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・その他
「読ませる趣向が秀逸です」「狡い。」「胸がいっぱい」「真実は凡て井戸の闇」「数えずの思惑と人間模様」
冥談 (幽BOOKS) (詳細)
京極夏彦(著)
「五感に訴える作品になれば5つ星!!」「あなたの記憶にもきっとある」
「絶賛したいところですが」
怪談実話系3 書き下ろし怪談文芸競作集(MF文庫ダヴィンチ) (MF文庫ダ・ヴィンチ) (詳細)
京極夏彦(著), 岩井志麻子(著), 林 譲治(著), 松村進吉(著), 安曇潤平(著), 水沫流人(著), 宇佐美まこと(著), 伊藤三巳華(著), 立原透耶(著), 加門七海(著), 『幽』編集部(編集)
「伊藤三巳華を発見!」「数を重ねる毎に」「怪談に対する各作家の考察」「第3弾にして…?」
新レインボー小学国語辞典 (詳細)
金田一 春彦, 金田一 秀穂
「満足です。」「辞書の引き方」「小学2年生に 与えるため」「最近の辞書は楽しいですね」「とにかく語彙数!」
巷説百物語 4 (SPコミックス) (詳細)
日高 建男(著), 京極 夏彦(著)
文庫版 魍魎の匣 (講談社文庫) (詳細)
京極 夏彦(著), 山口 雅也(解説)
「匣」「なんと、二度目でも面白く読める!」「匣の中身」「匣と箱」「すごいすごすぎる」
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京極 夏彦(著)
「又よ」「マンネリ。」「読めば読むほどに」「ここから始まる『巷説』。」
文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫) (詳細)
京極 夏彦(著), 笠井 潔(解説)
「百鬼夜行ミステリ」「奇書」「先入観を抜きにして読み始めれば後は最後まで」「やはり、人を選ぶ」「夜中に読みたい。」
三省堂こどもことば絵じてん (詳細)
三省堂編修所(編集)
「大事に使っています」「長く使える辞典です。」「毎日飽きずに見ています。」「もうひとつの楽しみ方」「良いです!」
● 京極夏彦〜単行本
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・「読ませる趣向が秀逸です」
1月に出ていた京極夏彦の新作長編。 『嗤う伊右衛門』 『覘き小平次』続く、古い怪談を題材にしたシリーズ第三弾。今回は番町皿屋敷。
このシリーズ、全体のトーンは美しくも登場人物の鬱々とした内面が語られるのが読み進めるのに少し辛いところがあるのですが、今回は構成に趣向が凝らされておりこの分厚い本を一気に読ませてくれました。面白かった。
各章でそれぞれの登場人物がその時々の内面を語りつつ物語が進んでいく構成で、重くなる寸前でテンポよく読ませていく工夫がなされている。 巷説シリーズで見られる書き出しの統一とページの装丁の妙もあり、これらが合わさって静かな印象の語り口にリズムを与えている。この「本」そのものの隅々までそういった仕掛けが施されている感じ。文庫本になるとどうなるのか見てみたいものです。
おなじみの巷説のメンバーも登場しこの時代の世界がどう広がっていくのかも楽しみなところ。
・「狡い。」
京極夏彦さんの本を読んだと実感させてもらっています。さあ楽しもうか、といった具合に一日一段落と決めて牛の反芻みたいにもたもたと。大勢のひとに読んでもらうことを考えてなのか、やはり肝心の部分を覆う被膜が拡大する箇所が著われるにあたり、そして読み終えたいま、果たして新訳と考えてよいのか心が揺れてしまいます。ほかの作品やほかの会社の小冊子で辻褄の詳解なんて蛇足は生えませんように。この本すっきり好きとはいえません。
・「胸がいっぱい」
もうこれは、大好きです。またいい本に出会ってしまった・・・と読み終わったあと胸がいっぱいになりました。切なくて、ラストが泣けます。それぞれの登場人物の視点で書かれているため、それぞれの気持ちが胸に染みてくるようで、ジーンと来ます。京極堂シリーズのようにちょっと飽きてしまうような途中の語りもなく(京極堂シリーズも大好きですが・・・)、かといってそこは京極作品、物足りなさはまったく感じさせず、読みやすく読めました。感想は人それぞれとは思いますが、私はこういう「薄っぺらくない人間模様の感動もの」が好きです。なんといっても、文章がうまい作家さんの本は呼んでいて気持ちがよいですね。本全体に漂う空気はけして明るいものではなく、「マッタリとしたどんより感」が流れていると思いますが、それすらも私的には心地よいです。ボリュームはありますが読んでいてしんどくないので、ぜひ読んでみてほしいです。大満足の一冊でした。
・「真実は凡て井戸の闇」
これは私の住む地方の新聞の夕刊で連載されていた作品でした。その新聞取っていてよかったと、生まれて初めて思わせて頂きました(笑)。 1年強の連載小説が毎日毎日楽しみで仕方なかったものです。
番町皿屋敷を下敷きに、「数えず」とはこれ如何に?と読み進めていましたが、全ては佳境から終章に漂う虚無感という仕掛けを際立たせる為…流石です、京極先生。 静かに淡々と、人間の狂気が描かれていくのも何とも空恐ろしい。
登場人物が皆、何を数え、何を数えなかったか…是非ご自分でお確かめくださいませ。
・「数えずの思惑と人間模様」
大作である。
本は厚いが、京極先生の職人仕事で読み難さはない。行間の使い方と間は、最高である。
個人的には、シリーズの中で二番目に好きです(笑う→数えず→覗き)。「笑う」の新解釈の衝撃が凄すぎたということでしょうか。しかーし、読みやすさは本作がNo1であーる。
読後感の空しさ(あえてこの字でしょう)は、何とも言えません。登場人物の思惑が交差する。誰1人悪人・怪人は居なかったと思いたい作品です。あ、「仙」が一番理解できる人物で一番怖かった〜。
書いて、気づいたが理解できる人物ほど、自己の内面の怖さを認識するということでしょうかね?
「又さん」もやっぱり出てきて、お久しぶりって感じですね。
もっと、個々人と繋がっていたかったなと思わせる良作ですよ!!
・「五感に訴える作品になれば5つ星!!」
相も変わらず、京極作品は、おもしろい。
これは間違いない。しかーし、今作は内容に統一感が無いように感じられた。
個人的には、視覚・触覚(生暖かさ・雰囲気とでもしようか)の表現は京極先生は天下一品だと思っている。
今作は、聴覚・嗅覚(グロくなる可能性もあるが・・)・味覚(これは、難しいか?)等の五感に響かせる作品になり得たと思うので少し残念。
S・キングの様に当初、意味のないように感じる聴覚に訴える恐怖感!これは本作でも十分表現できたのでは(先生があえて避けたのかもしれませんが・・・)。
京極先生がここ一番の、台詞のチョイスがうまいのは言うまでもない。真のエンターテイナーとして尊敬できる先生だからこそ、新たな表現に挑戦して頂きたいと思っております(生意気言ってすいません)。
収録順の1番目と2番目の作品が良かっただけに、悔しいでございます。
京極堂シリーズも早く読みたいな。
先生、プレッシャーかもしれませんが、読者は待ってますよ。
・「あなたの記憶にもきっとある」
怪談雑誌「幽」に掲載の短編をまとめた一冊。テーマは「あいまいな記憶の中にある怪異」でしょうか。
久しぶりに訪れた友人の家。子供のころ年末年始に親戚で集まった祖父母の家で。ものごごろつくかつかないかの頃祖母に手を引かれて歩いた橋で。そして今は取り壊されてしまった我が家で。かつて確かに体験した。けれど大人になる過程で忘れてしまった。覚えているけど明瞭に思い出せない。そんな「怪異」達が遅配された郵便物のように大人になった登場人物達の元へ、まさしく冥いところからやってくる。あるものはそれに取り込まれ、あるものはそれを必死で手繰り寄せ、そしてあるものはそれによって大切な人と記憶の中で再開を果たす。ジワジワと湧き上がる恐怖は間違い無く嫌なものですが、不思議と懐かしく読後感は悪くない。京極夏彦らしい小説でした。
・「絶賛したいところですが」
林芙美子が書いたという設定で、現代作家が文章を書く。そんな無茶な、と思うが、逃げることなく遣り通した桐野さんはすごい。文章には気迫がこもり、ここまで書ける人は他にいないのではないかと唸らされた。巻末に掲載された資料の冊数もすごい。その情報をみごとに作品に反映させてむりがない。よくここまで消化して、自分のものにしてかけたものだと感心してしまう。日記形式でありながら、大戦中、作家たちがどのように利用されていったかがありありと伝わってきて、その当時に書かれたものではないかと思ってしまう。
ただ、前作「IN」に引きつづき、女性作家と男性編集者のダブル不倫が主軸になっているのは、またか、という印象が否めない。著者には大事なテーマなのかもしれないが、前作同様、ダブル不倫の相手の編集者に男性として、人間としての魅力がなく、そういう男と体で結びついてしまう女の気持ちはわからなくもないが、読んでいてややうんざりさせられた。
また、私はこの時代の作家がわりと好きで、作品中に名前が挙げられた作家の作品を一作か、二作は読んでいる。そうすると、普通なら名前が出ただけでも嬉しくなるはずなのだが、なぜかそれがなかった。林芙美子自身も、文章はともかくとして、中身は桐野夏生のままだったかなという気も。林芙美子の小説を読んでいるときに味わえる、気がついたら、ぐいぐいと惹かれて読み進めてしまったという感覚がなかった。それは生きているというぎりぎりの実感やそんなときにも失わないユーモアのセンスのようなものだろうか。それなくして、ダブル不倫に終始する林芙美子に物足りなくなってしまう。
とはいえ、非常によく書けた小説で、読み進めるのにやや時間はかかったが、読んでよかったと思う。
●怪談実話系3 書き下ろし怪談文芸競作集(MF文庫ダヴィンチ) (MF文庫ダ・ヴィンチ)
・「伊藤三巳華を発見!」
今回の売り物は、「幽」の慰安旅行で発生した心霊現象を、居合わせた作家が作品化し、それが掲載されていること。
宣伝の謳い文句にあったので、期待して読んだのですが、ちょっと期待はずれ。
辛口になってしまった原因は、同一素材を「実話」として、複数の作家が描くことにより、その技量の差が明確に感じられてしまい、興ざめしてしまったことにあります。
その中で、面白かったのは、伊藤三巳華。初めて知りましたが、今後この方の著作を追いかけたいと思いました。マンガ家さんで、新しいタイプの作家さんと思います。
・「数を重ねる毎に」
どんどんクオリティが低くなってしまっている気がします。個人的な意見としては、1弾目のような、ゾワッとする怖い話をたくさん読みたかったです。そのため、4作品が同じ話というのは正直ガッカリでした。作家の方々の考察の違いは分かったのですが、自分はこの本にはそういった物を求めていなかったので…。しかも、何故マンガを冒頭に持ってきてしまったのでしょうか?最初に絵入りで怪奇現象を分かりやすく説明されてしまっては、その後の3作品を読む意義が更に薄まってしまう気がします。加門七海さんの新作を楽しみにしていただけに残念でした。
・「怪談に対する各作家の考察」
「実際に起きた怖い話」競作集というより、そうした体験談をテキストとして用いた、作家ごとの「怪異に対する考察」集という印象を受けた。
怪談イベントの打ち上げに参加し、宿泊先の旅館で同時に同じ怪異を体験した女性作家4人が、それぞれの視点から、その詳細を書いている。これを「実際に起きた怖い話」競作として読むと、「展開もオチも同じ話ばかりが続く」と失望するだろう。だが「怪異に対する4通りの考察」として読むと、大変興味深い。
怪談作家の在り方について問う「嘘談」や、「実話とは何か」についての回答を出している「先輩の話」も、そうした考察の提示として一読に値する。
個人的に残念に感じたのは、「同時同一体験談」が4作並んだため、様々な題材・展開の短編を楽しみたいとの期待が、肩すかしを食らった点。(あくまでも個人的に残念に感じたというだけだが)
・「第3弾にして…?」
ホラー作家による実話系怪談競作集の第三弾。今回は、前回・前々回の「真打ち」だった木原・中山のチーム新耳袋が不在のためちょっぴりパワーダウン。その代わり?怪談雑誌幽の打ち上げ旅行で起こった怪異を、当事者がそれぞれの視点から記した怪談ルポタージュというべき連作が今回の目玉となっています。これを面白いか、ネタ切れによるページ稼ぎとみるかで面白さが変わってくるのではないでしょうか。
単発ものとしては、京極夏彦の「先輩の話」が群を抜いてよかった。怖いという意味ではなく小説として。おもわず実家に帰りたくなります。
・「満足です。」
配送も手際良くしていただき、子供の要求に間に合いました。ありがとうございました。
・「辞書の引き方」
初めての辞書として購入しました。まだ、辞典の引き方がわかっていませんが、親と一緒に引いて言葉を調べることで、語彙が増えていきそうです。立春やレインボー(辞典の名前ですね)を引いて喜んでました。
どうやって辞書の引き方を教えたらよいのかなぁと試行錯誤中です。
・「小学2年生に 与えるため」
小学生の新レインボー漢字読み書き辞典 (単行本)と 一緒に購入しました。2年生に与える辞書がないため、上記の本を見た時に、同じ出版とレビューの意見を参考に決めました。子供も 楽しく辞書をひいています。
・「最近の辞書は楽しいですね」
語彙数で下村式…とどちらを選ぶか迷いましたが書店で見比べ現物を見て気に入り購入。今年入学する六歳の息子用です。まだ一人では引けませんが、「カリオストロの城」を観て興味を持ち他の辞書には珍しい「伯爵」などが掲載されており大満足。私は「広辞苑」でそれぞれ一緒に引いて楽しんでいます。
・「とにかく語彙数!」
最初は「レインボー」という「?」なネーミングや、○学館と比べた場合の人気度から手にとることもなかったこの国語辞典ですが、実際に○学館の国語辞典(某先生推薦)を使ってみてあまりにも調べたい語句が載っていないのが親子共にストレスとなり、その結果こちらの辞典にたどり着きました。子どもの知的好奇心や学習意欲を満たすために辞書で調べるのに、知りたい・調べたい事柄が載っていない辞書、つまり語彙数の乏しい辞書は致命的です。また、低学年からの使用を考慮すると、すべての漢字にふり仮名がふってあることは必須です。以上のことより、この国語辞典は小学校低学年から辞書に親しみたいお子さまに最適だと思います。
・「匣」
同居人(妻)が「なにかおもしろい本ない?」と言って来たので薦めました。彼女はウブメノナツは読んでいます。あぁ早く匣の秘密について語りたい!そして何とか女郎蜘蛛の理まで読ませたい!!さっさと読みやがれぃ!!
・「なんと、二度目でも面白く読める!」
京極堂シリーズ第二作です。
本書を読んでいて、びっくりすることがありました。妻が私に言った言葉。
「その本、昔読んでたよね。難しい題名だから覚えてる。」
そうです。私は20代の頃に一度本作を読んでいたのでした。当然、前作「姑獲鳥の夏」も当時読んでいたはずです。にも関わらず、私はどちらも面白く読めたのです。確かに予定調和的な感覚がありました。今読んでいるちょっと先に書かれてあることがなんとなくわかったのです。それは著者の筆力というか構成というかが優れているからだと思っていましたが、なんのことはない、既知だったからなのです。ですが、ちょっと先はわかっても全体像はまるで覚えていなかったのです。だから、本作も最後まで楽しめました。自分の記憶力には悲観しながらも、二回楽しめるんだと変にポジティブに考えたりして自己を納得させたのです。
それはともかく、やはり京極堂シリーズははまります。ボリュームを感じさせないリーダビリティでどんどん展開に飲み込まれます。それはあたかも憑き物がついたように一心不乱にページを捲らされるのです。二作とも決して後味の良い結末ではないわけなのですが、読後感は決して悪くないのです。
さて次作は「狂骨の夢」なのですが、果たして私はそれも読んでいるのでしょうか。新たな楽しみができました。
・「匣の中身」
読み終えると世界が潰れたような気分に陥った。まだ作品の余韻の中に浸かっていたい、そう思わせられた。妖しく魅力的な舞台設定と個性的な 登場人物達、幻想的で不安定な印象を与えられた章と章の間にある人物描写は 最後まで伏線の補強のために主格をぼかされていた。 この作品のプロットを是非とも視てみたいものだ、非常に論理的に組み合わせた 話の構成だった。物語の進み方も作品の過去から未来ではなく、読者から作品へと自然と近付けさせられる。本は分厚いけど長さを感じない良い作品だった。
・「匣と箱」
話は、柚木加奈子が何者かに電車のホーム下に突き落とされ、轢かれることから始まる。瀕死の重症を負った加奈子が入院した、箱の形をした病院に、加奈子の誘拐予告状が届く。警官も見守る中、重症のはずの加奈子の姿は、ベッドから忽然と消えてしまう。一方、多摩ではバラバラ殺人が多発し、四肢がそれぞれ匣に詰められた状態で発見される。京極堂と仲間たちは二つの事件の関連性を見出だし事件を解決に導きます。
本作ではとにかく箱が沢山でてきます。箱型の病院、御箱様、「箱の中の娘」という小説等、一作目の姑獲鳥よりも不気味さは増していると思います。個人的には、子供たちが話す幽霊の目撃情報が面白かった。光る手の幽霊とか、ドアに挟まって死んでいたとか(笑)
・「すごいすごすぎる」
先ず、これだけ読ませてくれる文章力とストーリーの力に度肝をぬかれました。一見難解のように思うけれどそれはあくまで一見。驚くほど読みやすく、そして面白い。物語りの隅々まで丁寧に作られていて、途中に出てくるウンチクもしっかりと効いている。
天才。
世の中には不思議なことなど何も無いと言うけれど、この本が存在することが僕にとっては不思議でならない。どうやったらこんな傑作が生まれるのか。脱帽。
・「又よ」
先に出版された3つの巷説百物語の仕掛け人である又一の若かりし頃のお話し。
なぜ、御行になったのか。
人死にをどうしても飲み込めないまだ青い又。足掻く。足がく。あがく。
あちらを立てればこちらが立たず。こちらを立てればあちらが立たず。
理不尽を理不尽として認めない。だけれでも口先八丁でまだ、世の中をひっくり返せない又。
だが、そんな又だから、裏にも表にもなりきれない、幽世と現世を行き来する又の成長期を記した作品。
巷説百物語に始まり、「続」、「後」と続いて終わったかに見えたが、今作を読むことで、さらに又市が心に刻む闇と影を見れる。
否。
この物語を知らずして後の、巷説百物語は無い。
又が、一人。背負おう物はあまりに切ない。重い。誰もが白黒つけられない物を彼一人で白黒つけようとする。
今までの巷説百物語を読んだ人には「あぁ、だから又市は・・・」これから巷説百物語を読み人には「又市って奴ァよゥ・・・・・」
どちらにしろ、本書をまず手にして読むが良いと思う。順番は関係ない。
初めて本書に手を出す人は、この一冊で完結する物語とせず、この後の物語も必ず読み切って欲しい。
一人の。男の。御行が。世を謀る。
その真の意味を知って欲しい。
・「マンネリ。」
巷説シリーズは、やはり『巷説百物語』が一番面白い。この新刊をもって改めて実感。
又さんが青いのは仕方ないとして、お話の筋が「こうなる?あ、やっぱり('Д`)」とすぐに分かってしまうのは「仕方ない」では済まないと思うのは私だけか?
しかし、百介はやっぱ又さんとは「住む世界」が違いますね〜。彼がほんのわずかに現れたシーンは、何だか「ほんわか」しました(笑)
・「読めば読むほどに」
読めば読むほどに、知れば知るほどに又市達のいる世界が切なく哀しくなります。前巷説は又市がどうやって後の御行姿になるのかが書かれています。他の作品内では「行き倒れの御行の着物を剥ぎ取った」と又市は言いますが真実は違ったものでした。全ての話が一つにつながっている、京極作品の醍醐味です。「ああ、これでああなったんだ」と思う場面もたくさんあります。実は私は文庫化されるのが待ちきれなくてハードカバーのものを購入してしまったのですが文庫も欲しいな、と思ってます。
・「ここから始まる『巷説』。」
江戸時代末期から明治初期を舞台にした『巷説百物語』3部作の、更に前の時系列を描いた作品。
依頼人を取り巻く状況や土地に関わりのある妖怪を実在するかのように仕立てて、物事を解決する『仕掛け仕事』。仕掛け仕事の後には、巷に噂(巷説)が残るばかり。本巻は、後にその仕掛け仕事のプロとなる又市の、まだ駆け出しの頃の物語。
本巻に収められた6篇は、又市が青臭い若造ということもあり、人情時代劇の様相すら呈している。無論、ただの人情物で終わらないのが京極流。6編の最終章において、あなたはそれを実感するだろう。
3部作既読なら、又市の青臭さをはじめ、前作までとの差異を込みで楽しんでいただけることだろう。また、同シリーズを未読の方は、ここから読み始めるのもアリだ。
・「百鬼夜行ミステリ」
京極堂シリーズ第一弾
「魍魎の匣」は日本推理作家協会賞を受賞した作品ですが、個人的にデビュー作の「姑獲鳥の夏」が一番気に入ってます。ページ数もシリーズを通して少ない方ですし(笑)お気に入りの関口先生の性格も丁寧に書いているし、妖怪や怪奇な事柄を思慮深い京極堂が解析していく姿にも納得のいくことが多く、独特な物語にもすんなり入り込むことができる作品。
・「奇書」
人によって評価は別れますが、ある意味凄い作品です。
・「先入観を抜きにして読み始めれば後は最後まで」
今更ながら、京極堂シリーズを読んでみた。京極堂シリーズは、なんとなく猟期物だろうと思っていて、ミステリーとしてよりホラー的要素が強いのではないかと敬遠していたのだが、シリーズが進むほどに良さげな評判を聞くことが多くなっていたので、毛嫌いせずに1作読んでみようと思った次第。
展開も謎解きもほぼ想像したとおりに進んだのだが、それでも分厚いページを次から次に捲らせるリーダビリティは優秀。さすが多くの読者を惹きつけるだけのことはある。
魑魅魍魎が跋扈する世界観かと思いきや、全く逆で、そこには理路整然とした理屈と知性が溢れていた。退屈になりがちな古典の引用も、語る京極堂氏のパーソナリティがしっかりしているので、素直に頭に入ってくる。
これを本格ミステリーと呼んで良いのかは疑問が残るが、エンターテインメントとしての造り込みは確固たるものがあり、この先シリーズが進んでどう昇華されていくのか興味深い。次は「魍魎の筺」だ。
・「やはり、人を選ぶ」
京極夏彦を初めて読んでみた。読みづらいとよく言われている。たしかに読みやすくはない。が、そこまで読みづらくもなかった。
まず、量子力学や脳科学の話を交えての理詰め。そしてうぶめに関する話などの怪奇的なお話が続く。
私はこれを読みながら、この本では事件に怪奇的な非現実的な解決法を示すのか、と思いました。ところが真相は一部に怪奇的な話はあったものの、基本的には現実的な解法を提示していました。これは完全にミスリードでした。
普通に考えればわかることを、普通に考えるのを放棄させることで隠す。やられたーという感じでした。
主人公の語りは理屈っぽいものの、けっこう考えさせられる部分も多く私は好きでした。
しかしホラー苦手な私にとっては、この作品はあまり合いませんでした。ミステリーとしてだけを考えると、あまり魅力がありません。
怪奇的な話やミステリー、ちょっと理屈っぽい話が好きな人にはとんでもなく面白い作品なんだろうなあと思いました。
・「夜中に読みたい。」
以前から気にはなっていたのですが、シリーズがずらっと並んでいるうえ、一冊一冊が異様に分厚いので手を出しかねていたのですが。
これまで読まなかったのは大失敗だった!
舞台となっている時代は、戦後まだあまり経っていない頃のようですが、戦災の影響はあまりなさそう。京極堂という古書屋の店主を尋ねてきた旧来の友人は、ちょっとおっちょこちょいで、暗示にかかりやすい男。
彼が持ち込んだ話は、密室から消えた夫と、20ヶ月も妊娠し続ける妻というスキャンダル。現象も不気味だけれど、それをとりまく人々もどこかおかしい。物語は、関口という人物の一人称で語られるのですが、その関口もおかしいのです。そのせいで、関口というフィルターを通した世界はなんともあいまいで、もどかしい。京極堂や榎木津視点だったらまだ少しはくっきりしているんじゃないかと。。。いや榎木津はますますわからないかも。
「この世には不思議なことなど何もないのだよ」世の中、何がおきても「不思議」ではないのだよ。夜中にこんな言葉を見ると、なんだかぞくぞくするような気分になります。
・「大事に使っています」
いつも机の棚に置いていて、時々開いてはフムフムと読んでいます。「ママ、○○は○○のことなんだよ」と得意げに教えてくれたりします。買って損しませんでした。
・「長く使える辞典です。」
4歳と3歳の子供たちに買いました。買った当初、ものすごい夢中になって読んでいました。買ってから2年以上たった今も、部屋の目に付く場所にあると、必ずといっていいほど手に取り、引き込まれています。
・「毎日飽きずに見ています。」
正直に言って、余り期待せずに買ったのですが、5歳の子供がとても気に入った様で毎日暇なときには飽きずに見てます。必ずしも親が期待するような読み方をしているとは限りませんが、これをきっかけに自分で調べることの楽しさを知ってくれれば良いかと思います。
・「もうひとつの楽しみ方」
言葉の意味「○○ってなぁに?」と質問が多くなった、4歳の息子に購入しました。1ページに”単語&意味&使い方”がイラストと一緒に8つ程、載っています。イラストが大きく可愛いので、絵本感覚で楽しめます。
もう1つの使い方としては、息子が「意味」を読んで親が答える『クイズ』ができます。ひらがな読みが「たどたどしい」ので、親は集中して聞かなければいけません(笑)が、親子で楽しんでいます。
・「良いです!」
アスペルガーの4歳児の母ですが、すでにひらがなカタカナが読めるので、物の名前の理解力アップにつながってくれれば、との思いで、興味を示さなければそれまで・・・と思い購入しました。すると、すごい興味というか集中力でずーーーーーっと見ています。そして確実に覚えています。私達が「○○ってどんなこと?」と聞かれて「えーとね、それはね、・・・」と考えていると、本に書いてあったことを「○○が○○すること」と自分で言い、逆に私達が「おぉー!そうそう!」と教えられている始末です。中には説明が難しく書いてあるものもあり、それについてはよく分からないみたいですが、他の事については絵が一緒に描かれていることもあり、すっかり理解している様です。何より、じーーーーーーーっと集中して見ていることが、すごいと思います。「あー、今インプットされているんだなー・・・」という感じです。結構ページ数が多く言葉の数も多いので、購入して一ヶ月くらいたちますが、まだ飽きる様子はありません。お勧めの一品です。
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