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おおきなかぶ―ロシア民話(こどものとも絵本)おおきなかぶ―ロシア民話(こどものとも絵本) (詳細)
A.トルストイ(著), 佐藤 忠良(イラスト), 内田 莉莎子(翻訳)

「みんなでみんなでうんとこしょ」「うんとこしょ どっこいしょ」「子供が必ずハマるリズム」「まだまだかぶはぬけません(@_@;)」「もっとも美しい日本語で書かれたロシアの絵本」


シャーロック・ホームズの冒険 (新潮文庫)シャーロック・ホームズの冒険 (新潮文庫) (詳細)
コナン・ドイル(著), 延原 謙(翻訳)

「殺人が鳴く、ホームズが敗退する」「本領発揮。凄い作品集」「表紙が愛らしい!」「昔は面白かったんだろうけど... 」「ホームズ短編集の最高峰」


シャーロック・ホームズの冒険―新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫)シャーロック・ホームズの冒険―新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫) (詳細)
アーサー・コナン・ドイル(著), 日暮 雅通(翻訳)

「とても読みやすい新訳」「昔は面白かったんだろうけど...」「読みやすさと格調高さを引き換えに・・」「《名探偵》の代名詞」「分かりやすい!!」


カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫)カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫) (詳細)
ドストエフスキー(著), 亀山 郁夫(翻訳)

「ウイトゲンシュタイン」「面白くない」「ドスト初心者へのレビュー!」「読み易ければいいのか?」「カラマーゾフの兄弟を一生のうち一回は読み通したい!と 思っている方にお勧めします。」


緋色の研究 (新潮文庫)緋色の研究 (新潮文庫) (詳細)
コナン ドイル(著), Arthur Conan Doyle(原著), 延原 謙(翻訳)

「逸話だと思えば」「推理小説の金字塔・第一作」「一読の価値アリです。」「「僕にはね、世界でただ一人、僕だけの仕事があるんだよ」」「さすがに古臭さを感じてしまうが・・・」


緋色の研究 新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫)緋色の研究 新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫) (詳細)
アーサー・コナン・ドイル(著), 日暮 雅通(翻訳)

「記念すべき第1作」「理屈なしで面白い」


罪と罰〈上〉 (岩波文庫)罪と罰〈上〉 (岩波文庫) (詳細)
ドストエフスキー(著), Fyodor Mikhailovich Dostoevskii(原著), 江川 卓(翻訳)

「重苦しい本」「複雑」「All You Need Is LOVE.」「描写の大半を占める主人公の苦悩に心打たれる。」「初めて読んだドストエフスキー・・・・・・」


カラマーゾフの兄弟2 (光文社古典新訳文庫)カラマーゾフの兄弟2 (光文社古典新訳文庫) (詳細)
ドストエフスキー(著), 亀山 郁夫(翻訳)

「後ろの読者ガイドが良い」「圧倒的な・・・」「大審問官」「読み返したい部分はあり・・・」「なんてエネルギッシュで、思いのあふれる本なんだろう」


カラマーゾフの兄弟3 (光文社古典新訳文庫)カラマーゾフの兄弟3 (光文社古典新訳文庫) (詳細)
ドストエフスキー(著), 亀山 郁夫(翻訳)

「納得いかない」「圧倒的な・・・」「ついに佳境へ。巻末の読書ガイドはとてもありがたい。」「大審問官を現代日本で読み解くメモ【つづき】“一つの罪に対して、罰は二種類ある”」「あかん、やっぱりおもんない。退屈。」


シャーロック・ホームズの思い出 (新潮文庫)シャーロック・ホームズの思い出 (新潮文庫) (詳細)
コナン・ドイル(著), 延原 謙(翻訳)

「息切れ、そして第一幕の終わり」「「君の真実の友より― シャーロック・ホームズ」」「完璧」「盛りだくさん!」


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▼クチコミ情報

おおきなかぶ―ロシア民話(こどものとも絵本)

・「みんなでみんなでうんとこしょ
私が小さい頃よく読んだ絵本です。演劇でもしました。楽しかったな… 描かれている絵はユニークな外国ちっくな絵です。 おじいさんの言葉どおり、おおきなかぶができたのですが、ぬけないので人?動物?たちが一人?一匹?ずつふえていきます。 どんどん小さい子になっていくのがおもしろい! しかも動物さんなんて普段なら、追いかけあいしてる子たちなのですよ! かけ声もおもしろく、是非とも子供さんと一緒にどうぞ。自然に子供たちから声がでそうですが… 『こんなの作りたい』『何して食べる』など聞けるでしょうか? おじいさんみたいに、かぶにお話しする子もいるかしら…

・「うんとこしょ どっこいしょ
おじいさんが育てた大きな大きなかぶをみんなで力を合わせて引っ張るお話。二歳の娘と読むのに買いました。最初は絵だけを見て自分なりにストーリーをつけて読んでいた娘ですが、一度読んであげたら耳に残ったのか「うんとこしょ どっこいしょ」と楽しそうに読んで聞かせてくれます。私が子供の頃にも読みましたが(小学校の教科書にも載っていたような…???)、やっぱりこの「うんとこしょ どっこいしょ」が頭の中に残ってますね。

・「子供が必ずハマるリズム
幼少の頃自分が好きだった話に現在3歳の娘がハマっている。内容は極めて単純。しかし、独特のリズムに子供がハマるのであろう。小学1年生の教科書にも取り上げられており、一度は子供に読み聞かせたい話である。沢山種類のある絵本であるが、本書の絵と文章が最も優れている気がする。

・「まだまだかぶはぬけません(@_@;)
 子どもの頃演劇をしたのをよく覚えています。子どもにこの本をよんであげると・・・「知ってる」「わたし孫役だもん」と。むかえた12月の生活発表会は本人の言う通り孫役でした!

今も昔もあのリズムある文は人気みたいです★

・「もっとも美しい日本語で書かれたロシアの絵本
光村図書という国語の教科書で小学一年生の時に学習します。小学校一年生の教科書に載せてあるぐらいですから、やはり意味があるのです。私は声に出して朗読していると、あまりの言葉の美しさにいつも涙が出てしまいます。作品の中に込められた思想や日本語の音韻、そして最も簡単な日本語の語彙に感激するのです。

これは母が枕もとで読んでくれたお陰でしょう。最も美しい日本語をぜひ、幼い時にあなたが最も大事なお子様に読み聞かせてあげてください。一生の財産になります。

「とうとう株はぬけました」ここに永遠の普遍性を感じます。

おおきなかぶ―ロシア民話(こどものとも絵本) (詳細)

シャーロック・ホームズの冒険 (新潮文庫)

・「殺人が鳴く、ホームズが敗退する
シャーロックホームズは、細かな事実から、豊富な内容を類推する。生い立ちからすれば、コナンドイルはワトソンの立場だろう。医者であること、船に乗っていたことなど。

また、素直な性質もワトソンに似ている。物語を書くのを仕事をしたのも一緒だ。

なるほどと納得できた。

最初の話は、殺人がなく、ホームズが敗退するという。見方によっては、目的を果たしたのだから、敗退ではない。相手が、自分の手の内を読んで、それを上回る手を打ったので敗退と感じたのだろう。

殺人がなくても、探偵ものが面白いことを教えてくれた。

・「本領発揮。凄い作品集
アメリカで「四つの署名」を注目され、読み切り短編を雑誌に依頼されたドイルが、1891〜92年に連載した作品を集めた本。事実上の出世作であり、作品の質はさすがに高い。のちに発表された「バスカヴィル家の犬」を先に読んでしまった私が思うに、ドイルは短編向きの人なのではないか。「恐怖の谷」未読で偉そうなことは言えないけれど、少なくとも3つの長編では、長さの割にトリックが粗末で、散漫な印象がある。それに比べてこの短編集は、「赤髪組合」「唇の捩れた男」「まだらの紐」といった屈指の名作を含み、構成は緊密、トリックは単純ながら秀逸、そして適度のユーモアを添えた珠玉の作品群である。現代の目でみれば、より高度で洗練された手法も可能だろうとは思うけれど、推理小説・探偵小説のプロトタイプとして本書は古典の名を辱めない。

訳者は(全部読みたい人は)発表順に読むことを本書で勧めており、その順番まで書いてくれている。私もそれがいいと思うが、そういう大事なことは最初の「緋色の研究」の解説として書いてほしかった。そして次は「シャーロック・ホームズの思い出」である。

・「表紙が愛らしい!
読みにくいと評判(?)の新潮文庫版ですが、普段から和訳された本格推理に親しんでいる私には特別読みにくいとは感じない文章でした。また表紙の愛らしさ(拡大鏡で煙が出ているの辺りは笑えます)も気にいってます。しかしながら読みやすさではやはり光文社などの方が優るようです。特に拘りがないのならそちらを手に取った方が良いかもしれません。私も機会があれば光文社文庫の新訳も読んでみたいと思います。

内容は文句なしの傑作です。ホームズの長編はホワイダニット(動機)を重視する傾向があり、人によっては退屈に感じるようですが、短編はテンポ良く進む為に最初の一冊として手に取るにも適してると思います。ホームズ自体が始めての方にも、長編は読んだけど短編は読んでないという方にもお薦めの第一短編集。

・「昔は面白かったんだろうけど... 
本書は昔(高校生のときかな)一度読んだだけで、そのときは大して面白いとは思わなかった。でも「名探偵コナン」でコナン君が(というか工藤新一が)あんまり「ホームズがどうしたこうした」とか言うから(笑)、再評価する意味で再読したが、退屈でやっぱり面白くないよ、これ。

ホームズ譚っていうのは、書かれた当時は他には大した娯楽がなかったから、その当時はものすごい人気があったんだろうけど、たぶん今、ホームズ物がいいっていう人っていうのは、昔読んで感動した人とかマニアぐらいで、今初読で面白いと思う人っていないんじゃないかなと思う。

ただ、19世紀末頃の英国情緒を味わうには適当な作品かも知れない。

・「ホームズ短編集の最高峰
◆「赤髪組合」

 ▼あらすじ

  赤毛の質屋・ウィルスンは、店員の勧めで「赤髪組合」の欠員に応募し、見事合格した。

  組合が彼に与えた仕事は、1日4時間、事務所で大英百科事典を筆写することだけ。   しかも、週給4ポンドという法外な報酬だった。

  8週間続いたこの仕事は、事務所に残されていた「赤髪組合は解散した」   という声明文とともに終わったのだが……。

 ▼感想

  序盤において「赤髪組合」という、いかにも怪しげな組織が示された後、   中盤でのホームズの推理・調査、そして終盤の活劇へと繋がっていく   メリハリの利いた展開は、まさに短篇のお手本といえます。



◆「まだらの紐」

 ▼あらすじ

  2年前、ヘレン・ストーナーの双子の姉は原因不明の死を遂げる。

  彼女が死の数日前から聞いていた「低い口笛」とは何なのか。   そして、彼女が最期に遺した言葉「まだらの紐」の意味とは?

 ▼感想

  本作は《ダイイング・メッセージもの》であると同時に、外部からストーナーの   姉の部屋に侵入することが不可能であったことから《密室もの》でもあります。

  しかし、義父の部屋に通じる通風孔、鳴らない呼び鈴の引き綱、床板に釘付けたベット……、   といった状況自体が、密室殺人を可能にする「実行犯」の姿を浮き彫りにしているといえるのです。



◆「ぶなの木立ち」

  破格の給料で家庭教師として雇われたハンター。   しかし、彼女は雇い主から「髪を切ってほしい」「こちらの用意する服を着てほしい」   といった奇妙な要求をされて……。

  「赤髪組合」「技師の拇指」と同パターン。   聡明で行動力のあるヒロインの人物像が印象的です。

シャーロック・ホームズの冒険 (新潮文庫) (詳細)

シャーロック・ホームズの冒険―新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫)

・「とても読みやすい新訳
言わずと知れたシャーロック・ホームズシリーズの第1短編集です。第1編「ボヘミアの醜聞」のストランド誌初出が1891年と、120年ほど前の作品ですが、新訳はほどよく現代風になっていて、とても読みやすいです。19世紀末のロンドンの様子がホームズとワトスンの名コンビのやりとりを通じて、ありありと浮かんできます。収録作の中では、やはり「赤毛組合」と「まだらの紐」が傑出した出来ばえで、トリックが分かっていても、楽しく読むことができます。

以下に、本書収録の12編について、簡単なコメントを記します。

【ボヘミアの醜聞】ホームズにとっての「あの女性(ひと)」、アイリーン・アドラー登場!

【赤毛組合】いわゆる「赤毛トリック」、ここに誕生。組合の驚くべき正体とは。

【花婿の正体】結婚式当日に消えた花婿。意外な正体が明らかに。

【ボスコム谷の謎】沼のほとりの殺人事件。ホームズの推理やいかに。

【オレンジの種五つ】K.K.K(クー・クラックス・クラン)がこんなところに登場してました。

【唇のねじれた男】アヘン窟の妖しい世界。

【青いガーネット】ガチョウと宝石の謎。

【まだらの紐】密室+ダイイングメッセージ。超有名な作品。

【技師の親指】親指をなくすほどの恐怖の体験とは。

【独身の貴族】今度は、花嫁が消えました。

【緑柱石の宝冠】消えた宝石の謎。

【ぶな屋敷】家庭教師として雇われた女性の不思議な体験。長い髪を切ってほしいなど、奇妙な申し出を受けるが・・・。

・「昔は面白かったんだろうけど...
本書は昔(高校生のときかな)一度読んだだけで、そのときは大して面白いとは思わなかった。でも「名探偵コナン」でコナン君が(というか工藤新一が)あんまり「ホームズがどうしたこうした」とか言うから(笑)、再評価する意味で再読したが、退屈でやっぱり面白くないよ、これ。

ホームズ譚っていうのは、書かれた当時は他には大した娯楽がなかったから、その当時はものすごい人気があったんだろうけど、たぶん今、ホームズ物がいいっていう人っていうのは、昔読んで感動した人とかマニアぐらいで、今初読で面白いと思う人っていないんじゃないかなと思う。

ただ、19世紀末頃の英国情緒を味わうには適当な作品かも知れない。

・「読みやすさと格調高さを引き換えに・・
確かに現代語になって読みやすくはなったと思う。しかし、その一方でホームズ独特のあの格調高さといおうか、文章から滲み出るロンドンのあの時代の空気というものも薄まってしまったように感じる。現代語訳は、やはり現代にこそあっているもので、ホームズの書かれた時代には、それに近い硬質な古めかしい文体こそが、似合っているように思う。

・「《名探偵》の代名詞
◆「赤毛組合」

 ▼あらすじ

  赤毛の質屋・ウィルスンは、店員の勧めで「赤毛組合」の欠員に応募し、見事合格した。

  組合が彼に与えた仕事は、1日4時間、事務所で大英百科事典を筆写することだけ。  しかも、週給4ポンドという法外な報酬だった。

  8週間続いたこの仕事は、事務所に残されていた「赤毛組合は解散した」  という声明文とともに終わったのだが……。

 ▼感想

  序盤において「赤毛組合」という、いかにも怪しげな組織が示された後、  中盤でのホームズの推理・調査、そして終盤の活劇へと繋がっていく  メリハリの利いた展開は、まさに短篇のお手本といえます。



◆「まだらの紐」

 ▼あらすじ

  2年前、ヘレン・ストーナーの双子の姉は原因不明の死を遂げる。

  彼女が死の数日前から聞いていた「低い口笛」とは何なのか。  そして、彼女が最期に遺した言葉「まだらの紐」の意味とは?

 ▼感想

  本作は《ダイイング・メッセージもの》であると同時に、外部からストーナーの  姉の部屋に侵入することが不可能であったことから《密室もの》でもあります。

  しかし、義父の部屋に通じる通風孔、鳴らない呼び鈴の引き綱、床板に釘付けたベット……、  といった状況自体が、密室殺人を可能にする「実行犯」の姿を浮き彫りにしているといえるのです。



◆「技師の親指」

  謎めいた男の依頼を受け、行き先も告げられぬままに連れて来られた屋敷で、  悪夢のような出来事に遭い、親指まで失うはめになった水力技師の青年の話。

  事件現場の所在地を、青年が乗った馬車の「状態」から  推理してみせるホームズのロジックの冴えに注目です。



◆「ぶな屋敷」

  破格の給料で家庭教師として雇われたハンター。  しかし、彼女は雇い主から「髪を切ってほしい」「こちらの用意する服を着てほしい」  といった奇妙な要求をされて……。

  「赤毛組合」「技師の親指」と同パターン。  聡明で行動力のあるヒロインの人物像が印象的です。

・「分かりやすい!!
外国の小説は訳によって難しかったりするので苦手だったのですが、こちらはそんな事ありません。読みやすくどういう意味?という事もありません。しかもカバーもおしゃれでいいです。全巻揃えたいです。

シャーロック・ホームズの冒険―新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫) (詳細)

カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫)

・「ウイトゲンシュタイン
私の友人で哲学マニアがいる。話題はいつもフーコーやヘーゲルのことばかり。ある時、ウイトゲンシュタインの話になった時、ウイトゲンシュタインは『カラマーゾフの兄弟』を50回精読したという逸話を語ってくれた。私には『カラマーゾフの兄弟』を50回も精読するほどの根性はないが新潮文庫の原卓也訳で2回、亀山訳で1回読み直した。回数を重ねれば読後感が深まるかと思ったがまだよくわからない。ドストエフスキーがそんなに簡単に分かるわけはないんだと思った。これからもウイトゲンシュタインの50回めざして(一生のうち何回読み返せるか分からないが)読み続けることだろうと思う。

・「面白くない
 東大教授たちが新入生に進める本の上位常連というので期待したが、単純に面白くなかった。ひたすら冗長で、残ったのは読みきったという達成感だけであった。 物語としても別段珍しいわけでもなく、人間内面の機微の描き方としても別に驚きはない。また、訳者の妙に高いテンションには辟易させられた。 その時代にそれが描かれた事の意義を楽しむ、と言う意味での古典として読むべき本であるのかもしれない。古典として楽しむのであればよいが、新たな知見を得るための読書には向かない。

・「ドスト初心者へのレビュー!
読みやすい!って事で話題になってますが

・話が非常に長い・進んでいくスピードもゆっくりでダラダラ感を感じる(部分もある)・日本ではあまり馴染みのない「キリスト教」色が異常に強い

↑翻訳が読みやすくなったからって上記に書かれた事が変わるわけじゃないのであまり普段本を読まない人は最後まで読むのは非常に厳しいかもしれません

まずは「ドストエフスキー」という作家にある程度信頼を置いてから読むべきでしょう。

まずドストを読んだことない人は「罪と罰」を読んでください(亀山訳でも出てます)「罪と罰」の方が話は非常にスリリングに進んでいくし、主人公の不安や焦りが直に伝わってきてほんとに興奮します初心者は絶対!罪と罰の方が読みやすいですそれで「ドスト」面白い!ってなったらカラマーゾフも読んでくださいな。

あと翻訳についてこの光文社の翻訳で面白い!って思えたら他の翻訳(たとえば新潮文庫)でも読んでみたい!って思えると思いますから全然初心者は光文社のでかまわないと思います。世界的な名作ですから何回も読むきっかけにもなるでしょうし。

(あと巻末の「読書ガイド」も初心者にはすごくありがたい!)

・「読み易ければいいのか?
ある翻訳者は、そのあとがき(本書では解説となっています)でこのように書いています。

・「カラマーゾフの兄弟を一生のうち一回は読み通したい!と 思っている方にお勧めします。
いままで出版されたカラマーゾフの兄弟は、非常に長い物語かつ難解な日本語訳文章で学生時代から何度も何度も途中で挫折していました。

しかしながら、この亀山新訳文庫では、現代的なとても読みやすい文章で訳されていて、五巻最後まで読破できました。

たとえば、いままでわかりにくかった登場人物の名称名前が統一されており、読者にとてもわかりやすくなっています。

私のように、カラマーゾフの兄弟を一生のうち一回は読み通したい!と思っている方にお勧めします。

カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫) (詳細)

緋色の研究 (新潮文庫)

・「逸話だと思えば
シャーロックホームズといえば、まず緋色の研究を思い出します。10回以上読んだのは、唯一この作品だけです。

ルパン、ポアロ、マープルを読むと、じゃ、しらばくぶるにホームズを読もうと思うと、最初に手に取ります。半分以上筋は覚えていますが、それでも面白く読めます。

ワトソンの天然なところも素敵です。

・「推理小説の金字塔・第一作
シャーロック・ホームズを忌避していたわけではないが、「いつかそのうち」が30年にもなり、今回初めて繙くことになった。娘が読んで、面白かったという。推理小説は初めてのはずだ。これ以上は考えられないほど、正当派の入門法である。私はその文庫を借りて読んだ。

ホームズの登場の仕方は鮮やかで、ドイルの文壇初登場には実に相応しい開幕である。しかし物語の方は、ホームズが言うのとは違った意味で単純である。読者には何も手がかりが与えられず、ただホームズの言うことをありがたく拝聴し、それが事実に相違なかったことをあとで確認して感嘆するだけの小説だからである。横溝正史が言う「コネコネクチャクチャ小説」、つまり、根本的に間違っているかもしれない探偵の「解説」を謹聴するだけの推理小説であり、現代の本格推理の水準とは比べるべくもない。

しかしこれだけ書いて終わっては、世に数多あるシャーロッキアンの憤激を買うことになろう。私はこの作品を古典として楽しんだのだ。古典を読むには、それなりの作法がある。19世紀後半にあっては革命的な論理的作品であったに相違なく、この「ガス灯時代」の子を、現代の目で論難するのは明らかに不公正である。私はこれを、単にホームズの超人性に驚嘆し、これを満喫するためだけにでも、読む価値があると考える。つまりは一種のヒーロー小説である。さらに私自身の怠慢を棚に上げて言うなら、ホームズものを知ることは、推理小説好きにとって、いわば一般教養として必須の儀礼なのだろうとも思う。娘はこのあとの作品も次々に読んでいる。私も追って後続を楽しむことになるだろう。

・「一読の価値アリです。
確かにミステリという点で見ると、やはり古臭くてある程度予想がついてしまう部分もあるかもしれません。しかし、ホームズやワトソンなどの登場人物が、知らない人が読むと意外なほどにクセのあるキャラクターだと思うし、その会話のやり取りや展開だけで私はかなり楽しめました。探偵小説の古典として、またひとつの物語として1度は読んでみてもいいと思います。当時の世界情勢・生活文化なども知ることが出来るし、ホームズの言動には笑える部分も多く、なんか半分コメディです。

そしてまたその可笑しみの部分や味を強調させているのが延原謙さんの名訳だと思います。昔親戚の叔父さんに貸してもらって読んだのが延原謙訳のこの文庫の改訂前のものだったんですが、大人になってまたホームズ読みたくなって本屋行ったら訳が全然違っててビックリしました。ホームズが「わしは・・・」とかゆってるのもあって愕然です。なので延原謙さんの息子さんが改訂版を出すと知った時は、もう一度あの粋なホームズに会える!ととても嬉しくて全巻揃えてしまいました。 息子さんに感謝です。表紙も素敵。

もう、あの古めかしい文体が当時の世界感にマッチしてて素晴らしいのです。他の巻で訳がイマイチという方がいましたが、そんな事はありません。現代の文章に慣れて、あのともすれば回りくどいとも取れるような言い回しが鬱陶しく感じられるのかもしれませんが、私は大好きです。ホームズやワトソンがこんなに人間臭く感じられる文章は他に知りません。また逆にスマートな文章で書かれてしまうと、ミステリという点では余計に退屈に感じてしまう気がします。雰囲気で読ませてしまうところがいいんです。

時代性を大事にしたい、味のある文章が好き、という方にはこの訳で読む事をオススメします。

・「「僕にはね、世界でただ一人、僕だけの仕事があるんだよ」
知人の紹介で知り合った奇妙な男シャーロック・ホームズと、ベーカー街221Bの下宿で共同生活を営む事になった戦地帰りの軍医ワトスン。しかし、いざ共同生活をはじめてみるや、この謎の同居人の思い掛けない言動と、多彩かつ大きく偏った知識、そして時折見せる彼独特の不思議な能力に、何も知らないワトスンはただ驚かされるばかりだった。そんな奇妙な共同生活を送る中で数週間が過ぎた頃、ロンドン警視庁のグレグスンからロウリストン・ガーデンの空家で男の死体が発見されたことを報せる一通の手紙が届く。ホームズに促されて現場へと同行したワトスンは、恐ろしい形相で息絶えた傷ひとつない死体と、壁に残された不気味な“RACHE”の血文字を目の当たりにすることに―今、世界に一人と自負する顧問探偵シャーロック・ホームズの頭脳が、現場に残された痕跡から隠された犯人像と事件の裏に潜む更なる連鎖を推理する!

シャーロック・ホームズと相棒のワトスン博士が出会い、二人が最初に関わった事件の顛末を記したホームズ物語の第一作。世に「ワトスン役」と言う言葉さえ生み出した、推理小説の先駆けにして世界的ロングセラーの主人公たち。彼らの出会いと、その人物像を描いたエピソードを、一度お読みになってみてはいかがでしょうか。

・「さすがに古臭さを感じてしまうが・・・
あの名探偵ホームズの記念すべき第一作目。ホームズが初めてワトソンと対面する場面で、「あなたアフガニスタンへ行ってきましたね?」と、いきなり御得意の推理でワトソンを驚かせる所は思わず苦笑。推理小説としてはさすがに古臭さを感じてしまうが、ホームズとワトソンの会話を楽しむだけでも十分読む価値がある。本書を含めホームズの長編は4作品あり、本書は次の長編「四つの署名」に比べれば出来は良いと思う。でもホームズは短編の方がずっと面白いと思われ、まずは短編集を読んでホームズ・ファンになってから本書を読んでみてはどうだろうか?

緋色の研究 (新潮文庫) (詳細)

緋色の研究 新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫)

・「記念すべき第1作
シャーロック・ホームズの記念すべき第1作が、新訳で登場です。1886年に執筆された作品が現代風の訳で蘇りました。

軍医としてアフガン戦争に従軍したワトスンは、負傷し、イギリスに帰国。ここで、共同での部屋借りの相手を探していたホームズと出会います。後世に残るコンビの誕生です。そんな2人のもとに、ロンドン市内のブリクストン通りはずれにある空き家で深夜、アメリカ出身の紳士の死体が発見され、この事件の捜査をお願いしたいという手紙が届きます。現場には、RACHEという緋文字が壁に書かれていました。ホームズはさっそく捜査を開始し、犯人を追いつめていきますが・・・。

物語は二部構成で、第一部ではホームズの捜査により犯人が逮捕されるまでが描かれ、第二部では犯人が犯行を計画するようになった背景をアメリカ西部に場所を移して描写します。第二部の最後の二章では、犯人の独白とホームズの推理が述べられ、物語は終わります。

読み終えてみますと、この作品、いわゆるトリックというものはありません。そもそも犯人が逮捕されるときになって初めて登場します。事件解決の手がかりが示されている訳ではないので、読者が推理する余地はないです。RACHEという文字だって、別にダイイング・メッセージのように謎の設定があるわけではないですし・・・。現代的な推理小説とはちょっと趣が違うのではないかと思います。

では、本書の面白さは何かというと、まず第一に、ホームズという神業的な探偵術を持ち、かつエキセントリックな人物が魅力的に描かれているところにあります。そして名コンビの相方ワトスンとのやりとりの楽しさ、さらには第二部での冒険小説的な展開が相まって、読者を引きつけるのではないでしょうか。

いずれにせよ、世界一有名な探偵ホームズのシリーズはここから始まりました。それだけでも十分に読む価値のある作品だと思います。

・「理屈なしで面白い
シャーロック・ホームズは最高に面白い本だとは認識していましたが、久しぶりに読んでみてやはり面白いと再認識してしまいました。緋色の研究はホームズシリーズの中ではそれほどメジャーでないので映画化、ドラマ化されていないのだと思っていましたがそうばかりではないようです。当時ヨーロッパにおけるモルモン教徒に関する認識がわかりますが誤解に満ちた部分が現代では信者に遠慮する面もあって放映されていないんだと思いました。ただ当時、キリスト教徒にとってはモルモン教は新興宗教であり邪教の一種ですから冷たい視線で見ていたのもありましょうし、新興であるが故の過激な部分を教団も持っていたことは否めません。現実にコナン・ドイルがこの作品を書いた頃はまだ一夫多妻を認めていましたから。それとは別に作品自体は非常に面白く、読み出すと眠れなくなる感じでした。訳もかみ砕いた感じでとても読みやすかったです。

緋色の研究 新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫) (詳細)

罪と罰〈上〉 (岩波文庫)

・「重苦しい本
人殺しがなぜ赦されないのか。神が赦さないからか。神はいるのか。神が存在するというしるしはどこにもない。神がいなければどう生きればいいのか。神がいなければ人殺しをしてもいいのではないか。そもそも人殺しを赦さないのは誰なのか。社会か、それとも自分の心か。そもそもなぜ生きるのか。とても重苦しい内容で、私の心に上記の疑問を落としこんでいったために苦悩し、40度の熱が出てもがいて苦しみました。その熱も疑問の答えを見つけた翌日には引いてくれましたが。心が病気にかかったことのない人には、とても重い内容だと思います。もしかしたらこの本の重さをスルーできるかもしれませんし、逆に重すぎて耐えられなくなることも考えられます。軽はずみに手を出していい本ではないはずです。哲学を追う人は読むべきだと思いますが、大衆が読むべきだとは思いません。

・「複雑
かの有名な「罪と罰」。やむを得ない事情から殺人を犯してしまった青年が、その罪の意識に苛まれる話だと思っていたが、それだけではなかった。

もちろんその葛藤の描写もすごいのだが、それ以上に「なぜその殺人を犯してしまったのか」の動機付けが見事だ。非凡人に対する漠然とした想い。自分は特別なのではないか、という誰にでもある傲慢さを切り抜いている。これによってテーマがより複雑に、より多面的に、より深くなっている。

登場人物や出来事が多すぎて、一回読んだだけでは把握しきれない。また時間をおいてから、読みかえしてみようと思う。

・「All You Need Is LOVE.
私もいつか私のソーニャに出逢えるだろうか…私もいつか誰かのソーニャになれるだろうか…難しい解釈などたぶん必要ない。これはソーニャの愛の物語なのだ。

・「描写の大半を占める主人公の苦悩に心打たれる。
ナポレオンのように「踏み越える権利」があると信じた一青年の、苦悩と挫折の物語。是非とも一度は手にとって読んでほしいと思われる傑作です。

上・中・下全部で千ページ以上ある長さから、中々とっつきにくいように感じると思います。しかし、長編を読むことが苦痛だと言う人であっても、始めの130ページ辺りまで頑張って読んでみて下さい。以降は物語の中に惹き込まれて、一気に読み進めることができると、私は(無責任ながらも)保証します。

「罪」「罰」というと、現代社会においては刑事裁判を中心とした司法制度から連想して考えられることが多いですが、西洋のキリスト文化においては、倫理的なもの・司法的なものはsin・crimeというように、認識において分けられてきました。sinにおける「罪」と「罰」、crimeにおける「罪」と「罰」を別個のものとして考えながら読むと、また違った味が出てくるかと思います。ちなみにsin側を理解するにあたっては、聖書についての知識があるとより理解が深まるものと思います。

この物語の一番の見どころは、主人公ラスコーリニコフの、病的な、狂気にも似た葛藤の描写です。浮き沈みが激しく、安定することもなく、むしろ安定させることを望まないような彼の思考における模索の連続。心が掻き毟られるような苦悩とはかくなるものなのかと、この辺りの描写は真に圧巻です。それは、決して単純化できない、割り切ることのできない問題を意識させられます。ドイツの哲学者I・カントの著書「純粋理性批判」の冒頭部分「理性が退けることもできず、さりとてまた答えることもできないような問題に悩まされるという運命」を私はこの物語の中に感じます。

洋書においては翻訳者によって物語の印象がだいぶ変わってくることが、「罪と罰」を読んで一層感じたことです。日本語は語彙が豊かなので、多くの言葉の中から何を使うかは翻訳者によって変わってきてしまうことは当然かもしれません。本書以外にも「罪と罰」はあるので、これから読もうとする方は、他の人から話を聞いたり、(この場で書くことは気がひけますが)書店に足を運び読み比べてみて自分に合った「罪と罰」を選ぶことがベストです。ちなみに私は本書の江川さん訳が、最も心情描写が巧い訳だと思っていますので、お勧めします。

・「初めて読んだドストエフスキー・・・・・・
初めてドストエフスキーを読んだ。

ドストエフスキーは僕の先入観で読みにくいと思っていて、しばらく読むことを遠ざけてたのだが、まさかこれほどまで読みやすく楽しめるとは予想してなかった。主人公ラスコーリニコフが金貸し婆を殺す場面を読んだ後は、もう自分がやってしまったような心境にまで至ってしまい、それからの中下巻は一気に読み上げた。そして僕は初めて本を読んで、本物の感動を味わったと心底思った。今まで読んだ本でも感動したことはあったが、それとは違うものだった。もしかしたらドストエフスキー独特のものなのかもしれない。エピローグの最後を読んだ後は初めて本を読んで泣き、胸に本をあててしばらく目を閉じていた・・・・・・。読んだ後に、これほどにまで自分が救われるような気持ちになったのは、奇妙なことだった。いや僕は救われたのだと思う。まだ僕は読んでいない・・・・・・『貧しき人々』『白痴』『悪霊』、そしてドストエフスキーの最高傑作であり、世界文学の頂点と言われる『カラマーゾフの兄弟』・・・・・・。

僕はこれから何度ドストエフスキーという人物に救われ、涙を流し、衝撃を受けるのだろうか?彼を知らずに人生など果たして語れるだろうか?その答えを僕はまだ見つけていない。

罪と罰〈上〉 (岩波文庫) (詳細)

カラマーゾフの兄弟2 (光文社古典新訳文庫)

・「後ろの読者ガイドが良い
正直キリスト教の信者でないと挫折しそうになる。そこをこの読者ガイドが助け舟を出してくれる。しかし内容の濃いこと、しかもなんとも多くの箴言が含まれている事か。読むのに時間はかかるが日本の最近の流行作家より頭二つか、いや異次元のレベルまで抜きん出ている。内容の薄い本を多読するよりもこの本一つを熟読するほうが遥かに優れていると個人的に思いました。

・「圧倒的な・・・
どのようにしたら文学的な解釈ができるのかは分からないが、自分なりに強く感じたことはある。

この作品が、なぜ不朽の名作と呼ばれるのか、なぜ世界の文学界に未だ大きな影響を与えるのか、わかった気がする。

ただ圧倒的な現実が、実際の世界よりもはるかにリアルな世界が、見えたからだ。あふれるほどの狂気の中にあって、それが現実であることに何の疑いも持てないほどに、リアルなのだ。

本書の登場人物は、その多くが心の中に狂気を抱えている。時に恐ろしくもあるような、小説の中の人間の心情描写に、しかし不思議と心地よさを感じる瞬間が多くあった。そこに書かれているのは紛れもなく人間そのものであり、現実の世界よりも納得感のある、自分たちを写す鏡だった。それは、ただ過ぎていく日常に本来あるべきはずのリアルを、僕たちの心に呼び戻してくれるかもしれない。

・「大審問官
5巻あるけど3巻でフェードアウト気味に読書終了してます。1巻目は「あの!ドストエフスキーの名著だから」と思って読んだが、感想はまあまあ。(もちろんドストエフスキーがWikipediaに「文学界に空前絶後の影響を及ぼした」という言葉を受けて読んだのであって、例えば書店でふと手にして読んでハマることは無かったと思う。)

そしてこの2巻目、1巻とは打って変わって一瞬で読んだ。大審問官の場面ではちょうど自分自身が、現在社会のあり方や周りに対する失望(期待しすぎるがあまりの反発だろうけど)から、その場面には深く納得する部分が大いにあった。大審問官の告白は心をスーッと溶かされた感じ、「腑に落ちた」という感覚になった。このように深い部分での納得、共感があるとその後の考え方、思考の根本になってくるとおもう。

なんだか、3巻でしんどくなって4巻に行く前にすっかり時間が空いてしまった。自分のような幼い頃から読書に親しみが無く、日本で生まれ育った者としては名前がロシア人だと誰が誰だかいま一つしっくり理解できていない。ロシア語でロシア人として読んだらまた違ってくるだろうな。

蛇足だけど、この表紙カバーの抽象画がなかなか印象深いと思いません?

・「読み返したい部分はあり・・・
ある意味お正月の初詣にくらいしか「神」の存在を感じることがない日本人にはこの2部は難しいかもしれません。「大審問官」は難しく感じましたが、「ゾジマの教え」は何度でも読み返したい。ようやく2巻目にして他の翻訳でも読んでみたいと思えるようになった。誤訳が多いと言われているだけに、定評のある新潮版か、岩波で読んでみたいと思います。

・「なんてエネルギッシュで、思いのあふれる本なんだろう
「たとえ人生が信じられなくなり、大切な女性にも世の中の秩序にも幻滅して、それどころか、すべてが無秩序でのろわしくて、ひょっとして悪魔の混沌そのままなんだとまで確信して、人が幻滅することからくるいろんな恐怖にうちのめされたって、やっぱりおれは生きていたい。人生という大きな杯にいったん唇をつけた以上、最後までこれを飲み干さない限り、ぜったいに手をはなさない、ってな!」 。人生という壁に思い切りぶちあたって、味わいつくして、壊してしまうような、激しいインパクトに魅了される。100年近く前の古典といっても、今読んでも新鮮に心に響く。脱帽。

カラマーゾフの兄弟2 (光文社古典新訳文庫) (詳細)

カラマーゾフの兄弟3 (光文社古典新訳文庫)

・「納得いかない
納得いかない誤訳と日本語の使い方。この先生、もう一度日本語勉強しなおしたほうがよいんじゃないでしょうか。

・「圧倒的な・・・
どのようにしたら文学的な解釈ができるのかは分からないが、自分なりに強く感じたことはある。

この作品が、なぜ不朽の名作と呼ばれるのか、なぜ世界の文学界に未だ大きな影響を与えるのか、わかった気がする。

ただ圧倒的な現実が、実際の世界よりもはるかにリアルな世界が、見えたからだ。あふれるほどの狂気の中にあって、それが現実であることに何の疑いも持てないほどに、リアルなのだ。

本書の登場人物は、その多くが心の中に狂気を抱えている。時に恐ろしくもあるような、小説の中の人間の心情描写に、しかし不思議と心地よさを感じる瞬間が多くあった。そこに書かれているのは紛れもなく人間そのものであり、現実の世界よりも納得感のある、自分たちを写す鏡だった。それは、ただ過ぎていく日常に本来あるべきはずのリアルを、僕たちの心に呼び戻してくれるかもしれない。

・「ついに佳境へ。巻末の読書ガイドはとてもありがたい。
 ついに、この第三巻で父親フョードル殺しが出てくる。章立ては「アリョーシャ」「ミーシャ」「予審」となっているが、予審の章はミーシャが主役だから、この第三巻は殆どミーシャを中心とした話であると言ってよいだろう。 グルーシェニカの愛を確信できた途端に、父親殺しの疑いをかけられたミーシャ。金銭については性格破綻者と言ってよい彼の行動・発言はなぜか心に響く。憎めないキャラクターである。

 話は変わるが、当時のロシアの風俗や習慣のわからない読者にとって、大きな助けとなるのが巻末の読書ガイドである。翻訳の現代語化もさることながら、これまでの翻訳と大きく異なるのはこの点かもしれない。訳者が読者にずっと寄り添って、この長編の読破を助けてくれる。

・「大審問官を現代日本で読み解くメモ【つづき】“一つの罪に対して、罰は二種類ある”
つまり地上の罰(社会的罰)と、天上の罰(内面への罰)だ。ゾシマは、神のみが“良心の呵責”を認識でき、科学では無理という。例えば光市母子殺害事件後、犯人の手紙が、証拠として公開された。

「選ばれし人間は…私を裁けるものはこの世におらず」これら供述は『罪と罰』『ドラえもん』の丸写しだが、夢は小説家らしい。一方で精神医学では、良心が欠落した異常者“サイコパス”の存在を唱える。どちらが正しいのか、科学は、人の内面をも暴けるのか?

■大審問官は居直る『自由は、三次元の人間にとって荷が重すぎる』民衆の「闘争・貧困」解決策は、取引しかないと。たしかに我々は、『バックトゥザフューチャー』の様に四次元的に行動できない。日本は今、スピリチュアルブームだが、占い師が、詐欺師かどうかも神秘だ。自由を苦痛に感じる弱者は、現代日本にも確実に存在する。例えば刑務所を出所した老人が、わざと万引きをくり返し、囚人に戻りたがるというニュースを聞く。

■「不死がなければ善もない」《一巻182p》コレは、魂の不滅がないなら因果応報が機能しない、ことか。つまり現世で無実の青年力士が、(ビール瓶で撲殺される様ないわれなき現世の罰が)来世で報われないならば、善悪は無意味だ。司法の補償も怪しいものだ。時津風部屋で07年6月26日に撲殺がおき、立件されたのは約3ヵ月後。それもそのはず警察は、診断書を書換え妥当な検視も怠った。「耳は裂けアザ・火傷だらけの死体」は「心不全」と診断された。我々が欲する「くもりなきメガネ」は、科学がもたらすのか?それとも、神が与えた自由には、善悪の審判は含まれないのか?

戦後日本は国民宗教を失った。法律を補完する社会規範を失った以上、地上の罰に頼らざるを得ない。それが現代日本の現状だ。ゾシマが誇る様な“教会”を持たない日本における死刑制度は…

・「あかん、やっぱりおもんない。退屈。
 高校時代の同級生が昔、「『カラマーゾフ』なんか、最後の方は早く続きが読みたくて仕方なくなった」と言ってたし、ある女流作家(金城ひとみだったかな?)も、「1〜2巻は数ヶ月、3巻以降は数日で読めた」みたいなことを書いていたもんだから、1〜2巻で相当退屈したにも関わらず、半ば意地で、でも少し期待しながら、3巻も数ヶ月かけ、とぎれとぎれでやっと読了した。

 正直な感想=愛読者の皆さん、『カラマーゾフ』ってどこがそんなにいいの?  ミーチャの大時代的で、芝居じみた長ったらしい台詞なんてシラケッパナシ。単に女と酒に溺れやすい激情型人間にしか見えない。父親殺しというモチーフも現代の日本では極々日常的に報道されているし、別に新鮮味もないしなあ。3巻ではアリョーシャやイワンは全く登場せず、ミーチャの一人舞台だが、私にとってはあまり興味深いキャラではない。カラマーゾフも『罪と罰』位の長さ(文庫2巻)で、丁度良い話ではなかろうか。どう考えても、物語としてはダラダラし過ぎた失敗作だと思う。

 4〜5巻どうしようかなあ。こうなりゃ、意地でも読むしかないか。

カラマーゾフの兄弟3 (光文社古典新訳文庫) (詳細)

シャーロック・ホームズの思い出 (新潮文庫)

・「息切れ、そして第一幕の終わり
前作「冒険」の諸編と同じく米国「ストランド」誌に、1892〜93年に連載された短編を集めた一冊。オリジナルは1894年に発行されたが、本書では一編だけ割愛されている。「冒険」でも割愛があり、「紙幅の制約」のためらしいが、この程度の厚さの本は今時珍しくない。軽々しくオリジナル版を犯すのはいただけないと思う。

ドイルは既に十分、短編技法に熟練したと思われ、ここでも読みやすく切れ味のよい秀作が続く。しかし、トリックの水準は「冒険」に比べると下がる。連載が長くなりタネが尽きてきたのではないか。ホームズに詳しい畏友によると、ドイルはホームズものを身過ぎ世過ぎの娯楽読み物として書いていたのであり、連載を己に恥じていたらしいから、このあたり(本書の「最後の事件」)でホームズを退場させたくなったのも理解できる。

しかしこれが、ドイルの意図に反し、世に言うシャーロッキアンを生む土壌になったのではないかと私は思う。この寂しく、かつ雄々しい彼の去り方に、多くの読者は大きい喪失感をもったのではないか。

なお次にドイルが長編「バスカヴィル家の犬」でホームズを再登場させるのは1902年。彼の生還を報告する短編集「シャーロック・ホームズの帰還」は1905年に出版される。

・「「君の真実の友より― シャーロック・ホームズ」
ワトスン博士にとって、ベーカー街で過ごした日々は実に思い出深いものだった。そして、その光り輝く思い出の日々は、常にある男の記憶と共にある。彼の知る限り最も優れた頭脳を持つ人物にして、かつ最も奇妙な、彼の生涯最高の友人、シャーロック・ホームズ―ホームズとの忘れ得ぬ共同生活の中で、時には自ら部屋の壁に弾痕を穿って文字を飾る行為に呆れたりもし、時には若い頃、自分と知り合う以前に関わった事件の話に興味深く耳を傾け、またある時は連れ立って困窮の手紙をよこした旧友を訪い、更にまたある時には、存在さえ知らなかったホームズの兄を急遽二人で訪ねて行ったこともあった。それらは時として陰鬱な事件に出会う切っ掛けにもなったが、ホームズがその折々に見せた独特の鋭い推理と行動力、そして時折冷淡の仮面の裏に思いがけず垣間見えた彼の真実の一面を思わせる言動は、すべて新鮮な驚きと共にワトスンの記憶の中に息づいている。しかし、ワトスンの結婚による生活の変化と開業医としての多忙な日常は次第に彼らの距離を遠ざけ、ベーカー街で過ごした輝ける日々の記憶もいつしか懐かしい過去の一場面になろうとしていた。急を告げる招かざる使者がベーカー街の扉を叩くまでは―自らの全てを懸け、ヨーロッパ最大の犯罪組織とその黒幕、モリアーティ教授との対決に臨むホームズ。果たして勝利するのは教授か、ホームズか、それとも…?

ホームズの過去やワトスンに見せた意外な一面などを描く短編十作品を収録した短編集第二弾。ホームズ自ら過去に手がけた事件や肉親のことなどを語る、彼の友人たちにとって興味深いエピソードを綴った数編をはじめ、“伝記作家”ワトスンが友人との思い出を手繰る一編一編に、ぜひ触れてみてはいかがでしょうか。

・「完璧
初めて読んだ時、完璧にやられましたね。最高に面白い。とにかく続きが気になり、寝ても覚めても、ホームズシリーズ読んでました!!

これから読む、と言う方には(若い人は特に)、『新潮文庫』が断然お勧めです!!他の出版社も一通り目を通しましたが、一番オシャレ・読み易いのが私的に、新潮文庫でした♪

・「盛りだくさん!
「緋色の研究」「四つの署名」に続いて3冊目、短編集としては2冊目のホームズシリーズです。ここではワトソン博士と出会う前の事件も取り上げられているので、ホームズの過去が多少見え隠れします。「グロリア・スコット号」では学生時代のホームズが、また「ギリシア語通訳」ではホームズの兄であるマイクロフトが登場といったぐあいに、ホームズファンの方は必読の内容です。もちろんこういったサイドの部分だけでなく、物語の核ともいえる事件の内容も選りすぐりで、決して読者を飽きさせません。中でも私のオススメは「最後の事件」。あんまり言うとネタバレになってしまうので、どこがどう「最後」なのかは皆さん自身でお確かめ下さいね。

シャーロック・ホームズの思い出 (新潮文庫) (詳細)
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