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▼日本文学:人気ランキング

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだらもし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら (詳細)
岩崎 夏海(著)

「がっかり」「読者の間口を広げるドラッカーの入門書」「マネジメント入門に最適」「疑問1つ」「日常におけるマネジメント」


化物語(上) (講談社BOX)化物語(上) (講談社BOX) (詳細)
西尾 維新(著), VOFAN(イラスト)

「アニメがさらに楽しくなる」「最高の本でした!!」「私も、この作品が合わなかった一人です」「笑いを求める作品なのか?」「登場キャラの掛け合いが全てと言っても過言ではない」


化物語(下) (講談社BOX)化物語(下) (講談社BOX) (詳細)
西尾 維新(著), VOFAN(イラスト)

「ページをめくるのが止められない!」「これは面白い!」「ひたぎがとても印象的だった。」「この時期に読んだのが吉となったよう…」「悪魔の書」


偽物語(上) (講談社BOX)偽物語(上) (講談社BOX) (詳細)
西尾 維新(著), VOFAN(イラスト)

「続き」「ちょっと拍子抜けしました。」「十分楽しめる出来」「読者も舐められたモンですね。」「困った時の真宵ちゃん?」


かのこちゃんとマドレーヌ夫人 (ちくまプリマー新書)かのこちゃんとマドレーヌ夫人 (ちくまプリマー新書) (詳細)
万城目 学(著)

「出会いと別れの物語」「子供目線の表現力がすごいです」「おもしろいっ さらっと読める」「レヴューというより、雑感です」「傑作だ」


1Q84 BOOK 21Q84 BOOK 2 (詳細)
村上 春樹(著)

「この本が売れた理由。〜10人の客が来て、1人が気に入ったら〜」「ひたすら厚く、にもかかわらず絶望的なまでに薄い」「不思議な世界」「本作は純文学ではない」「私には合ってた」


1Q84 BOOK 11Q84 BOOK 1 (詳細)
村上 春樹(著)

「三人称としての完成形」「同時代に読める幸せ」「一つ上の次元」「読み応えがある」「内容が深すぎる」


四十九日のレシピ四十九日のレシピ (詳細)
伊吹有喜(著)

「忙しい時にこそ読んでほしい、身近な愛に気付かされる素敵な小説」


桐島、部活やめるってよ桐島、部活やめるってよ (詳細)
朝井 リョウ(著)

「いま一つ奥がないかな」「桐島は、出てきませんが。」「読んで損はないと思います。」


サヨナライツカ (幻冬舎文庫)サヨナライツカ (幻冬舎文庫) (詳細)
辻 仁成(著)

「時を越えて愛し続けること」「10年ぶりの再会」「せつないなあ〜。。。」「あるひとつの形」「期待はずれ」


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▼クチコミ情報

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

・「がっかり
東京藝術大学ご出身でこれですか。

わくわくする展開を期待していたのに、残念です。

革新とマーケティング、これだけを述べるためにわざわざ・・・

専門的な内容はあまりにも薄く、ストーリーにもメリハリが感じられません。

・「読者の間口を広げるドラッカーの入門書
ドラッカーの紹介本としては、上手いつくり方。

野球部のマネージャが、「勘違いして」ドラッカーのマネージメントを買ってくる。

むりやり、感があるけれど(後書きに著者もそう書いている)野球にドラマ性があるので、ぐんぐん読ませる。最後に感動をということろ。泣ける作りがいいのかな。

なんとなく、あだち充タッチと雰囲気がよく似ている。野球だから?主人公が「みなみ」だし。でも、三角関係とか恋愛話は一切、無関係。

文章の表現はいまいちだけれど、伏線の張り方がみごとで、すんなりわかりやすい。

項目ごとに、ドラッカー本の何ページになんて書いてあるという引用をしているので、ドラッカー本を売るための入門書(ダイヤモンド社の戦略的出版?)というちょっと抜け目なさを感じたので星を4つ。

・「マネジメント入門に最適
ドラッカーのマネジメントを、野球部のマネージャーを具体例として、平易に伝えようというアイデアがすばらしいです。

ストーリーが安いTVドラマやゲームの様だとか、読後感が微妙だとかは、そのアイデアの前では、些細な問題なんでしょう。たぶん。

自己管理を含めた、マネジメントの入門に最適です。野球好きならなおさら。

・「疑問1つ
「マネジメント」を読んで、それを実行していき、実際に成果を挙げる・・・かくありたいものです。しかもとても読みやすい!ドラッカーのマネジメントにようやく手を出そうという気持ちになりました。

ところで私の読解力の問題かもしれませんが、疑問点が1つ。元マネージャーと現マネージャーが意見を対立する場面で、「重要なのはプロセスか結果か」となりますが、マネジメントにおける重要なのはどちらなのでしょうか?

私が読む限りでは、現マネージャーが誤りを認める場面があるのでプロセスの方が大事な感じもしますが、「結果に主眼をおいてプロセスを大事にする」という読み方もできますし、未だ疑問です。その答えは「読者の判断に任せる」というのかもしれませんが。

それでマイナス星1つとしましたが、ドラッカーを読みたい人にはかなりお勧めの1冊です!

・「日常におけるマネジメント
マネージャー・マネジメント等関係なく,電車の広告にてやたらと萌え系なイラストに「ドラッカー学会推薦」とのことで興味本位で読んだのがきっかけ.内容は,女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」(エッセンシャル版)を読みそれを実践することで,野球部の甲子園出場を目指すというよくも悪くも典型的な物語.内容もさほど凝っているわけでもなく,物語単体としては2流以下の感じが否めない.しかし,物語を通じ,組織の中でマネージャーを実践していく様は,社会人(会社)に限らず何かのコミュニティ活動においてリーダーになった際は一度読んでみるといいのではないだろうか.自分の何気ない言動・行動がマネジメントにつながっていることにきづかされるのではないかとおもう.

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら (詳細)

化物語(上) (講談社BOX)

・「アニメがさらに楽しくなる
自分はアニメからこの作品に入りました。原作を読むことによってそのシーンでの心理や胸中などもよく解り、アニメの方を観たときに「あ〜今こんな事考えてんだ」とゆう感じでさらにアニメが楽しくなりました。尺の問題もある為、どうしてもハショらなければならない台詞などもあった為、アニメで一部解りづらい所もありましたが、原作を読んで一発で解りました。観ても面白かったですが、読んでも非常に面白かったです。不満点があるとすれば値段くらいですかね。でかいし、分厚いんで仕方ないとは思いますが・・まあ、ぶっちゃけこの値段はありえね〜とは思いました・・。買いましたけどね。その時その時のキャラの考えや心理などを知り、さらに作品に入り込めた感じがします。この作品を深く感じ入りたいと言う方は、買って損はないと思います。

・「最高の本でした!!
アニメを見てから原作を読んだんですが最高でした!!この作品はストーリーも充分面白いんですが、キャラクターの会話が最高に面白いです。やはり西尾維新は天才ですね。値段が高いですが買う価値は充分にありますよ。かなり楽しませてもらいました。

・「私も、この作品が合わなかった一人です
掛け合い漫才の様な会話が延々と続く作品です。私には、この掛け合いがまったく面白いと思えませんでした。ストーリー自体は平凡ですし、掛け合いが面白いと感じられる人でないと、この作品は楽しめないのではないかと思います。

・「笑いを求める作品なのか?
キャラ同士の掛け合いが好きです。別に漫才だと思って読んでないので、笑いも求めてません。台詞の一つ一つのセンスがすきです。なかなかシュールなので合わない人にはおすすめできません。

・「登場キャラの掛け合いが全てと言っても過言ではない
割とページ数があるが、それをかなりの割合で登場キャラの掛け合いに費やしているのは、他の小説では中々見られないストーリーも纏まりがあって良いが、ストーリー以上にその掛け合いが面白いのだまた登場キャラの名前や言葉回しがいちいち個性的で、それらが魅力で溢れ生き生きしている様を見るとこちらまで何となく楽しくなってくる時折深みのあるセリフもあり、作家のセンスは素晴らしい

ただ少しマニアックな小ネタが多いので、そこは賛否両論はあるでしょう

化物語(上) (講談社BOX) (詳細)

化物語(下) (講談社BOX)

・「ページをめくるのが止められない!
この作品の魅力は登場キャラのやり取りにあるそのやり取りの中にも色々な感情や思いが飛び交っており、それが全ての登場キャラを輝かせているエロティックな場面もご愛敬マニアックなネタもテンコ盛りでそれも読んでいて飽きない要因の一つ西尾さんはこういった作品の方が得意なのかもしれない

強いていえば主人公がもう少し明るくても良かったような気がしたまた不完全燃焼な部分も若干あり、作品全体をもっと練り上げてから出せばますます魅力的になったであろうに、そこだけは残念★を減らす程では無いです

上巻を見て面白かったのなら問題なく読める作品

・「これは面白い!
会話の面白さが目立つ作品ですが、個人的にはひたぎと暦のとあるシーンが凄く胸にきました

ネタバレ防止の為に伏せますが、ひたぎがどれだけ暦のことを好きかがわかる巻でもあります

アニメED『君の知らない物語』の歌詞ともリンクしていて原作を読んだ後、曲を聴くのも面白いかも

・「ひたぎがとても印象的だった。
この巻での印象が戦場ヶ原ひたぎの暦に対するセリフこの一点にのみ語らせていただきます。とはいってもネタばれしない程度ですけど。上巻からのひたぎの気持ちにここでやっとの決着をみるのですが。ひたぎがどれほど暦を好きでいるかとか、とても臆病で自分の気持ちを不器用に伝えて居たのかをここでようやくあらわになります。その、あまりにも思い気持ちを受け止める暦に賛辞を!

・「この時期に読んだのが吉となったよう…
そうですか…以前のレビューを見る限りでは3年程前には主人公、阿良々木暦のイラストがなかったんですね?アニメを何話か見てからで正解だったかも。流石に主人公の顔がわからなくては感情移入もし辛かったでしょう。今現在では、ドラマCDで千石撫子ちゃんの声まで既出済みですのですぐにイメージが固まりました。時間軸として一番始めにくるであろう阿良々木暦が吸血鬼になった経緯も作品として出ているようなので、そこの説明が不十分だと思わなくとも済みますし、後の楽しみとしてとって置けます。

上巻と同じく主人公とヒロイン達とのやり取り(ボケ、ツッコミ)が非常に楽しめました。それと同時に人間のさまざまな感情に触れることが出来たと思います。『つばさキャット』を読んで羽川さんのことがとても好きになりました。千石ちゃんはアニメの声がめちゃくちゃ可愛いので読んでてかなり楽しかったデス。

西尾維新さんの作品はこの「化物語」が初めてですがこれを皮切りに次々と読んでいきたいと思います。興味のある方、アニメを観て面白いと感じた方、非常に価値ありな作品です。お奨め致します。

・「悪魔の書
これは悪魔の書です。いったんページを開いたら最後、自分の意思ではページをめくる手を止めることができなくなります。

西尾維新は悪魔の作家です。あとがきによれば、ひまだったので書いてみた、のだそうです。暇つぶしでこんな傑作を書かれたら、他の作家の立場がなくなってしまうでしょうが。

イラストがすばらしいです。色彩と空間の動きを感じさせます。

悪魔に魅せられてしまった読者は、物語が完結した今、どうすればいいのでしょうか?

化物語(下) (講談社BOX) (詳細)

偽物語(上) (講談社BOX)

・「続き
化物語のその後のお話。

辛口のご意見もあるようですが私は満足でした。化物語の続編が読めて嬉しいです。

何度呼んでも笑えますし。

ただ値段が高いので新品は買えませんでした。古本で安く買ってのこの面白さというので☆5つです。

・「ちょっと拍子抜けしました。
『化物語』 『傷物語』の後日談として火憐ちゃんメインのお話かと思って読んでみたらスルーされちゃった感じです。火憐ちゃんが関わっていたって云うだけで、結局のところ阿良々木くんと戦場ヶ原さんのお話だったようで。

なんでしょう、『傷物語』のときのような感動もなかったし。笑いどころは多々あったんですけれど。折角アニメ化により火憐ちゃんに白羽の矢が当たったのに『偽物』に関わるお話は後半に入ってからで、登場している時間も他の物語のメインキャラと比べ極端に少なかったように思います。「アニメ化するから…」それに合わせて続編を書いたと言われても致し方ないのかな?少し残念ですね。

とは言え、会話の楽しさはシリーズ通して変わらず楽しめるものでした。『傷物語』では出てこなかった八九寺真宵ちゃんと神原駿河もちゃんと出てきたし。やはりこの二人(お馬鹿キャラ)が出てこないと笑いとしては物足りなくなっちゃいますしね。特に良かったのは阿良々木くんと神原駿河とのやり取り。爆笑モノでした。

この作品は会話を楽しむことがメインだと捉えて購入することをお奨めします。

しかしこの男はいい加減に何とかしないといろんな意味で取り返しがつかない気が…

・「十分楽しめる出来
傷物語よりも気を楽にして読むことができますね阿良々木もまさにハーレム状態ってか登場キャラが全体的に変態化してますいつも通りのキャラクター達の掛け合い部分もどんどんページをめくって読みたくなりましたただ若干掛け合いがマンネリ化して、ネタもマニアックになっているのは少し残念

ですがシリーズのファンなら十分楽しめる出来だと思います

・「読者も舐められたモンですね。
趣味で書かれた云々と謳っていますが、化物語あとがきで仕事=趣味、仕事=趣味としているわけです(一面的には私がそう解釈)。当然のことながら「金」が目的なのはいうまでもなく、化物語においてはそれがまだユーモアとして感じられ読んでいて面白く、楽しかった。素直に。

しかし、この偽物語シリーズはろくに推敲もせずただ書いて発表したとしか思えませんでした。いや、趣味らしいですけどね。だったら勝手に書いて適当にネットで公開でもすりゃいいじゃねーかと思うのは劣化しきった今作を読んだファンの一人として当然の感情でお前が楽しいだけならそれこそ発表するなよと著者ならびに出版関係者に申し上げたい。少なからず「笑い」はしたので面白かったという面はあるが、絶対的に「楽しくない」と感じた。

更に驚いたのは続編を発表するとのこと・・・もう趣味でもなんでもないよね。

・「困った時の真宵ちゃん?
アニメ見てハマッタだろう?と聞かれればあえて否定はいたしません。はっきり行ってかなり徹しで読みました。なのであえて言わせていただきます。この巻で感じた事は八九寺真宵が脈絡も無しに出すぎだろ!ってことです。確かに魅力的なキャラです。はっきり行って私も好きです。好きだからこそ言わせて頂きますと迷ったら真宵みたいな感じで使われてるん?みたいな・・・それで、ついでに話の伏線いっとく?みたいな・・・そんな感じの使われ方なのでしょうか?ラッキーキャラ的存在みたいないわれ方してますがはっきり言ってヒロイン?の戦場ヶ原より出場回数多いのでは?ま〜魅力満載名キャラなので多く出てくれるのはありがたいのですがこの巻に関しては真宵の出現に脈絡を感じない部分が多々ありました。好きなキャラだから大事に使ってほしいと言う読者からの勝手な言い分でございます。あしからず。

偽物語(上) (講談社BOX) (詳細)

かのこちゃんとマドレーヌ夫人 (ちくまプリマー新書)

・「出会いと別れの物語
小学一年生の女の子と雌猫、それぞれの出会いと別れ。ちょっぴり切ないけれどあたたかな優しさに満ち溢れた物語。読後感すがすがしく、私のような皮肉れた性格でも、人間って良いな人生って素敵だなと素直に思わせてくれた珍しい本。

・「子供目線の表現力がすごいです
万城目学さんの作品はこれが初購入です。「王様のブランチ」の本の紹介コーナーで紹介されていて面白そうだなと思ったのと、「鹿男あをによし」をドラマで観て面白い話だなと思っていたので、「鹿男あをによし」を書かれた方の作品だということで購入してみました。確かに面白かったです。そして読みやすかったです。サラっと読めてしまいました。凄いなぁ〜と思ったのは、万城目さんは大人の男性なのに物事を子供の目線で捉えて描写するのが凄く上手い所です。まるで本当にかのこちゃんという子供が存在して、かのこちゃんが素直に感じ取ったままの事を新鮮なうちに文字に封じ込めたようなカンジがすると言いますか…こういうのって子供の発想だな〜と思わされる箇所が随所にある作品だなと思いました。ドロドロした人間関係の話とか、ドロドロした恋愛関係の話が苦手で、しかもファンタジックな話や不可思議な話が好きな私には丁度良い作品でした。ドロドロした昼のメロドラマのような話が嫌いで、ファンタジックな話が苦手じゃない方には、読みやすいですしとても良い本なのでオススメです。

・「おもしろいっ さらっと読める
『鹿男あをによし』からこの作家の作品を読み始めました。私はあまりファンタジーが好きではないし、なかなかはいりこめません。鹿男もストーリの中にあまりはいりこめなかったので、今回のマドレーヌ夫人もどうだかなあ?と思いつつ読み始めました。これは、おもしろいっ。話の展開にひきこまれました。それにね、かのこちゃんのお友達の転校しちゃう子のお父さん、あれって鹿男じゃないですか?鹿男再びあらわれたーーって。小学校高学年くらいから読めそう。小学校3年生の息子が好きなストーリーだけど、なんせ、漢字にふりがながないから残念です。

・「レヴューというより、雑感です
半年前、ふらりと家にやってきたアカトラの猫に、「マドレーヌ」と名前をつけた女の子は、六年前、お父さんとお母さんから、「かのこ」というとても素敵な名前を与えられた。

 なぜ、「マドレーヌ」なの? なぜ、「かのこ」なの? それは、本書を読んで確かめてくだされ。ちなみに猫は、

寝てばかりいるから、「寝子」という名前がついたという話だ。

マドレーヌは(略)かのこちゃんの親指にいきなり噛みついた。/「痛っ」/あわてて親指を引いたとき、かのこちゃんの頭の中で何かが「ポコン」と音を立てた。/それはお父さんが言っていた、まさに「知恵が啓かれた」瞬間の合図だった(略)

(略)親指という栓が抜けたおかげで、内なる好奇心が一気に外の世界へと噴き出した(略)

 なにかが「抜け」ると、なにかが変わるのかもしれない。

 「野点」とは、唐傘を地面に突き立て、その下で行う茶会のことで、

お父さんは「一期一会」という言葉もいっしょに教えてくれた。

 かのこちゃんは、このときは、好物の〈いちご〉以外、さっぱり忘れてしまう。でもきっと、いつか、かのこちゃんは、お父さんが言った言葉の意味を理解するときがくるだろう。 「刎頚の友」とは、「とても仲のいい友達」のことだ、とお父さんはかのこちゃんに教える。

「ふんけー」「ふんけー」「ふんけー」と口ずさみながら、スキップで隣の部屋にいるお母さんのもとに移っていった。(略)/その鼻から抜けるような、語感がいたく気に入ったのだ。  ここで、「鼻から抜ける」と、「スキップ」に注目。 かのこちゃんとすずちゃん――お互い「刎頚の友」同士――との出会いの場面。

女の子はひどく妙な格好をしていた。/机に両肘をつき、なぜか両の親指を、二つの鼻の穴それぞれに突っこんでいた。

 「刎頚の友」と「鼻」がつながった。

 かのこちゃんとすずちゃんとのお別れ。 プール最後の日、体育館から、合唱の声が聞こえる。

今は もう 動かない――その時計

 それまで、かのこちゃんとすずちゃんとの間に流れていた時間は、もうすぐ、とまってしまう。 お祭りの日。すずちゃんとかのこちゃんは、花火をする。

もくもくと昇り立つ煙の向こうに、赤や青や緑の光が飛び散るのを眺めていると、かのこちゃんは暗闇のなかで時間が延びたり縮んだりしているような妙な気分に陥った。

 楽しいこと、つらいこと、出来事の違いで、時間の流れは遅くなったり、早くなったり。時間の流れは一様じゃない。

 「爆弾の形をした花火玉」のこと。

思いもしない結末に、かのこちゃんとすずちゃんはしばらくの間、力を抜かれたように突っ立っていた。/「いろいろ勉強になるね」/とぽそりとすずちゃんがささやいた。

 形は爆弾でも、煙しか出ない。見かけと中身は、必ずしも一致しないんだな。

はじめはひとり退屈そうに歩いていたかのこちゃんだったが、何かにつまずいた拍子に妙なステップを踏んでよろめいた。その身体の動きがおもしろかったのか、それから何度も同じステップでよろめき、それがいつしか不思議なリズムを得て、気づいたときには軽快なスキップへと変わり、そのまま跳ねるように校門の向こうへ去っていった。

 つまずいても、よろめいても、繰り返せばリズムになる。リズムに乗れば、楽しくなる。楽しくなれば、〈スキップ〉になる。マイナスもプラスに変えられるんだな。

 かのこちゃんとすずちゃんとのお別れのとき、二人ほぼ同時に、歯が抜けそうになるエピソードは、なんとも意味深だ。新しい出会い、新しい旅立ちを予感させる、余韻の残る結末だ。

 作中、謎が残ったかしょがあった。しかしそれも、いつか時が解決してくれるかもしれない。実際に経験してみないとわからないことって、たくさんあるだろうから。

 私のレヴューでは、何のことやらわからなかったに違いない。ぜひ、本書を手にとって、ご確認くだされ。

・「傑作だ
おそらく猫を主人公にした作品では漱石の「我輩は猫である」以来の傑作であろう。人の目から見ればのんきな、うらやましいほどのんきな猫の生活の中にも人間のエゴがちょっとした火種を巻き起こしたりする。いかに猫という動物の生活の質が高いことか。彼らの目から見るとなんとも人間の愚かしいことか。まあ、そんなことを考えなくても小学生から大人まで十分に楽しめることができると思う。今年は寅年だがトラはネコ科なので本屋大賞もこれで決定かも?

かのこちゃんとマドレーヌ夫人 (ちくまプリマー新書) (詳細)

1Q84 BOOK 2

・「この本が売れた理由。〜10人の客が来て、1人が気に入ったら〜
この本がなぜここまで売れたのか。

「春樹氏の小説、あるいはこの小説は、そこまで多くの人に理解され、共感されるものではないように思う。なのになぜここまで売れたのだろうか。」そのように考える方が多くいるように思います。

春樹氏のかつてのインタビューに答えたもので、面白いものがあります。(引用は正確ではありません。)

〜10人の客が来たとして、1人の客に気に入ってもらったら、その喫茶店は成功する。〜

特に価値観や嗜好性が多様化している現代において、とても面白い指摘だと思います。そして、この本が売れたことにも、春樹氏が日本随一の作家であることも、ここにポイントがあるように思います。

・「ひたすら厚く、にもかかわらず絶望的なまでに薄い
いま小説家に望むのはこのように薄いぺらぺらの物語ではない。いまのマーケットで消費される物語ではなく、いまの時代を書く書き手が村上春樹ではないということはこれではっきりしてしまった。しかし、それでは誰が書くのだろう?

・「不思議な世界
書き出しからグッと引き込まれる文章力はさすがです。

特に第1巻の冒頭部分は凄かった。

2巻では、核心に迫ろうとする部分ではぐらかされているもどかしさがありました。

読後もなんとなく1Q84の世界にいるような気分を感じました。

内容から得られるものは特になかったですが3巻も読んでみようと思います。

・「本作は純文学ではない
2009年6月16日の読売新聞に村上春樹のインタビュー記事がある。

「バルザックのような世俗そのものを書いた小説が好きで、この時代の世相全体を立体的に描く僕なりの「総合小説」を書きたかった。純文学というジャンルを超えて、様々なアプローチをとり、たくさん引き出しを確保して、今ある時代の空気の中に、人間の生命を埋め込めればと思った」(抜粋)

また過去にインタビューで「今の日本人には『カラマーゾフの兄弟』は長いし、難しい」と言っていた。つまりバカにしているのだ、見下しているのだ。チミたち、ガチで怒りたまへ。歯食いしばって読め。ロシア正教をウィキで調べろ。亀山郁夫のドストエフスキー関連書籍を全て読め!ファウストも読め!!そして春樹に言ってやるのだ。「はぁ?『カラマーゾフの兄弟』ぐらいチョロイし」と。まぁ、でも実際のところ深いとこまで読める人は絶対的少数だよね。割合としては1割も厳しいような気がする。某外務官僚は「日本人の実質識字率は5%」と言ってるし。

本書の中身について。Book1のレビューで遠まわしに「もう、これ純文学じゃなくなってるよね?」と書いた。筆者本人が「純文学というジャンルを超えて」といってる様に、本作は純文学作品ではない。倫理観(善悪)、DV、宗教、物語、人のつながり等々色んなテーマがてんこ盛りの本作はとっちらかし過ぎていること、文体が読み易すぎることでひっかかりがないものになっていて、心にあまり響いてこない。けれど、それなりに楽しく(自分の中では漫画を読むに近い感覚で)読めたのでエンタメ小説として面白い、という評価。

ところで、Book1とBook2あわせて原稿1984枚で書いているのだから、氏はBook3を出すつもりは最初なかったと思うので(インタビュアーに「続編を期待する声も上がるが」と聞かれ、氏は「どうなんだろう。この後どうするかということは、ゆっくり考えて行きたい」と言っているし) Book3は蛇足になると思うのだけど、どうよ?でも、出たら出たでとりあえず読むのだけど。実際蛇足かどうか判別するためだけでなく、エンタメ小説として楽しむために。

・「私には合ってた
今までに読んだ村上作品の中で一番良かった。万人に向けた文章になったと思います。なんだか安心感。

いろんなジャンルの事がちりばめられているので何度も読めるんじゃないかと楽しみ。

個人の成長だけじゃなくて、日本の成長についても考えさせられました。出てくる単語がワールドワイドな感じ。

独自性のこと、依存症のこと、神経症のことなんかを考えました。リトルピープルは依存症だと思う。良くも悪くもなる。

この話は十分免疫つけるのに役立ちました。どうもありがとう、と言いたい。いろんな人がいろんな気持ちになるといい。そういう目的の本じゃないかな。

これからもこういう、頭がすっきりするようなお話をたくさん作っていって欲しいです。

1Q84 BOOK 2 (詳細)

1Q84 BOOK 1

・「三人称としての完成形
村上春樹の“僕”が語る物語が長らく好きだったので、村上春樹が三人称で語り始めた時点でどうもなじむことができず、書いている著者自身も本当の意味ではしっくりきていなかったのではないかという気がしていました。

以前とは違い、“現在”を描くうえで三人称への転換は作家の中で重要なテーマだったのかと。そして、その三人称での語りが『アフターダーク』を経て、この作品で完成したように思えます。オブライエンの『ニュークリア・エイジ』を村上春樹は“魂の総合小説”と称していましたが、この作品も同様に村上春樹にとっての“魂の総合小説”を目指しているのでしょう。

そのため、これまでの作品の焼き直しに思えるところなどはありますが、明らかなミステリでもないのに文学作品でこれだけ読ませるのはさすがだなあと思いました。おそらくbook3が発行されたところで物語ははっきりしないのでしょうが、「よくはわからないけど、読後感にしばらく包まれる」くらいの作品として着地してほしいですね。

このbook1だけで考えると非常に出来はいいと思います。

・「同時代に読める幸せ
著者の小説をしばらく(カフカ以来)読んでいなくて,最近は伊坂孝太郎なんかにはまっていたせいか,伊坂作品を読んでいるという錯覚に陥る。なんだか,矛盾した話だけれど。

それはさておき,「1Q84」は面白いと思う。1984年というと自分は14歳で,「羊〜」を既に読んでいたのかな?文庫で読んだ覚えがあるので,それはさらに数年後のことなのか,まぁ,そんな頃です。ちなみに著者は当時35歳。若い・・・

青豆と天吾が交互に登場して,それぞれのシーンが交錯しながら進んで行く今作ですが,結構退屈させることなく読ませてくれる。それもそのはず,「タカシマ塾」なる農業コミュニティ(ほぼカルトですが・・・)が登場し,そこから派生した「さきがけ」というコミュニティが舞台のひとつとなっているのですが,自分の住んでいた町にちょうど「タカシマ塾」のモデルとなった「ヤマギシ会」(いまは名称を変更していますが)がありまして,同じクラスにヤマギシの子どもがいたので,なんだか妙な気分と,変な盛り上がりのなかBOOK2まで読了しました。

途中,別の世界に行ってしまうところもありますが,まずまず楽しめる本。BOOK3は2010年の4月発売,BOOK4まででるのかな?おそらく著者の最高傑作ではないと思うけれど,同時代に読める幸せは感じる。

・「一つ上の次元
村上春樹氏の言う、一つ上の次元からの救済をこの本を読んだときに感じました。『海辺のカフカ』のときよりもそれははっきりしているように思います。

『ノルウェイの森』で救えなかったものを、この作品では救えると思うのです。宗教、孤独、やるせなさ、を常に意識させられますがBook2を読み終えて、やっぱりよかったなって思いました。

彼の作品の中でも、出口が大きいものだと思います。

・「読み応えがある
文学界の話や、宗教の話がでてくるのですが、個人的にもクリスチャンで、小説家になりたいと思った事があるので、内容をとても身近に感じました。春樹氏に僕個人の内面を見抜かれたようにも思えました。

青豆と教団のリーダーの会話が面白く、知的好奇心をくすぐられますね。

・「内容が深すぎる
 この小説は、適当に開いてどこか一文を見ただけでも、なるほど真理だ、と納得させられる文章の集まりである。美文の集合体とされる三島文学の金閣寺のようなものだ。 読んでいてとても面白いのだが、登場人物は何か幽霊のようで顔を感じない。彼らがなぜそんなに絶望していて虚ろなのかよくわからない。 最初から最後までなにか平凡である。色々な事を考えさせられて、小説自体は形を持たず、読んだ側次第ということだろう。 ストーリーは納得のいくものではない。ねじまき鳥クロニクルの第二巻を読み終えたときのような印象が残った。book3が出ることは、多くの人が予想していただろう。 迷える不幸な主人公たちを、きちんとした場所に導き、終わらせてもらいたい。

1Q84 BOOK 1 (詳細)

四十九日のレシピ

・「忙しい時にこそ読んでほしい、身近な愛に気付かされる素敵な小説
乙美が亡くなって四十九日を迎えるまでの、切なくて、でもあたたかい奇跡のような物語。乙美が亡くなってから残された家族は参ってしまう。乙美の夫の良平は呆然と日々をすごし、最後に妻と交わした言葉が彼女の些細なミスを怒鳴り散らしたことだったことに後悔している。娘の百合子は夫の浮気相手の若い女が妊娠したことを知らされ、都会から実家に戻ってくる。そこに真っ黒に日焼けした金髪の女の子が登場し、物語が静かに動き出す。

私事で恐縮だが、私もこの本を手にとって読み始めたときに「参って」いた。急な仕事の数々に忙殺され、睡眠時間を少ない毎日。さらに親戚の間にもいろいろなトラブルが続いていた。多忙な日々が続いて、いつしか妻との会話も少なくなっていた。

そんな中、この話を読み始めて、大切なことに気付かされた。それは「自分の一番大切な人のことを、本当に一番大切にしなければいけない」ということ。いたってシンプルなことだけれど、そのときの自分にはそれが出来てはいなかった。『四十九日のレシピ』の中の乙美の夫・良平も、娘・百合子も、それが出来ていなかったことを彼女の死後に実感していた。彼らの後悔や、生前の乙美について何も知らなかったことへの情けない思いが、自分に重なった。読み進めるうちに、何度か涙を流してしまった。

もしかしたら、誰しも仕事などが忙しいときや追い込まれたとき、距離が近すぎる本当に大切な人のことを蔑ろにしてしまうことはないだろうか。

この本は、そんな人にぜひ読んでほしい。

忙しい間でも、少しでも時間をとって読んでほしい、素敵で心温まる1冊です。

四十九日のレシピ (詳細)

桐島、部活やめるってよ

・「いま一つ奥がないかな
私と同窓ということで読んでみました。5人の高校生の普段の生活を同時進行で描いた作品ですが、いま一つ感じるものがなかった気がします。進学校の中でも、目立つ人、そうでない人はいますが、目立つ人がそんなに偉いものなのか、目立たない人はそんなに卑屈になっているのか、そのあたりが理解できませんでした。最後のほうで、そのあたりに疑問を感じる登場人物がでてきたのが救いでしたが。

余談ですが、会話が方言丸出しで、その点は私はおもしろく読むことが出来ましたが、一般的には何を言っているのか理解できないと思われる方言も出てきますので多少読み難さはあるかもしれません。

・「桐島は、出てきませんが。
高校生の等身大の“いま”を切り取ったような、 そんな小説。

同じ高校の、同じ高校生。 なのに、 はっきりと見える、境界線。 Aクラス? Bクラス? 昔は違ったのに、 なぜか、クラスでも、学校でも、部活でも、 はっきりと自覚してしまう自分の定位置。 それがもどかしくもあり、 でも、安全地帯だったりする。

それでも、夢中になるものがあれば、 その瞬間、 ものすごい輝きを放つことがある。 その夢中になるものは、 他人が分かることでもないし、 その輝きは、 自分では気づかないことが多い。

あ〜、そうだったなぁ。 そう思った。

5人の高校生が一人称で語る、 それぞれの物語。 しかし、みんな同じ時間を過ごしている。 同じものを見ているはずなのに、 違う風景が写っている。

ある日、バレー部のキャプテンの桐島が部活をやめた。 そのことが、少しづつ、 お互いに影響し合っている。 家族の次に小さな社会とも言える“学校”。 そこで、あきらめだけしか発見できないなんて、 あまりにも悲しい。 言葉にできないストレスは、 説明できないイライラを持ってしまう。 でも、その言葉にできない思いがあること、 それを知った人が、 もしかしたら、あこがれを見つけて、 その先に進めるのかもしれない。

・「読んで損はないと思います。
「小説すばる」に新人賞受賞作として、前半だけ掲載されたのを読み、すごーく続きが読みたくなって即買いました。17才の高校生5人についての短編はどれも素晴らしく、「桐島くん」とリンクして描かれるオムニバス形式が見事!大人も学生さんも、それぞれの視点で「17才」を考えながら引き込まれ、はまる小説ではないかと思います。

桐島、部活やめるってよ (詳細)

サヨナライツカ (幻冬舎文庫)

・「時を越えて愛し続けること
ある意味・・プラトニックであった二人の愛に感動しました。

・「10年ぶりの再会
発刊当時に読んで、「1975年のバンコク」「好青年」「オリエンタルホテル」「サマセット・モーム・スイート」といった仕掛けに完全にやられてしまった恋愛小説。映画化されて、さらに文庫本が出れば、もう一度読んでみたくなるのが人情です。まさに10年ぶりの再会。

「うすっぺらい」とか「リアリティがない」という批判が多いようですが、「ピュア」なものって、ときとして、うすっぺらくてリアリティがないように見えることも、、、。

初めて読んだときみたいに引き込まれることはありませんでしたが、10年たっても色あせない魅力のある物語です。辻さんの小説ではこれが一番好き。

・「せつないなあ〜。。。
お涙ちょーだいモノに弱いのでうるうるきました。

野心に燃える豊は自分の理想からはずれることのない人生を歩んでいる。東京に婚約者がいて数ヶ月後にはバンコクで結婚式をあげる予定なのにある日突然なぞめいた女、沓子に出会い彼の生活は一変することになる。直球勝負的な沓子にどんどんひかれてゆく豊、でも東京にいる婚約者、光子との結婚をふいにはできず、深みにはまってゆく。。。結婚式の日は刻々とちかづいてくる。葛藤する豊、荒れてくる沓子、何も知らない光子。。。

それにしても賛否両論わかれる本ですね。どちらの言い分もわかりますけど。冷静になって客観的に見たら、そりゃあ豊はずるい男です、野心を捨てきれずに安全パイを選ぶわけですから。でもたった4ヶ月すごしただけの沓子のことが忘れられずに、後悔の念を持ちつつ一生を過ごして、彼は彼なりに苦しんだのでちょっと味方してあげたい気も。。。これで沓子のことを忘れて生きていたなら単なる浮気男ですけど。

読みながら、最後は光子に先立たれた豊が沓子と再開して最後にはハッピーエンドみたいなのを期待していたのですが。。。そうもいかなかったですね。(ハリウッド映画じゃないからなあ。)読んだあと、結構余韻が残りました。自分はそんな悲しい恋愛もしたことないし、今ある幸せをかみしめるべきだな、と。

豊には心のおもむくまま人生を送ってほしかった、沓子に愛していると告げてほしかったと思います。

今度バンコクいったら、オリエンタルホテルいってノルマンディで食事したいですね!サマーセットモームにはとても泊まれないので(笑)

・「あるひとつの形
これは好き嫌いがはっきり分かれるストーリーと思います。でも、それって当たり前ですよね、恋愛の形って人それぞれ違うから。これは、あるひとつの形。それだけです。それ以上でも以下でもなく。

理性に基づいて、きちんと地に足をつけて生きている人たちにとっては、豊はあまりにも自己中心的で優柔不断で「何をふざけたことを言って…」と共感なんてできずに、きっとただ怒りたくなるだけかと思います。

でも、非現実的な世界に憧れたり、何かに没頭したい時ってありませんか?

仕事や家庭…常に周囲が求める自分像、「いい人」を演じている自分がいます。私って本当はどんな人間だったっけ?とふと思う瞬間がたまにあります。ほんの少しの間だけでいい、自分の欲望に忠実にワガママに生きてみたい。この本を読んで、自分のどこかにそんな願望があったことに気づきました。

・「期待はずれ
映画を観る前にまず原作を・・と思い読んだのですが、特に感動はなかったです。2人の恋愛がただの肉欲から始まったような感じですし、純愛とは呼べないのではないでしょうか?2人の女のあいだを行ったり来たりの男性にも疑問です。

サヨナライツカ (幻冬舎文庫) (詳細)
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