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次に来るメディアは何か (ちくま新書)次に来るメディアは何か (ちくま新書) (詳細)
河内孝(著)

「広告代理店、映像関係の方は必須」「手堅い論評」「通信、新聞、テレビを飲み込むメガ・メディアを予測」「第四の権力としてのマスコミの力が失われていくこと」「メディアの明日?」


朝日キーワード2011朝日キーワード2011 (詳細)
朝日新聞出版(著)


記者ハンドブック第11版記者ハンドブック第11版 (詳細)
(社)共同通信社(著)

「まずは使い慣れてください。」「ブロガーもキーボードの横に」


若き友人たちへ―筑紫哲也ラスト・メッセージ (集英社新書 515B)若き友人たちへ―筑紫哲也ラスト・メッセージ (集英社新書 515B) (詳細)
筑紫 哲也(著)

「筑紫さんの心が伝わってくる手紙です。」「著者がラスト・ジャーナリストにならない事を祈る」「あとがき。粋な計らい。」「遺稿集」「これをゴールラインにしてはいけない」


2011年新聞・テレビ消滅 (文春新書)2011年新聞・テレビ消滅 (文春新書) (詳細)
佐々木 俊尚(著)

「考えるヒントを与えてくれる本」「パラダイムシフトは確実に起こる」「イデオロギーの問題ではなく、ビジネスモデルの問題」「マスメディア崩壊関連書籍の中で一番の出来。」「ここ数年のうちにメディアの世界で何がおきるのか、じっくり考えてみたい」


反日マスコミの真実2010 ―日本を壊す、言論統制と情報封殺システム―(OAK MOOK 327 撃論ムック) (単行本)反日マスコミの真実2010 ―日本を壊す、言論統制と情報封殺システム―(OAK MOOK 327 撃論ムック) (単行本) (詳細)
西村幸祐(著)

「西部邁の意見以外は全て良かった」「国民は呆れてるぞ・・・」「遠いバトン」「2009年をしっかり振り返り良く考えてみよう」「今までとこれから」


NHK捏造事件と無制限戦争の時代NHK捏造事件と無制限戦争の時代 (詳細)
藤井厳喜(著), ケンブリッジ・フォーキャスト・グループ(著)

「多くの人にすすめたい」「あまりに偏った視点」「NHKに受信料払うのが嫌になる、否払ってはいけない!と感じます」「今の情報戦争を戦う為に必要なのはアジアの歴史と地政学的事実を知る事」「捏造変更報道を歓迎する」


テレビは見てはいけない (PHP新書)テレビは見てはいけない (PHP新書) (詳細)
苫米地 英人(著)

「自分で考えなくてはいけない」「もう少しボリュームが欲しかった。」「着眼点はよいが・・・」「テレビは見てはいけなくはない」「買ってはいけない」


新世紀メディア論-新聞・雑誌が死ぬ前に新世紀メディア論-新聞・雑誌が死ぬ前に (詳細)
小林弘人(著)

「Web メディアを体験しながら,じっくり読むべき本」「誰でもメディア化できるが、組織は必要では」「オープンマインド、グローカルシンキング」「面白いです。」「ウェブの中でメディア人を志す人には必携の一冊」


池上彰の新聞勉強術池上彰の新聞勉強術 (詳細)
池上 彰(著)

「マニア向け? 定年退職者向け?」「そもそも、今の新聞は読む価値がない」「メディア・リテラシーの観点から星1つ減らす」「役立つ新聞の活用法」「参考になりました」


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▼クチコミ情報

次に来るメディアは何か (ちくま新書)

・「広告代理店、映像関係の方は必須
全体として読みやすいボリュームです。作者は新聞社としての立場で執筆していますが、内容は中立でわかりやすい。

 単なる予想や妄想ではなく、現実として生じている事実をも織り交ぜて次のメディアを予想しています。

テレビ、新聞、ラジオ、雑誌、フリーペーパー、ネット、などの広告制作業や代理店の方、特に現状の変化に脅威を感じている経営者の方は、次の5年、10年を見据えた対策を講じるためにも損はない1冊と思います。 

・「手堅い論評
 私のレビューにいくつか挙げている新聞・テレビの未来批評の本の中でも「一番感情表現を抑え」「一番グローバルな視点から」「一番現実的な未来」を論じて見せた本である。 この著作に出てきたメディア関連の企業の人たちは、この本を読んで会議を開いたり、飲み屋で話し合っていり、一人物思いに耽っているのではないかと想像させる。 スクラップアンドビルド。政権交代は「スクラップ」はしたが「ビルド」はいまいちだ。通信・放送メディアにこそ「スクラップ」そして日本経済を引っ張る「ビルド」までやってほしい。秀逸。

・「通信、新聞、テレビを飲み込むメガ・メディアを予測
毎日新聞元役員の日米メディア産業論。新潮新書の前作は自分の経験談を中心に、古巣への何とか立ち直ってほしいという思いを醸しつつ新聞社経営の内幕を語っていたが、退社後の研究で構成した本書は「新聞社」というビジネスモデルと決別している。

第1章で、新聞廃刊が続出した09年のアメリカを報告する。広告に依存していた米新聞がネット広告で壊滅的なダメージを受けて次々と廃刊し、地域の情報が全く分からない地域が6割、法律で新聞を保護しようかという、日本では考えられないような状況を伝える。この関係のレポートでは、本書が邦書では一番よくまとまっているのではないか。2章は、日本の新聞・テレビの経営状態の分析。経営資料の分析から、新聞の右肩上がりがあり得ないことを指摘する。

最終章で著者はアメリカをなぞって、通信とメディアが一体化した4〜6のメディア・コングロマリットが日本の情報を支配する姿を描くが、会社がつぶれても経営自主権は絶対に手放なさそうな新聞社が通信企業の軍門に下るか、にわかには信じがたい。著者も言うように「化石のような」業界は全国紙がつぶれるような断末魔にでもならない限り(その時点ですでに手遅れだが)、動き出さないような気がする。新潮新書で著者は毎日、産経、中日で連携して共同印刷すればという提案をしていたが、皮肉にも朝日、日経、読売という強者連合が、その提案を実現させようとしている。今回の著者の予測はそれを遙かに上回るスケールだが、もしかして当たっているかも知れない。

・「第四の権力としてのマスコミの力が失われていくこと
タイトルからブルーレイやSDなどを連想して読み始めて「?」。実はメディア業界=マスコミ中心の内容でした。前半は新聞記者らしくいろいろな数字をあげて現状を分析しています。著者にとって愛着のあるだろう新聞に関する分析は秀逸です。今後のメディア業界についての近未来の予測はも仮説として面白く読めました。が、その先の予測は最後の方に少しだけ。事実との乖離を嫌う新聞記者には無理かもしれません。また第四の権力としてのマスコミの力が失われていくことに関する危惧も深刻なものだと認識できました。本書を読みながら、私自身は、10年後のメディアとしてキンドルの発展版のような、新聞のように見えながらクリックすれば動画も提供し、逐次内容が更新されるような新聞モドキになるのではと考えました。パソコンはまだまだ重いしかさばるから。また報道の現場では記者とカメラマンの境界を取っ払ったビデオジャーナリストが誕生するでしょうし、素人の参加も増えるのではないでしょうか。いずれにしてもマスコミの現状を認識するには面白い本でした。

・「メディアの明日?
 新聞やテレビとは無縁の世代から見れば、本書に書かれていることは「何を今更」感が強いのではないかと思う。しかし長らく新聞業界に身を置いた筆者としては、近年の変化が大変動として捉えられたのであろう。そのような感覚はむしろ新鮮にすら感じる。 本書内では日本のメディアが将来4大メジャーと2つの独立グループに集約され、在京民放局も3社程度になると大胆な予想をしており、この点は興味深い。しかしこれはアメリカの先行例から予測したものであり、それがそのまま日本に当てはまるかについては熟慮を要するであろう。筆者も仄めかしているように、日本人は米国人ほどメディアに対する猜疑心がなく、それを素直に甘受する、いわゆるメディアの「カモ」であるから、意外と今後も新聞・テレビ会社は現状のまましぶとく生き残るのかもしれない。

次に来るメディアは何か (ちくま新書) (詳細)

記者ハンドブック第11版

・「まずは使い慣れてください。
しょっちゅう利用して、使い慣れる必要が大切な書籍だと感じています。使い慣れることで、ある程度、この書籍とは違った自分なりのルールを作り上げていくことで、有効な本になると思います。

・「ブロガーもキーボードの横に
以前かな漢字変換のATOKのオプションとしてこのハンドブックを辞書化した『記者ハンドブック辞書』を使用していて大変便利でした。合わせてこのハンドブックを手元においておくと、非常に参考になります。気をつけて自分の文章をよりわかりやすい表現にしましょう。

かな漢字変換を使用していると、つい漢字を多く使いがちです。例えば「比喩」とか「便箋」とかつい書いています。このハンドブックを引けば「比喩→例え」や「便箋→便せん」などの言い換えを示してくれます。

これは記者が記事を書く時に使用される「新聞用字用語集」をベースに共同通信社でさらに練られたものです。ハンドブックは3〜4年ごとに改訂されていますし、「新聞用字用語集」は今回10年ぶりに改訂され、この11版ではそれが反映されています。

これを参考にすれば、ある程度トレンドを押さえ一般的にわかりやすく正しいとされる用字がわかる仕組みになっています。

最近はブログで文章を書いている人も多いでしょうが、こういった一般的な指針を参考にしながら自身の流儀を作っていけば文章のレベルも上がるとはずです。

記者ハンドブック第11版 (詳細)

若き友人たちへ―筑紫哲也ラスト・メッセージ (集英社新書 515B)

・「筑紫さんの心が伝わってくる手紙です。
この本の前2章は、死期を感じた筑紫さんが、これからの日本を背負う若者に向けて書いた書簡です。最初から新書版にする予定であったそうです。なぜなら、新書版が知識を得るのに良い形態の本だとお考えであったからです。しかし、その手紙は2通で途絶えてしまいました。3章以降は、筑紫さんが講師を行っていた大学での講演録から録られたものです。この本を読ませていただいて、筑紫さんは、活字の人だったのだと思いました。物事を常に多面的見られておられたので、じっくりと論拠を整理できる文章の方がその真意が伝わりやすかったのではないかと思います。若者のことをとやかく言う前に自分たちの世代が何をしなければならないかを問え、という姿勢を常にお持ちでした。芸術への造詣が恐ろしく深いところで、懐の深い、エレガントな気骨心が伝わってまいります。合掌。

・「著者がラスト・ジャーナリストにならない事を祈る
本書の題となっている「若き友人たちへの手紙」自体は、2回分のみ(著者の病進行の為)。あとは、2つの大学での講義テープから起こしたもの。そのためか、筑紫哲也氏の語りを聴くかのように文章が流れる。

新聞・雑誌・テレビというメディアに携わってきたジャーナリストとしての視点で、‘日本の事’を‘これからの事’を‘次の世代の事’を真摯に考え示唆してくれている。

ラスト・メッセージ。

これほど含蓄のある事を簡明に述べられた人物が、もはや故人であることに言い尽くせぬ想いに駆られる。

・「あとがき。粋な計らい。
亡くなる直前。雑誌に掲載された2回分の原稿と、2つの大学で行った講演。稀代のニュースキャスター、最後のメッセージである。

  ..そして、この10年ほどは場所を変えながらも、大学で教え  てきました。長崎、東京、京都というのが、私の教えてきた場所  です。もちろん、「本職」の教授たちとはちがって、キャスター  をやりながら、週末や昼間を使っての素人教授≠ナすが、素人  だからやれる乱暴もあります。   そういうさまざまな出会いのなかで、私が時々試みてきたこと  が二つあります。   ひとつは「夢」について、作文またはレポートを書いてもらう  ことです。   (中略)   では、もうひとつの試みとは何か。   それは手紙です。   たいてい学期末のしめくくりなどですが、普段のレポート、小  論文の代わりに、手紙を書いて提出するよう求めます。  手紙の相手はだれでもよい−。   (中略)   そういうことを若者たちに課しておいて、自分はどうなのか。   同じように、私も手紙を書け、と言われたら、だれに書くか−。   私は「あなた」に書こうと思う。   キャンパスでも、職場でも顔を合わせたことはないが、これか  ら「夢」を見たり、この社会を担っていくことになる、若い未知  の友人であるあなたへ。(P11)

手紙。個人から個人へ。私的な思い,感情..。

あとがきには、著者の高校生の頃の文章が収録されている。最後のメッセージのあとがきが、若かりし頃の最初のメッセージ。粋な計らいだ。

・「遺稿集
 本書は筑紫さんの遺稿集といっていいだろう。「若き友人への手紙」と題して『青春と読書』に掲載された2回分の原稿に、早稲田大学と立命館大学で行われた講義をまとめた文章で構成されている。 筑紫さんの仕事として今多くの人に記憶されているのは、「ニュース23」のキャスターとしての発言だろう。そのニュース解説では、もう少し歯切れのいい言い方ができないものかと思うこともあった。しかし、本書に収められた講義では限られた空間での発言だからか、はっきりした物言いをしている。その点でも読み応えがある。 内容は、沖縄の話、メディア(雑誌、映画、演劇、写真)の話、朝日新聞社の入社試験での話、立花隆の話、国家論、情報論など多岐にわたる。 ジャーナリストの心構えとして紹介されている話は、ほかでも聞いたことがあるが、あらためて考えさせられた。次のような問いである。 「きみは、戦争を報道するために従軍記者として戦場に出かけたとする。取材をしているそばで、一緒に行った兵士が撃たれて倒れた。そのとききみはどうするか?」 兵士を助けるという行為は、自分本来の事実を世間に伝えるという仕事(使命)を放棄したことになる。兵士を見捨てることで兵士は死ぬかもしれない。どちらを選んでも悔いが残る。ジャーナリストというのはそうした十字架を背負う職業であるということだ。 本書はあとがきにかえて、筑紫さんが高校時代に書いた「思い出す事など」という文章がついている。ジャーナリスト筑紫哲也の原点ともいえるだろう。全体にとてもよい遺稿集になったと思う。

・「これをゴールラインにしてはいけない
基本的に筑紫が大学とかで講義したことを受けて買いた本、って感じですかね。だから、筑紫の思想に沿った文章がずーっと続いてる感じです。この点については賛否いろいろあると思うし、私も論評を差し控えたいなと思います。

おそらくこの本は、これを読んで筑紫の言説を盲目的に信じるのではなく、どちらかというとこれを読んだ上で考えて、信じるなら信じる、批判するなら批判するって感じで読むものなのかな、って思います。そう考えないとあえて「メッセージ」として託すようなスタンスで書く必要がないんですよね。そう考えると、託された私たちが、この本の内容をどう考えるか、が重要なのかな、って気がします。そういう意味では筑紫哲也のゴールラインってよりも、筑紫を受けて私たちがいろいろと考えるスタートラインのようなものなのかな、って思います。

そういう意味では筑紫は最後の最後になかなかなテキストブックを残してくれた、って感じです。

若き友人たちへ―筑紫哲也ラスト・メッセージ (集英社新書 515B) (詳細)

2011年新聞・テレビ消滅 (文春新書)

・「考えるヒントを与えてくれる本
 大げさなタイトルだし、文章の調子も激しい。しかし、例証をあげて書かれた内容は非常に興味深い。著者は今起きているマスメディア崩壊の原因の1つとしてメディアのプラットフォーム化の進展をあげている。 これまでの新聞は、新聞社の社員が記事を書き、紙面をつくり、印刷し、それを販売店に届けた。販売店も専売店としてネットワーク化されている。これを3つの層に分けて説明する(もとはグーグルの及川卓也氏の説明)。3つの層とはコンテンツ、コンテナ、コンベヤで、新聞に当てはめると、コンテンツ(新聞記事)、コンテナ(新聞紙面)、コンベヤ(販売店)となる。このモデルが破綻しかけているという。新聞における新しい形の一例は、コンテンツ(新聞記事)、コンテナ(ヤフーニュース)、コンベヤ(インターネット)である。3層のうち2層までが他者に奪われるという状態。 実際、さまざまなメディアをこの3Cモデルで考えるとわかりやすい。テレビだと、コンテンツ(番組)、コンテナ(テレビ)、コンベヤ(地上波、衛星放送、CATV)。これがコンテンツ(番組)、コンテナ(ユーチューブ)、コンベヤ(インターネット)という形に移行し始めている。 新聞社やテレビ局から奪い取られたパワーは、コンテナ部分を握る企業に移行する。コンテンツの重要性はこれからも変わらないが、そのコントロールを握るのはコンテナの側にシフトし始めているという。これが著者の言う新たなメディアプラットフォームの時代だ。 著者は現実に起きているさまざまな変化の例をあげながら、既存の「新聞」「テレビ」の消滅を説明したのち、問題提起を行う。「重要な問題は、われわれにとって最もよいメディア空間はどのようなものなのか? それはどうすれば構築することができるのか? という発想である」。 言うまでもなく、重要なことはわれわれの「選択」である。これまでのような新聞がなくてもかまわない、テレビがなくてもかまわない。きっとそうだ。しかし、そのときわれわれは、どのようなメディアのあり方を選択するか、どのような情報を取り入れることを選択するか、どのような生活のあり方を選択するか、どのような社会を選択するか。果たしてわれわれは選び切ることができるのか。そのようなことまで考えさせるという点で、本書は有益な情報と刺激を与えてくれる。

・「パラダイムシフトは確実に起こる
ネットへの流れはもはや誰にも止めることができません。これは、マスコミに限らず構造不況という現状を見事にとらえた作品です。2011年かどうかは別として、近い将来この本の通りになること間違いないでしょう。その昔、ベストセラーというのは100万部突破を意味するものでした。しかし、今や1万部でもベストセラーという時代です。そのことからも、ネットへのパワーシフトは避けられません。そして、このシフトに完全移行するまで、不況は続くのでしょう。

・「イデオロギーの問題ではなく、ビジネスモデルの問題
ジャーナリズム論や、マスメディア論は多くの場合、保革のイデオロギーや政治スタンスの問題が多くを占めてきた。しかし、昨今のジャーナリズム論やマスメディア論の最大の問題の所在は、そのような政治的問題から、ビジネスモデルと言う経済的問題へと移りつつあるのが明白である。

その問題について、最も入門的、あるいはその論点を取り上げた著作の典型が本作品であろう。アメリカは数多くのビジネスの栄枯盛衰の舞台となってきたが、それはマスメディアも変わらない。そして、アメリカのマスメディアビジネスの動向を我が国の動向の先駆とみるのは予測の在り方としては当然であろう。

著者は題名にもあるように2011年を転機とみているようだが、寧ろ今となってはその後に何が起こるのかが気になる。本著は、続編を以て完結する類の作品であり、恐らくは2012年に出版されるであろう続編に今から期待したい。

・「マスメディア崩壊関連書籍の中で一番の出来。
◆日本のマスメディア=新聞とテレビは崩壊の危機にある。

ニュースはネットで無料の記事を読めばいいので、わざわざ宅配された紙媒体を読む必要性は薄れてきている。

テレビはリアルタイムで見る必要はなく、ハードディスクレコーダーでCMスキップしながら見ればいい。もしくはネットのyoutubeで見ればいい(違法アップロードかもしれないが)。

という結論ならよくある話。

◆本書は、単純なインターネット脅威論ではなく、グーグルの及川卓也氏が提唱したメディアのプラットフォーム化という概念、 コンテンツ=内容 コンテナ=内容を納める媒体 コンベヤ=媒体の流通経路という形で説明している。

◆この言葉に基づき、旧来の新聞を分類すると、 コンテンツ=新聞記事 コンテナ=新聞紙に印刷された記事(新聞紙そのもの) コンベヤ=新聞販売店となるが、

インターネットでニュースを読む層が増えてきた今は、 コンテンツ=新聞記事 コンテナ=新聞紙、またはニュースサイト コンベヤ=新聞販売店、またはインターネットと変化してきているとのことだ。

◆著者によると、メディアの中でもっとも金儲けのうまみがあるのは「コンテナ」の部分であり、コンテナ部分をニュースサイト(日本ならyahooがダントツ)に奪われてしまった新聞各社は、これからますます経営が悪化していくだろう。

◆というようなことが書かれている本書。タイトルが「2011年」になっているのは、日本のマスメディアが雪崩を打ったように崩壊し始めるのは、地デジに完全移行する2011年という著者の予測から。予測ではあるが、説得力がある。過去に読んだマスコミ崩壊論の書籍や雑誌記事の中で、今のところもっともよくまとまっている。

・「ここ数年のうちにメディアの世界で何がおきるのか、じっくり考えてみたい
仕事の必要上、手に取った。著者の佐々木氏は元毎日新聞の記者で、IT業界に造詣の深いジャーナリストである。本書の主張をものすごく大雑把にいうと以下のとおり。

  ・マスメディアとしての新聞/テレビは2011年に消滅する。  ・その理由は、ニュース配信の役割がネットにとって変わられ、紙媒体の新聞の購読者数が激減するから。  ・また、唯一の収入源である広告がネットにシフトし、テレビ局も経営が立ち行かなくなるから。

実際には、テレビも新聞もなくなりはしないだろう。アメリカと日本では国民性が違う。確かに筆者もニュースは朝、通勤電車の中でiPhoneでみるが、帰宅後も新聞は広げる。たいしたことは書いてなくても、とりあえず目を通す。習慣のようなものである。また日本であたる映画の多くは映画会社のオリジナル作品ではなく、テレビ局が制作もしくはタイアップしたものだ。ハリウッドのように強力なコンテンツを作れる制作会社は今の日本にはない。

その意味では少しネットを過信し過ぎている嫌いがないでもないが、論拠としているコンテンツ/コンベヤ/コンテナの3Cモデルや、家庭におけるテレビに変わるメディアの支配権争いといった観点は非常に興味深い。ここ数年のうちにメディアの世界で何が起きるのか。じっくり考えてみるのにはよい本である。

2011年新聞・テレビ消滅 (文春新書) (詳細)

反日マスコミの真実2010 ―日本を壊す、言論統制と情報封殺システム―(OAK MOOK 327 撃論ムック) (単行本)

・「西部邁の意見以外は全て良かった
このシリーズの大ファンとして、本当は絶対にレビューを書くなら「5」以外をつける事はあり得なかった。が、、今後もこのシリーズに期待したい想いや願いを託し、敢えて今回は「4」をつけて意見を述べさせていただきたいと思う。

この本で「推薦本」と推薦された本の半分以上をこれまで読んできました。実際、大変勉強になって、よりこのシリーズを信用してきました。が、今回、推薦されていた西部邁氏の『戦争論』を興味本位と彼の知名度で買ってしまったところ、本当に打ちのめされるような気分になりました。

この本は、東アジア共同体を支持し、特に経済の統合は仕方がないと書いています。しかも、一番、終わりの、普通、著者が最も本の中で語りたい結論部分で、「東アジア共同体は自然の流れだから仕方がないのだ」というニヒリズムからはじめ、読者を(特に若者を)東アジア共同経済圏へ、まるで「流行感覚」「時代の流れだから仕方ないのだ」「合理的判断だ」と洗脳するように説くのです。こうした本を、本来、きちんと推薦の際には、チェックして、「この部分はいけない」としながら読み方、モノの見方を紹介する役割を、激論ムックさんには果たして欲しい。他の雑誌には期待できなくなってきた時代だからこそ、例え保守論陣としての「力関係」がある御老公であろうと何であろうと、誤りは誤りと、「東アジア共同体」を推進してしまうようなものを推薦しないで頂きたい。

これが出来る目利きのオピニオン誌のトップランナーであって欲しいと願うからこそ・・・他の全ての方々の光った言論が素晴らしいからこそ、お願いしたい。西部氏が出ていなくても、こんな本を推薦しなくても、このシリーズの中でも今回の本は本当に秀逸で傑作だった。

そうした素晴らしい、期待されている雑誌であるからこそ、断固、「東アジア共同体を仕方がない、時代の流れだ」なんて言う結論の書を推薦書になんてしないで欲しい。

西部邁さんは究極の、無責任な「非当事者意識の評論家」であり傍観者であり、商売人アジテーターだ!この素晴らしいムックには相応しくない!!

・「国民は呆れてるぞ・・・
去年の2009年版が話題になってた時に買えなかったので、今年こそは!と思い2010年版を買いました。マスコミの偏向報道というのはほんとひどい・・・

・「遠いバトン
最近よく思うのですが、何とか日本を良い姿のまま次世代に引き継いでいかなければと・・・・それには、政治や経済ももちろんですが、「報道」というインフラもとても重要だと思うことしきり。このシリーズを読むといつもながら、なぜ、このような「反日的」マスコミが多いのか不思議。国内の特定の団体圧力を避け、隣国との摩擦に目をつぶり、政治家の業績を評価しない。寄稿者の皆さんの怒りが直接伝わってくるような内容です。ひどく心の痛む本ではありますが、日本の現状、マスコミの現状を知るには最高の本かと思います。是非ご一読を!

・「2009年をしっかり振り返り良く考えてみよう
冒頭、西村さんの記述、『たとえ裸の王様でも、王様が裸であることに気づかない民が多ければ、どこまでも横暴の限りを尽くし、苛斂誅求を極めることができる。〜』確かに…

妥当な表現ではないかもしれないが、いかに井の中の蛙!? であるかをあらためて知る機会…

青山さん、三橋さん、西村さんによる緊急座談会『消え行く言論の自由』田母神さん、西村さんによる特別対談『言論統制と戦い抜いた、この一年』は、必読にて。

【トピックス】・報じられなかった麻生内閣の功績・メディアの報道と外国人参政権問題・御在位二十周年行事報道から見えたもの NHKによる、「天皇陛下が憲法で定められている象徴としての役割を果たしていると思うか?」という無神経なアンケートには辟易と…そして、『鳩山由紀夫妄言録』も、しっかりチェックを!…etc

報道しない自由!?母国日本で起こっている重大事象に、『気がつかないことに気づかされる』一冊…普通に生活していては得られない情報の数々に”びっくり”…

最後に!必殺仕分人のRさん、『民主党は2番ではダメなんでしょうか???』

・「今までとこれから
このシリーズを読んできていつも思うのは、いかに多くのメディアが国民にとって有益な情報を「報道しない自由」の名のもとに黙殺(封殺)してきたか、ということです。

本ムックを読むと、情報の入手手段がテレビ・新聞だけでは偏った(言い換えるならマスコミにとって都合の良い、彼らにとっては流しても構わない)ものしか得られていないのだということが分かります。今や積極的に動かないと(インターネットを駆使するなどしないと)欲しい情報が得られなくなっているのです。

私も他の方と同じで、本ムックを読んで初めて知った情報(たとえば、故・中川昭一大臣の功績であるIMF(国際通貨基金)への資金支援のこと、本来なら救えたかもしれない中小企業を助けられる情報、これも麻生内閣の景気対策のひとつの功績だった、を「報道しない」ことで見殺しにしたことなど)が多くありました。

最近、「マスゴミ」という表現についても妥当な表現に思えるようになりました。自分たちの思うように世論を操作(情報規制、偏向報道)し、「バカな国民は知らなくてよい」と思っているような輩にはぴったりだと思います(もし、違うというのならば行動、いや報道か、で示せ)。

本ムックなど、良識あるメディアに限り、応援してます。

反日マスコミの真実2010 ―日本を壊す、言論統制と情報封殺システム―(OAK MOOK 327 撃論ムック) (単行本) (詳細)

NHK捏造事件と無制限戦争の時代

・「多くの人にすすめたい
NHKの偏向報道に関する書物です。さらに中国の台湾やチベットウイグルに対する姿勢についても多くの言及があります。NHKの姿勢は現在日刊ゲンダイなどがNHKを批判しているように極左からみれば左派のNHKは保守になり、保守からみればNHKは左派であるということでしょう。NHK自体番組プロデューサーが変わってから方針を左に大きく変えているのでこのような書物は大変歓迎すべきことだと思います。NHKに対して多くの人が受信料を払っているわけですからもっと声を上げるべきだと思います。多くの人におすすめできる書物です。

・「あまりに偏った視点
NHKの番組を巡る一連の問題に関心があり、この本を手に取りました。が、とても読んでいられるものではなかったです。

まず、筆者はあまりに「右」に偏っているため、「右寄り」の読者には「最高の一冊」かもしれませんが、そうでない人には「不愉快」で「退屈」な著作ではないでしょうか。

・「NHKに受信料払うのが嫌になる、否払ってはいけない!と感じます
一番信頼性の高い放送局、という一般庶民の素朴な思い込みを利用した、NHKの偏向報道の実態を教えてくれる。あの期待していた「NHK坂の上の雲」でさえ、原作者の決して意図しないと思われる脚色が多く、「何だこりゃ」と失望を通りこし怒りに変わったが、この本を読むと、それも宜なるかなと変に納得させられる。「ジャパンデビュー」を見たときも、これが日本人の放送局かと思ったが、同じことを思った人が他にも沢山いたことを知って大変力づけられた。

・「今の情報戦争を戦う為に必要なのはアジアの歴史と地政学的事実を知る事
この本は、メディア論の領域を超えた総合書であった。特に台湾をはじめとし、ウイグルやチベットなど、今、特に日本人が知っていなければならないアジア情勢の現実について、最も分かりやすく解説した書でもある。  これ程、各テーマごとに難しい内容を分かりやすく伝える為に、図解が一杯で、ビジュアル的にも構図や全体像が分かりやすく学べるつくりの本は未だかつて見た事が無い。 それくらい貴重であり、想いの込められた日本人にとって大切な本なのだと思う。「日本大好き」という人には、必ず学んで欲しい。「日本が大嫌い」という人も残念ながらいるこの複雑な時代、身につけなければならない教養書であり、知的武装である。

・「捏造変更報道を歓迎する
 中身についての感想は他のレビューア諸氏の書くとおりである。私はあえてJデビューのような悪質番組を大歓迎する。どんどん反日・変更・番組をやって頂きたい。いずれ日本人も気づくだろう。日中友好の狗どもは、東洋平和の敵であり、チベット・ウイグルの虐殺さらにはシナの台湾侵略の加害者、いや共犯者であることに。中国の情報統制に従順するマスコミ、奴隷労働で人件費を節約する中国進出日本企業、リベラル左翼政治家、中国に憧憬を抱く学識者・知識人等総力を挙げて共闘して捏造報道をやって頂きたい。多くの日本人がこれら輩の正体に気付き始めた。私は中国以上にこれら反日親中日本人を許すことはできない。いずれ彼らに審判が下る。その日まで藤井巌喜氏、日本台湾の愛国烈士達、3匹の猫を応援し戦い続ける。

NHK捏造事件と無制限戦争の時代 (詳細)

テレビは見てはいけない (PHP新書)

・「自分で考えなくてはいけない
自分的には面白い本でした。実は、自分はテレビは好きではなく、できるだけ見ないので、こんな考え方をしている人もいるのだと思い、タイトルに惹かれて購入しました。

結論的には、奴隷になってはいけないと書かれておりものすごく乱暴的な言い方をすると、物の価値なんて時代によっていくらでも変わるものであり、その価値感もメディアによって、刷り込まれた事実であり、自分自身、自由に生きる事が良いと書かれています。

お金の話は、かなりサラリと流されており、本当の事を言うと、ボリュームが欲しかったのも事実ですが、要点だけを簡略に書いてあるので、結構すぐに読めます。

この本は、自分の考えを導きだるガイドブックであり、この先は、自分で考えて答えを探すのが正しい読み方だと思います。

悪い言い方ですが、お金持ちになりたい → 「早く会社をやめなさい」そんな本です。(自分は大賛成です。くだらない会社で働いて、自分を殺すより、 自分で生きて、自分で考えて自分の手で成功に導くことが正しいと思います。 テレビを見る人=奴隷、会社の雇われ人=奴隷・・・)

※1点文句としては、ディスカバリーチャンネルは確かに素晴らしい番組ですが、一部の内容は、一部の企業をコマーシャルする内容の物のあり、手放しで褒める物でもないと思います。

・「もう少しボリュームが欲しかった。
テレビ業界のねらいや裏話を通して洗脳について書かれている本である。

面白く書かれており、ページが進むのだが、途中で苫米地氏が関連する「サイゾー」や「キーホールテレビ」が宣伝ように現れ、邪魔に感じる。出現頻度を下げて頂きたかった。

第二章と第三章はタイトルとは離れた内容になっている。(購入を予定されいている方は注意が必要。)内容は実に面白いことが書かれているのだが、タイトルと離れているので、裏切れらた気持ちになる読者もいることだろう。

第一章の路線で、第二章と第三章も進めて欲しかった。。そういった意味でボリューム不足である。

内容的には、良いことが書かれており、納得させれる部分があるのでだが、非常に残念である。

・「着眼点はよいが・・・
この人の著作を読んでいつも思うのは、目の付け所は良いのだけれども、その後の掘り下げが足りなかったり、展開が雑であったりすることです。だから、「へーっ、そういう事があるんだ、それで?」と雑学的な興味はわくのだけれど、それを満たしてくれなかったりします。それとタイトルの付け方も、針小棒大とまでは言いませんが、書いてある事を適切に表現してはいません。

というような欠点もありますが、面白く一気には読めますので、時間の空いた時などに読むのにちょうど良いかもしれません。内容は、テレビによる洗脳手段が事細かく暴かれているかと思いきや、テレビは人間の視覚野に訴えるので最高の洗脳手段であると、書かれているだけでした。それはそうですが・・・と、ちょっと肩透かしを食らったような感じです。

あとは苫米地さん流の、自己実現方法に関する自論が書かれています。現状に満足せずに、未来の成長した自分をリアルにイメージする・・・。大切なことです。短い文章にしてしまうと、当たり前のように聞えてしまいますが、著者の文章には読んでいて、勇気付けられ、未来志向になるような魅了的な部分があることも確かです。

雑学的ではありますが、よく自分の頭で考えることによって、この本から学ぶことはできると思います。

・「テレビは見てはいけなくはない
まず、タイトルに誤解がある。「テレビは見てはいけない」のではなく、「日本の低俗なテレビ番組を見てはいけない」のだ。(実際、良質の海外の番組は価値があるといっている)

・「買ってはいけない
タイトルに共感を覚え、PHP新書だから内容的に、ある程度のレベルには達しているのだろうと思い購入したのだが、思いっきり裏切られた。一般人でも漠然と思っているような内容で論理的でなく独自性もない。読後、「それで、結局何が言いたいの?」と困惑させられた。著者の「オレってスゴいだろっ〜」的な自己アピール本であるようだ。近頃、こういった知識人ぶった内容の無い本が多い。タイトルに惹かれた自分自身を恥ずかしく思うが、もう少し内容を吟味して出版するように業界にも自制をお願いしたい。

テレビは見てはいけない (PHP新書) (詳細)

新世紀メディア論-新聞・雑誌が死ぬ前に

・「Web メディアを体験しながら,じっくり読むべき本
さまざまな Web メディアにかかわってきた著者が,Web メディアを中心として新聞・雑誌という既存のメディアまで,さまざまな点を論じている.さまざまな Web サイトがとりあげられているが,それらを知らない読者が本書をよりよく理解するには,それらをみずから体験する必要があるだろう.だから,本書はじっくり読む必要があるし,そうすればいろいろなたのしみがあるのだろう.残念ながら私はまだそれだけの時間がとれていない.

・「誰でもメディア化できるが、組織は必要では
内容については他の方のレビューを参考にしていただくとして、誰でもメディア化の流れは、確かによくわかります。

・「オープンマインド、グローカルシンキング
「出版」「新聞」そしてウェブ。ウェブから先は、様々な手法が紹介される。

発信したい情報があれば、それは「メディア」だ!を号砲に、ブログメディアについて熱き思いが放たれます。

やはりアイデア次第で、ニッチを撃ちこめるこの業界ですので、本を読んでると色々なアイデアが去来して勇気付けられました広告業界に在籍するモノとしまして。

・「面白いです。
メディアの構造変化を事例を用いながら紹介しています。非常に読みやすく、スイスイ読めました。

・「ウェブの中でメディア人を志す人には必携の一冊
著者の小林弘人さんは、「WIRED」「サイゾー」を創刊し、インフォバーンを設立した方。そして、インフォバーンは紙媒体からスムーズにウェブにシフトできた会社であり、小林さんは自分のことを「出版畑の人間」と言う。

つまり、この本はまさに「ウェブがきてるって言うけどどうしたらいいのかわかんない」と漠然と感じている出版畑の人間が読むべきものだと思う。同時にもちろん、出版(紙媒体)に出自があるわけでなくとも、ウェブというメディアの中で「メディア人として」何が大事なのかを教えてくれる本でもある。(僕自身は、そういうスタンスで読み、とてもためになった)

著者は特にあまりに無策(無思考)な出版社や大企業に対して、時に怒りも込めてメッセージを投げかけているが、それらは全て説得力を持った話。そこは大いに共感できるところなので、そういった出版社なり大企業の方がもしこの本を読んだらどう思うのか、そこをすごく聞いてみたい。

もともとは日経ビジネスオンラインで連載していたものをまとめたものなので、一冊を続けて読むとメッセージの繰り返しがあったり話の前後があったりもするが、それらは全て著者の偽らざる信念に違いはないので、読み終わった時にはそれがしっかり伝わる内容になっていると思う。

これから特にウェブでメディアを作りたいと思っている人は、必ず読んでおいた方がいい一冊。

新世紀メディア論-新聞・雑誌が死ぬ前に (詳細)

池上彰の新聞勉強術

・「マニア向け? 定年退職者向け?
新聞に執着のあるマニア向けの本でしょうか?或いはよほど時間を持て余している人向けでしょうか?この本では新聞をスクラップして保存することにかなりのページを使ってますが、新聞にこれほど時間と労力を費やすことにどれほど意味があるのでしょう?そもそも新聞・テレビ等のレガシーメディアそのものの信頼性と情報の内容が向上しない限り、それに時間を費やすことは疑問です。

・「そもそも、今の新聞は読む価値がない
 今の新聞は読むに値する物ではないと思います。どうでもいいことばかり大々的に報道し、大切なことはほとんど取り上げません。首相が漢字読み間違えたとかバーで飲んだとか、集会に数十人のプロ市民が集まったとかの記事なんて、読んでも有益だとは思えませんし。 そのくせ、毎日新聞が英文サイトで数年にわたり日本人を貶める内容の記事を世界に配信し続けていたこととか、毎日新聞の朴鐘珠という記者が佐賀県民の代表である知事に対し記者会見場において度重なる暴言を吐いていたこととか、安倍首相のインド国会における演説の歴史的意義とか、そういうことは全然報じられませんよね。何故なんですか? これらのことよりも、首相がバーに行くかどうかの方が重要なんですか? それに最近の新聞は、パチンコだの新興宗教だの、いかがわしい通販だのの広告で埋め尽くされていて、これが名のある大手全国紙なのだろうかと、思わず目を背けたくなります。そんなものをお金払って購読したいとは思いません。 こんな本を出して新聞購読者を増やそうなどと姑息なことを考えるくらいなら、まずは新聞の方こそ、人々が真に読むに値するものに変えていく努力をすべきです。

・「メディア・リテラシーの観点から星1つ減らす
新聞の読み方、クセ、成り立ち、スクラップ法など、新聞に興味があり、なおかつ有効利用したい人にとっては、有益な情報が満載ではある(だから、星5つが基準)。

ただ、量的には少ないが、新聞などに対する信奉、ならびに、ネットに対する軽侮の感情が出ているので(p171〜174)星1つ減らして星4つ。メディア・リテラシーの観点からすると、たしかに、ネットに対する言及は一理あるが、それより大事なのは、信用できるはずの新聞などでも、観点の違いだけでなく、間違うことがあり鵜呑みにできないこと(p204〜207まででは弱い)を強調しなければならないと思うからである。

・「役立つ新聞の活用法
「○○容疑者、一両日中にも立件へ」という見出しが新聞にあったとする。翌日にその人が捕まるのが明らかな場合でも一両日中と書き、なぜ逮捕と書かずに立件と書くのか。もし、「明日」と書いてしまえば、捜査員が「新聞の予測をはずしてやれ」と逮捕を翌日に移してしまう場合があるという。また、「逮捕」と書くと、やはりはっきりしすぎていて気が引けるらしい。細かい裏側がわかると、新聞をさらに興味深く読める。

また、インターネットには配信されていないが、日経新聞の中ほどに載った記事がソニーの株価を上げたという話もあるらしい。たとえば大前研一氏は10年ほど前に新聞の購読をやめたらしい。だが、それは一流の氏だからこそ可能な芸当で、まだまだ一般の私たちにとっては(紙の)新聞は重要だと感じた。

・「参考になりました
 社会人になったときに経済用語を覚えたりして何気なく新聞をよんできましたが、紙面構成・記事構成などが体系立てて説明されていて感心しました。

 大事な記事は奇数ページに多く、その中でも右上に配置されることなどを知っておくと時間のないときでも大事な情報をピックアップしやすくなりディッピング効率を上げることができます。

 あと、普段は新聞広告など見向きもしませんでしたがこの本を読んでからは意識的に世のニーズを掴み取るように気をつけるようになりました。

池上彰の新聞勉強術 (詳細)
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