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▼その他:人気ランキング

キケンキケン (詳細)
有川 浩(著)

「大学時代は面白かったよねーってこと(賛成)」「キケン=本気!!」「若さってスバラシイ」「光画部を思い出したのは俺だけかな」「一切手抜きなし!! ”本気で”遊ぶということ」


ゴールデンスランバーゴールデンスランバー (詳細)
伊坂 幸太郎(著)

「伊坂マジック」「久しぶりに夢中になって読んだ」「現実はつねに闇のなかへ」「そんなに面白いか?」「何故知りたがる?」


教室の亡霊教室の亡霊 (詳細)
内田 康夫(著)


オーデュボンの祈り (新潮文庫)オーデュボンの祈り (新潮文庫) (詳細)
伊坂 幸太郎(著)

「夢とも現ともいいがたい島の魅惑の物語」「独特な設定と世界観ですね」「文句無しの傑作!!」「才能あふれるデビュー作」「理解を超えた何かがあるのだろう」


重力ピエロ (新潮文庫)重力ピエロ (新潮文庫) (詳細)
伊坂 幸太郎(著)

「心情的に受け入れ難い」「酷い絆‥‥」「これが「本屋大賞 」ならば、この賞にも意味があると感じた」「とてつもなく深く、優しい物語」「家族の絆とは・・」


陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫) (詳細)
伊坂 幸太郎(著)

「早くDVD観なければ。」「エンターテイメント!」「テンポのよさが抜群」「面白くなかったです」「サスペンスとしては物足りない」


イニシエーション・ラブ (文春文庫)イニシエーション・ラブ (文春文庫) (詳細)
乾 くるみ(著)

「とりあえず読んでみて。」「何気ない会話もあとから読み返すと…」「読む前と後では物語の顔が変わります。」「きもちよくだまされました」「オチの妙というより構成の妙が光る小説」


陽気なギャングの日常と襲撃 (祥伝社文庫)陽気なギャングの日常と襲撃 (祥伝社文庫) (詳細)
伊坂 幸太郎(著)

「軽妙にして洒脱」「文庫限定のおまけつき!」「期待していただけにちょっとガッカリ」「少し間延びする二章以降が残念」「大満足の続編」


探偵・花咲太郎は覆さない (メディアワークス文庫)探偵・花咲太郎は覆さない (メディアワークス文庫) (詳細)
入間 人間(著)


AnotherAnother (詳細)
綾辻 行人(著)

「主人公と同世代である身から触れて…」「Anotherは誰か」「ストーリーはおもしろい。しかし「テーマ」が弱い」「これこそ、綾辻さん!」「そうきたか!!」


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▼クチコミ情報

キケン

・「大学時代は面白かったよねーってこと(賛成)
 ワーオ。大学時代は面白かったよねーっちゅう物語。理系なんだが、メインの物語は大学祭のラーメン屋で「奇跡の味」を出す話なので、何の心配もない。つーか、不正に銃器を作りかける話にしても、その技術的や理論は詳述されない。大学生が全力でバカをやることに対するノスタルジー小説。うるうるきました。

・「キケン=本気!!
舞台は成南大の制御機械研究部、略して「機研」。部のモットーは「本気」。注意:「ユナ・ボマー、上野」「大魔神、大神」

疾走感などという言葉ではとても表現しきれないほどの「全力」がこの本にはあります。あえて言うならば、もっと泥臭く!!「本気で走ってる」小説。有川さんの小説の中でも「おもしろさ」「本気度」「遊び心」はダントツでしょう。何よりも、物語の中に引っ張り込む力が半端じゃない!!彼ら(登場人物達)が本気で遊ぶならば、こちら(読者)も本気で笑います。

作者の有川さんが、あとがきでこの小説は「自慢話」だと述べています。こんなに愉快で、壮大で、熱い自慢話なら何時間聞かされてもいいです。マジでカッコイイ!!!

・「若さってスバラシイ
友達というより仲間な奴ら、若さに任せたバカ騒ぎ、男子ならではのガサツさと男くささ……そういったものが詰まった小説。自分は工学系の学校ではなかったのですが、読んでいて「ああこんな感じなんだろうなあ」と想像できました。そして最後はちょっとじん、としてみたり。ただ欲を言えばエピソードの数をもっと増やして話を掘り下げてもらえるとより感情移入でき、あの最後がさらに素晴らしいものになったのではないかと思います。……つまりは「コレだけで終わらせるのは惜しい! もうちょっとこいつらの話が読みたい!」ってことなんですがね。

万人にオススメできる本ですが、読者の方があまりに若く、「部活やサークルで仲間と一緒にバカ騒ぎ」した経験がないとこの本の魅力が100%伝わらないかもしれません。逆にそういった経験を持つかたには自信を持ってオススメできます。と言う私も残念ながら学生時代にそういった経験がほとんどないので、この本を読んで「あの頃なんかやっておけば良かったなあ」と少々後悔する次第です。

・「光画部を思い出したのは俺だけかな
中身のことは他のレビュアーさんが書いてくれてるので割愛。

さておき舞台は大学、しかも理系、なのに!光画部(究極超人あ〜る)を思い出してしまったのはなぜだろう。

以前、光画部の流れは「げんしけん」に引き継がれたって書評をよんだことあるんだけど、そうじゃなかった。光画部の流れは「キケン」が引き継いでいる!そう感じたのは私だけしょうか。

・「一切手抜きなし!! ”本気で”遊ぶということ
【キケン】西南電気工科大学機械制御研究部・略称「機研」にて繰り広げられる理系男子の青春。 行動力と時間、それに相当の知識まで兼ね備えた大学生が『本気で遊ぶ・バカをする』とどうなるかが、これでもかっ、と詰め込まれてます♪ 今こうして読んでいることが悔しいぐらい、むやみやたらに無茶苦茶で、だからこそ楽しそうで、そしてきらきら輝いている青春時代!

 宙に浮かぶ砂場の砂 お店の子 奇跡の味 「ご入浴です、サー!」 「勝たんまでも負けん!」 めり込むビス 男子というイキモノ 全力無意味、全力無謀、全力本気。

疾走感があって、出鱈目で、無駄にエネルギッシュで、ホント最高! この疾走感やリアル感があるからこそ、最後の最後、見開きのページの黒板でやられます。

「細かいことはいいから、とりあえず読んでみい」と薦めたくなる一冊です。

キケン (詳細)

ゴールデンスランバー

・「伊坂マジック
思考の外側からの予想外の展開に『そう来るか!』と読みながら感心してしまった。

・「久しぶりに夢中になって読んだ
とにかく面白い!展開もスピーディーだし、人物像もいい。映画も早速観たけど、原作を損ねることない良い出来だった。映画を観る前にぜひ読んで欲しい。映画が数倍面白くなること請け合い!

・「現実はつねに闇のなかへ
評価4としたのは原作を読んでないからで、読んだら評価をプラス1またはそのままにするか判断したい。映画のほうは友人の誘いで観賞した。予想に反し、『よくできました』映画だったのでビックリ。井坂の小説は《ラッシュライフ》を読んでファンになった。手慣れた文章ととぼけた会話は今までにない作家のにおいを感じた。いささか強引なくっつけた展開はきになるところだが、これも井坂の持ち味の一部として受けとめることにしている。ほかのレビューの記事を見て感じたのがラストに不満足な方がいるが、犯人をさがしてそのあとどうするつもりなのか?一般市民がどれだけできるか?スーパーヒーローじゃああるまいし。現実はつねに巨悪は闇のなかに葬られる。現実的なラスト(原作はどんな感じか不明)だと思うが。

・「そんなに面白いか?
伊坂作品は初めてです。映画を観る前に原作を…と思い、チャレンジしてみましたが、最後まで読み終わって、……個人的にはダメでした。

いや、濡れ衣着せられた主人公への感情移入もできたし、結末が気になって、一気に読んだには読んだのですが、結局、首相暗殺の背景はなんだったの?なんのために警察や国家は、彼を犯人に仕立てようとしたの?…張られる伏線がそれらの解明につながるものだと信じて読んできたのに、何も解決されず。ポッドは映像も撮影してるのに、なんで近づいて細工が出来るのか。バッテリ交換の経験もない女性が素人作業して、放置車両が動くのか。殺人犯がなんで気軽に手を貸して、やたらと情報を得られるのか。そして、なんでこうも都合よく、出会う人たちが逃走に手を貸すのか。…とご都合主義の連続。

中央公園に現れたところで、どうこの事態を乗り切るのか…と期待したら、結局おじゃん。で、花火でごまかして、結局、整形して別の人生を歩む?顔はともかく、戸籍とかはどうするんだよ。なんか、夢落ちよりもひどくないのか?

……まぁ、いろんな細かい点が気になりましたが、500ページも使って、ひたすら逃亡劇の情景を書いただけという印象でした。池井戸潤的な、現実に即した展開、最後にすべてがすっきりするようなエンターテインメントを期待する人間には、向かない作品(作者)なのでしょうね。

映画観に行くか、迷ってます。

・「何故知りたがる?
内容は他の人が沢山書いているからいいとして‥

最後がうやむやなまま終わるのに納得いかない人が多いようだが、私はこれがうやむやだとは思わない。この作品はこれで完成なのだ。

黒幕を暴いてどうなる?ボスを倒してハッピーエンドか?そんな話のほうがリアリティがない。所詮一市民は大きな流れに抗えないのだから。この作品はまさに『今』を描いている。だから諦めて青柳は何もしなかった、なんてことはまるでない。逃げたのだ。それしか出来ないから。

全てを明らかにしろと言う人もいるが、それをしたらこの作品の世界は崩れてしまう。全てを暴くことが必ずしも正解とは限らない。この作品はこれが美だ。

まあ理屈抜きで面白かった。

ゴールデンスランバー (詳細)

オーデュボンの祈り (新潮文庫)

・「夢とも現ともいいがたい島の魅惑の物語
「既成の枠に嵌まらない」などという大仰な常套句にはほとほと食傷気味にさせられるが、この「オーデュボンの祈り」には、そんな言葉が違和感なく見事に当てはまる。とにかく、その摩訶不思議な独自の世界観は、読者を酔わせること甚だしい。ユーモアに飾られた垢抜けた文体が何とも小気味よく伝わってきて、同時に音楽鑑賞をしているときのような浮遊感がもたらされる。この感覚は小説というジャンルを超えた何かというしかない。 目的論に基づいた不条理は、シュールさを匂わせつつも、いささかつかみどころがないように思え、楽しめなかった。が、ラストで島に欠けていたものの正体が判然となったときは思わず瞠目した。まさに、降参したくなるくらい、「既成の枠」をぶち壊してくれたからだ。その、ある種の神秘との邂逅のごとき幽遠な情景に、私はどうしても感嘆を抑えることができなかった。

・「独特な設定と世界観ですね
最初読み始めた時、これがデビュー作だとは知らずに読みました。その為、確かに荒削りなところもあるが、だがこの何か引き込まれるような力強さは何だろう、と重いながら読んでいました。最後に作者の書いてきた順番を知り、これがデビュー作である事を知り、納得がいきました。言われてみればではありますが、確かに後の作風と、作者を形作っている何かがこの作品にはあった様な気がします。読んでいる時はそれが分からないのですが、後で他の作品を読むと気がつくというか。全ての作品がリンクしている、そういう意味では初めの一冊として、必読の本であると思います。

・「文句無しの傑作!!
どこかファンタジックな世界に洒落た会話やイカしたエピソードが溶け込み、いくつかの謎を抱えたままラストの あっ!と驚く大円団に読者をグイグイ引っ張っていく…

・「才能あふれるデビュー作
 今をときめく伊坂幸太郎の記念すべきデビュー作である。 現世から隔離された島で、案山子が殺されるという意表をついたストーリー。案山子は未来を知ることができたにもかかわらず、なぜ自分を守ることができなかったのか。童話を思わせるシュールな構成にもかかわらず、圧倒的なリアリティと説得力で読者を牽引してゆく筆力はとても新人とは思えず、その後の活躍を予感させるのに充分なインパクトである。 個人的に本作の中で最も印象に残っている登場人物は「桜」であった。「桜」は正義そのものであり、法そのものである。島の中で「桜」だけが拳銃を所有しており、だれもその判断には逆らえない。ほかにも「嘘つきのパラドックス」の議論が出てきたり、伊坂作品の中でも本書は最も哲学的な色彩が濃いのではないだろうか。 伊坂の作品を読んでいて感心するのはその読みやすさである。難しい文章を書くことは容易であり、読みやすい文章を書くことは困難である。読者が何の苦労もなくすんなり読めてしまう平易な文章は、作者が何度も何度も書き直した苦労の賜物にほかなるまい。理屈抜きに才能を感じさせる数少ない作家の一人だと思う。

・「理解を超えた何かがあるのだろう
私にはどうしてもこの作者の作品は理解できないようだ。やはり頭が固くなっているのだろう。これだけたくさんの読者から支持されているのだから、素晴らしい何かがあるに違いない。中年以降の方で読んで私と同じ感想を抱いたのなら、脳のストレッチが必要かもしれない。

オーデュボンの祈り (新潮文庫) (詳細)

重力ピエロ (新潮文庫)

・「心情的に受け入れ難い
タイトルの個性的なネーミング、キャラクターが交わす洒落たトーク、音楽や映画をふんだんに盛り込んだ文化的なムード、と、いったん伊坂作品の美点を挙げだせばきりがない。本作はしかし、それら著者のハイセンスな持ち味が、どうも裏目に出てしまったようだ。 レイプは女性にとっては死にも等しい蛮行であり、描写にあたっては格別の慎重さが求められるのは当然のことだ。しかしながら、泉水と春の兄弟の苦悩が深く掘り下げられているのに対し、被害者である母やその夫の父に深刻さがあまり感じられないのはどうしたものか。ことに、父の春に対する距離感は疑問であった。 彼の、強姦魔の子の出産の是非を決めるときの呑気ともいえる言動といい、春への表層的な愛情の裏に潜められてしかるべき憎悪が描かれていないことといい、家族愛を題材にしたドラマにしては余りにも軽すぎはしないか。腑に落ちないのはそれらだけではない。ガンジーをことさらにリスペクトしながら、それに矛盾し逸脱した春は、いくら彼の特殊な心情を慮っても到底受け入れられるものではなく、弟を諫止するどころか飄然としてみせる泉水の態度も、著者の恣意的なユーモアなどとポジティブに解釈することは不可能だった。

・「酷い絆‥‥
家族の絆云々と言うことがよく出てきましたが、その絆ってものを勘違いしてると思います。

結局人を殺してバレてないから問題なしみたいな展開になっちゃってるし‥‥

少なくとも自分はこんな家族にはなりたくないと思いました

・「これが「本屋大賞 」ならば、この賞にも意味があると感じた
 現実と虚構がみごとに溶け合う仙台の街と、固い絆で結ばれた男三人の家族。 誰が放火犯なのか、早くにわかってしまうのが玉にきずだが、やはり「私」の弟「春」はとても魅力的だ。小さなエピソードの積み重ねで、彼の魅力を描いていくのもさすがにうまい。整形して、まったく別人のチョー美人として再び現れる「順子」のストーカーぶりも笑えるし、自殺の名所、八木山橋の描写なども面白く読めた。なにより、絶対に自首するなという「私」の、じつに健全な家族愛には感動させられる。 最近はいろいろ批判があるようだが、「本屋大賞」が、読書の喜びを与えてくれるこうした本を選ぶなら、それなりに意味があると思わされた。

・「とてつもなく深く、優しい物語
所謂ミステリーとは違うかもしれないがやはりこれはミステリーであると思う。

一言で表すなら、彼ら家族の生き方に感銘を受けた。けして明るい話ではない。なのに、力強く光が差しているように感じられる物語。

『春が二階から落ちてきた。』という一行目から、私はすっかり虜になってしまった。 泉水の夢に出てくる過去の母とバットを持った春はとても衝撃的で考えさせられるシーン。

重いものを抱えていても、春は泉水を兄として頼っていて泉水も春を大切に思っている。ふたりは兄弟で、父を尊敬し、母を愛している。それが苦しいほどに伝わってくる。父が誤魔化すことなく息子たちに向きあいお蔭で一歩間違えばぐれてしまうかもしれなかった泉水に深い感銘を残してくれた回想シーンも素晴らしい。

父が泉水と春を食卓に呼び、話があるというシーン。私は父の握手を、ありがとうと言いたいのだと解釈した。そして、涙が止まらなくなった。彼の行為自体は本当は許されることではなく、またありがとうの一言で語りつくせる訳も無い。男と男同士の会話として、様々な感情があの握手にこめられていたのだと思う。

ビジネスホテルのフロントの男と仙台銘菓の"オチ"はまた素晴らしく 春が「行け!」と言うところから下に降りるまでの流れも美しい。

とてつもなく深く、優しくどうしようもない人間もいる半面やはり人間というのは素晴らしい生き物なのだと思わせてくれる物語。

・「家族の絆とは・・
絆は血より濃いもの。泉と春の父と母が素晴らしい。最強の家族には重力さえ関係ないのだ。会話がいちいちしゃれている。そして父と息子の会話には深い愛情がある。すべてを超越しているような父親、彼の存在がこの物語のすべてかもしれない。

重力ピエロ (新潮文庫) (詳細)

陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)

・「早くDVD観なければ。
初めての伊坂作品「ゴールデンスランバー」を、あろうことか映画を観てから原作本を読むという無謀(笑)な順序で堪能したので今回はセオリー通り原作から読む事にした。良くも悪くも既に正続編があるんだから、と「地球を回す」および「日常と襲撃」を一気に購入して一気に読んだ。

ゴールデンスランバーと違い得体の知れない「巨悪」は出てこない。陽気なギャング達が仲間になり、仕事をするまでの流れなどあり得なさそうなのに軽妙な台詞回しに思わず引き込まれてしまう。

二冊の文庫本で二週間くらい楽しめるかな、と思っていたのに読み始めたら3日で読了してしまった。伊坂作品、次は何が良いのかな〜。

・「エンターテイメント!
個性的で陽気な4人組の銀行強盗の話です。楽しくて、少しヒヤヒヤさせて、でもなるほどと思わせてくれるエンターテイメントです。映画の世界ならよくありますが、小説では強烈な個性の複数の持ち主での展開は難しいと思いますが、それを見事にこなしています。読後、賢くなったという気はしませんが、面白かったと思えること確実な本です。これから続編の「・・・日常と襲撃」を読みます。

・「テンポのよさが抜群
前作の登場人物が次作に登場することがあるので執筆順に読んだほうがイイとのアドバイスを受け『ラッシュライフ』の次に読ませていただきました。

まずは、アドバイスに感謝です(笑顔)

ストーリーはここまでの2作と比べると深さの点では物足りなさを感じましたが、テンポのよさは、ここまでの中で一番でした。

次は、『グラスホッパー』を読ませていただきます(笑顔)

・「面白くなかったです
とても売れているし好評なようですが、私は面白くありませんでした。まずなぜそんな簡単に銀行強盗が成功するのか?驚くような手法、裏技があれば納得できますが、正直あんな普通にやっててどうして?と思います。登場人物もなんというか同じような感じの人ばかりだし、頻繁に出てくる登場人物のジョークや謎な正義感ぶったセリフ?もなんとも苦いです。純粋にビジネスとして書いた小説と言う感じです。芸術作品ではありません。ストーリー重視で見れば面白いと言えるのかもしれませんが・・・。

・「サスペンスとしては物足りない
個性的なキャラクター達の強盗劇。ある事件現場にたまたま居合わせた4人が、ひょんなことから奇妙な強盗仲間となり、華麗な手口で強盗を行う、、、ようになってからのお話です。

主人公4人は皆、伊坂作品にいかにも出てきそうな、カラっとした性格の、かつインテリ感のある人物。彼らの掛け合いはテンポよく読めて、キャラが生かされていて楽しい。(特にボケの響野さんと、冷静な成瀬さんのが)

その代わり、この人物描写に物語の大くの部分(前半ほとんど?)占められてしまっていて、物語の大筋の、“彼らの敵対勢力”との対決、それに到るまでの盛り上げに関しては、少し薄っぺらい印象でした。先が見えてしまいます。

しかし、彼らには続編があるようなので、キャラを頭に叩き込んだ上で、それを読めば、面白みは倍増ではないでしょうか。続編でのパワーアップに期待。

陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫) (詳細)

イニシエーション・ラブ (文春文庫)

・「とりあえず読んでみて。
なんか変やな・・と思いつつ、自分の暗記力のせいかと思って読み続けました。最後の2行の謎もわからないまま・・何か吹っ切れない想いだけが残りました。12時間ほどたって「なんじゃこりゃー」と謎が解けた時、私の感想も激変!しました。とりあえず読んでみてください。数々の仕掛けを・・後で楽しめます。恋 (新潮文庫)

・「何気ない会話もあとから読み返すと…
最後の2行目〜の煽りに興味があったので読んでみた。

・「読む前と後では物語の顔が変わります。
読んでいて違和感を感じながら、 最後に落とし前をつけてくれました。 小説だから成立する仕掛けは読んでいて楽しい。 驚きは恋愛小説だっていうところで、 読んだ後、本当に全く違う小説に生まれ変わります。

・「きもちよくだまされました
ラスト数行で…が気になり読み始めました。まさにその通り、また読み返して楽しみました。ぜひ、お勧めします。

・「オチの妙というより構成の妙が光る小説
個人的にオチ自体は驚愕というほどでもないと感じました。その代わり、「ということは・・・」と物語を改めて振り返ってみると、細部に亘って非常に緻密に構成されている小説だと感じました。

一読すると、平凡ともいえる描写やエピソードの多くが、オチを知った後で読めば「このエピソードはこういうことだったのか・・・」と、再解釈した時にある種の快感が得られました。奇妙なラブストーリーではないだけに、再解釈による面白さが増すのかもしれません。また、時代設定も重要な仕掛けだと言えるでしょう。

作者の構成力がキラリと光るラブストーリーです。

イニシエーション・ラブ (文春文庫) (詳細)

陽気なギャングの日常と襲撃 (祥伝社文庫)

・「軽妙にして洒脱
いつもより前置きが長いなと思っていたら、著者も自覚しているようで、P.378にはその旨の記述がありました。そしてあとがきを読んで納得。でも長い前置きもちゃんとストーリーの展開に組み込まれています。ウィットの効いたギャグや皮肉を楽しめましたが、一番笑えたのはラスト。読後に賢くなったとは思えませんが、十分に楽しませてくれる本でした。

・「文庫限定のおまけつき!
「陽気なギャングが地球を回す」の続編です。おなじみの4人組、成瀬、響野、久遠、雪子と、サブキャラの祥子や田中など、個性的なキャラクターが引き続き活躍します。

全体は2部+αといった構成で、第一部は4人のギャングたちそれぞれが中心となった4つの短編。第二部は、その短編の内容を引き継ぐ形の本編です。

あとがきで作者が「本当は8つの短編にしようと思ったが、4編書いたところで方針を変えた」といった内容のことをいっているのですが、確かにちょっと一貫性にかけるというか、一つの話にもっていくには前半で話が広がりすぎた印象がなきにしもあらず、です。

でもなかなか上質なエンターテイメント作品です。最後まで楽しませてもらいました。

星を一つ減らしたのは、前作でなかなかいい味を出していた雪子の息子慎一が全然出てこないのが不満だったからです。

最後に単行本には未収録の短編が一つ入っています。短い話ながら4人がちゃんと活躍していて、ちょっと得した気がします。

蛇足ながら、本作を楽しむには前作を先に読んだほうがよいと思います。特に田中なんてキャラは、前作を読まないとどんな人か分からないかも。

・「期待していただけにちょっとガッカリ
「陽気なギャングが地球を回す」が面白くて購入しました。4人のキャラクターの個別のエピソードが出てくる前半部分は面白く、それらがだんだんと結びついていく後半も、いつもの伊坂節だなと楽しめましたが、調子が上がりきらないうちになんとなく「おしまい」になってしまい、ちょっとガッカリです。後半部分、もう少しひねりが欲しかったなァ。「オーデュポンの祈り」で、何だこりゃ?と読んでいくうちに、これってミステリーだったんだ!と驚いた新鮮さ、「ラッシュライフ」で何だか訳の分からなかったものが最後に、な〜るほど!と全て結び付いていくスッキリ感、が、だんだんと減ってきているような...。と、以前の作品からの期待感もあったために、少しガッカリ感が大きかったので、★3つです。

・「少し間延びする二章以降が残念
06年05月のノベルスの文庫化でシリーズの2作目になります.

ギャングたち4人のギャングではない『日常』が短編のような形ではじまる一章では,周りの小さな事件とは別に,ある日の同じできごとがそれぞれの視点から描かれます.4人がこの章で出会うことはなく,起きたできごともそれとなく終わりとなるのですが,『襲撃』にあたる二章以降,ここで起きたいろいろが大きな一つへと繋がっていきます.

このあたりの周到な組み立て軽妙なやり取りなどはさすがと満足させてくれるのですが,伏線や繋がりが凝縮されていた一章に比べると,二章以降は少しばかり間延びした印象も.

また本編とは別,『文庫化記念ボーナス短編』はやや『狙い過ぎ』の感があるものの,キレイに繋がる流れ,そしてこれだけのために書かれたのではと思えるオチにはニヤリ.ちなみに『映画「陽気なギャングが地球を回す」公式ガイドブック』に収録済みの作品で,文庫版限定の書き下ろしではありませんので,そちらをすでに読まれている方はご注意を….

・「大満足の続編
あの4人が帰ってきた!!!個性的で愛すべき銀行強盗。この作品での最大の魅力は、彼らのやり取りの絶妙な会話部分と言っても過言じゃ無いかも・・

ユ-モアにあふれたその会話部分は、作品を盛り上げ、作品世界に読者を捕らえて話さない。

伊坂作品の中では、ライトな感じもある1品ですが、登場人物が生き生きと跳ね回ると言う点では文句無しの伊坂ワ-ルドです。

1作目で、あの4人に魅了されたあなたなら、絶対に満足するはずですよ

陽気なギャングの日常と襲撃 (祥伝社文庫) (詳細)

Another

・「主人公と同世代である身から触れて…
98年当時中学生だった自分としては、文章の随所からあの頃の淡い記憶を呼び起こされるような作品でした。そのせいか恒一の一人称も親しみやすく、中学生だったらこうだよなーと納得してしまうほどです。 個人的には「呪いそのもの」が解決することはないだろう、と予想していたので恒一と鳴の関係に重点を置きながら彼らが「呪い」とどのように向き合っていくのかを書いた点は個人的には大変好ましいものでした。 ラストの引用フレーズも余韻に残り、非常に満足しています。

・「Anotherは誰か
主人公、榊原恒一は夜見山北中学の三年三組に転校してきた。そこで、一人の少女ミサキに惹かれる。しかし、彼が彼女に話しかけるたびにクラスメイト達は怯え、「いないものに話しかけるのはやめろよ」と意味不明の言葉を放つ。だんだんとわかってくるのは、この三組が「呪われた三組」と呼ばれていること、クラスメイトやその関係者達が不慮の事故や自殺でたくさん亡くなっているということ。そして、恒一の目の前でその「呪い」が始まった。

綾辻といえば新本格というイメージから抜け出せないため(「囁きシリーズ」などがあるにも関わらず)、この「呪い」の要素がどのように回収されていくのだろうということにばかり集中して読んでしまった。最後まで読んだ印象としては、「ある少年の奇妙なひと夏と不思議な少女との淡い恋」といったところか。「呪い」を巡る言い伝えである26年前のミサキの死、クラスの中でひときわ不思議なオーラを放つ少女ミサキ、そしてさまざまな理不尽な死。この中学と、中学のある村の名前のせいか、しんしんと冷えた夜のような雰囲気の小説だ。ホラー小説としては非常に面白いが、その「呪い」が解明・解決されなかったという点は、何らかの解決を与えてほしかった私からすれば少し中途半端なものに感じた。

・「ストーリーはおもしろい。しかし「テーマ」が弱い
片田舎の町、夜見山市。中学校のクラスに25年にわたって降りかかる謎の連続死。主人公にだけ見える謎の少女、ミサキ・メイ。

読む前からこれ以前のキーワードに惹きつけられ、読んでいる間も謎めいたストーリーにグイグイと引き込まれ、三日ほどで読み終わりました。おもしろかった。じつにおもしろかったのですが…

以下微妙なネタバレ

読んでいる間中、奥さんでもある小野不由美の「屍鬼」を思い出せずにはいられなかった。作品の最終的なテーマも同じところにあり、小野氏が得意とする「他人を殺しながら生きる人間」がそれである。「屍鬼」において小野氏は、「他人を殺すからと言って、人殺しを殺してもいいのか」という疑問を投げかけました。本作でも同じようなことが言えます。本作ではさらに特殊な状況下でその疑問が露呈するのですが…ページ数で言えばこの疑問に対する葛藤は数ページしかありません。しかも屍鬼とは違い、主人公が下した決断が正しいことであったかのように、物語は結末を迎えます。この点から、「Another」はテーマが弱いのです。考える部分がありません。答えを示されているのですが、その答えは決して正解ではないのです。

などとグダグダ書きましたが、物語自体は非常におもしろく、綾辻作品独特のどんでん返しもしっかりあります。この本の紹介文に興味を持った方、また、「屍鬼」のファンだと言う方は、書店で見つけたらぜひ手にとって見てください。

・「これこそ、綾辻さん!
皆さんもおしゃっていますが、久しぶりのヒット作だと思います。推理要素、ホラー要素、グロ要素、綾辻さんが得意とする要素がすべて活かされています。また今回は登場人物も大変魅力的で記憶に残る作品になりました。綾辻ファンはぜひ読んで感動を共有したいです!!

・「そうきたか!!
この作品は一言、とても面白いです。手にとってみて本の分厚さに驚かされましたが、読み始めると綾辻ワールドに一気に引き込まれます。文体自体も理解しやすいので、スラスラと読めるミステリーとサスペンスの二つの要素を持った作品です。

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