フリーフォール グローバル経済はどこまで落ちるのか (詳細)
ジョセフ・E・スティグリッツ(著), 楡井浩一(翻訳), 峯村利哉(翻訳)
経済のことよくわからないまま社会人になってしまった人へ (詳細)
池上 彰(著)
ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則 (詳細)
ジェームズ・C. コリンズ(著), ジェリー・I. ポラス(著), James C. Collins(原著), Jerry I. Porras(原著), 山岡 洋一(翻訳)
「時代を超え際立った存在であり続ける企業の永続の源泉とは?」「会社とは誰のものか?」「優良企業(Visionary Companies)からの教訓」「企業の中心」「ビジョンの重要性」
カリスマ受験講師細野真宏の経済のニュースがよくわかる本 日本経済編 (詳細)
細野 真宏(著)
「経済入門書 」「入門の入門」「経済の基本的思考」「本当に分りやすい経済入門書」「圧倒的わかりやすさ」
カリスマ受験講師細野真宏の経済のニュースがよくわかる本 世界経済編 (詳細)
細野 真宏(著)
「「よくわかる」はダテじゃない」「本当に解りやすい、かゆいところにも手が届いている良本」「為替については分かるが世界経済については分からない」「歴史の勉強」「圧倒的にわかりやすい」
100年予測―世界最強のインテリジェンス企業が示す未来覇権地図 (詳細)
ジョージ フリードマン(著), George Friedman(著), 櫻井 祐子(翻訳)
「日本人からすると、論理のほころびや現状認識のズレをちょっとずつ拾っていくと興味深い発見がありそう」「先の事はよくわからんが、映画を見る感覚で読んでみた」「日本の将来はどうなる・・・?」「日本の将来はどうなる・・・?」「日本の未来は暗くない(かも)。」
民主主義がアフリカ経済を殺す 最底辺の10億人の国で起きている真実 (詳細)
ポール・コリアー(著), 甘糟 智子(翻訳)
「希望の一冊(できることはいろいろあるみたいです)」「民主主義への遥かな道のり」
ネット帝国主義と日本の敗北―搾取されるカネと文化 (幻冬舎新書) (詳細)
岸 博幸(著)
「同意できる面と納得しかねる側面も」「新しい知見はないが、よくまとまっている」「マスコミ関係者こそ読むべき本」「日本は政府側に期待できるかかなり疑問」「「コンテンツに対価を」の論拠を適切に説明」
変わる世界、立ち遅れる日本 (PHP新書) (詳細)
ビル・エモット(著), 烏賀陽正弘(翻訳)
「低迷する日本経済への提言と、世界経済の今後についてコンパクトに解説」
ロスチャイルドと共産中国が2012年、世界マネー覇権を共有する (詳細)
鬼塚 英昭(著)
「本質で記された次代を読む上での良著」
ビジネス・経済・キャリア>経済学・経済事情>各国経済事情>世界
ビジネス・経済・キャリア>経済学・経済事情>各国経済事情>アメリカ・カナダ・オーストラリア
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・「時代を超え際立った存在であり続ける企業の永続の源泉とは?」
すごくいい!
実に膨大な企業調査により解明された事実のインパクト。 時代を超え社会より尊敬を受け続ける企業と 業種・業態・成り立ちが似ている企業との歴史の比較。 その結果、浮かび上がってくる永続の源泉。
それは「基本理念」。 基本理念とは、戦略とは違い、たとえ一時的な不利益を招いても 企業が守り続けていくべきものである。
本書に記されている企業の一部。 ディズニー、3M、アメリカン・エキスプレス、GE、ウォルマート・・・
特に印象に残るもの ・良い基本理念、というものは無く、その企業が決めたものを守り続けるだけ。 (相反する基本理念を掲げた企業が永続している) ・永続企業にカリスマ指導者はいない。 普通の人達がビジョナリー・カンパニーを作り上げている。 ・”二兎追うものは一途も得ず”では無く、二兎を追求する。 ・社運を賭けた大胆な目標設定が劇的な進歩を促す ・カルトのような文化を徹底する。 (ディスニーの魔法。従業員が受け入れられなければ追い払われる仕組み。) ・大量のものを試して、うまくいったものを残す。 (15%ルール。仕事中15%の時間をやりたい事に費やす権利。) ・生え抜きの経営陣。 (他からCEOを招聘して上手く行くケースは極小。)
とにかく一度読んでみて下さい。
・「会社とは誰のものか?」
僕の中での永遠の課題です。会社とは誰のものなのか―
サイバーエージェントの藤田社長が書いた本「渋谷ではたらく社長の告白」を読んでこの本の存在を知りました。
この本では、設立後50年がたってもなお業界に君臨する企業を「ビジョナリーカンパニー」と定義し、その会社の共通点を分析することで「優れた企業とは何か?」を分析した本である。経営を考える人は一度はこの本のお世話になっているのではないでしょうか?
僕もこの本を読んで以降、優秀な経営者がおっしゃる言葉の本質をたどるとこの本に辿りついているような気がします。(あとドラッカーの本などもですね)
IBMの考え方として、「優秀な次期社長を1人育成する」ではなく「いかに優秀な社長候補を育成するか」という考え方にはとても共感を受けました。その他メルクの事例など、具体的な例とともに解説してくれるのでとても分かりやすいです。
すこしでも、企業の経営的な面にご興味があるのであれば一読を。
・「優良企業(Visionary Companies)からの教訓」
James CollinsとJerry Porras両氏による現代経営学の古典的名著です。著者がVisionary Companiesと定義する長期的に成功している優良企業群の調査から、成功の秘訣を導き出そうとする試みです。マクロ的視点での企業の存在理由・存続条件、ミクロ的視点での個人のやる気を源泉とした企業競争力への洞察、複雑系経済の視点から企業が歩む適者生存的な成長過程の理解を背景に織り込み、企業経営に有用と思われる包括的な(利益一辺倒ではない)概念を非常に読みやすく、解りやすく解説しています。1994年初版と一世代前の調査ですが、個別企業のその後の盛衰はさて置き、内容は全く古臭さを感じさせず説得力のあるものになっています。
・「企業の中心」
出版から数年が経ちますが、初めて読みました。
それを考慮しても、全く色あせない内容だと感じました。ただ、私自身が経営者ではないため、その分の実用性という意味でマイナス星1としましたが、内容は経営者ではなくとも、読んでおかねばならないものだと感じました。
企業理念に正解/不正解は無い。それを維持し、浸透させることが特に重要なのだと、私は感じました。
企業理念についてよくわからない人、又は知りたい人は特に必読だと思われます。
・「ビジョンの重要性」
『エクセレント・カンパニー』では「優良企業」のKSF(Key Success Factor)を定義したのに対して,本書では別の角度から,すなわち「ビジョン」をもつ企業が「優良企業」であるとして,その企業を「ビジョナリー・カンパニー」と呼びます.
小手先の戦略論を振り翳し利益市場主義に走る企業よりも,素晴らしいビジョンをもちそれを組織の隅々にまで浸透させる企業の方が,持続的な競争力を備え結果的に収益率が高いことを,GE,HP,IBMといった優良企業を取り上げて実証します.
さて,当時「エクセレント・カンパニー」や「ビジョナリー・カンパニー」と称された優良企業の中には,現在では輝きを失ってしまった企業もあります.しかし,本書が『エクセレント・カンパニー』と比し今尚有益なのは,当時の「エクセレント・カンパニー」が淘汰されたのはKSFが変わったためであり,当時の「ビジョナリー・カンパニー」が淘汰されたのはビジョンを守り通すことができなかったためだからです.ビジョンの重要性は当時も現在も変わりはないでしょう.
●カリスマ受験講師細野真宏の経済のニュースがよくわかる本 日本経済編
・「経済入門書 」
この本は昔自分が大学のときに読んで以来
ずっと愛読書です★
今回知人に買ってくれと言われたので購入しました♪
経済初心者の方にもとてもわかり易く
最後にちゃんとこれまで学んだことの
おさらいとしてポイントがまとまっています★
是非今デフレの時代にこの一冊。
・「入門の入門」
今まで理系一筋でやってきたため、円高と円安の違いすらうやむやなほど経済の知識が欠如していた私にとってはページをめくるごとに目から鱗の連続でした。入門書には用語の意味などが解説されておらず、全くのゼロから読み始める人にはやや厳しいものも多いのですが、本書は知識ゼロの私でもすらすらと読み進めることができました。これ以上の入門書はそうそうないでしょう。それほどに素晴らしい本です。
・「経済の基本的思考」
経済の基本的思考・構造についての入門書。 細野氏の本は、ポイントが整理されており非常に読みやすいです。 入門書として、お薦めです。
・「本当に分りやすい経済入門書」
他のカスタマーレビュー通りの良書でした。
経済の流れが非常に分りやすく解説されています。難しい用語はすぐさま解説です。私は物覚えが良い方ではないので、何度か読み返しています。この本の内容をきっちりと把握できれば、経済の流れを大まかに掴むことができると思います。
発行されてからかなりの時間が経過していますが、経済入門書には最適だと感じました。
・「圧倒的わかりやすさ」
圧倒的にわかりやすい。なぜここまでわかりやすく説明できるのだろう。全く予備知識を必要せず、わかりにくい概念も用いないのが特徴。自分で「これはどういうことかな?」と考えながら読むのを強いられるのではなく、説明を追っていくだけで自然と理解できるように書かれている。
用語や政策の解説も、意味だけではなく、なぜそれが必要なのか、なにがどうしてどうなるのかまで図やフローチャートを多く用いて、きちんと丁寧に解説されている。特にフローチャートを用いた説明では、一連の流れがつかみやすく、素晴らしいの一言。
今回は主に、日本の経済に関する基礎知識を解説。やや情報は古いが、ゼロ金利政策や量的緩和についても解説してある。初心者から知識はあるがいまいち自信がない人まで、様々な人におすすめしたい一冊。
●カリスマ受験講師細野真宏の経済のニュースがよくわかる本 世界経済編
・「「よくわかる」はダテじゃない」
「よくわかる」というのは少々控えめなのでは?と思えるほどの圧倒的なわかりやすさです。興味さえあれば小学生でもよめてしまうのではないでしょうか。
・「本当に解りやすい、かゆいところにも手が届いている良本」
経済の解説本は数あるが、この圧倒的な解りやすさは他の追随を許さない。平易に読みやすく書いてあるが、入門書によく有りがちな曖昧に表面のみをなぞった解説ではない。初心者が「でもそこはなぜ?」と疑問が浮かぶ部分を掘り下げて納得できるように記載されている。初心者が疑問に思う部分を的確に予想・的中できるところがカリスマ受験講師たるゆえんでしょうか・・・。本書の解説の仕方は、大きな疑問から始まり、その回答の中に新たに現れる疑問へと順次ドリルダウンしていくという流れで次々と疑問が解決されていく。また例や文体も解りやすく、各章を読み終える毎に今まで入門書を読んでモヤモヤしていた部分がすっきり解消されている。正に名作。経済について学ぼうとする初心者には必読の書。まずはこの本から始めよう!
・「為替については分かるが世界経済については分からない」
為替について重点的に書かれているので題名としては「為替のニュースが良く分かる本」が妥当だろう。為替だけに関係や興味がある人には必読の書である。
世界経済=為替+社会+政治+科学技術+ビジネス だとすればこの本には為替については論じられているが社会・政治・科学技術・ビジネスなどについて全く論じられていないからこの本を読んでも世界経済のニュースについてはやはり良く分からないままだ。例えば、米国でトヨタのプリウスが売れている背景や三共が買収した印ランバクシー株評価損を計上しないといけなくなった背景などは為替だけでは説明できない。
変動相場制、金本位制、ニクソンショック、ポンド危機、アジア通貨危機、IMF、ファンド、ロシア危機など為替の世界で起こった事は時系列で細かく噛み砕いて分かりやすく書いてある。
・「歴史の勉強」
97年のアジアの通貨危機、世界はどう動いたのか、世界はどう動くのか、世界はどのように繋がっているのか、という歴史の勉強になります。素晴らしい本。この世界で生きるうえで必読。理解していないのならば。
・「圧倒的にわかりやすい」
全く予備知識を必要せず、わかりにくい概念も用いないのが特徴。自分で「これはどういうことかな?」と考えながら読むのを強いられるのではなく、説明を追っていくだけで自然と理解できるように書かれている。
用語や政策の解説も、意味だけではなく、なぜそれが必要なのか、なにがどうしてどうなるのかまで図やフローチャートを多く用いて、きちんと丁寧に解説されている。特にフローチャートを用いた説明は、一連の流れがつかみやすく、素晴らしいの一言。
今回は世界経済について解説。世界恐慌の顛末から、今後の課題・流れまで一通り解説している。難しい経済書を読まずとも、このシリーズを読めば十分経済がわかるようになる。これ以上の本はそうはないでしょう。おすすめです。
●100年予測―世界最強のインテリジェンス企業が示す未来覇権地図
・「日本人からすると、論理のほころびや現状認識のズレをちょっとずつ拾っていくと興味深い発見がありそう」
原書で読んでいるが、著者の視点はクリアでスマート。ただし、やはり、「アメリカからみた現状認識」という限界はあり、全部が的確とはいえない。少なくとも原書に関していえば、一般人向けに書かれた本。わりと平たく書いてあって、引用文献欄もついていない。アメリカのプロパガンダ的においも少々感じる。例えば、制海権を掌握しているのはわかった。では、空は?陸は?という疑問が当然ながらわいてくる。知的コミュニティの中ではおそらくコーヒー片手に議論されているだろうが、活字にはしていないのだろう。すんなり読むだけでも勉強になるが、アメリカ以外の地域にお住まいのかたがたには「裏読み」するとさらに非常に有益な発見があるだろう。
・「先の事はよくわからんが、映画を見る感覚で読んでみた」
100年後のシナリオを描く事で、成り立っている会社や組織がある事が驚きだ。
こういったインテリジェンス系機関の動向には注目だ。
ちなみに実際の書籍内容については、ちょっと眉唾な気もする。(反証できる根拠は列挙する能力はないが)
あまり深刻に受け止めず、お気楽に!!
・「日本の将来はどうなる・・・?」
21世紀後半に地域覇権を狙って、日本、ポーランド、トルコが連合して、アメリカと宇宙戦争を戦うなど、日本人なら「えっ!」と驚くことも書かれていて、ディテイルでは、信じがたい部分もあるが、20年毎に、世の中が大きく変わっていくという視点は説得力がある。一方で、民主党政権のポピュリズム迎合の政策をみていると、国益が二の次になり、日本と米国との戦争もありかと思ったりしてしまうリアル感があるのは筆者が影のCIAといわれるストラトフォーの代表で緻密な分析をもとに書かれているからであろう。世界の海を制するアメリカが21世紀も世界で唯一の超大国になるという視点で現在の世界情勢を見ると、何か、納得できてしまう。グローバルな視点で今後100年の世界情勢を俯瞰できる。米国で話題をさらった一冊。
・「日本の将来はどうなる・・・?」
21世紀後半に地域覇権を狙って、日本、ポーランド、トルコが連合して、アメリカと宇宙戦争を戦うなど、日本人なら「えっ!」と驚くことも書かれていて、ディテイルでは、信じがたい部分もあるが、20年毎に、世の中が大きく変わっていくという視点は説得力がある。一方で、民主党政権のポピュリズム迎合の政策をみていると、国益が二の次になり、日本と米国との戦争もありかと思ったりしてしまうリアル感があるのは筆者が影のCIAといわれるストラトフォーの代表で緻密な分析をもとに書かれているからであろう。世界の海を制するアメリカが21世紀も世界で唯一の超大国になるという視点で現在の世界情勢を見ると、何か、納得できてしまう。グローバルな視点で今後100年の世界情勢を俯瞰できる。米国で話題をさらった一冊。
・「日本の未来は暗くない(かも)。」
この本読んだら、なんか元気が出てきたーっ(`・ω・')シャキーン
●民主主義がアフリカ経済を殺す 最底辺の10億人の国で起きている真実
・「希望の一冊(できることはいろいろあるみたいです)」
邦題は若干ミスリードではないかと思われます。情緒的な議論に陥りがちだからこそ本書の分析が重要なのに、この邦題では情緒的な混乱を助長するのではないかと、心配してみたり。
経済的水準といった他の要因との組み合わせの如何によって、民主的と思われる選挙プロセスの導入などが破壊的に作用する場合もあるということであって、著者が「成熟した」民主主義を肯定的に評価している点は一貫してブレていないように思いますが。
むしろ所得水準や地理的要因、歴史的経緯、民族的・宗教的多様性などと並んで、情勢分析のための一変数として、統治形態を定量的分析に導入しているのであって、場合によっては(この場合を厳密に確定していく推論経緯も本書に詳しいですよ)民主的プロセスがネガティブな影響を及ぼす場合もあることを提示しています。
しかしながら、経済学的な定量分析の威力たるやすさまじい。一見するとそうした分析を適用し難いと思われる複雑な問題(かつ一般的認識に馴染まない歴史的個別的な性格が強いと思われる分野)での議論の蓄積には活目。社会学者や政治学者は、経済学者にもっと学ぶべきかもしれません。
そして分析から得られる提言もたいへんに重要だと思います。「武力衝突はその動機となりそうな問題に対処することでは防げず、唯一、武力衝突自体の発生を困難にすることでしか阻止できない」(184頁)など、本書の末尾でまとめられる提言以外にも、あちこちに重要な示唆が満載です。
また、本書に代表されるように、世界には、困難な問題の前に踏み止まって真摯に努力を続ける研究者や実務家たちが大勢いるのだと知らされることも、本書が伝えてくれる大きな希望かと。
本書の基礎となった研究のいくつかは、ここで検索できるみたい。全文は有料みたいですが。http://papers.nber.org/
・「民主主義への遥かな道のり」
ポール・コリアー氏の前著をお読みの方ならご存じだろうが、コリアー氏はまともな学者である。人目を引く目的で過激な論を打つわけではないし、データの裏付けのないまま極論を展開するわけでもない。 本書の邦題は、やりすぎじゃないかと思う。
コリアー氏は民主主義=普通選挙という狭い概念と民主審議="普通選挙+前提条件"というもっと広い概念の二つの概念を使いわけながら本書を書いている。後者の民主主義が先進国で機能している民主主義であり、その上で前提条件の整わない国々で、普通選挙だけを導入しても機能せず、混乱の種になる事を示しているのである。
コリアー氏は、民主的に政権を選べば全てがうまくいくと、単純に信じている人に警鐘を鳴らしてるのだと思う。
そして、社会・経済が安定していることや暴力が無いことを、普通選挙より重要な事と考え、それらが普通選挙の導入だけでは達成されない事を示している。すでにイラクという失敗事例を見てる我々には、総論としてのコリアー氏の持論は理解できるだろう。では何が問題なのか?本書ではその理由が詳細に説明されている。 為政者の利己心が長い時間をかけて近代民主国家を作り上げたというコリアー氏の持論は、不満な人もいるだろうが評者は納得が行く。
また、本書は結論にいたる思考プロセスも示されているのが読んでいておもしろい。 標準的な理論で説明できない事象がある時、その理由を推定する。この時の洞察の鋭さがコリアー氏の魅力であるが、それだけではただの評論家である。コリアー氏は経済学者であり、経済学的な手法、つまりデータをもとに洞察の妥当性を統計的に検証する方法を用いるのだ。本書に示された内容はそうした検証をへた結果だ。自分がカバーできないことは、数多くの他者の論文を引用しており、これもまともな学者らしい。
本書が大変深刻な問題を扱ってるのは事実だが、知的興奮を覚える内容なのも確かだ。
●ネット帝国主義と日本の敗北―搾取されるカネと文化 (幻冬舎新書)
・「同意できる面と納得しかねる側面も」
87分で読み終えることができました。第5章の公正な競争環境の実現のために法制度の整備が必要で、そのために政府の役割が重要という点や、ローカルメディアの活性策に今後のポテンシャルという点は同意でき、米国の文化支配に対抗するという姿勢は評価できるように思いました。一方で、プラットフォーム・レイヤーが収益を独占して、文化やジャーナリズムが衰退するという主張には疑問を覚えました。上記の主張の前提には、「これまでの水準の文化・ジャーナリズムの維持のためには、これまでと同等の収益が必要」ということがあるかと思われますが、ビジネスモデルの転換を余儀なくさせているインフラとしてのネットの発展が、そのような前提そのものも無効化させているように思われるからです。例えば、「これまでの水準の文化・ジャーナリズムの維持のためには、これまでより少ない収益でも十分」というような事態です。私の個人的な感覚としては、文化・ジャーナリズム自体は衰退することなく、新たな環境に適応した形で生き残ることと思います。そのために5章で指摘されたような法制度の整備が必要という点については、全く賛成です。頭の整理をするには役立った本でした。
・「新しい知見はないが、よくまとまっている」
日経のサイトなどで過激な主張をなさっている岸博幸さんの最新本。
著作権でビジネスをしている人からするとネットの無法地帯ぶりは許せない、という意味合いでは良く分かる。題名の異様さの割に、主張はコンパクトにまとめてあり、思った以上に良い本でした。
星3つにしようと思いましたが、よく考えたら岸さんはエイベックスの役員さんなんですよね。もっと業績上げて株価高めてください!と激励も込めて星2つです。
・「マスコミ関係者こそ読むべき本」
昨年話題になった、トーマスフリードマンのグリーン革命(上)を、日本の視点からIT業界に置き換えて描いたような一冊。 クリスアンダーソンのフリー‾〈無料〉からお金を生みだす新戦略が、昨今のフリーミアムという動きを、ユーザーのメリットという側面から描いているのに対し、 本書はマスコミをはじめとするコンテンツ産業のデメリットという反対側の側面から描いており、古いようで新しい視点である。 TV、新聞、雑誌の凋落などと、暗い話題の続くマスコミ業界の人には、打開策のヒントが詰まっている良冊。
・「日本は政府側に期待できるかかなり疑問」
Googleに代表されるプラットフォームレイヤーが、アメリカの国策として、新聞、出版、音楽といったコンテンツレイヤー、果ては通信インフラレイヤーまでも、包括して支配するような搾取の構造になりつつあり、それによりジャーナリズムも衰退すると警告。
・「「コンテンツに対価を」の論拠を適切に説明」
最近は民主党の政策批判を発言することが多かった著者だが、ダイヤモンドオンラインの連載で、メディアとコンテンツの問題について、ネット世論に乗っからない独自の鋭い問題提起を多くしている。本書はアンダーソン「フリー」で頂点に至った感のある「コンテンツはただ、グーグル万歳」という考えに、決別しようという考えである。グーグル、aのつく販売サイトなどのプラットフォーム・レイヤーによる新たな独占が始まる。日本、特にネット専門家の多くが「情報流通を支配していた旧来メディアはぼった食ってたけど、グーグルとかのネット企業はただになって良かったね」と暢気かつ明るい将来像を描いているが、やはり「ただのランチはない」。情報は無料で提供されるが、情報の流通は独占企業体にコントロールされることになる。そして、無料化が進み、情報の荒廃、劣化が進む。そうなってもおかしくないという感想を、本書を読んで持った。また、確かに、食料自給率や電気、航空の外資規制にはうるさいのに、米国発の検索プラットフォームが93%を占める現状に疑問を持つ人はいないけど、食料自給率なんかより遙かに問題なんじゃないかとも思う(だからといって変な補助金や規制を入れるのは著者も良くないというが)。
本書でも新聞がなくなって、政治への参加意識が低下したシンシナティの事例を調査したプリンストン大学の研究が紹介されているが、適正な対価がなければ、良質なジャーナリズムも、大きな可能性に満ちた日本の文化産業も崩壊すると著者は訴える。新聞社が倒産するのは構わないが、ジャーナリズムは崩壊してはならない、という著者の意見には同感だ。最近ウォールストリートジャーナルのようにコンテンツ有料化に舵を切るなど「コンテンツは有料」という考えの論拠を、本書は最も適切に説明している本だといえる。本書を読んで、「フリーバブル」も昨年で終わりかな、と思った。「フリー」を読んだ人はこちらも併読すると面白い。
・「低迷する日本経済への提言と、世界経済の今後についてコンパクトに解説」
「真の知識国家への道は、より強力な福祉国家と、サービス業分野での規制緩和を合わせることである。...(中略)...この組み合わせこそが、今後、日本の重荷となる人口の高齢化に対処できる唯一の方策であり、事実、日本に残された、唯一の実行可能な進路なのである」。
新書だが、良質な内容で、予想より読み応えがあった。この著者は、イギリスの『エコノミスト』の元編集長。日本にも滞在経験があり、『日はまた沈む』で日本のバブル崩壊を予言している。最近は鳩山首相にも会ったらしい。
ひとつひとつをみると、世界金融危機以降に既にあちこちで語られていることがほとんどで、特に目新しいものはない。しかし、近年の世界経済の変化を俯瞰し、バランスよく的確に説明している。
日本の経済の停滞については、デフレと非正規労働者増加による低賃金化の他に、GDPの7割を占めるサービス業の生産性改善がうまくいかなかったことを原因として指摘している。中国については、為替の自由化に踏み切らざるを得なくなることを確信し、そうなった場合に起きることについて説明している。また、金融危機の応急措置として各国政府がやったことは、民間の債務を公共の債務に付け替えたことなのであり、そのため今後増税などの対応が必要になることも示している。他にも、格差と資本主義の関係、銀行を中心とした金融システムの規制のあり方、人類が資本主義の枠組みの中で環境問題に対してどのように対応してゆくか、ということについても考察している。
日本及び世界経済の行方について考える上での重要なポイントを、一般向けに整理してコンパクトにまとめている。一読に値する。
●ロスチャイルドと共産中国が2012年、世界マネー覇権を共有する
・「本質で記された次代を読む上での良著」
鬼塚氏の著書を拝読致したのは今回が初になります。
『八百長恐慌〜』や『天皇のロザリオ』等、刺激的で知性溢れる作品は存じておりましたが、拝読までは至りませんでした。
本著は、「ロスチャイルド」のこれまでとこれから、そして「中国」との関係とを、清清しいほど一気に論破しています。
ロスチャイルドを軸に、他の良著を参考文献として引用し(その質・量も十分)、鬼塚氏自身の考えを交えながら、2012年に中国と仕掛ける(中国に仕掛けた上で主導権を握った上で)新世界秩序(ニューワールドオーダー)を明確に記しています。
2012という映画が封切になりました。マヤ歴の話がだいぶ大衆に浸透してきました。
世界的著名投資家(ジョージ・ソロス氏等)や評論家・研究家の方々が一斉に声を揃えて2012年までに多極化する、更に不況になる、そして新たな基軸が生まれると、リークし始めています。
つまり、2012年12月21日(24日)までに世界が大きく変る(壊れる)ことは、明白な事実として語られ始めました。未来が既に起きている訳です。
だからこその、このタイミングでいかにもハリウッドらしい大衆プロパガンダ「2012」の封切です。
本年、最後にして最良の本質を突いた著書であると、私は推薦致します。
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