臨床心理士試験対策心理学標準テキスト 指定大学院入試対応版〈’09‐’10年版〉 (スーパー合格) (詳細)
徳田 英次(著)
「普通がいい」という病~「自分を取りもどす」10講 (講談社現代新書) (詳細)
泉谷 閑示(著)
「感謝しきれない」「本当の自分とは」「偶然、書店で手にとり。」「心の問題に根本からせまる」「著者の愛情が感じられます」
ツボ打ちTFT療法 漢方と科学を融合して心身をリセット (講談社プラスアルファ新書) (詳細)
森川 綾女(著)
「TFTの導入として最適」「ツボを指でトントンと刺激してみる指圧法。やってみる価値ありますよ。」「私には効きました」「科学的に疑問…」
豊かさの精神病理 (岩波新書) (詳細)
大平 健(著)
「人はカタログの中で生きられるのか?」「モノを通して感じる豊かさ、モノを介さねば感じられない豊かさ・・・それが日本人の豊かさの精神病理」「入門書的なおもしろさ」「★彼女のモノ集めは、実は”自信”集め★」「空虚な人々」
子どものための認知療法練習帳 (詳細)
ロバート・D. フリードバーグ(著), レベッカ・J. フリードバーグ(著), バーバラ・A. フリードバーグ(著), Robert D. Friedberg(原著), Rebecca J. Friedberg(原著), Barbara A. Friedberg(原著), 長江 信和(翻訳), 大野 裕(翻訳), 元村 直靖(翻訳)
「こどもの食いつき良好!」「苦しんでいる子どもにとっても、きっと不安を取り除き、自分を見つめ直すことができるものになる」「子ども自身が身近に抱える問題への対処スキルを高めてくれる本」
やさしさの精神病理 (岩波新書) (詳細)
大平 健(著)
「症例分析から社会評論へ」「本当に必要なヤツは読まないだろうな」「是非。」「連作短編のような…」「★席を譲らないのも”やさしさ”!?★」
自分で治す「不安症・自律神経失調症」―心身の不調を改善する西尾式心理療法のすすめ (詳細)
葭田 敏恵(著), 西尾 繁登三(著)
「納得の行くような、行かないような??」「病院にかかる前に&臨床心理をめざす人に」
自己評価の心理学―なぜあの人は自分に自信があるのか (詳細)
クリストフ アンドレ(著), フランソワ ルロール(著), Christophe Andr´e(原著), Fran〓@7AB7@cois Lelord(原著), 高野 優(翻訳)
「自信、自己評価について考えたい人にお勧め」「なぜ自信が持てないのかがわかります!」「自信を身に着けたい、とチラッとでも思った人は必読」「分りやすかった。」「フランス精神医学的」
人格障害の時代 (平凡社新書) (詳細)
岡田 尊司(著)
「社会心理問題の教科書」「現代社会を読み解くための良書」「金言の書」「人間のバランス」「ドゥルーズ=ガタリ批判にも説得力あり。」
悲しみの子どもたち―罪と病を背負って (集英社新書) (詳細)
岡田 尊司(著)
「しっかりとした本」「近頃では稀な、科学に裏打ちされた確かな本」「どんな物事にも必ず原因がある。」「新しい視点を得られる一冊」「恐れ入る」
● 自律神経失調症、パニック障害、うつ、過敏性腸、あがり、手の震えなど
● 私のブックマーク
● 岡田尊司の新書
● 岩波書店
● 珠玉の傑作達
● 心の旅(書籍編)
● 最近のお気に入り
● 自信をもつ
●「普通がいい」という病~「自分を取りもどす」10講 (講談社現代新書)
・「感謝しきれない」
著者は今時めずらしいくらい文学・芸術に造詣の深い医者だなと歓心しながら読み進めた。読み終えて自分の間違いに気付いた。この人は医学の素養もある哲学者あるいは宗教家と言うべきであろう。メンタル社員対策の参考著書として軽い気持ちで読んだら、極めて良質な人生論だった。大事な所に赤線を引いたら本が真っ赤になってしまった。すべてのレビューアー(ともちろん著者)に感謝の気持ちを伝えたい。★五つでも足りない。
・「本当の自分とは」
レビュアーの皆さんの評価がとても良いので買ってみました。本当に良い本でした。「幸せというものには普通はない。なぜなら普通でないことが幸せの本質だから・・・。」など、ハッとさせられる言葉がたくさん並んでいます。また引用されている詩や文章も良いと思います。この本を読んで、谷川俊太郎や空海などにも興味がわいてきました。
・「偶然、書店で手にとり。」
偶然、書店で手にとりました。購入して大正解でした。堅苦しくなく、もう1度よんでみようと思います。
・「心の問題に根本からせまる」
昨今の心療内科や精神科では、「心の病は脳の神経伝達物質の減少が原因」「うつ病は心の風邪」といった製薬会社のキャッチフレーズの元、患者の心に触れずただ大量の薬を出し続ける医者が大多数になってきてしまいました。
・「著者の愛情が感じられます」
なんだかすごく生きづらい、自分はどこか変なんじゃないか、と思ってカウンセリングを受けたり心理学の本を読み漁っていた時期がありました。そうやってすこしずつわかったこと、それでもまだわからなかったことが、この本ではごく簡単に、そしてわかりやすく説明されています。文学からの引用や図による説明も決してこじつけではなく実に的を得ていて腑に落ちますし、著者の教養の広さに驚かされます。(かといって決してひけらかす感じではありません。)
そして何よりもこの本が心に沁みるようにわかりやすいのは、著者のクライアントに対する深い愛情のおかげだと思いました。カウンセラー自身が問題を抱えていたり、クライアントと依存関係になってつらくなってしまい辞めてしまうというケースを見たことがあってカウンセリングで解決することはできないのではないかと思っていたのですが、この先生は愛情とともに、クライアントを甘えさせない厳しさも持ち合わせていることが読んでいて伝わってきました。この先生だったら本当に信頼できるのではないかという思いと同時に、ただ甘えて先生に何とかしてもらうという姿勢では何も解決しないし、そういう気持ちではこの先生のカウンセリングを受けたくないと思いました。
ちょっと元気がなくなった時もこの本を繰り返し読むだけで気持ちが前向きになり、大切に持っていたい本です。うつ病の人がこれだけ多い現代の世の中、特に困ったことがない人でも心のしくみを知るために一読するととてもいいのではないかと思います。
●ツボ打ちTFT療法 漢方と科学を融合して心身をリセット (講談社プラスアルファ新書)
・「TFTの導入として最適」
TFTとは何たるか、についての説明から期待できる効果、症状別の基礎的セルフケアなどが、新書版らしくコンパクトで明快にまとまっています。
・「ツボを指でトントンと刺激してみる指圧法。やってみる価値ありますよ。」
肩こり、痛みなどにツボ刺激で対処する方法はありでしょう。その中でツボを指でトントンと叩く、刺激すると、改善効果があるというTFT療法。お金もかからず、一定のツボを順番にトントンとやってみるだけで効果が得られるなら、やってみる価値がある。心理的なトラウマや、戦争体験の心理的な傷もいやす力があるという。針麻酔で外科手術ができちゃうくらいの効果がツボ刺激にはある。だから的確なツボ刺激法が、身体や心に影響する可能性は、ありえると思えます。この本だけでは、医学的な統計の説明は無理なのがわかっているので、事例と療法の紹介に主力をおいて書かれています。簡単な療法で、効果があれば、それは十分な成果。この本だけで、簡単なツボをトントンと刺激する方法がわかる。しかもすぐに読める薄さと書き手の配慮がある。ためしにやってみる価値ありますね。もしかしたら、新しい東洋医学的な療法の一つになっていくのかもしれません。
・「私には効きました」
この本は、アマゾンで買ったわけではないですが、講談社新書だし、帯に新潟県中越沖地震のケアにも・・・。などと書いてあって、本の中には佐世保のスポーツセンターでの銃乱射事件後のケアにも使われたと言う療法!トントンたたくだけで良いと言うのも気に入り、だめもとで買ってみました。私は、イライラ・肩こり・時差ぼけの3つを試してみましたが、始める前の対人関係のイライラが10とすると、1回TFTしただけで直後に6、今ではその人に会ってもイライラ度は0というか彼女の態度がイラつくほど気にならなくなりました。何にイラついてたんでしょうねというかんじです。肩こりも、首・背中・肩と痛い順にイメージしてやりました、直後はあまり効いてないかもと思いましたが、数分後には、肩こりを忘れて読書に集中してました。時差ぼけは、寝入りがうまくいくようにイメージしてやりましたら、すぅーと寝入り、朝の目覚めもパッチリで、久々にあーいい眠りした、というかんじ。母に見せたら母も寝入り、寝起きは良かったと、義妹はこの本を購入、昨日やったら肩こりがなくなったと言ってます。
・「科学的に疑問…」
色々な不安恐怖症を抱えている者だが効果が全くといって良いほどあらわれなかった。
・「人はカタログの中で生きられるのか?」
この本全体に、”現在”そのものが、どうしようもなく現れている。 露わになってくる場所は、精神科の患者の診療の場である。 この時代を生きている人々は、できうる限り葛藤を抱えたくない。葛藤を回避するために、間にもの(主にブランド品)を入れる。結果として、当の相手と直接対峙する事態から逃れられる。愛情、親しみ、その他の感情的な重みは、たとえば贈りものの金額の多寡によって量られる。患者は、医者に事態を説明するために、延々と、ブランド品を中心とした<モノ語り>を続けていく。 人々は“ポリシー”をもって、カタログ雑誌を利用しながらブランド品を買う。つき合う人、さらには自分自身さえもブランド品にたとえて考えることも多い。それが、彼らの自己実現であり、個性となる。ものをより高級品に買い替えることによって、彼らの生活は“ステップ・アップ”されていく。自分も相手もそう考えていると思っているが、必ずしもそう考えるだけでは、自分が、相手の態度が納得できない、という事態の中で、彼らは精神科を受診することになる。 読みやすく、言っていることも大変よく分かる。だが、読み終わって、克明なカタログを熟読したような印象が残る。チャート式シリーズの参考書を開いたときのような感触と言ってもよい。私には、この本自体が、登場する患者の話が、一冊の本にまで大きくなったもののように感じられる。 わかりやすいことに異を唱えるつもりはない。だが著者は、この本の執筆時に、この問題の先にあることまで視野に入っていたと思う。この論理が破綻する、そのとば口だけでも触れてほしかった。無いものねだりというものなのだろうか?
・「モノを通して感じる豊かさ、モノを介さねば感じられない豊かさ・・・それが日本人の豊かさの精神病理」
精神科医による「豊かさとは?」の分析。自分の個性や、健康、幸せを、"モノ"を手に入れること、あるいは"モノ"に代替させたり、"モノ"を媒介させることによって実現しようとする、そんな人々がいる。よりよい"モノ"で、ステップアップしようとする人々が葛藤する姿は、日本社会の様々な問題と重なる部分が多いように感じた。精神病理の新しい視点を提供してくれる。
・「入門書的なおもしろさ」
ああ、こういう人いるよなぁ〜っ、とおもしろさ(興味深さ)ゆえ納得し、自分のことを反省することもできた。キーワードは「モノ語り」豊かさゆえのアイデンティティの欠如。「モノ」を拠り代にした心の安寧。現在の「格差」意識の流行を背景として読んでみても非常に興味深い。
・「★彼女のモノ集めは、実は”自信”集め★」
●「精神化の敷居もずいぶんと低くなったものです」ということで<よろず相談>。・カタログ時代のパーソナリティ(二つのオメガ、他)・グルメ・ブームの精神病理(美食の効用、他)・不倫ゲームの構造(モノこそが愛、他)・ペットの両義性(人間もペット、他)・「幸せ」に似合う家族(子どもの制服は親の勲章、他)・豊かさの精神病理(自分への投資、他)・ジャパニーズ・ドリーム(現代モノ社会、他)●「自分についてであれ他人についてであれ、人そのものを描写し説明するのが苦手なのです」というところに、モノを通してでなければ自分自身や人間関係を把握制御できない病理の要因がありそうである。●それにしても<モノ語り>患者の<問題探しゲーム>から始めなければならない患者の診療増加というのは、精神科医にとっても大変な世の中になったものだ。
・「空虚な人々」
読んでいて、疲れました。「やさしさの精神病理」を読んだときもそうでしたが、こちらはさらに疲れました。自分や他人の性格が描写できず、服装や持ち物でしか語れない人々。普通というか従来「その人はどう意地悪なのですか」と聞かれたら、「口の利き方はいやみだし相手の痛いところをつついてくるし」といった性格描写くらい、特にインテリでなくても出来たはずが、それすらできない人々。政治や世界情勢の話をすることはあるのでしょうか。それともファッションやグルメ以外の話はまるで出来ないのでしょうか。犬が安いからという理由で捨ててしまった女性にはショックを受けました。犬は単なる商品ではなく、血の通った動物です。精神科医の立場上しかるわけに行かないのはわかりますが、一言注意してもよかったのでは。こういう人たちの話を読むと、ねえねえイラク問題についてどう思う、だとか、この間フランスで大規模なストがあってねえ、そうなのよフランスはファッションとグルメの国であると同時にストと労働組合の国でもあるのよ、などといった話題をふっかけたくなります。いったいどんな反応が帰ってくるのかしら。そもそもこういう人たちはそんな話題に興味もつのかしら。「大きなこと」には興味ないのでしょうか。身の回りのことしか興味ないのでしょうか。
・「こどもの食いつき良好!」
小学校低学年のクライアント数名に使いましたが、食いつきが良好でした。中学年も同様で、どんどんワークシートを記入したがっていました。アスペルガー疑いの20歳クライアントも、気分同定のためのぬりえシートを気に入っていました。
・「苦しんでいる子どもにとっても、きっと不安を取り除き、自分を見つめ直すことができるものになる」
この本は段階を追って、認知療法ができる形になっている。どの課題も、気持ちを書いたり、「ぬり絵シート」のように色を塗ったりと、直接描き込むことができる形式になっているのがいいのではないかと思った。このように内的なものを外的に表現していくことで、内的なものから少し離れて客観的に見ることができるのではないだろうか。
自分の考え、すること、気持ち、からだの関係を知ったり、不安な気持ちもシャボン玉みたいに消えてしまうことを知ったり…と、実際に描き込んで視覚化することで、なにかよくわからないまま不安な気持ちがもやもやしていた自分自身の姿が見えてくると思う。苦しんでいる子どもにとっても、きっと不安を取り除き、自分を見つめ直すことができるものになるだろうと思う。
・「子ども自身が身近に抱える問題への対処スキルを高めてくれる本」
この本の通りに進めていけば、子どもへの認知療法を、セラピストと子どもで、あるいは親と子どもで進めることができる本です。子どものためのものであるだけに、難しい言葉は使わず、平易でわかりやすい言葉で書かれ、子どもに十分理解できるものになっています。18の課題のそれぞれに「セラピストへのガイド」があって、課題の意味や、実践方法、工夫の仕方などが示されており、専門家はもちろん一般の人でも理解することが可能です。適用対象は抑うつや不安を感じている小学校中・高学年とありますが、そうでない子どもにも自分自身を見つめるために、また子どもでなくても大人でもちょっと生きやすくなるために役立てることのできる一冊ではないかと思います。
・「症例分析から社会評論へ」
本作は、精神科医が、新しい「やさしさ」と関わる精神病患者の症例を紹介し、そこから導かれる今時の「やさしさ」の法則を解明しようとする、精神病理+社会評論のベストセラー新書です。
主に多様な属性を持つ若者の患者を面接しながら、著者は、彼らの言説に表れる「やさしさ」の正体をはっきりさせようと試みます。その成否は、正直言って1度読んだだけでは余り伝わってきませんでした。例えば、第3章は「ポケベル」に焦点を当てて論じていますが、今や死に絶えたツールと言ってもよく、いまいち実感がわきません。
そのような社会評論の成否はさておき、毎度著者の本を読んでいて感心させられるのは、精神科医の日常や精神病の実態が、こなれた文章から手に取るように伝わってくることです。本作にも、個人的に感銘を受ける症例があり、興味深く読むことができました。
・「本当に必要なヤツは読まないだろうな」
「やさしさ」とは何かの本質をとらえた名著。 普段、新書はあまり読まないのだが、これは出版当時、会社でイジメに遭って「あちら側」と「こちら側」を行ったり来たりしている友人にストーカーされていた時期だったので、つい買い求めた。私自身も「やさしさ」にとらわれていたことに気づかされたし、うっすらと感じていたけれど自信がなかった「間違ったやさしさ」を裏づけてくれて、ありがたかった。 いわゆる「アダルト・チルドレン」だったと思われる彼女、危うく引き込まれそうになって縁を切ったが、今、どうしているだろうか。
・「是非。」
カタイ文章を読むのが苦手ですが、この本は3日で読み切れました。「精神病理」という、少し一般の人にはもしかすると難しく感じられるかもしれない名のつく本でありながら、文体も全くカタイものではなく、のめり込んで読む事ができました。仕事や人間関係(家族、友人、恋人)などに対しての自分自身の考え方に、全く新しい観点を与えてくれます。全体を通じて過剰な「やさしさ」の問題点を指摘され、自分自身の行動や性格を見つめ直させられるという”心と身体が引き締められる”ように感じさせられる部分もありながら、一章一章、読んだ後には何とも言えない”心と身体がフワッと軽くなる”ような感覚も与えてくれる、不思議で、なおかつ圧倒的な印象を残す本です。
・「連作短編のような…」
小説の連作短編のような印象です。たぶん、あえてフィクション風に書かれているのだと思います。そのため読みやすかったのですが、ところどころ「嘘」臭い感じも。なんでもかんでも「やさしさ」に転換するところなどは、こじつけじゃないかな、とも思いました。とはいえ、バブル時代ぐらいから、「清潔」とともに「やさしさ」というものが異様に意識されてきているのは確かだと思います。「やさしさ」をテーマにした広告コピーの影響かもしれませんが。その辺の背景も分析してくれれば、もっと読み応えがあったと思います。
・「★席を譲らないのも”やさしさ”!?★」
●病気の範囲に入ってきた各種「行き過ぎたやさしさ」とは? 具体例で分析する。・”やさしい”時代のパーソナリティ(やさしくない”やさしさ”、他)・涙のプリズム(私達の気づかい、他)・ポケベルのささやき(失われた絆、他)・縫いぐるみの微笑み(あんた何者?、他)・沈黙のぬくもり(言葉は邪魔、他)・”やさしさ”の精神病理(”やさしさ”からの逃走、他)・心の偏差値を探して(「自分」発見!、他)●きょうびのやさしさはホットでもクールでもない、お互いに相手の気持ちの中に踏み込まない「ウォーム」なやさしさだという。それにしては相手の都合を無視する携帯でのつながりを異常なまでにもとめる精神というのはどのような病理なのであろうか。
●自分で治す「不安症・自律神経失調症」―心身の不調を改善する西尾式心理療法のすすめ
・「納得の行くような、行かないような??」
納得できる内容が結構あります。心理テストもあり、実際にやってグラフを作成すると、私の性格は本の説明に出てこない。読み終えて、自分はどうしたらいいの?というところです。
・「病院にかかる前に&臨床心理をめざす人に」
この本には二つの読み方があると思う。
あちこちの具合が悪く、不定愁訴を感じたり、更年期障害やストレスからくる神経症を感じているなら、医者にかかる前に、読んでみてはいかがでしょうか?そして、試してみる(簡単だしタダです!)それから病院を訪れても遅くないと思います。
そしてもう1つに臨床心理士を目指している人にもお勧めです。
病院や福祉関係に就職するのも良いですが、こういうところもあるということ、こういう仕事もあるということを知るのは大切だと思います。
・「自信、自己評価について考えたい人にお勧め」
自信について書かれた本は世に山とあるが、非常に著者の観念的世界であったり、一部の病的レベルの人に向けて書かれていたり、一人ではできそうにない心理テクニックを羅列しただけのものも少なくない。この本は、その中でも非常に具体的かつグローバルな視点で、実用的な話が書かれている。自信、自己評価に対する捉え方において、目からウロコが落ちたところも多々あり。自信や自己評価について、じっくり考えて見たいと思う人にお勧めです。
・「なぜ自信が持てないのかがわかります!」
これは「自己評価の辞典」ですね!自己評価について何から何まで載っているという感じで、自分や他人についての色々な疑問が解けました。
・「自信を身に着けたい、とチラッとでも思った人は必読」
自信がどこから来るのか、もしくは、自信のなさはどこからくるのか自信のないのはいけないことなのか、自信があることはいつでもいいことなのか自信と態度の関係はどうなのか、そういう反応をしてしまう人(自分)の背景には何があるのか、では、どうすれば、それを克服できるのか
丁寧に解説しています。そして、使われている例もわかりやすいです。そして、いろんな患者さん(?)の実例もよくわかります。そして、日本語としてとっても読みやすいです。原語だととっても読みきれなかったので、この流暢な日本語訳には感謝しています。
自分にも当てはめてみることができるし、周りの人の相談にも乗ってみることができます。良書です。お勧めします。
・「分りやすかった。」
日頃、学校や会社など集団の中で生活していると、大した事無いのに自信満々な人がいたり、賢いなー!と思うのに本人は、自分は大した事無いと遠慮してるようだったり、人からの目と自分を自分で見る目に違いがある事が不思議でしたが、わかりやすく解説していました。また、自己評価の高い低いと他の要素をミックスさせたタイプ別の特徴や傾向が載っていて面白かったです。自分に自信のある人も無い人も、客観的な見方ができたら、自分に少し変化が起こるかもしれない、と言う意味で面白い本だと思いました。欠点は、話がちょっと長いと私は感じました。
・「フランス精神医学的」
この本を読んで思い出したのは、スタニスワフ・レムの『枯れ草熱』の一場面。
主人公が、フランスの科学者達のパーティーで、自分の調査について話をして見るが、「あんな可能性もある。こんな可能性もある。」と、話を広げるだけ広げるが、結論は出さない。(その後、パーティーの出席者の1人が素晴らしい洞察を、述べるのだが。)
本書も結局、そういう感じで可能性を限界まで広げて、自己評価について、出来るだけ幅広く語って見ました、と言う本である。
具体的にどうしろと言うのか、と言う人は本書は立ち読み程度で、すっ飛ばして、ナサニエル・ブランデンの、セルフ・エスティームのワークブックを、自分でどんどん進めていったら良いと思う。ノートブックとボールペンが、有れば、幾らでも自己評価を高める事が出来るのでそちらの本の方が、遥かに良い。
・「社会心理問題の教科書」
人格障害の増加には現代社会の特質が深く関わっているという主張をベースに、人格障害のタイプや対応策についても言及している汎用性のある「入門書」です。4−5年前に相当話題になった本ということですが、今読むと斬新さも意外性もなく、ほとんど常識をまとめたという印象です。それだけ、著者の考えをシェアする人が増えたということなのかもしれません。議論の余地があまりなく、物足りなく思う人も多いと思いますが、この分野の本を初めて読む人にはお勧めできます。
・「現代社会を読み解くための良書」
種々の社会学論は、経済学的視点、民俗学的視点、生物学的視点、などによって語られます。色々と渉猟しましたが何か腑に落ちないというか、「なるほど」と思わせる視点がなかなか見出せずにいました。そこで、出会ったのが本書です。著者は精神医学の立場から「人」「人格」がどのように社会に影響を及ぼし、また社会がどのように「人」に影響を及ぼすのかを分かりやすく解説してくれています。「人格障害」という観点で人や社会を見渡してみると、いくつもの疑問が晴れました。
ネットによると著者は、哲学科を経て医師となり、医療少年院勤務もなさっているようです。上すべりな学問としての社会論ではなく、臨床経験にも根ざした極めて説得力のある視点に目から鱗が落ちる思いでした。
どこぞの学者さんが、テレビゲームが悪いとか携帯電話が悪いとか陳腐な社会論を展開しているようですが、本書を読むとそれらの視点がいかに偏狭であるかが分かります。発言力のある大人や年長者が、若者を非難するのは有史以来認められてた事ですが、人格障害の観点で見ると、そうした世代間のバイアスが一気に氷解します。
ただ、得てして人は「自分こそニュートラルである」と思いがちです。私自身、ある種の人格障害ではないかと思う節がありますが、あくまでこうした視点を持つと言うことは、社会の文脈を理解するための「道具」を持つことであり、相対的視点は見失うべきでは無いでしょう。
・「金言の書」
書評を書くというのは大変責任のあることで、星1つの違いにより本の売り上げが増えたり減ったりする事を思えば、あまり軽卒な意見も言えない訳ですが。でもそうした気おくれを押してでも未読の人に伝えたいのは、今現在リアルな人格障害に係って苦しむ人にとって、この本はとても多くのヒントと示唆を与えてくれるでしょう、ということです。私は5年前にこの本を買い、1〜4章・類型とその説明あたりを眺め読みして、人格障害との闘いに明け暮れ、ほとんど敗北しましたが、やっと再生の小康を得ました。ふと思い出して頁をめくった時に、この本のありがたみをしみじみと実感しました。特に後半、5章から8章あたりに含まれる、慎重な記述から伝わる言葉の重さ。人格障害の書物は多くなりましたが、例えば眼を閉じて片足で立っている工夫のすべてを文字で伝えるのが至難なように、ある所から先は受け手の感性を働かせて対応せねばならない部分がどうしても含まれます。改善のキーワード「受容」「枠組み」なども、対応者が自分で出力調節せねばならない難しさを含んでいますが、どこにどれくらい力をかけたら良いか、又は力を抜いたら良いか、の雰囲気はこの本でつかめると思います。ただしそれには、読み手は1行1行を慎重に噛みしめる必要が有るでしょう。後半の社会論的な展開も、学究の世間よりはむしろ現実社会の混乱を見かねて書かれたように推察します。人格障害は親から子に益々伝播しやすくなっている、を親の世代は真摯に考えねばなりません。生身の人間に対する感性を育てる大切さを説いているように思いました。
・「人間のバランス」
様々な有名人をサンプルにそれぞれの人格障害を紹介しています。(例え…マドンナは演技性)読んで思うのは日本は昔から民主国で、個人主義でなかった事から依存的な土壌があったということ。自分は自分という他人との境界線が引きにくいという歴史があったので自分は無力なんじゃないかと思い込む危険性があり、けれど人との親和性は高く、それは素直な事に繋がり…プラスもあればマイナスもある。目指すべくはその中間、自主性はもち人に依存はしないが、人とのコミュニケーションを大事にすること。自分を安定させる事…それに尽きると思います。ひいてはその意識を一人一人が持てれば、偏った国家にはならないのではないでしょうか。そして私は人間って不思議だなあと思うのは、芸術は人格障害的な要素が必ず入ってるのであり、それを人は支持する。マイナスを逆手にとっているのですが、それが人を元気にしたり癒したりしている…人間はプラスとマイナスで出来ていてそしてそれはどちらにも傾くんですね。
・「ドゥルーズ=ガタリ批判にも説得力あり。」
周囲に病んだ人が普通にいたりするのが現代の日常だと思うけど、人格障害のタイプが分かりやすくグルーピングされて解説されているので、私達の周りの病(やまい)の有りようの理解には役立つ本だと思う。そして、医者として京大医学部大学院の研究室から医療少年院に勤務先を変えた筆者の紹介する症例はリアルで重いものが多く、実例の説得力もある。
個人的には、かつてドゥルーズ=ガタリ「アンチ・オイディプス」において展開された「遊牧型(分裂症的)vs中央集権型(妄想症的)」という対立図式を、「アノミーな境界性的社会vsファシズム的妄想性社会」と読み替えて、遊牧性を賞賛したドゥルーズ=ガタリを批判したり、自己編愛の形態としての人格障害に悪しき実存主義的価値観を読み取る後半は、知的刺激を受けた。(著者が哲学科出身と知って、納得しました。)
それにしても、(著者も言及してますが)高度資本主義社会というのは、なんでこう人間を狂わせちゃうんでしょう。
・「しっかりとした本」
しっかりとした内容の本。少年犯罪が起きるたびに上っ面の中身のないコメントしかできないコメンテーターやニュースキャスターに是非読んでほしい。文面も読みやすい。
・「近頃では稀な、科学に裏打ちされた確かな本」
発達障がいは近年脚光を浴びていて、専門家が書いた本も随分出ている。しかし、どちらかというと専門家が自分の経験から思ったことを書いているだけ、ということが多く、感覚としてはエッセイに近いものがある気がする。勿論臨床的な知見からの話は勉強になるが、そこに科学的根拠がどれぐらいあるかと言われると、ちょっと怪しいことが多いように思う。もちろん、それらの著者も最新の研究について知っている筈だが、一般の読者向けだから読みやすさを重視して引用まではしていないのだろう。ところが、この本は分かりやすさと様々な研究の引用を両立している。そこがこの本の一番すごいところだと思う。
しかも、引用されている文献や研究は本当に幅広く、発達障がいや司法領域(非行)に関わる人なら知っておきたいという研究者や理論が確実に網羅されている。それでいて事例も豊富なので、難しくて飽きてしまうということもないのがすごい。この領域に興味がある人から、この領域に従事している人まで、幅広い人に手にとって欲しい、素晴らしい本。きっと、全ての人にとって新しい発見があると思う。
具体的に言えば、脳機能については有名なPhineas Gageの症例を取り上げて前頭前野と衝動性、人格との関連を説明しているし、「遺伝(nature)か環境(nurture)か」という議論では、一番よく使われる研究法である双生児研究や、非行といえばこの人、Moffittの研究を引用している。さらに、仲間はずれ(Peer rejection)と攻撃性の関連についてはDodge(仲間関係と攻撃性、Social Information Processing理論などで有名な研究者)の研究について触れている。さらに、新しい知見を取り入れているだけでなく、心理学では基本ともいえるHarlowのmaternal-deprivation(母性剥奪:アカゲザルの実験)や Bowlby、Winnicottについても引用しているし、解離やDBDマーチ(齋藤万比古先生が提唱した、破壊的行動障がいの進行モデル)、ミュンハウゼン症候群など、精神病理についてもきちんと触れられていた。
偉い「先生」や「専門家」が言ったことが、必ずしも科学的で正しいとは限らない。経験に裏付けられた意見は、その人のいる環境では真実であることも多いが、他の場面でも正しいとは言い切れない。研究や理論は、その人の個人的印象が本当に正しいのか、他の場面にも応用できるのかを検討するためにある(それだけが目的ではないが)。一般の読者向けの本にも、このようにきちんと背景となる研究と理論を踏まえた、確かな本がもっと増えて欲しいと思う。そして、誤った情報に踊らされたり、傷つけられる家族や関係者が1人でも減ることを心から願う。
・「どんな物事にも必ず原因がある。」
私は、今まで非行少年や犯罪者を冷視していた。何だこいつらは、好き勝手やってと。全ての現象には必ず原因があるという事実。この本で学んだ。著者の勤める医療少年院に送致される少年の多くは、幼少期に酷い虐待を受けていたり、過酷な子供時代を過ごしてきた。でも考えればわかることで、好きで人殺しをしたり、麻薬を使用したり、ひきこっもたりする人がいるだろうか?確かにその愚かな行動を選択したのは本人だが、そうせざるをえない状況に追い込まれていたという事実は非常に大きい。そのことについて深く知れば知るほど簡単に言及できなくなるのである。 犯罪者に異常者のレッテルを貼って安心している人が世間では大半を占める。しかしこれは間違いであるし、そういう風に考えてしまう人は自分の胸に手を当てて聞いてみて欲しい。「自分が彼の立場だったらそうしないか」と。
・「新しい視点を得られる一冊」
青少年の内にひそむものに焦点を当て、近年の青少年が関わる問題について取り上げている。 以前とは異なり、俗に言う「非行少年」を多面的に捉えていてる。また非行にいたるまでの経緯を心理学や少年本人を取り囲む環境の視点から考えることによって、今の問題を客観的に考えていくキッカケになるのではないかとではないかと思う。 非行とは逆にカラに閉じこもってしまう、いわゆる「ひきこもり」傾向の子どもが、突然凶悪事件を起こしてしまうということにもフォーカスをあて、考えていくことができる本である。
・「恐れ入る」
やー、実に優れた本です。物心ついた頃、私は母に「どうしたら子どもがまっすぐに育つの?」と尋ねたことがあります。母の答えは明快でした。「親が仲良くしてれば、子どもはふつうーに育っていくんよ」と。当時その意味を理解できる訳もなく「それだけー?」と思いましたが、自分が親になってみて「名言!」と思わずにはおられません。この本を読んで強く感じるのは、子どもって親によってどのようにもなっていくんだな、ということです。この本に描かれる家族像は言わば典型的で、幼少期には両親のDV、離婚、近親者によるレイプ、溺愛、過重な期待。それらに見舞われた子どもたちがドラッグ、援交、児童への猥褻行為、殺傷事件へと走ってしまう。ここには「親が与える影響だけを論じるのはいかがなものか」という反論も成り立つでしょうが、少なくとも著者が接してきた子どもたちはほぼ例外なく、親の影響を被っています。さらには、「子どもがゲームに没頭するのは良くない、とは思うが、どう良くないかはっきり知りたい」という疑問に対する明快な解答。心の問題だけを論じてもダメで、施設に於いては規律を守らせることも同じくらい重要であると言うこと。ひいては、一人の子どもを立ち直らせることがいかに大変であるか。例え立ち直って未来に希望を持たせてやれても、社会に受け入れられなかったらどれほど悲しいことであるか。などが克明に記されていて、胸に迫ります。少年犯罪が多い今、所轄部署は一体何をやってたんだ、という苛立ちが報じられることが多いですが、これ読んだら、いやーこんなに尽力してくださってるんですね、と恐れ入る思いです。
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