「やさしい気持ちになります^^」「この本は誰が読むべきなのか」「医療にホスピタリティーを」「医師の言葉が病気を治す」「この本は狭義の精神医療やカウンセリングについての本ではない。しかし・・・」
「素晴らしい」「内蔵の地図 描けますか?」「これくらいシンプルでも良いのかも」「己を知らずして敵を倒せず」「取説ではないからトリセツなのか、、、」
がん患者、お金との闘い (詳細)
札幌テレビ放送取材班(著)
「平等な命」「私が慕っていた人です。」
NHKスペシャル うつ病治療 常識が変わる (詳細)
NHK取材班(著)
「このとおりです」「医師選びの注意点5カ条はいい」「患者も身近に患者がいる人も読んで損はない一冊」「放送された番組を遥かに超える圧倒的情報量。よくぞここまで書籍化して下さいました!!」「"うつ"は"心の風邪"というより"心の生活習慣病"と思うべきなのかも。」
おへそはなぜ一生消えないか―人体の謎を解く (新潮新書) (詳細)
武村 政春(著)
糖尿病治療ガイド〈2008‐2009〉 (詳細)
日本糖尿病学会(編集)
「手っ取り早く理解できるが」「入門書としては良好」「糖尿病の医療に携わるすべての方に」
サーノ博士のヒーリング・バックペイン―腰痛・肩こりの原因と治療 (詳細)
ジョン・E. サーノ(著), 長谷川淳史(監修), 浅田 仁子(翻訳)
「慢性的な腰痛・肩こりなどある人はぜひ読む価値あり。」「何度も読むべき:追記あり」「良書です。」「数十万円の治療より、この1冊。」「とても良い本です。おすすめします」
癒す心、治る力―自発的治癒とはなにか (角川文庫ソフィア) (詳細)
アンドルー ワイル(著), Andrew Weil(原著), 上野 圭一(翻訳)
「究極の治療法は人体の免疫力を高めること」「代替・統合医療を理解するための良著」「アメリカの統合医療の第一人者」「医と人について考える」「代替医療の百貨事典」
脳の中の身体地図―ボディ・マップのおかげで、たいていのことがうまくいくわけ (詳細)
サンドラ ブレイクスリー(著), マシュー ブレイクスリー(著), Sandra Blakeslee(原著), Matthew Blakeslee(原著), 小松 淳子(翻訳)
「行動する私のために脳が見せてくれる世界」「変化し続ける脳」「最先端の脳神経科学について面白く学べる」「脳科学、最良の手引き書!」「身脳一体」
風邪の効用 (ちくま文庫) (詳細)
野口 晴哉(著)
「実際に」「風邪を上手くひけば、健康になれる」「これからお子さんを育てる方、なるべく自然に生きたい方へ」「分からない」「風邪をひく必要性=目からウロコ!」
Browse Refinements>Format (binding)>単行本
Browse Refinements>Publisher Browse Refinement (feature_six_browse-bin)>朝日新聞社
Browse Refinements>Publisher Browse Refinement (feature_six_browse-bin)>宝島社
Browse Refinements>Format (binding)>単行本(ソフトカバー)
Browse Refinements>Publisher Browse Refinement (feature_six_browse-bin)>岩波書店
Browse Refinements>Format (binding)>新書
Browse Refinements>Bunko Label (feature_browse-bin)>新書・ノベルスレーベル>新潮新書
Browse Refinements>Publisher Browse Refinement (feature_six_browse-bin)>新潮社
Browse Refinements>Shinsho Label (feature_two_browse-bin)>新潮新書
Browse Refinements>Publisher Browse Refinement (feature_six_browse-bin)>文光堂
暮らし・健康・子育て>家庭医学・健康>病気の知識>肩こり・腰痛
Browse Refinements>Publisher Browse Refinement (feature_six_browse-bin)>春秋社
・「やさしい気持ちになります^^」
鎌田先生の「人」としての優しさが伝わってきます。自然と涙が出てきます。読みやすい文章ですらすら読むことができました。
・「この本は誰が読むべきなのか」
今でも仲間内でムンテラという古い言葉を使う医療従事者がいます。これはドイツ語のムント・テラピー、「言葉による治療」という意味の短縮語です。ですが、日本では「患者への説明」という意味で使用され、言葉による治療という意味で使われていませんでした。医療従事者の何気ない一言がいかに患者さんを傷つけることがあるかは認識されていたものの、言葉で治療するという概念は最近までなかったからです。 この意味ではあらためてムンテラの本来の意味である「こころのこもった言葉による治療」を医療従事者は心がける必要があります。反面教師を含めてそれがどれほどの効果を持つかはこの本にたくさんのエピソードとして書かれています。時代の要請でもあります。 ただ、一つ疑問なのは、この本は誰のために書かれたかという点です。語り口は患者、一般向けのスタイルなのに、メッセージは医療従事者向けであることです。患者さんに役立つとすれば、医師を含む医療従事者は悪げはないのにこころない言葉を発することもあるので大目に見てやってください、そしてお互いのコミュニケーションに齟齬のないよう、よい関係を築くことが患者にとっても利益となります、ということでしょうか。 ですので、医療従事者の私にとっては星4つですが、患者さんにとっては星いくつの本かは判断しかねる次第です。
・「医療にホスピタリティーを」
週間朝日を通し一般読者から、医療や介護について、手紙を募集しました。鎌田先生がその手紙に対して、コメントをするという作りになっています。「頑固だからガンになるんだ」「あんたみたいな人がいずれ苦しくなって、鉄道に飛び込むんだ。でも死亡診断書なんて書いてあげない」といったひどい言葉を浴びせられた患者さんもいます。反面、あったかくなる手紙も紹介されています。
I型糖尿病。13歳の女性に対して、「先生が治してやるからな、大丈夫」と何度も何度も言ってくれた。それまではやけになって死んだほうがいいと思っていた。「この先生がいなかったから今の私はいない。今は病気と闘いながら管理栄養士の仕事をしている」
I型糖尿病は治りません。なのにこの人は嘘をつかれたと怒るのではなく感謝しています。それは、医師が支えようとしたからです。医療行為は「科学」と扱われます。ですから、個人的な意見や偏見、感情は排除されがちです。しかし、医師の優しい言葉によって人は支えられ、病気とたたかう勇気をもらいます。支えられる気持ちがあれば、最終的に亡くなったとしても、感謝されます。これは正確な診断をするよりも、大切なことではないでしょうか。
医療=科学を発展させ、医療=人間科学にしたいというのが、著者の望みです。この本を読むことによって、理想的な医療を想像することができました。特に医療関係者に読んでもらいたいです。
また、鎌田先生の作品意外にも、これらの本を関連して推薦したいです。「ガンに打ち勝つ患者学―末期ガンから生還した1万5000人の経験に学ぶ」「がんとこころのケア (NHKブックス) 」
・「医師の言葉が病気を治す」
医者にもいろいろな人があって、患者としてはたとえ医者の説明が不足していても、無愛想であっても、結果として適正な診断をして、正しい治療をしてくれればそれでいいのだが、やはり医者の一言が患者を治しもするし、これでいいのだろうかと不安にもするものだ。私は、初診の患者として病院へ行った時、その医者が「どうしました?」という当たり前の言葉を言い、再診だったら「どうですか?」という当たり前の言葉をかけてくれる医者を期待する。ところが、最近の若い医者はこうした当然の言葉を言うかわりに、診察室に入っていくと、パソコンの画面を見ているだけで、こちらを見もせずに検査結果を伝えるだけであるような先生が多い。今具合が悪く、自分の病気のことについて心配な患者としては、医者の一言が最良の薬になったり、逆に毒になったりするのである。「〜さん、大丈夫ですよ」という励ましの言葉が病気をよくする。医療とは、薬でも手術でもなく、人としての医者の「言葉」であることが多いのではないか。学校の先生が、生徒に「おまえはがんばれば、絶対できる」「〜くん、がんばろう」というのが大切であるのと同じである。 この本はいかに医療現場にこころない言葉を発する「先生」が多いか、そしていかに医者の「一言」が患者にとって大切かを今更のように教えてくれる数少ない本である。 病気で苦しんでいる患者よりも、全国の医師にこそ読んでもらいたい一冊であるといえよう。
・「この本は狭義の精神医療やカウンセリングについての本ではない。しかし・・・」
精神科医の中井久夫氏によると、「医者という名の薬」という言葉があるらしい。
中井氏ご自身、「病者と社会 (中井久夫著作集―精神医学の経験)」収録の、「心に働くくすりは信頼関係あってこそ効く」という短い論考(pp.163-8)で、
「医師への信頼関係があれば少量で効くし、量が増えない。不安を抑えるくすりを不安な状況で飲むのが得策でないのはわかっていただけよう。薬への信頼は、究極には医師への信頼である」
「私は、患者が苦情をいうことが医師に対する最大の協力であると思っている」
「(患者に)苦情を言ってもらうことで次第に正しい処方に到達するものである」
と書いておられる。
これは精神科の薬の処方に限るまい。医師の前では「優等生」にしかなれなくなり、実際にはたいへんだったり不安があってもそれを語れない患者さんは実に多い。医者の側に、苦情をいわれても嫌な顔ひとつしないだけの応対の力があっても、医師と患者というのは、自分の命や身体症状を公式に預け得る唯一の「絶対的権威」であり、「対等」ではあり得ない構造的な関係性が布置されているのだ。
そしてそれは、精神科の薬物療法ばかりではなく、例えば救急医療やがん医療において、外科的処置が必要な場合ですら共通の問題といえるはずである。
*****
ここで紹介する、「言葉で治療する」という本の著者、鎌田實氏は、救急医療の現場に始まり、がん病棟、救急医療、小児科をはじめとするさまざまな現場で、医師と患者の間のコミュニケーション不全がどれだけ大きな問題を引き起こしているかに現実に関与し続けて来られたお医者様である。
がん患者ご本人やそのご家族の実に30-40%近くがうつ状態、ないし、本格的なうつ病に陥っていることを著者は指摘する(統計によってはもっと高い数値を指摘するリサーチもあるという)。
がん医療に力を入れているといわれる病院、ホスピスなど終末期医療に力を入れていると喧伝している病院ですら、医者の不用意な言葉が単に患者さんを傷つけるのみならず、両者のディスコミュニケーションが、症状の変化に気づくタイミングを逸してしまうことになり、早過ぎる死に至らしめていることが疑念されるケースすら稀れではないらしい。
その一方、万策を尽くしても患者を救い得なかった医者に対して、患者が感謝の言葉を捧げるような関係性が成立している場合も確かにあるのである。
まだ、医療チーム内部でのコミュニケーション不足が、患者さんとの信頼関係をいかに損なうのかについてもとりあげられている。
******
こうした状況が生じたひとつの背景には、医師不足の問題に加え、小泉政権が推し進めた社会保障費の抑制の中で、医師に限らずコメディカルなスタッフ全体が疲弊し、患者さんに丁寧な応対をする余裕を喪失させたことも大きいと著者は論じる。
「インフォームド・コンセント」の重要性は、歯科医すら含む形で医療全体に浸透してきたはずではないかといわれるかもしれない。だが、インフォームド・コンセントの広まりを支えて来たのは、リアリスティックにいえば、医療訴訟に対する医療側の自己防衛という側面があり、(これは私の考えだが)開業医が多い地域では、経営的「生き残り」のために悪評を立てられたくないという側面も後押ししたのではなかろうか。
いわゆるクレイマーやモンスターペイシェント(ペアレント、ファミリー)の問題については、鎌田氏は、
「医療現場を萎縮させ、今日の医療機器を招く一因になっていることもたしかだ。いまだにモンスターペイシェントはいることはいるが、潮の目が変わったように思う」(p.36)
と書いておられる。
すでに日本人の死亡率第1位になったがん医療、そして高齢化社会で更に必要際が高まるであろう終末期医療の現場が、現実にはこれほどまでにコミュニケーション上の課題山積であることのついては、次々と登場する実例を読んでいると呆然とした思いに駆られる。 この本は、「精神科医療」についての本でも「カウンセリング」についての本でもない。しかし、底に流れるマインドは、お医者様やカウンセラーに限らず、すべての援助的専門家が自分の「現場」を振り返る上で、直面するしかない課題に気づかせてくれそうだ。
・「素晴らしい」
これは良い本です。シンプルかつ無駄がない。科学的であり、非常に気持ちよく知識が頭に収納される感じでした。
自分も小学校高学年にこういう本を読んでいたら、違う人生が開けていたかもしれません。
己を知ると言うことは世界の仕組みを知る第一歩でしょう。でも、子供から東大生まで自分の体の地図を書ける人は少ない。科学的に知るということは、最もリーズナブルに安心を得ることだと思いました。
そして何よりこれから無限の可能性が広がっている子供たちに読んでほしいと思ったのは、自分の体というものが途方も無い精密機械のごときものであり、現代科学をもってしても100億円を投入しても人為的には一体すら合成することはできない尊いものだということを知ることができる点です。一言で言うなら、命の大切さを学ぶに当たって本書はまたとない教材だと思いました。
AIの件も、筆者の正義感、医師としての高い倫理観から出る情熱ゆえと思えました。
・「内蔵の地図 描けますか?」
身体の内部構造を把握し、自分のカラダ地図を、サラっと描けるようになる絵本。
・「これくらいシンプルでも良いのかも」
身体の仕組みを学ぼうとすると、ついつい膨大な量に圧倒されてしまい結局イマイチ良く分からなかったりすることがあります。
簡単に人体の仕組みを紹介する本も既に多く発行されています。しかし、どれもがトピックが多すぎて実はしっかりと頭に理解が定着しない事が多いかもしれません。
本書は、「からだの地図帳」などのレベルに興味を持ってもらうための本という位置付けです。
しかし、逆に本書くらい内容が簡潔でももしかすると身体に興味を持ってもらうのには、良いのかもしれません。
但し、それ程読んで面白さや興奮を感じるという訳には行かないかもしれないので、少し注意が必要です。
・「己を知らずして敵を倒せず」
と、海堂さんが講演で言っていました。そうなんですよね、自分のカラダのことって案外知らない。それってもったいないですよね。
かわいいイラストで、楽しく読めます。カラダ地図、さっそく描いてみよ〜〜〜!!
星5個★★★★★
・「取説ではないからトリセツなのか、、、」
内容からすれば、「取扱説明書」というよりは、「概説書」といった感じ。ほとんど「機能」の説明に終始しており、「使用法」は説明されていない。いったい何を誰のために説明したいのか、よくわからない。言葉遣いと内容がアンマッチで中途半端な感じ。
正直言ってげんなりしたのが、「オートプシー・イメージング(AI)」の導入に反対する人たちへの悪口。こんなきたない文章、「取説」とは何の関係もないじゃん、と思った。
上の内容紹介ではまったく触れていないし、本の腰巻きでもたった1行書かれているだけ。「オートプシー・イメージング(AI)」とは、死体の画像診断のひとつの方法とのこと。実は、著者はその推進派の有力メンバーということらしい。
「オートプシー・イメージング(AI)」のことは知らなかったが、まあ、いいことのようにも思える。が、著者の反対派への批難があまりにひどく、素直に応援しようという気持ちになれない。私にとっては、この本は逆効果だった。
・「平等な命」
一気に読みました。内容はとても素晴らしいものでした。
がん対策条例のこと、働き盛りのがん患者の生活、今最高裁で問われている混合診療のこと、医療費ゼロの取り組み、
そして、あまりにも知られていないがん患者にも適用される障害年金のこと・・・。
金子さんが取り組まれてきたことがとても丁寧に書かれてあって、胸がいっぱいになりました。
もちろん、がんだけが病気ではありません。他の病でも、医療費に苦しまれる方はたくさんいるでしょう。治療が長期にわたることも同様にあると思います。
何よりも平等でなければならない医療が、平等ではない実態があることがとても悲しいです。
経済的理由で、治療をあきらめる方もたくさんいる実態があります。とても、とてもつらいことです。
インタビューを受けられた渡部さんが、治療費負担の前に、生きていていいんだろうかそう話されていたことが心に重く響きます。
たくさんのことを提起してくれている冊子です。
・「私が慕っていた人です。」
自分がしんどいにも関わらず他の癌患者さんを励まし支え続けた優奈のママちゃんこと金子明美さんのことについて書かれています。なんで働き盛りの人が癌にかかったからと言って補助もでないのか?治療のために離婚をして生活保護を受けるしかないとまで思いつめられた彼女の気持ちを察するだけで今も涙が出てきます。
・「このとおりです」
この本はNHKのテレヒ放送されたものにさらに追加取材の結果、今のうつ病治療のあり方に警鐘をならしています。自分がうつ病歴8年目でその間に「うつ」に関する本は数限りなく読みましたが、これほど今の精神科の状況および治療の問題をあぶりだした本には初めて出会った感じがしました。自分も様々クリニックを転々としましたが、初診にもかかわらず5分で終了し、何種類もの薬をその医師独特のブレンドの粉薬に変えて飲まされたり、薬の効能について何も説明しない医師などこの本にも出ている事例のような医師が実際いるのも現実です。あと問題なのは、抗うつ剤が製薬会社にとって莫大な利益を生んでいるのも事実であり、まさに現在の日本は製薬会社にとって「抗うつ剤バブル」といってもよい状況で、患者はまさにモルモットにされている気がするのは私だけではないはずです。いまうつでお悩みの方は是非読んでいただきたい一冊であり、いま自分が通っている医師が問題ないのかチェックするのにも役立つと思います。
・「医師選びの注意点5カ条はいい」
野村総一郎氏の医師選びの注意点5カ条は参考になる。
@薬の処方や副作用について説明しないAいきなり3種類以上の抗うつ薬を出すB薬がどんどん増えるC薬について質問すると不機嫌になるD薬以外の対応法を知らないようだ(P91-94)
・「患者も身近に患者がいる人も読んで損はない一冊」
09年2月放映の「NHKスペシャル うつ病治療 常識が変わる」と6月放映の「クローズアップ現代 抗うつ薬の死角」の内容に追加取材を加え、TVでは時間の関係で割愛されたエピソードやインタビューを盛り込んだ1冊。私はどちらの放送も見ましたが、とても印象的な番組でした。うつ病治療はこんなに変わってきているのかと愕然とした記憶があります。最先端でこれまでの常識を根底からひっくり返した治療が実施されている反面、3分診療などの利益主義的な病院の開業が増えている実態。この二極化で翻弄される患者。NHKのこの番組のようにこうした事実を伝える報道は多くはありません。患者自身が現実をしっかり受け止め、自分の治療方針に役立てていく努力が必要だと思います。現在のうつ病治療に警鐘を鳴らす本書は、患者、その周囲の方にとって読んで損はない一冊だと思います。
・「放送された番組を遥かに超える圧倒的情報量。よくぞここまで書籍化して下さいました!!」
類書を完全に越えたところまで、日本の現在のうつ治療の問題点と、その背後にある医師養成制度、保険制度上の問題、現状ですでになされている先進的な試みを紹介、日本のうつ治療の「光」と「影」を余すところなく描き切れています。
番組をご覧になった方でも、改めてお読みになる価値があると思いますよ(密度が3倍ぐらいアップした感じ)。
更には、もはや単にうつの問題を越え、精神医療とカウンセリング界の間の国家資格化をめぐってのぎくしゃくした現実にも、率直に切り込んでいる。
ともかく、膨大で多方面な取材と、現状までの道のりをここまで生々しく掲載することに同意された(元)患者の皆様に感謝するしかない。
・「"うつ"は"心の風邪"というより"心の生活習慣病"と思うべきなのかも。」
この話題に関するNHKスペシャルを見逃していたのですが、本書でその内容を深く知ることが出来ました。大変分かり易かったです。うつ病患者は勿論、うつ病患者でない人も読んで損しない内容だと思います。
"うつ病治療"の難しさを知ると、これは"心の風邪"ではなくて"心の生活習慣病"と呼ぶべきではないかと思った次第です。風邪を引いた時のように「薬を飲んで、ハイ おしまい」ではないのです。しかし、日本の医療現場では誤った投薬治療が施されている例が少なくないようです。強烈な副作用(アクチベーション・シンドローム)のために 前後不覚の状態に陥って自分(and/or 他人)を傷つけてしまう事例が紹介されており、読んでいて空恐ろしくなりました。(「ボウリング・フォー・コロンバイン」の犯人の一人は"抗うつ薬"と無関係でないようです) 行き過ぎた投薬は、まるで「ロボトミー手術」の再来のように思われました。脳内の生理現象・生活環境/習慣・思考の癖...これら様々な要因が絡み合って"うつ"が発症するのですから、"うつ"を"生活習慣病のような神経症"と捉えて気長に治す心構えが必要なように思えました。(「あわてず、あせらず、あきらめず」ですね)
「うつ病治療の新しい常識」という章で、様々な試みがあるのを知り、興味深かったです。特に近赤外線スペクトロスコピーによる「頭の血のめぐり」の診断は面白いですね。本書には載っていませんが、最近のニュース(2009/8/26 時事通信)によれば「血液検査で精神疾患判定=ストレス程度も−たんぱく質濃度を分析 (大阪市立大・兵庫医科大)」というのもありました。今後はこのような精神疾患の"見える化"・"診断の客観化"の手法開発が期待されますね。
・「手っ取り早く理解できるが」
多忙で専門外の医師や、医療従事者には便利かもしれない。米国治療から数年遅れですが、みっともないというかつてのレベルからすれば、かなり改善されたようにおもう。食後高血糖のガイドラインをつけわえないと不十分。患者教育、食事栄養の具体性もいまひとつ。3人に1人の有病率からすれば、もっともっと実践的現実的なものが必要。
・「入門書としては良好」
基本のき、という書籍です。よくまとまっていると思います。
・「糖尿病の医療に携わるすべての方に」
基本的なことは、すべて網羅されよく書かれています。低血糖やシックデイなども採り上げられており、医師、看護師、薬剤師、栄養士のみならず糖尿病に関係するすべての方の基本入門書として安価で最適です。
●サーノ博士のヒーリング・バックペイン―腰痛・肩こりの原因と治療
・「慢性的な腰痛・肩こりなどある人はぜひ読む価値あり。」
私は、ヒーリング、エネルギーを使った整体師ですが、この本で言うことはかなり当てはまっていると思います。足をひきずるようなぎっくり腰、つらい腰痛の方でもだいたい1回〜3回程度の施術(1回1時間程度)で、かなり痛みやコリが解消され回復し、治っています。この時ストレスもエネルギー(気)で抜きます。ですが、実際の臨床において、ダメージの起こった筋肉は血行不良を起こしてカチカチになっています。そしてそのダメージのある筋肉に対して、エネルギーを送ることで筋肉は即座に弛緩して正常になります。(施術時に凝っている筋肉に触れることで、患者さんの脳に「この筋肉こんなに凝っているよ」と無意識レベルで教えてあげて、患者さんにヒーリングエネルギーを送る事でコリが解消される)施術で多くの方がすぐに治っている経験から、この本に書かれているとおり、腰椎のつぶれ、ヘルニアが軽微なら直接関係無いケースが多いかと思います。腰痛肩こりの自覚症状のない普通の方でも高齢になれば背骨に歪ある方の方が多いくらいです。怒り・ストレスなど、精神面については、性格傾向が人によりかなり違いますので、該当する人にはこの本の治療がすごく当たったとしても、そうでない人もいるような気がします。生まれ持った性格傾向の特徴でなりやすい病気・症状というのもありますので。腰痛になるきっかけは、腰への無理な負担や転倒、強く打った、交通事故などが多く、精神的ストレスが直接起こすものは少ないと思います。そして実際に腰付近の筋肉等にダメージが起こり、血行不良状態にあります。良い姿勢も保てなくなり、痛みもありますから、それ自体が精神的なストレスになります。また腰痛によりぐっすり寝れず睡眠の質が低下すると、当然体力も低下します。怒り・ストレスは、その後の自然治癒力による回復の遅れやブロックに関係するのかな、と思います。基本的に日本の現代人は忙しくストレスの多い社会で生活している方が多いので、ストレスが全く無いという人はかなり少なく、瞑想やヨガ、温泉、自然に触れる、趣味や運動などで自分自身を癒し、ストレス解消してなんとか本来の心身を保とうとしているように思えます。TMSが全てとは思えませんが、日本の整形外科トップレベルの大学病院のお医者様が「実は、腰痛の8割以上は原因不明なのです」などと堂々とテレビのNHKスペシャルで語っていた(去年か今年くらい)のに比べて、この本はかなり真実に近い事を言っていると思えます。
・「何度も読むべき:追記あり」
10年ほど前にぎっくり腰をしましたが、その後、特に気をつけることもなく普通に生活していたのですが、仕事を再開した4〜5年前から、ぎっくり腰を何度もくりかえし、最近では首の痛み、股関節の痛み、さらには左の肩があがらなくなっていました。仕事が続けられなくなるのではないかという不安や焦りゆえ、まさにこの本に書かれてある、できるだけ動かないようにしようということばかり考え、楽しいこともできず痛みに支配されていました。この本の内容は簡単に読み進めるものではないので、じっくり読む必要がありますが、1回読み終えたところで、なんと肩の痛みがほとんど消え、腕が上がるようになっていました。 腰は長年蓄積された心の思いがあるので、何回も読んで訓練する必要があると思いますが、痛みがあるときに自分の脳に話しかけ、コントロールすれば少しずつ快方に向かうと期待しています。
追記:腰の痛みに関して、何日かはこの本の内容を一生懸命思い込もうとして、逆に今までよりも激しい痛みがあるのに、薬も我慢していました。が、無理するのはやめようと薬を飲んで痛みをなくしたら、なんとそれ以降ほとんど痛みが出なくなり、快適に仕事ができるようになりました。痛みぐせがなくなったのだと思ってます。でも、今度は腰痛の代わりに頭痛(頭痛もひどかったので)が出てきたので、また克服したいと思います。
・「良書です。」
「腰痛は<怒り>である」を読んだ後に読んだせいか、現代医学に対する批判も冷静な感じでとても好感が持てましたし、内容もとてもわかりやすかったです。納得する部分が多く、よかった。
・「数十万円の治療より、この1冊。」
ちょうど1年ほど前、夜道を歩いていると急に足首に激痛が走ったのがきっかけで、ほぼ1年ほど足首を中心に足・脚全体の痛みに悩まされてきました。痛みが出始めてから半年くらいは日に日に痛みがひどくなる一方で、ついには、会社を2ヶ月間休み治療に専念するまで悪化しました。が、どこの病院に行っても明確な原因の特定には至らず、「多分これが原因だろう・・・」というあいまいな診断を受けていました。
・リューマチ・シェーグレン症候群・滑膜の炎症・偏平足・開帳足・疲労蓄積
など、様々な可能性を提示されたものの、それらに効くとされる処置を施されても一向に痛みが引く気配はありませんでした。それどころか、病院によって診断内容が変わることに不安や苛立ちだけが膨らんでいきました。さらに、治療のために会社を休んでいるのに効果が上がらないことへの焦りで、ストレスが溜まっていくのがわかりました。
会社を休んでいる2ヶ月の間、痛み止めの内服薬、注射、ヒアルロン酸、温泉、針、足底板、歩き方改善など勧められた治療法や自分で調べて効果があると思われたものはひたすら試し続けました。たった2ヶ月で数十万円を足の治療だけにつぎ込みました。
その結果、どうなったか・・・
ご想像の通り、ほとんど効果なし。痛みは少しましになったように感じましたが、仕事に復帰するとすぐに同じ激痛がぶり返しました。
そんなとき、数年間腰痛に悩まされていた先輩から渡されたのがこの本です。もしかしたら改善されるかもしれないということで、読んでみました。かなりスローペースで読んでいたため、半分くらい読み終わったところで3週間くらい経っていました。というのも、理解しながら読んだ方が良いという話を先輩から聞いていたからなのですが、驚いたことに、読み始めの3週間でほぼ痛みがなくなっていました。
正直言ってこの本を読んだだけで効果があるとは思っていませんでしたし、しかも「TMSとは何ぞや」ということが書かれている本書前半を読んだだけで効果が出たことには本当に驚きでした。
今、冷静に振り返ってみると、本を読み進める過程でTMSを理解し、その原因となっていた怒りや不安を受け入れることができたから痛みが引いたのではないかと思っています。
治療をしても改善されない痛みでお悩みの方に、ぜひ一度手に取ってもらいたい本です。
・「とても良い本です。おすすめします」
本書に加え、「癒す心治る力」「奇跡的治癒とは何か」「なぜ心は腰痛を選ぶのか」全部アマゾンで取り寄せて読みました。随分(20年くらい?)前は池見 酉次郎先生の「セルフコントロールと医学」も読みました。これらは全て同じ考え方に立っていると思いますが、本書はより具体的な事例に基づいて解かれているので、グイグイ引き込まれました。珍しく何回も読みました。すると、不思議に、あちこちの痛みが引いていったように思います。
医者に行けば痛めどめに終始し、それが当面の医療であることは承知しますが、そのたびに「根本原因は?」と考えることしばしばです。先生はそのような質問に面倒臭がって反応することがたびたびで、「放って置くと悪化する」と親切な言葉をかけてくれます。
この本で謎が解けました。得たいの知れない体の痛みが引いてきています。内省するに、いくつもの「内なる怒り」に気付きます。かつてリストラする側、昨今はリストラにおびえる日々。世のつれずれに、仕方ないことながら、これにきずくと、不思議に痛みが引いてきます。
このような理解立てるのは、前掲の諸々の本を読んだからかも知れません。是非おすすめします。なお、邦人著の「腰痛は怒りである」も読みましたが、これも腰痛の仕組みを知る上で、良書といえるもものの、読者層によっては、評価が分かれるかもしれません。但し、腰痛のメカニズムの理解には、一読をおすすめしおます。
腰痛に限らず、殆ど全ての疾患に、心の問題が深く関与しているのではないかと思われます。さすれば、本書の手法で内省すれば、幸福な天寿が全うできるような気もします。
全ての、痛みを抱える人々に推薦します。医療関係者、政治家、コメンテーター、新聞社、テレビ局など、全ての影響力のある方々に、是非呼んでいただきたい。☆一万個です。
●癒す心、治る力―自発的治癒とはなにか (角川文庫ソフィア)
・「究極の治療法は人体の免疫力を高めること」
本書では、末期癌や重症の自己免疫疾患といった、現代の医学をもってしても治療困難な病気が、漢方、瞑想といった代替療法で劇的に改善された例を取り上げ、人間の持つ、もともと病気を治そうとする力-免疫力-を高めることが副作用が無い、究極の治療法であると述べられています。
ただ、そういった代替療法はまだまだ実績が少ない点も客観的に指摘しておられ、西洋医学とうまく調和した治療法について言及されています。
疾患毎に系統的に述べられており、様々な事例を含めた紹介で非常に読みやすい内容となっています。
西洋医学の医師でありながら、その限界について自らメスを入れた著者の勇気に賞賛あれ!
・「代替・統合医療を理解するための良著」
プロローグの言葉から、心を奪われてしまいました。「トリートメント(治療)は外部からほどこし、ヒーリング(治癒)は内部から起こる。ヒーリングの意味はまったき状態とバランスとを回復すること」「治療が好結果をもたらしたときでさえ、もともと内に備わったヒーリング機構が活性化している」この本では、ヒーリング能力を最大限にだすためのノウハウを具体的に説明しています(たとえば呼吸法、食事内容、サプリメントのとりかた。巻末には2ヶ月プログラムもあります)。よくある代替医療本の「西洋医学否定」というアプローチではなく、西洋医学とはちがう哲学があるのだと、やさしく諭してくれるような本です。
病気の方や病気の家族がいる方には、大きな勇気となる良著です。おすすめします。
・「アメリカの統合医療の第一人者」
残念なことに現代には医者らしい医者がほとんどいません。 精神科の医者なのに呼吸法を教える先生はほとんどいません。内科でもあなたの病気は心の病気でもあると忠告する先生はほとんどいません。薬を与えるのみです
・「医と人について考える」
健康について非常に広範に書かれていて、西洋医学主流だった現代文明に間違いなく一石を投じたと思われる本です。私の手元に有るこの本は線や囲いだらけな上、散々読み倒したせいでボロボロになってしまいました。人と文明の関係についてさまざまな面に触れられていて、小文字で400ページ以上のボリュームがあります。皮膚構造や放射線などの専門的な話が何度か出てきますが、そのへんの難しいところは飛ばしていいと思います。全体的に読み物として面白く書かれています。(なにしろ序盤が熱帯雨林の冒険記ですからね)
でも、ワイル博士が「こうすべきだ」と言ってるところは必ずしもすぐに鵜呑みにしない方がいいと思います。例えばビタミンCの大量接収を進めていますが近年の彼は「少量で十分」と言っています。それに魚油はオススメできないと書いていますが現在はワイルブランドで魚油を出しています。西洋人に「コーヒーやめて緑茶にしよう」と言うのも妙な考えの偏りを感じました。
そういう部分的な疑問はさておいても、この本は是非いろんな人に読んで欲しいと思います。食用油脂の話だけを読んでも、今の食品業界がどれだけでたらめかがわかるでしょう。中国の食品がいま問題になっていますが、それ以前の問題が数多くあるのですね。日本人とアトピーの関係についても触れられていたりします。
・「代替医療の百貨事典」
前半はオステオパシー、イチョウ・エキス、マクロビオティック、相互誘導イメージ療法、TMS理論、etcで病気が治癒した実例を列挙し、現代医学以外の代替医療について論じています。後半は健康のための食事法、運動、呼吸法、瞑想法などを論じています。 いろいろな療法があるものの、大切なのは自発的な治癒力を強化することであると力強く述べられていて説得力があります。 ただし、オステオパシーの奇跡的な効果の例は、療法の効果というより術者の力量に依存しているところが大きいので、身近にそういう人がいないと受けられないので残念な気持ちがします。
●脳の中の身体地図―ボディ・マップのおかげで、たいていのことがうまくいくわけ
・「行動する私のために脳が見せてくれる世界」
内容の一部は、前作の「脳の中の幽霊」とダブるけれど、新しい知見も多く、読み応えがある。
著者の言いたいことをまとめると 知覚の最大の目標は、行動する身体のために環境をマップし、行動のモデルを構築することである。 ヒトは自分を中心に、周囲の空間をマッピングする神経細胞群をもつが、直接行動に結びつく、手が届く範囲の空間は、そうでない空間とは区別されて、詳細にマップされている。周囲の空間を地球中心的にマッピングする細胞群(グリッド細胞と場所細胞)も存在し、私たちが今どこにいるのかを教えてくれる。 しかも、これらの神経細胞群は実際に行動することで、改造することができる。一流のスポーツ選手は、生来の優れたマッピング能力にさらに磨きをかけ、まるで背中に目があるように、コートの状態を把握し、ボールを自分の分身であるかのように自在に扱うことができる。 しかし、これらの神経細胞群が傷ついて、マップの連携が崩れると、私たちが当たり前のように思っている世界や自己が揺らいでしまい、目の前の空間の半分しか認識できない、自分の身体を実感できない、自分が身体から抜け出す(体外離脱)、自分に自分がとりついている(ドッペルゲンガー)などの問題が起こってくる。 また、ヒトには内臓感覚の詳細なマップも存在する。ここで意識的な身体感覚と情動感覚がともに発生する。 したがって、内臓知覚が優れた人は情動認知も優れている。このマップは身体の恒常性の維持に関係していて、どうやら心身の痛みは、恒常性のアンバランスを知らせる警報として、ここで発生するらしい。これらの神経細胞群をコントロールすることで、痛みを軽減する可能性も開かれつつある。
この本を読んで、気づいたことをいくつか1 仕事を始めたばかりのころ、仕事を終えて帰宅途中のJRの階段が、そびえたつ岩山のように見えたのを覚えている。疲れていると同じ丘でも、傾斜が急に見えるのだそうだ。あのころの私は慣れない仕事で、疲労困憊していた。今も同じ仕事をしているけれど疲れない。神経細胞が効率的に働けるようになり、その楽な回路だけ使って仕事をしているからだろう。大人の脳で神経細胞の可塑性が見えにくいのは、大人になってからは、同じようなパターンで行動するからだそうだ。熟練したやり方が楽で、不自由を感じないなら、あえて新しい方法は選ばない。しかし、これではせっかくの神経細胞の可能性を閉じることになるわけか。2 私は知的障害者の施設で仕事をしたことがあるが、そこには、自分の位置を、まるで上空から眺めているように的確につかめる人々がいた。彼らの場所細胞やグリッド細胞は本当に優秀だったわけで、それらの神経細胞群の連携が乱れれば、自分を上空から眺めているような幻覚が起こっても不思議はないと思う。3 バドミントンをやっていたころ、一緒にやっている上手な人たちの中に、時々サーブの調子を狂わす人がいて、私はそれを精神的なものだろうと思っていた。あれは、この本の中で説明されているジストニアだった。彼らは神経細胞の限界を超えるほど、練習してしまったわけか。すごい。
・「変化し続ける脳」
脳と身体そして心がどのように関連しあっているのかを興味深いトピックを寄せ集めて紹介してくれます。(最先端?の研究事例なども紹介されているために、少し先の未来や社会を頭の中でイメージしてこれはすごいなと思わずうなってしまいました。)
脳科学関係の書籍では、科学者/研究者が自分の世界観だけを紹介しているようなものも多いかと思いますが、本書はサイエンスライターによって書かれているために、とてもバランス良く読者にも読みやすくなっています。
思い込み,イメージトレーニング,リハビリ,痛み,など日常生活と関連深い項目も盛り込まれているために読んでいると色々とアイデアが沸いてくるかと思います。
脳と身体と心の繋がりに興味ある人には、間違いなくおすすめの1冊です。
それにしても出版社のインターシフト社、これからますます目が離せません。
・「最先端の脳神経科学について面白く学べる」
ボディマップ(身体地図)をテーマにして、脳科学の研究成果を紹介している。
車を運転していて障害物の下をくぐる時、無意識に頭をひょいとかがめてしまうが、これは、車の屋根をまるで自分の頭皮のように脳が認識しているからだ。脳は、自由にボディマップを拡張し、肉体的限界を超えて物の質感を感じることができる。そして、この周囲の世界を感じることができるという能力が、自己認識を持った思考する人をつくっているのだ。
この本は、ボディマップを通じて、自己認識とは何か(それは錯覚かも知れないが)という疑問にまつわる様々な研究成果と現時点での回答を示している。名作脳のなかの幽霊 (角川21世紀叢書)やベストセラープルーストとイカ―読書は脳をどのように変えるのか?にも匹敵するすばらしい脳科学本だと思う。
・「脳科学、最良の手引き書!」
脳についての書かれている文章にはよく、”可塑性(かそせい)”という言葉が出てきます。このキーワードを理解しないと脳の本はつまらなくなります。
・「身脳一体」
身体と脳との関係、その一体性について、最新の脳科学・神経科学の知見と、わかりやすい具体例をふんだんに盛り込んで解説しています。
身体と脳との関係については、これまでアントニオ・ダマシオの著作を読んでいましたので、基本的なことについては理解していましたが、本書はそれを凌ぐ内容となっています。
身体を捉える様々な軸であるボディ・マップ、それを構成するボディ・スキーマ(身体の物理的な特性を表わす)とボディ・イメージ(身体についての学習から生じる)が身体と脳との一体性を生み出すと共に、それらの不整合から様々な問題が起きることを示しています。
更に、ボディ・イメージについて、自身の記憶や願望が影響することでボディ・スキーマとの乖離を引き起こすこと、欧米人と日本人とでは、外界の見方が異なる等の知見を踏まえて、身体と脳との関係についての自己認識において文化が影響すること、を指摘しています。
そのうえ、これらの解説を踏まえたうえで、オーラや体外離脱、ドッペルゲンガーの解説といった、これまであまりまともに科学的には説明されてこなかったものについても解説を試みています。
また、身体の重要な部分である内臓と脳との関係の重要性について、アントニオ・ダマシオのソマティック・マーカー仮説(情動は内臓からの情報伝達により生まれる)を踏まえつつ、新たな知見を加えて解説を加えています。
あと、本書においては、身体と脳との関係が崩れた際の処方箋についても幾つか紹介していますが、その中には禅の教えに近いものが結構含まれています。
禅は身体と脳との関係を踏まえたうえで、意識しながら脳と身体をコントロールするものであることから、本書の内容に当然整合するのでしょう。脳を単独で語るのではなく身体との関係を踏まえて明らかにすることで、西洋の科学が東洋の思想と上手く融合するきっかけが生まれています。
ラマチャンドラン、ダマシオ、ガザニガが推奨するだけのことはあります。価値ある本です。
ただ、残念なのは参考文献が一切掲載されていないことです(原著でも)。本書には、様々な新たな知見が紹介されていますので、参考文献が是非ほしかったところです。
・「実際に」
実際に、風邪を引き、病院にも行ったが「お薬いりますか? ただの風邪ですが」と言われ、週末と重なっていたので、風邪薬を飲まず過ごしてみた。
風邪薬や注射よりも治りは遅かったし、治ったように見えても、何だがぐずり、ぐずりとしていた。
けれども!風邪を引いてから1週間ほどたち、すこぶる体の調子が良いことに気づいた。驚くほどの調子のよさ。
風邪を引いて薬を飲まなかったこと以外に何も思い浮かばない。この本を読んで納得した。
ちょっと分からない表現(脊椎の何番目をゆるめるとか)も出てくるけれど、そこを読み飛ばしても読む価値あり、と思います。私自身、野口整体に関しては不勉強で分からないことも多いけれど、それでもこの風邪の効用は読んでみて面白かったし、次から風邪を怖がる必要もないんだな、風邪が経過するのを待てばいいんだな、と安心した次第。
いつか著者のように20分から4時間くらいで風邪が経過していく体になれる日が来ないかな?
・「風邪を上手くひけば、健康になれる」
風邪は病気を治そうとする働きであって、決して悪いことではない。本当に悪いのは、風邪をひけなくなったくらい鈍感になってしまった体である。ということが書かれています。逆に、風邪を上手くひけば、健康になれるという驚きの内容が書かれている。
足湯は本当に効きます。風呂の活用法を理解できたのが収穫でした!
・「これからお子さんを育てる方、なるべく自然に生きたい方へ」
野口整体の野口晴哉さんの本が最近単行本となって出版されています。確か、全集としてメジャーではない出版社で作られていたので、あまり一般の方の目に触れることがなかった本ですが、こうして単行本にしていただくと大変ありがたいですね。野口晴哉さんは人の体をよく研究し、手当てといって、手の動くところに手を当てたり、自らの治癒力を生み出す活元運動など、まったくユニークな健康法を確立した大家です。
・「分からない」
著者の主張する整体の知識がないと、何を言っているかさっぱり分からない本。突然、「そんなの常識として知っているだろう」と言わんばかりに整体の用語が出てくる。解説も、注も、いっさいなし。どうしてもこの著者の本を読みたいなら、この本から読み始めるべきではない。続き物なら、そういう風に明示するべきだし、専門書や入門書でも、文庫にする場合は用語解説や「導入」、イントロダクションがつくものである。そういうのは一切ない。無理矢理へんちくりんな言葉の世界に引きずり込まれる気がする。
・「風邪をひく必要性=目からウロコ!」
ストレスや疲労によって緊張しきった体や頭を緩ませ、強制的に休ませるために風邪をひく必要がある。
風邪をチョコチョコひいて、うまく体を緩ませることができる人は癌などの大病をしないという著者の説にナットク。
人間の持つ自己治癒力のメカニズムに感動。
熱のある時は風呂に入ってもよいとか、熱が下がって低体温期に入ったらじっとして休まないと長引く、など目からウロコの野口療法がいっぱい。
風邪をひくと「たるんでるからだ!」と言われて育ったので風邪をひくたびに気持も落ち込む自分だったが、この本を読んで風邪は身体のリセットだとわかり、安心。
薬で抑えて、身体のリセットなしに進み続けることは危険だと思い知った。
ケータイからは、シンプル・アマゾン通販(モバイル版)をご覧下さい。
シンプル・アマゾン通販は、安心・安全のネットショッピングAmazon.co.jpの商品を紹介しています。
簡単アフィリエイト:あなたのAmazonアソシエイトIDをアドレスの最後に付けるだけで簡単キャッシュバック!(例:2sas.net/?yourid-22)一度IDを付ければ、シンプル・アマゾン通販内の全商品が紹介料の対象になります。アソシエイトIDはこちらから登録可。