進化しすぎた脳 (ブルーバックス) (詳細)
池谷 裕二(著)
「脳科学で考えられていること」「物の見方が変わる本」「読書はアグレッシブであることを痛感させる本。」「確かに「しびれるほど面白い」本です。」「ライヴ感がありつつ読みやすい。」
「うつ」は食べ物が原因だった! (青春新書INTELLIGENCE) (詳細)
溝口 徹(著)
ミラーニューロン (詳細)
ジャコモ ・リゾラッティ(著), コラド・シニガリア(著), 茂木健一郎(監修), 柴田裕之(翻訳)
「さて、ミラーニューロンとは、なにか」
こころが晴れるノート―うつと不安の認知療法自習帳 (詳細)
大野 裕(著)
「回復期や再発予防に認知(行動)療法を実践する為の学習ノート」「ある程度の好況に入ってからやるべき」「中等症以上のうつ病や不安障害の方はカウンセラーと相談しながら」「良書です。」「薄くて何度も読み返せました。」
最新脳科学で読み解く 脳のしくみ (詳細)
サンドラ・アーモット(Sandra Aamodt)(著), サム・ワン(Sam Wang)(著), 三橋智子(みつはし ともこ)(翻訳)
「非常に信頼性のある脳科学書 まず最初に読むべき脳科学書!」「ちょっとした読み物としてなら」
ミラーニューロンの発見―「物まね細胞」が明かす驚きの脳科学 (ハヤカワ新書juice) (詳細)
マルコ イアコボーニ(著), Marco Iacoboni(原著), 塩原 通緒(翻訳)
ブレイン・ルール [DVD付き] (詳細)
ジョン メディナ(著), 小野木 明恵(翻訳)
「DVD情報がお徳」「こんな本を待っていた!!」
境界性パーソナリティ障害 (幻冬舎新書) (詳細)
岡田 尊司(著)
「大変な良書です」「読めば救われる・・・止まない嵐はないと信じよう」「わかりやすく、心に響く良書」
<勝負脳>の鍛え方 (講談社現代新書) (詳細)
林 成之(著)
「脳外科医の書いた、脳のトリセツ。抜群の仮説力有り。」「結局根性論なんですけど。。。」「気軽に読める」「北島康介に釣られてしまった」「この本を読んでも「勝負脳」は鍛えられない」
衰えない脳は14日でつくれる 今すぐ始める7つの生活習慣 (詳細)
久保田 競(著)
「ランニングと食事と少しの生活習慣の工夫でいつまでも健やかな頭と体を保つ秘訣を教えてくれている。」「専門的過ぎました。」
● 頭と身体の使い方
● アマゾンベスト50-100からの選りすぐり2008年8月15日
● 聡明に生きる
● わたしのお奨め
● 脳科学から瞑想へ
● 中学生はこれを読め!第3回本屋のオヤジのおせっかい - 2/20
● ごった煮な本棚
・「脳科学で考えられていること」
脳科学で考えられていることを詳しく解説してる本です。
脳が世界を認知して、脳の見方で世界を見ている。というようなことが書かれています。
そうだとしたら、脳が自分の都合のよいように考えるから、我々が考えていることも脳の考えたいように考えているのではという疑問が浮かびました。
・「物の見方が変わる本」
ネイチャーに掲載された論文などを引用しながら、脳の機能について素人にも分かるよう易しく解説してくれている。私たちが、客観的だと信じて見ている世界が、トップダウン式でかなり主観(思い込み)から響を受けていること、頭と体は互いに影響しあう切り離せない関係にあることなどが科学的に説明されている。読み物としても面白いし、仕事や人間関係にも生かすことができるヒントが載っている。読みながら、「あのとき、ああ思ったのは、こういうことだったのかも」とか、「あの人が、今、こう言っているのは、こういうことかも」などと考えた。物の見方に違った視点を提供し、人間に対する理解を深めてくれたと思う。 最先端の研究をしている人が、こうして素人向けに本を書いてくれることは、個人的には本当にありがたいことだし、社会のためにとても有益だと感じた。
・「読書はアグレッシブであることを痛感させる本。」
誰かの書評で、「読んでおかなければならない本がある」とか何とか書かれていたがまさに同感である。ここ数年でも最も興奮と感動を覚えた本である。高校生に対して わかりやすく、しかも 嘘やごまかしはせず 最先端の議論を伝えたいという著者の真摯な思いが伝わる。
読み進めるに従って 明かされる 脳の秘密は、どれも後頭部を鈍器で殴られたような衝撃があり、読書とは、つくづく危険でアグレッシブな行為だと 痛感した。
完全に学術的に確立されていないことでも臆せず語る姿にはサイエンティストのなんたるかを 見せられた思いである。
多少なりともサイエンスに興味がある人なら読んでみて損はないだろう。
この本を読んで、医学を目指した、研究を始めた という人も相当数 出るのではないか。
難をいえば タイトルが ややベタすぎるという点であろうが広範な内容を端的に表す 他の タイトルが思いつかないのでよしとしよう。
・「確かに「しびれるほど面白い」本です。」
脳科学の研究成果を高校生に4回の講義で伝えるという形式がまず非常に面白く、先生からの質問と高校生の答えとのそのやり取りのライヴ感が、読んでいるときに気持ちいいです。今回ブルーバックスにする時に付け加えられた最終章(同じ研究室の方々とのやりとり)と池谷先生のあとがきも研究することの楽しさが伝わってきます。研究者ではない私たちは日々の地道な実験を飛ばして、このようにわかりやすい形で成果を教えていただけるわけで、ずいぶん得した気分になりました。脳の話なので、読みながら私の脳のシナプスはいまどういう神経伝達物質がどんなふうに情報を伝えたり、抑制したりしているのだろうかなどと考えてわくわくしました。印象に残ったのは、脳のしくみや働きに結構あいまいさや、いい加減さがあって、そのことがとても重要で再現性のなさや個別性を生じさせているという点。脳を知ろうとすることは、宇宙を知るのと同じくらいわからないことをわかろうとする試み。確かに「しびれるほど面白い」本でした。著者の池谷先生にならって、この本はそばに置いておきたいと思いました。
・「ライヴ感がありつつ読みやすい。」
少人数の高校生を相手に行った、大脳生理学から心脳問題まで扱った講義録(最終章のみ自研究室の大学生・院生が相手)。(脳)科学の語り部としても注目されている若手学者が、学生にわかり易くかつテンポよく語ったもので、ライヴ感がありつつ読みやすい内容。網羅的ではなくホットなトピックスを取り上げるスタイルだが、全体の構成・流れが良く脳科学の基礎から最前線までを見渡せる。
・「さて、ミラーニューロンとは、なにか」
ミラーニューロンとは。。「−他者がその行為をしているのを見ているだけのときも、同じように活性化する脳の神経細胞−」とあります。
つまり、共感する細胞が見つかった、ということです。小説や映画を見て、友だちの話をきいて普段から共感している私たちには「???あたりまえのことなんじゃない???」と思えます。
共感によってまなび、それを選ぶことが意思となる。あたりまえのことが、科学(この本はかがくだけではありませんが)によってときあかされると、腑に落ちます。
・「回復期や再発予防に認知(行動)療法を実践する為の学習ノート」
これは、「薄くて手軽に読める本」ではありません。題名にあるように、「自習帳」。 認知(行動)療法を実践する為のノートです。テキストの指示に従って、書き込んでいくことが必要です。それは自分自身を見つめ直し、自分自身と対峙することになります。ダメな自分を認識することは、うつの治療中の人が真剣に取り組むには荷が重過ぎます。これから復職しようと考えている人にお勧めします。どうしてダメだと思うのか、その根拠を考え、さらにその反証を搾り出す。ここまでの作業で結構、こころのエネルギーを消費します。この作業に耐えられる程度に回復していることが、復職に必要な条件だと思います。ここからさらに、自信が持てる「より良い考え方」をひねり出せる柔軟性が付いたら復職です。本書に注文をつけるとしたら、ノート部分のボリュームを増やして欲しかった。或いは、テキストとノートの2部構成になっていると更に良かったと思う。
・「ある程度の好況に入ってからやるべき」
基本的に「うつ」はエネルギーが足りない状況です。 そんな状況で、この本が指図する通りに認知療法を進めていくことには、かなりエネルギーが必要な作業と思われます。 出だしの目次を見ただけで心が折れる人も多々いるのではないでしょうか。 私も「これからこれだけのことやるのか・・・」と逆に陰鬱な気分になりました。
・「中等症以上のうつ病や不安障害の方はカウンセラーと相談しながら」
この本は「軽症のうつ病や不安障害、もしくはうつ病ではないけれどもうつ状態になりやすい人、不安になりやすい人」と「中等症〜重症のうつ病や不安障害の人」では評価が分かれてしまうかもしれません。 確かに内容的には正統的でかつわかりやすい認知療法の優れた自習帳そのものです。そういう意味では文句なしの★5つなのですが、しかしだからといって、「すべて」の人が「この自習帳だけ」でうつや不安を解消できるかといえばそうはいかないのです。「本を読むだけで自分のうつや不安を何とかしたい」という方は少なくないでしょうが、「中等症〜重症のうつ病や不安障害の人」はこの自習帳「だけ」に頼らずに、きちんと認知療法ができるカウンセラーや医師に診てもらう必要があります。それはこの本の内容が良いから/悪いからといった次元の問題ではなく、「認知療法の自習帳」という存在の根本的な限界でしょう。
雑駁に言えば認知療法は、うつや不安を惹き起こしていく考え方(自動思考)を修正する「練習・トレーニング」を通じてうつを軽快させていく方法です。 さて「練習・トレーニング」なのですから、それをしていこうとすれば当然ある程度の心理的負担はかかりますし、人によってどの部分をどこまで「練習・トレーニング」した方がよいのかというのは違ってきます。これが認知療法のカウンセラーとのカウンセリングであれば、カウンセラーが「この人にはここをしっかり理解してもらった後でないと、この練習はできない」「ここまでするとこの人には大きな負担になってしまうので、ホームワークはこのくらいにしておこう」「この人はこの部分の練習をもっと繰り返さないといけない」と見立てることができるのですが、この本のような自習帳だけで認知療法に取り組む場合には、どれくらいのペースでどの程度練習していけばいいのか、ということを相談できる人がいません。 確かに「軽症のうつ病や不安障害、もしくはうつ病ではないけれどもうつ状態になりやすい人、不安になりやすい人」であれば、この自習帳を読んで練習するだけで、どんどん練習が進んでうつや不安が軽快していくことが十分期待できると思います。それだけのことができる、内容がしっかりしたわかりやすい自習帳です。 しかし「中等症〜重症のうつ病や不安障害の人」だと「とてもこの先を練習していく気力が起きない。こういう練習ができないほど自分はダメ人間なのだ!」と逆に落ち込んでしまう虞もあります。また肝心な部分がよく理解できずに先に十分進めないということも起きてくることもあります。ですから「中等症〜重症のうつ病や不安障害の人」の場合は、認知療法のカウンセラーと相談しながら、この自習帳のどの部分をどれくらいのペースでしていけばよいのか、という相談をしていく必要があるかと思います。 逆に言えば、そういう相談が認知療法ができるカウンセラーや医師とできれば、大変強力で有効な自習帳になると思います。「中等症〜重症のうつ病や不安障害の人」であれば、まず認知療法ができるカウンセラーや医師と相談しながら、この自習帳を使っていくのがベストではないでしょうか。
・「良書です。」
日本にも認知療法が浸透してきた昨今、内容が非常に分かりやすく、読みやすい本書は良書だと思います。
認知療法の入門書として、本書で概要を掴み、そしてさらに「うつ病の認知療法 (認知療法シリーズ)」「認知療法入門」といった専門書を読むと良いかもしれません。
しかし、本書を読めば自分自身で認知療法ができるようになるというものではなく、また、専門家が本書を用いて認知療法を実践できるかというと難しいかもしれません。
日本には認知療法(認知行動療法)の教育機関がほとんどなく、実践できる能力を身につけるのはまだまだ難しい状況かと思います。より実践的な良書が刊行されることを期待しています。
・「薄くて何度も読み返せました。」
結論からいって、認知療法についての知識を今以上にもっと深めたいと思っている人には、少々物足りないかもしれません(その薄さゆえに)。けれど、私は自分がうつ病になってから、大野先生の「うつ」と「認知療法」に関する本をいくつか買ってきましたが、最初から最後まで読破できたのはこの本が初めてです。
うつで苦しんでいる最中に、そんなに厚い本は読めません。字を目で追うので精一杯で、頭に知識として吸収されませんから。そういった意味では、この本は薄くて読みやすくて「手ごろ」だと思います。
何度も読み返していると、“分かっているようでいて、肝心なとき(うつのとき)に思い出せない言葉”が結構見つかります。
例えば・・・ 「うつで辛いときは、“今の状況はこのまま変わらない。この辛い気持ちは一生続くだろう” と考えます。そう考えると、それが本当のように思えますが、この自動思考が描く将来は、いくつかの可能性のうちの1つに過ぎないのです」
・・・みたいな、うつで辛い気持ちをほぐしてくれる言葉が、いろんなところに書いてあります。
私は、この本の中の言葉で心に響いた言葉は、でっかく紙に書いて部屋の壁に貼ってあります。辛いとき、壁の言葉を見て、気分を楽にするよう、心掛けています。
「うつ」や「不安」で苦しんでいる人の手助けになる、という点では十分だと思います。ただ、認知療法をとても詳しく知りたい人、例えば・・・認知(=ものの見方や考え方)のゆがみを修正するのに役立つ“自分への問いかけの言葉”などをもっと多く知りたい、とかいう人にとっては、少々物足りないかな?と思います(薄いから仕方ないのだけれど)。
ということで、ひとつ減点で星4つにしました。
・「非常に信頼性のある脳科学書 まず最初に読むべき脳科学書!」
初心者から楽しめてさらに本当の意味で役立つ脳科学書です。日本人の脳科学者の書いた一般書籍では比類するものが稀です。まず脳科学書の一般書をどれを読めばいいか訊かれたら迷わず本書を推薦します。本当はこんな良書をもっと早く出して欲しかった!
何が素晴らしいのかと言うとまず脳科学の俗説に関してどこがどのように間違っているかきちんと指摘しています。著者の内、一人はネイチャーのニューロサイエンスの編集長だっただけあって、信憑性に関しては安心して読めます。
次に脳科学の一般書は脳の働きに関してだけ集中的に記述する傾向がある、特に日本語の書籍はそういう傾向が強い。それに対して本書は神経系統は言うに及ばず、脳の働きとホルモンなどの代謝系などの関連性をもしっかりと記載されています。
全部で30章と最初に脳のクイズがあって、それに纏わるコラムが各章の随所に盛り込まれてあって、読んでみて楽しめる構成になっています。
とりあえず著者のブログを著作の中に書いていました。http://www.welcometoyourbrain.com/一度観てください
・「ちょっとした読み物としてなら」
1テーマに約10ページで脳科学の幅広い分野をカバーしているので、脳に関するちょっと面白いエピソードをざっと網羅するにはいいかも知れません。逆にいえば、一つ一つのテーマはそれほど掘り下げられていないので、興味を持ったテーマにはやや消化不良感も。。
内容とは直接関係ありませんが、「・・あるんだ」「・・だよ」といった訳文はフレンドリーにしようとしたのでしょうが、逆に読者を小馬鹿にしたように感じて、ちょっとひっかかりました。
・「DVD情報がお徳」
活字での情報は当然にいいです。それよりも活字を読むのが嫌いな人におすすめです。視覚情報ほどわかりやすく才能を開くチャンスはないでしょう。
・「こんな本を待っていた!!」
マインドマップ、フォトリーディング、ジーニアスコード
なぜ、あんなワークがあるのかが、 本書を読めば、よくわかる。
数多くの脳科学本を読んできたが、 おそらく、今現在でている もっとも実用的で、日常に生かしやすく もっとも、わかりやすい本だ。
この本を読み終わるとき、 こういうに違いない
今まで学んできたことは なんだったのだろうか。
また、こうも思うだろう、 脳科学が浸透にしたがって、 バワポによるプレゼンは 消え去り、 動画プレゼンテーションが主流に なるということを。
本書に早くであえてよかった。
本当にありがとう。
・「大変な良書です」
ジコチューな人々、モンスターなんちゃらは確実に増えているのに・・矛盾するように日本の子ども達は、世界にまれに見るほど自己評価がひくいという報道をみたことがあります。
家族や恋人や友人、社会と適切な関係を保って生きていくためには、適切な自己愛、または自己評価が必要なのですが、自己愛が「適切ではない」人々が年々増えているように感じられます。
高すぎる自己愛は「自己愛性パーソナリティ障害」や「反社会性パーソナリティ障害」の原因であり、自己愛が低すぎた場合本書のテーマである「境界性」や「回避性」のパーソナリティ障害が発生します。
不適切な自己愛を持つ人々がこんなにも増殖してしまった原因は、遺伝性の要因も多少はあるようですが、数十年程度で変わるとも考えにくく、社会における共同体の急速な崩壊、その結果もたらされる濃密で逃げ場のない親子関係を、著者は答えの一つとしています。
親だけの密室的な子育て(しかも最近の離婚率の上昇から推察すると崩壊しそうな密室!も増えているはずです)では、子どもに対する甘やかしも、こき下ろしも、なんの緩衝剤もなく全部子どもの心にに突き刺さります。密室の中で子どもの心はいつも親のなすがままコントロールされ、落ち着くところがありません。
子育てを担当するのが大家族であったり、地域社会で子育てに関わる人が多ければ多いほど、子ども個人に対する評価も多様で、そういう逃げ場が用意された環境であってこそ、適切な自己愛、いわば子ども自身のしっかりした居場所を見つけることができるのです。
境界性や回避性パーソナリティに対する対処方法は、要するに不適切な養育環境のせいで十分に育つことが出来なかった自己愛をもう一度作り直し、適切な認証をあたえること、つまりいい大人に対して子育てをやり直すことに他なりません。この「親代わり」になってくれるのが恋人や配偶者であった場合、境界性パーソナリティ障害はもっとも幸福な回復をしめすと著者は述べます。
本書第七章「境界性パーソナリティ障害を改善する」に紹介されていることば、「最下位のチームをコーチする」名言、心に沁みる言葉の数々に著者のなみなみならない治療者としての実力が示されていると思いました。この章だけでも一読する価値は十分と思います。
幸福な回復を手伝ってくれそうな恋人や配偶者に恵まれないワタシは、この名言の数々を座右の銘として心に刻みたいと思いました。
・「読めば救われる・・・止まない嵐はないと信じよう」
境界性パーソナリティ障害に対して、実際にどのように対処すれば良いか、本人や家族、周囲の立場に立った具体的なアドバイスが書かれている。
その具体例は、まるで自分の経験が題材になっているのでは、と思うほどリアリティがある。本人がどのような状態で、どういう行動を取りやすいか、そして、周囲の人の行動に対して本人がどう反応するか等、境界性パーソナリティ障害の人の心の動きを見事に説明してくれる。そして本人の激しい感情をどうするか、周囲の人は何をしてはいけないのか、何をすべきなのか、また、とるべき姿勢、態度、心構えを豊富な経験に基づいて教えてくれる。
この障害を支えるには、枝葉末節のテクニックや働きかけはさして重要ではなく、苦しい時期を乗り越えて、とことんつき合い続けることができるかどうかに勝負がかかっているという。
また、著者は
「境界性パーソナリティ障害は、自己を確立するための産みの苦しみである。」
とも言っている。この本によって本人や家族、友人は勇気と希望をもらうことができ、いつの日が「過去の自分が死に」、「怒りが感謝に変わる」日が来るだろう。
・「わかりやすく、心に響く良書」
境界性パーソナリティ障害について、かなり突っ込んで書かれているが、文章が読みやすく、具体例が豊富なので、一気に読める。読み終えて、感動的ですらある。一通りの知識から最新の情報まで、バランス良く網羅されている。実践的な対処、克服法にも、かなりページを割き、その基本から、流行りの認知行動療法やDBTまで、実践的に書かれている。一通り知っているつもりだつたが、著者の実践の中で咀嚼されたおり、参考になる点が多々あった。 それにしても、本書の大きな魅力は、その具体例やエピソードの印象深さというか、強烈さだろう。心に残るものや、深く考えさせられるものが多かった。知識や情報に、実践的な経験知が加わることで、それに命が吹き込まれているという気がした。障害をもった患者としてではなく、一人の苦悩する人間として向き合おうとする著者のスタンスにも共感できた。
・「脳外科医の書いた、脳のトリセツ。抜群の仮説力有り。」
面白い。仮説をしっかりと書き込んだ勝利能の開拓方法が、ここにある。文筆型お医者さんの仮説エッセイ。科学としての確認はこれから。インナーゲーム理論、マインドマップ手法から幽体離脱まで、この理論(仮説)でかなり説明されてしまう。能力強化方法も妥当。分析も意見も仮説も、十分に面白い。勝負脳、正しいトレーニングで鍛えることが、できるような気がする。アテネ金の北島孝介選手の技の分析にも、活躍されている。PodCastでも、この理論の一部を解説。ぜひ聞いてみてほしい。
・「結局根性論なんですけど。。。」
脳外科医の大先生の本なので、かなり期待して読みました。科学的に脳の仕組みの観点から、能力向上を説明してくれるものと思ってました。が、、、結局根性論的だな、というのが正直な感想です。
特に、「性格を明るくす」ればよい、という記述がありましたが、暗い人が性格を明るくするって、どうやるんでしょうか。
・「気軽に読める」
スポーツを脳科学の観点から分析するとこうなる、脳科学の観点から気をつけるべきこと といった内容が書かれている。所々に発見はあったが、これを読めば勝負脳が鍛えられるわけではない。専門用語・脳の仕組みも説明してある。教養として、あるいは、読み物として読むべき一冊か。
・「北島康介に釣られてしまった」
イチローや北島康介の話を脳科学的に当てはめて解説した部分では、「なるほどなぁ」と思うところも数多く、面白い。臨死の患者が生還したエピソードは、現場の医師しか体験できないことであり、茂木氏や池谷氏では書けない話である。
しかし、読み終わった後に自分が勝負強くなったかと言えば自信がない。最後に<勝負脳>を鍛える実践方法がまとめてあれば、充実感があったかもしれない。
・「この本を読んでも「勝負脳」は鍛えられない」
個人的には、読み応えを感じたのは著者自身による脳低温蘇生法のところだけだった。後は、一般人と同じテレビ番組を見て著者が感じた断片的な主観・感想ばかり。そんな話は誰でもできることで、著者が何を言いたいのか分からず、この本を買う意味は感じられなかった。この本は、徒然草と同じ類のエッセーなのかもしれない。結局、この本を読んでも「勝負脳」は鍛えられない。
・「ランニングと食事と少しの生活習慣の工夫でいつまでも健やかな頭と体を保つ秘訣を教えてくれている。」
46歳のとき体重が83.5キロだった著者は、このままでは早死にすると考え、ランニングを始めた。毎日少しずつ距離を延ばしながら走ると、過剰な食欲がおさまり、どんどんやせて体調がよくなり、1年半で60キロに。やがてランナーズハイの状態も体験するようになり、30分も走れば気分がさっぱりするランニングがやめられなくなり、完全に習慣となった。 その後、走ると脳の前頭前野が働くこと、習慣的に走ると脳の知的活動にとって最も重要な前頭前野の前の部分の働きがよくなることが学問的に判明した。著者は76歳の今も現役で大脳生理学者として現場に立てるのは、30年続けているランニングと食事のおかげだと言う。 本書では、脳科学の権威である京都大学名誉教授が、自らの経験をもとに、ランニングの効用と最新の脳科学の成果を紹介している。 その他に、「腹8分目をおいしく食べる」「人とコミュニケーションをとる」「肥満しない」「マンネリを避け、刺激を与える」「ブログか日記を書く」「エクササイズをする」など脳を活性化する生活習慣や、理想的な食事のスタイルなどを提案してくれている。
・「専門的過ぎました。」
著書は、脳の専門家であり、また、本人自身が、何年もジョギングを習慣としているということである。 そんな学者が、脳を衰えさせない生活習慣として、自ら続けているジョギングを強く勧めている。その理由を学者らしく、詳しく書いていただいているが、僕の中では脳の中で、何がどうなっているのかはあまり興味が無く、かえってそういう専門的な話の部分を読むのにちょっと集中を欠いてしまうことが多々あった。結構、そんな専門的な部分が多いのだ。 このような本を読むのは、中年期以降の人間であろうと想像されるが、著者は、すぐにでもジョギングを始めなさいと推奨しているものの、その走るということのリスクについてはあまり触れられていないように思うので、読者は怪我をしたり、ぽっくり死んでしまわないよう注意をすべきだと思う。
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