロンが感じたプルートウの悲しみそして天馬博士の悲しみがストーリーに織り込まれるのですが、大袈裟過ぎない表現が逆に深い印象を与えます。
私は電車の中で読んでいたのですが、エプシロンの手だけが残って地球を託すシーンにさしかかった時、落涙を耐えるのに必死でした。アトムが覚醒したところで、最終巻へ続くのですがここまでの展開は本当に完璧だと思います。浦沢直樹はどうしてこんな漫画が書けるのでしょうか。
ウランがピノキオの寓話を通じてプルートウの悲しみを表現するくだり(ピノキオ=プルートウ、ゼペットじいさん=アブラー博士)は「モンスター」にも通ずる浦沢直樹流メタファーの真骨頂ですね。
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