引き出しの中のラブレター [DVD] (詳細)
三城真一(監督), 常盤貴子(俳優), 林遣都(俳優), 中島知子(俳優), 岩尾望(俳優), 竹財輝之助(俳優), 本上まなみ(俳優), 吹越満(俳優), 水沢奈子(俳優), 伊東四朗(俳優), 片岡鶴太郎(俳優), 西郷輝彦(俳優), 萩原聖人(俳優), 豊原功補(俳優), 八千草薫(俳優), 仲代達矢(俳優)
「目新しさはないのだけど・・・」「今まで見た中で一番感動した映画は?と聞かれたら」「ラブ・レイター(遅すぎた愛)」「派手さは無いけど」
二百三高地 [DVD] (詳細)
舛田利雄(監督), 仲代達矢(俳優), あおい輝彦(俳優), 夏目雅子(俳優), 丹波哲郎(俳優), 森繁久弥(俳優), 三船敏郎(俳優), 笠原和夫(脚本)
「日露戦争知るには良い」「本当に戦争を知っている人たちが作った映画」「日本版「戦争と平和」」「東映の戦争大作の唯一の佳作」「仲代達也には泣き顔が似合う!」
ハチ公物語 [DVD] (詳細)
神山征二郎(監督), 仲代達矢(俳優), 八千草薫(俳優), 柳葉敏郎(俳優), 田村高廣(俳優), 新藤兼人(原著)
「待つ犬。」「愛の物語」「何見て死んだ?」「涙。」「もう今は絶対作れない映画」
不毛地帯 [DVD] (詳細)
山本薩夫(監督), 仲代達矢(俳優), 北大路欣也(俳優), 八千草薫(俳優), 大滝秀治(俳優), 丹波哲郎(俳優), 山形勲(俳優), 山崎豊子(原著), 山田信夫(脚本)
「迫力」「重みが違う」「見応え満点 」「何が壱岐正を防衛商戦に向かわせたか」「原作に力負け」
日本海大海戦 [DVD] (詳細)
丸山誠治(監督), 三船敏郎;加山雄三;仲代達矢;松本幸四郎(俳優)
「20世紀の設計をしてしまった大戦を描く!」「敵艦見ユ」「勝って兜の緒を締めよ・・」
男たちの大和 / YAMATO [DVD] (詳細)
佐藤純彌(監督), 反町隆史(俳優), 中村獅童(俳優), 鈴木京香(俳優), 渡哲也(俳優), 仲代達矢(俳優), 辺見じゅん(原著), 久石譲(その他), 長渕剛(その他)
「無駄にお涙頂戴根性丸出し」「男の生き様を見習いたい」「史実を再現するなら何故リアリティを追求しない」「大和、、、」「戦争を伝える映画としての存在意義」
天国と地獄 [Blu-ray] (詳細)
黒澤明(監督), 三船敏郎(俳優), 山崎 努(俳優), 香川京子(俳優), 仲代達矢(俳優), 木村 功(俳優), 三橋達也(俳優), 志村 喬(俳優)
用心棒 [Blu-ray] (詳細)
黒澤明(監督), 三船敏郎(俳優), 東野英治郎(俳優), 山田五十鈴(俳優), 加東大介(俳優), 仲代達矢(俳優), 司 葉子(俳優)
「何度観ても」「黒澤監督の代表作か?」「黒澤映画を」「用心棒にご用心」
世界の中心で、愛をさけぶ <完全版> DVD-BOX (詳細)
石丸彰彦(監督), 綾瀬はるか(俳優), 大島さと子(俳優), 桜井幸子(俳優), 緒形直人(俳優), 仲代達矢(特別出演)(俳優), 高橋克実(俳優), 山田孝之(俳優), 手塚理美(俳優), 松下由樹(俳優), 三浦友和(俳優)
「映画<小説<TVドラマ版」「感動の名作 涙誘うシーンばかりです!!」「HDリマスター版ではありません。」「綾瀬はるか の胸のラインは健康的で美しい」「ずっと観られるように・・・」
鬼龍院花子の生涯 [DVD] (詳細)
五社英雄(監督), 仲代達矢(俳優), 夏目雅子(俳優), 岩下志麻(俳優), 丹波哲郎(俳優), 宮尾登美子(原著)
「有名だけど失敗作」「夏目雅子が見たかった」「凄い・・」「キャストは豪華だが」「伝説の女優夏目雅子」
● |Д´)ノ [イラッ!ムカッ!ウザッ!キモッ!いつもいつもむかつくー] 3 (08)
● 嗚呼!戰爭映画
● この値段なら買いのDVD chapter12 (邦画2)
● 男の戦争映画
● 見た映画
● 心温まる映画
・「目新しさはないのだけど・・・」
キャストが豪華なわけでもない。 誰もがやったことのないような演出をしているわけでもない。 たぶん制作にそんなに大金をかけているようには見えない。 テーマとしてはよくある「ベタ」なテーマ。 だけど見ていると心が温かくなるそんな映画だった。
『引き出しの中のラブレター』とは「大切な家族や恋人などに言えない『心』の中にしまった言葉を綴った手紙」という意味だがこれは誰でも当てはまることだと思う。 日本人はストレートに伝えることが苦手なので尚更だ。 でもこの映画をみて「思いを素直に伝えることをしなければいけない」と感じた。 また同時に、相手の言葉の『裏側』を読み解くことも大切なことだと気がつかされた。
ちょっとした行き違いで人間関係がギクシャクしているという人には観てほしい映画だ。 観た後には「引き出しの中のラブレター」を書きたくなるかもしれない。
・「今まで見た中で一番感動した映画は?と聞かれたら」
「今まで見た中で一番感動した映画は?」と聞かれた時に、迷わず挙げられる映画に、去年の秋、劇場で出逢いました。
感動する映画というと、大抵、・不治の病・悲しい運命(戦争とか)・誰かが死にそうになる(小動物を含む)・魔法やその類といった要素が盛り込まれていますが、(それだと泣けて当然な気もするのですが、)この映画には、それらがありません。
なのに、ものすごく感動しました。
実家の親に贈りたくて、DVDを予約しました。
・「ラブ・レイター(遅すぎた愛)」
過去を振り返ってばかりいると何も言えない。後悔ばかりの人生を送っていると前へ進めない。この映画はそんなあなたへそっと語りかけてくれます。
言いたくても言い出せない。それは結果が怖くて、現実から逃避しているから。前へ進もうとする勇気が無いから。
言って欲しかったのに言ってくれなかった言葉。それが過去になってから伝わる悔しさと哀愁。でもその当時に言われたら自分は素直になれただろうか?
時が経たなければ解決しない事だっていっぱいある。でも言葉に残さないと永遠に理解できない。
ラジオというメディアだからこそ描けた言葉の大切さ。それを伝える単なる「アナウンサー」でない「パーソナリティー」の気持ち。
きっとあなたもラジオが聞きたくなる。
余談:常盤貴子の距離感のある演技が本作にマッチしていて最高でした。もとテレクラ嬢のゴシップを乗り越えこれからも活躍されることでしょう。本上まなみがなぜ映画で活躍できなかったのか理解できました。残念な事ですが彼女はモデル出身であり、演技する力量が無かったのです。
・「派手さは無いけど」
いろんな処で皆さん書かれてますが、観終わった後ラジオを聴きたくなります。いい作品です。主役の常盤さんはもちろん、林さん・仲代さん・八千草さん・中島さん・・・キャスティングは完璧。書いたけど出せなかった手紙っていうのは、誰にでもある経験だと思います。即予約しました。
・「日露戦争知るには良い」
存在意義のある良い作品だと思います。が、あおい輝彦と夏目雅子の色恋沙汰はもう少しライトでも良かったかなとか、防人の詩の歌詞ロールは有り得ないなとか、マイナス面も少なくないです。
・「本当に戦争を知っている人たちが作った映画」
近年の薄汚いヒューマニズム戦争映画にはうんざりしていた今日この頃。そろそろ、「自由」「反戦」「平和」が使用され過ぎてまるで死蝋のようである。先日、偶然「二百三高地」の一部を目にする機会があり、その出来の良さに惚れ込み、本編をゲオでレンタルしてしまった。低予算ながら良くできている。人道主義的な哀愁漂う内容は、多分日本人の好みなのだろう。軍歌や演歌も明るい物はあまりないのだから。しかし、その当時の時代背景を正確に模写していることは、素晴らしい。ソース顔のかつての名優達が総力を上げて演じている。伊藤博文、児玉源太郎、乃木希典、明治大帝それぞれそっくりである。秋山好古も少しは出てほしかったかもしれない。 本日から、NHKは「坂の上の雲」を放送することになっているが、極左活動家によって日本の侵略戦争として描くようにと注文がついたそうだ。敵弾に当たり、銃後のために儚くも散った先人たちの顔に泥を塗るようなことだけは、してはいけないね。
・「日本版「戦争と平和」」
国の運命を背負い、政治家として命をかける伊藤。そしてやはり国を背負い友人、私人であることを捨て軍首脳として死力を尽くす児玉(戦争終結8ケ月後に脳溢血で急死)。軍司令としての職責と人としての情の間で苦悩する乃木。司令と部下との間で次第に人から軍人へと変わっていく小賀少尉。運命に逆らえず死んでいく庶民兵の苦しみと意地、したたかさ。そしてそれらを囲む人々の悲しみや憎しみ、愛情。 この作品は見る時々よって異なるストーリが見えてくる。昔、最初に見たときは単なる残酷で眠い戦争歴史映画。2度目に見たとき乃木への怒り、庶民兵への悲しみ、変わっていく小賀少尉への違和感。3度目に見たときは逆に小賀少尉への共感。そして4度目は望むと望まざると人の上に立つ者、国を背負う者のあり方と苦悩する姿を児玉と乃木そして伊藤に見た。 そして、それらの人々の中に、理性と感情の戦い、人それぞれに異なる親子の情の姿、個人が個人ではなくなる時、非情の中にある友情が散りばめられている。 戦果が上がらない乃木にいらだつ国民が乃木の自宅を襲った時、乃木の妻が「好きにさせてあげなさい。こんな家なんかどうなっても構いません」の一言は、武人の妻としての言葉なのかそれとも、息子の死を悲しむことさえできない乃木家への憎しみなのか。 日本が勝ったはずなのだが、全然、勝った感じがしない。救われるのは生き残った兵士が国で普通の生活に戻った姿と、残された人の悲しみを乗り越えた笑顔、そして平和な山河に溢れる明るい日差しに彩られたエンディングだ。 戦争というものを単に残酷なものとして扱うだけでなく、また戦争スペクタクルとするでもなく、人にスポットを当て、見れば見るほど一人一人のキャラクターが背負うものを見せる作品だ。 この戦争をめぐる人の描き方の重厚さは、奇しくも、この映画で人の善性の象徴として登場する「戦争と平和」につながるものを感じる。それにしても良く何度も見たものだ。
・「東映の戦争大作の唯一の佳作」
この作品から始まる東映の戦争大作シリーズは一般的には評判はよろしくない。出てくる政治家や軍人が立派すぎて、普通に考えたらこんな人たちばかりなら戦争なんて起こらないのではと思ってしまうし、下級兵士の描写もいかにもお涙頂戴的である。それゆえ全体に戦争賛美のような印象が強い。そんな中で、この「二百三高地」だけは少し印象が異なる。なぜならこの作戦自体がおそろしく非効率的な人海戦術であり、延々と続く悲惨な死体の山を築く描写は戦争の悲劇性を強調するためではなく、実際にそうであったことを観客も知っているからだ。仲代達矢の演劇的で間延びした話し方は、名将なのか愚将なのかわからない乃木大将を見事に表現している。丹波哲郎の児玉源太郎も絶品で、夏目昌子の美しさも忘れがたい。この映画の内容や主張に諸手を挙げて賛成するわけではないが、出演陣の好演でなかなかの佳作となった。
・「仲代達也には泣き顔が似合う!」
才気煥発の福顔の児玉源太郎を丹波哲郎が、泣き顔が張り付いた乃木希典を仲代達也が演じているが、ともに、あまりにも、はまり役過ぎて、思わず、本物を見ているような気分になってしまうほどである。また、他にも、伊藤博文、明治天皇、大山巌、金子堅太郎etc・・・と、よくも、ここまで本物の雰囲気を伝えられたものだと感心する。さらに、それら、史実を彩った英雄たちに混じって、名も無き人々として、あおい輝彦、新沼憲治、夏目雅子、佐藤充らが登場するが、彼らのあまりの完成度の高さが、この映画の主人公を誰だかわからないほどに高めてしまっている。彼らの演技のどれひとつをとっても、「見事」の一言に尽き、日本映画特有の美しい湿潤さを保ちながら、必要以上にべたべたしていない点でも、日本戦争映画史上最高傑作と言っても過言ではない逸品であろう。
この中で、ひとつ、とても教訓に値する場面があった。開戦前夜、遂に戦端を開くことを決意した明治政府は事に臨まんとして、児玉源太郎を内務大臣から、格下であり、事実上の陸軍の作戦指導責任者に当たる総参謀長に転任させた。それまで、陸軍内部でも、盛んに開戦論をぶちあげ、時には直訴・懇請さえした若い参謀らが多数いたそうであるが、児玉がこれを受け、参謀本部に乗り込んできたとき、彼らは顔を見るなり、「ついに開戦ですね!」と色めき立った。これに対して児玉が軽く頷き、「主戦場となる満州の地図を出せ」と言うと、その場にいた青年将校たちは、皆、顔を見合わせ、「地図・・・ですか。有ったか?」と・・・。児玉のカミナリが落ちたのは言うまでもないことである。だが、この話は、何とも、考えさせられる話である。昨今でも、色々と、気勢を上げている人を見かけるが、果たして、この人たちのどれだけが地図を用意しているものなのか・・・。
・「待つ犬。」
アメリカ版ハチ公映画公開に触発されて気まぐれでレンタルしたのですが、深い話なのに仰天しました。数多ある「感動の動物映画」を寄せ付けない身の丈の高さがハチ公の物語にはあるではないですか。ハチ公が長きにわたって主人を待ち続けた理由は「よく分からない」のです。実は。犬の内面が分かるはずがない。単なる習慣だったのかもしれない。犬の時間の流れの感覚は人間とは違うのかもしれない。しかしこの物語の普遍性はそういう部分ではない。訪れない者を「待つ」という行為の壮絶さですね。虫のようにただジッと待っている、その極めて受動的で静的な行為の迫力に我々は驚いてしまうのです。その行為を飽かずに続けるということが。待つことに怒りもせず、不快がりもしないことが。あるいはハチ公はその行為の先に何か良きことがあると期待さえしていなかったかもしれない。これを人間でやったら『ゴドーを待ちながら』的な不条理劇になるのかもしれないんですよ。ロシア産の難解な文芸映画になるのかもしれないし。犬がやるから、献身とか愛とか友情とかとか、万人が自分たちの読み込みたい物語を好きに読み込んで感動するんです。そして短期の見返りがなければすぐに飽き、遠い見返りならば「長期投資」と呼び、陰に陽にソロバン勘定なしには呼吸することさえない自分たちを無意識に恥じているからこそ、我々はこの犬の姿に粛然として泣くんでしょう。自分が斜めな人間だと思っている方、特にどうぞ。
・「愛の物語」
先生が亡くなった後も駅で主人の帰りを待ち続けるハチ公。新聞の記事でそれを知った先生の妻は故郷・和歌山からハチ公を迎えにやって来る。だが、ハチ公は先生の妻の前から姿を消してしまう。仕方なく一人で和歌山に帰る先生の妻にずっとハチ公を見てきた焼き鳥屋が言う。「ハチはここにいたいんですよ」
犬の気持ち等人間にわかる事ではない。しかし、人も動物も誰かを愛するという感情は一緒。主人が愛を注げば、動物も全く同じように愛を注ぐ。惨めに痩せ細った野良犬になっても駅で先生を待ち続けるハチ公の姿は、愛し愛された主人と動物の絆そのものなのです。
お人形感覚で動物を飼い、飽きたり面倒くさくなったら捨てるという今の世の中、この映画を「泣ける動物ムービー」として終わらせないでほしいです。何年、何十年後まででも世に残していかなければ。
リチャード・ギアのハリウッドリメイク版と見比べてみるのも良いかもしれません。国境を越えたハチ公の姿を是非!
・「何見て死んだ?」
このハチ公は主人になついていない。じゃれてるところを見たことがない。心ここにあらずと言う風情。駅から飼い主が下りて来ても、飛びつくこともなければ舐めることもしない。飼い主が勝手にでハチ公になついてるだけなんだな、これが。だから駅で死ぬときも駅と反対側の道路に頭を向けて死ぬんだな、これが。やっぱり駅に頭を向けて死ななきゃね。飼い主と犬の交流がなけりゃ、この物語は成立しないでしょ?
・「涙。」
動物って本当に純粋な心を持っているんですよね。ハチのひたすら純粋な教授への気持ちに涙が出ます。
最高の感動映画です!
・「もう今は絶対作れない映画」
先日TVでふと後半だけ見て素晴らしい映画だと思い、さっそく購入しました。バブルの頃の作品で総合商社が興行権ビジネスに手を染めた記憶がします。あの時代考証の行きとどいたセットといい豪華キャストといい、バブル期の遺産ともいえます。今ではもう逆立ちしてでも製作費が出ないでしょう。改めて仲代達矢の風格、その演技力には感動、ハチの名演技?にもびっくりです。登場人物のキャラクターも非常にわかりやすくシンプルで単なるペットの癒し系映画やお涙ちょうだい物語とは違う正統派の純粋な日本映画だと感じます。「忠犬ハチ公」は渋谷駅に銅像として立って今でも多くの人の待ち合わせ場所となっていますが、私はハチは別に忠義で主人がなくなっても渋谷駅に出迎えに行っていたのではない気がします。ハチは主人が大好きでただただ会いたかったのだと思います。ハチの心には死ぬまで主人が生き続けたに違いありません。また周囲の人々が心を寄せていったのも亡き主人のハチへの思いもいかに深かったかに知らず知らず気づいていたからでしょう。純粋で強い絆、殺伐とした現代だからこそみんなが何度でも観るべき秀作だと思います。
・「迫力」
現代版と比べると迫力を感じる気がしました。主役の田宮二郎さんよりも、壱岐演じる、仲代達也さんの演技にホレました。関東軍から商社マンに転身?と最初は不思議に思いましたが、この時代に軍需産業に目をつけていた商社は超エリートに感じました。政府とのかけひきもおもしろく、おのおのの内面の葛藤おもしろかったです。
・「重みが違う」
現在放映されている番組と、つい比較してしまいます。役者の個性と配役が、実にこの映画では合っているように思います。一言で言うと「重い」。特に仲代達也、丹波哲郎の演技が光ります。残念なことは、画面のサイズと内容が原作の一部分しか投影されていないように感じるところでしょうか?しかし、映画としては止む終えない限界でしょう。それにしても、つい何度も観たくなってしまう人間社会を抉る映画として仕上がっていました。
・「見応え満点 」
微妙な昭和史、戦後史の一面を見事に描写。
山崎豊子氏の原作の素晴しさは当然だが、映画的面白さ面白さも抜群です。
ロッキード対グラマンの壮絶な仁義無き戦い。今に繋がる金権政治の凄まじさ。
仲代達矢 丹波哲郎 山形勲 。演技の迫力は抜群。
人類の歴史の真実は、彷徨う戦士の仁義無き無限の闘争なのだろうか。
・「何が壱岐正を防衛商戦に向かわせたか」
11年のシベリア抑留生活の後、壱岐正は防衛庁の誘いを断り近畿商事繊維部で働き始める。妻子の安堵した表情はその後の葛藤の伏線だ。壱岐は社長の策略でエドワード空軍基地を視察した際、陸軍の「戦友」川又空将補と出会う。次期戦闘機には東西商事・グラント社が優勢であったが、川又は欧米各国が採用しているラッキード社のF104を押して、防衛庁内で微妙な立場に立たされていた。川又が左遷されそうだと新聞記者から聞いた壱岐は、自社の押すラッキードF104を調達させるべく、大本営参謀時代の人脈をフルに活用し始める。妻(八千草薫)や娘(秋吉久美子)の懇願をよそに、壱岐は仕事の鬼、実弾攻撃をものともしない商社マンとなっていく。
この映画の見どころは、壱岐正がどのようにして心変わりしたのか、そこであろう。防衛庁に近づくこと、大本営参謀としての人脈を使うことはしないことを彼は心に決めていたはずである。それが変心したのは、ひとえに川又との友情が理由とされている。ここに物足りなさを感じるのは私だけであろうか。抑留中家族の面倒をみてくれた川又への恩義はあるだろう。しかし、それだけで自らがシベリアで誓った信条を曲げることができるだろうかというのが率直な疑問である。
なお、壱岐正のモデルは瀬島龍三であり、近畿商事は伊藤忠商事であることは衆知のとおりであるが、事実との相違を若干付け加えておく。1.グラマン(グラント)の代理店は伊藤忠商事である。2.第一次FXに内定していたのはグラマン=伊藤忠商事である。3.第一次FXに決定したのはロッキードであり、代理店は丸紅である。4.芦田二佐(小松方正)の見積価格漏洩は、1959年の防衛庁データ流出事件に想を得たと思われるが、このとき流出したのは地対空ミサイルボマークの性能データである。(以上沈黙のファイル―「瀬島 龍三」とは何だったのか 新潮文庫を参考にした)
・「原作に力負け」
本作は、山崎豊子の『不毛地帯』を映画化したものである。山崎豊子の作品は、最近でも「白い巨塔」や「女系家族」、「華麗なる一族」などがテレビドラマとしてリメイクされ、大変話題となったが、本作も古いながらも見ていて思うことはたくさんあった。
物語は、元大本営参謀の壱岐正が、近畿商事に入社するところから始まる。陸軍のエリート街道を突っ走ってきた壱岐正。しかし、彼の人生もアジア・太平洋戦争の敗戦によって一変した。アジア・太平洋戦争の末期、大本営の停戦命令を関東軍に伝えるため、満州へと渡った壱岐は、そこで日ソ中立条約を一方的に破棄して攻め込んできたソ連軍に捕えられ、多くの将兵らとともにシベリアに抑留される。そして過酷な収容所の生活に耐え、帰還した壱岐は商社マンとして第2の人生を歩み出した。しかし、徐々に壱岐は、次期主力戦闘機の選定をめぐる「黒い空中戦」へと巻き込まれていくことになるのである。
基本的には、長時間の作品であるにもかかわらず、一気に見てしまえる内容であった。しかし、やはり原作に力負けしていると言わざるを得ない。もちろんそれだけ原作が大作であり、優れているということでもあるが、壱岐のシベリア抑留時代が割愛されすぎ、それを境とする壱岐の心身にわたる変化が十分に描けていない点は大変気になった。また古い映画にはありがちであるが、例えば100式司偵を適当な飛行機で代用するなど、細部へのこだわりが見られず、その時々の状況を完璧に作り出せていないところも残念である。
もちろんそれでも原作のストーリーの要所は押さえており、CGのない時代の作品であることも鑑みれば、十分評価に値する内容ではあった。しかし、原作のファンとしては、やはりより完成度の高いものを期待してしまう。是非、また他の山崎作品などと同様に本作もリメイクされることを強く期待したい。
・「20世紀の設計をしてしまった大戦を描く!」
内容は文句ありません。日本海海戦となっていますが、同時に行われた陸軍の作戦(二百三高地)もしっかり描かれていましてこの作品一本で日露戦争がわかりやすく解説されています。東郷さんの三船さんをはじめ、名優があまた登場。話をびしッと締めてくれます。また将官だけでなく下士官、一兵卒、市民の奮闘、陸軍将兵の悲哀も描かれていて戦争映画として燃える。対するロシア軍も出番は少ないのですが、比較的対等な立場で描かれています(会話がロシア語なのは感動)。艦隊戦の特撮は実写のような臨調感あふれるもので手に汗を握ります。
ここまでレビューを書いていると非常にイケイケな戦争映画に思えてきますがしっかり戦争の影で行われた諜報作戦の暗部を描いている。ロシアの革命勢力に工作をする明石大佐(仲代達也さん)が、後の共産革命の後押しをしたのは事実であり、日露戦争なくして、あまたの20世紀の共産革命が成立しなかったのは確か。(共産党の大躍進がなければ、ヒトラーも政権を取れなかった!!)また戦争後の山本権兵衛と伊藤博文の会話が、対アメリカ戦を意識している。20世紀の通過点として、そして20世紀の設計をしてしまった日露戦争が浮かび上がってくる。それは、日本にとって世界にとって幸せな結末だったのか?の問いかけを作品は訴えている印象がある。
・「敵艦見ユ」
後の東映作品「海ゆかば」より断然良い。円谷特撮も素晴らしい。「二百三高地」と全く反対の立場から作られているのが面白い(こちらの方が先ですが)吉村昭著「海の史劇」司馬遼太郎著「坂の上の雲」等小説等と組み合わせるとより理解り易く完璧です。
・「勝って兜の緒を締めよ・・」
古きよき時代を感じさせる、いい映画だった。世界に名を馳せる、提督の話である。坂の上とは違い。真之さんはあまり目立たず・・”敵艦見ユ・・”の宮古島のエピソード、主役でないが、旅順での乃木大将、等、なかなか良い。やはり、三船さん演じる提督が、とてもかっこよい。当時、世界最先端の英国の軍艦、方式、を導入。日は少ない艦艇だが、火薬改良、通信技術導入、厳しい訓練を行う。また、真之さんの”七段構えの戦術”など。さらに、要所要所で、海軍、陸軍が力を合わせる。他、勝因の大きな鍵となった、大英帝国の影の援助、メディア操作、露艦隊の補給妨害。陸軍が、これ以上の長期戦を行う余力の無い状況。日本海海戦は、講和に持ちこむため、負けが許されない、世界が見守る運命の決戦であった。結果、例の無い大勝利を得る。後に、米が威嚇のため白船来航させたのは、東洋の島国が、世界を震撼させた事実を示したのだろう。しかし、この圧倒的成功が、後の帝国海軍を縛り、艦隊決戦信奉から抜け出せなくさせる。東郷さんの、”聯合艦隊解散之辞”、忘れてはならんでしょう。途中略。"神明は唯平素の鍛錬に力め戦はずして既に勝てる者に勝利の栄冠を授くると同時に、一勝に満足して治平に安ずる者より直に之を褫ふ。"対馬でロジェストウエインスキーが来るのを信じ、ひたすら待つ。敵前回頭し、死を覚悟して艦橋で指揮を取った東郷司令の気持ち、、以上も鑑み、よこすかで、提督の銅像に敬礼し、三笠見学すれば、当時、護国のために戦った彼らの思いも伝わる。靖国参りと併せ、歴史を、先人を思い、今に繋がる、現在の自分と合わせ考えることは大切だろう。
・「無駄にお涙頂戴根性丸出し」
まず、鈴木京香と仲代達也の出てくるプロローグとエピローグは不要。余りに冗長で、このシーンがなくても作品は成り立つはずだ。男同士の友情、男女の恋愛、親子の情愛、夫婦の愛情とお涙が頂けるならなんでもしますとばかりにおよそありとあらゆるメロドラマのお決まりシーンてんこ盛りで、観ているこちらがしらけてしまう。もう少しストーリーを整理できなかったのか。それにしても一方的に航空機になぶられて沈んでいった戦艦の、それも対空機銃座が主な舞台では全く救いがない。「戦争には敗れたが、大和こそ世界最強の戦艦であり、日本の技術は優秀なのだ」という日本人の歪んだ優越感が根本にあると思うが、同じ軍艦の話なら開戦から殆ど全ての戦場に参加し、大和の最後も見届けながら終戦まで戦い抜いた駆逐艦「雪風」のほうがよっぽど軍艦らしい話ができると思うのだが。VFXもいろいろ言われている通り。確かに東宝の「連合艦隊」よりは見応えはあるが、時代が違うのだからこれくらいの出来でも驚くには当たらない。実際にはありえない旋回をする攻撃機などかえっておかしなところが余計に目に付く。ただ一艦で大艦隊を全滅させるというありえないシークエンスの「宇宙戦艦ヤマト」などに見られるように、戦艦大和に対する日本人の屈折した思い入れがこういう作品を生み出すのだろう。
・「男の生き様を見習いたい」
この映画は当然のことながら辺見じゅん氏の、当事者のインタビューをまとめた同名のドキュメントが基になっておりそちらも読ませていただきました。映画は多少の脚色は当然あるものの、考証を含め当時の人々の空気を忠実に再現していると思います。戦中派で軍国少年であった我が父もこの映画の真実味については絶賛しております。 当時、犠牲になった若者たちは死ぬとわかっていてもそれぞれに意義を見いだし、最期まで粛々と自身のなすべき働きを行った。今はアメリカのいいなりになっている政治的に惨めな状態の日本ですが、政権が交代し本来の主権確立に向け、かすだが力強い希望が見えてきた今日、ひたむきに務めを果たした彼らの尊さをかみしめ、今日の業の業に励みたいと思います。戦後以前の日本人には「惨めな状態でも全力を尽くす」そういう凛とした徳があたりまえにあったと思います。父母をみていてもそう思います。私もそうありたいと願っています。
・「史実を再現するなら何故リアリティを追求しない」
話の内容云々以前にあまりのCGのちゃちさとセット臭ささとで話にのめりこめませんでした…。25億円の制作費ではこれが一杯一杯?それとも日本映画人達の技術がない?前理由であればポイントポイントの見せ場に金を掛け観せ方に工夫するなり「プライベートライアン」や「硫黄島から」みたくフィルター効果を利用して映像に重みを付けれんかったのか?後理由なら思い切ってハリウッドの技術者を呼んで手腕をふるってもらうか向こうで視覚効果部の撮影だけでもするかの本気の映画作りをしてほしかった!内容が内容だけにある意味では日本人にしかつくれない映画、世界に胸を張ってこの映画を観てくれとはとても言えません。。
・「大和、、、」
開戦前、国力のない日本が生き残るため、山本長官は、米との決戦に備え、艦隊決戦を中心とする大艦巨砲の編成から、機動性を備える航空機に変えた。そもそも、完成した時には象徴となった大和、何であったか。開戦前、猛訓練で、最強の機動部隊を有した連合艦隊も、終戦期は、米国の圧倒的国力の前にほぼ壊滅し、もはや、米機動部隊と決戦できるような艦隊はなくなっていた。一億総玉砕の先駆けとし、水上特攻に、死に場所を与えられた大和。正直、大和の作品は、見るのがつらく、本作もためらわれる作品であった。本編では、主役となる少年兵が乗り組み、最後となる、片道への沖縄特攻を敢行する。班長が語る、”大和に乗ることは誇りだった””負けて得る未来もある”、山本長官の恩賜の剣を渡すシーン、少年兵は生き残るが、恋人は既に広島で亡くなっていたり、戦友の死を母親に伝えるシーン、が印象的である。本作の映像を見れば日本人なら心動かされるだろう。
・「戦争を伝える映画としての存在意義」
1945年に第二次世界大戦が終結してから長い年月が経った。戦争の悲惨さを語り継ぐためには、多少の美化があるにせよ、このような映画が作られ続けることは大事なことだ。
この映画でスポットを当てているのが、前線で戦う死に行く兵隊達であり、個々人のエピソードは泣かせる。現代のシーンは、余計な感じもするが、大和で死んだものたちは無駄死にでなく、未来に繋がる死であったということを描いているのだろう。沈没前の戦闘シーンはなかなか迫力があったものの、これを少なくして現代のシーンを登場人物の台詞だけでなく映像で表現していれば、より良い映画になったかと思う。
・「何度観ても」
かれこれ、10回以上は観てますねー。何度観ても面白い。これぞ映画にほかなりません。ミフネ御大は云うに及ばず、脇の黄門様、加東大介、常連渡邊篤、志村のお爺ちゃんもいい味だしてます。山田五十鈴のセリフのいい回しなんて実にうまい。全く古さを感じさせない超一級の面白さです。若い映画好きな方たくさんに観ていただきたい作品です。
・「黒澤監督の代表作か?」
画期的な映画である。何が画期的かというと、三船敏郎演ずるサンピンこと「桑畑三十郎」という空前絶後のキャラクターを創造したこと。すなわち浪人で、見た目は汚くて、口も悪くて、武士道だとか立身出世のことなんか全然頭になくて、それでいて情にもろくて、頭は抜群に切れて、もちろん剣の腕は最強なひと。この映画以降この桑畑風浪人を主人公にした映画やTVドラマが量産されたのは、みなさん御存じのとおり。さらに影響は国境を越えてイタリアにまで及び、マカロニウェスタンにアレンジされて、ハリウッドの売れない俳優のクリント・イーストウッドをスターダムにのしあげた。
マフラーに連発拳銃という仲代達矢の卯之助も、三船に負けず劣らず画期的。その二人が狭い宿場で繰り広げるつばぜり合いも見ごたえ十分。その他卯之助の兄の山茶花究、その弟の加東大介、彼らに対抗する清兵衛の河津清三郎、三船を助ける飯屋の東野英次郎など助演陣も鉄壁ですが、たったひとつだけ配役に疑問がある。それは清兵衛の奥さんの山田五十鈴。あの役は山田五十鈴でなくてもいいんじゃない?ちなみに「赤ひげ」の杉村春子も同じ理由で不満です!
ロングショットとパンフォーカスを駆使する、宮川一夫の撮影も完璧ですね。今からでも遅くないから、宮川さんに国民栄誉賞と文化勲章を授与しよう!石井長四郎の照明や、佐藤勝の音楽も甚だ印象的。というわけで黒澤の最高傑作には「七人の侍」を僅差で抑えて、本作を挙げたい。必見です。
・「黒澤映画を」
ブルーレイで見る必要はないかもです。違いがイマイチよくわからないわからない。白黒だし、映像美で良く魅せようって小細工がない映画だからでしょうか。
・「用心棒にご用心」
「映画の面白さを十二分に出した作品を作りたい」という黒澤監督の言葉が全てを物語る傑作。金で雇われ悪事の片棒を担ぐ用心棒を、知性と意志を持った豪傑にして、雇い主が用心しなければならない存在にするという逆転の発想が素晴らしい。危うい状況でも、主人公には余裕・風格すら感じられ、そこからくる茶目っ気や優しさが、緊張の中の程よい緩和になり、シンプルなストーリーに幅を持たせます。彼を知るにつれ、居酒屋の爺の態度が徐々に変わっていくのも微笑ましく、人物描写も手を抜いていません。テンポも音楽もよく、超一級の娯楽作品です。観た後、肩をゆすったり、無精ひげを生やしたくなるので、勤め人はご用心を。
・「映画<小説<TVドラマ版」
とにかくよくできている。全11話ながら展開・構成に無理がなく、かつ1話ごとにしっかりとしたトピックスが存在する。「恋人が白血病をわずらった」というありがちなテーマの中で、映画版では取り上げられていなかった周囲の人々とその葛藤描写が素晴らしい。特に双方の両親の存在がこのドラマをいっそう輝かせている。その他、伊豆の海や写真(カメラ)、絵本、そしてカニクリームコロッケ(笑)などの「やさしい日常」の中にある「避けられない現実」のコントラスト、そしてどこか、終焉へ確実に歩み寄っているという緊張感が見事に描かれている。終盤、精神崩壊に陥りそうなくらいに思い悩む朔が、その胸の内を吐露していく語りの部分が個人的には好きである。最終話のエンディングは我々視聴者をみな幸せな気持ちにしてくれたはず。
・「感動の名作 涙誘うシーンばかりです!!」
2004年の7月〜9月に放送されたドラマになります。キャスト・演技・BGM・主題歌、どれを取っても最高の評価です。広瀬亜紀演じる綾瀬さんやサク演じる山田君の演技には魅了されました。このドラマを見ていると元気であることがどれだけ良い事かを改めて感じましたね。現代のサクを演じる緒方さんやそれを支える女性役の桜井さんも演技としても悪くなかったです。後半は、見ている方も悲しい気持ちになりますが、最期の亜紀の死を受け入れ、それでも前を向いて歩いていったサクに感動しました!!同じ作品で「白夜行」もお勧めなので一度ご視聴してみて下さい。総合評価は☆5です。
・「HDリマスター版ではありません。」
本作品が大好きなので、また発売されると聞いて&再放送も観て『もしかしてリマスター?…』と思い込み購入しました。
が、初回版と同じクオリティです。
まだ初めのバージョンが市場にあるのに何故再発売したのかな?
作品は高評価しますが再発売の意図が分かりません。
・「綾瀬はるか の胸のラインは健康的で美しい」
夏の白いセーラー服に身を包んだ、綾瀬はるかの横から見た胸のラインが大変素晴らしいです。
その豊かなバストに触りたい、揉みたい、顔を埋めたい、といったごく普通に沸き起こる感情と欲求を止めるのは難しいでしょう。
この健康的で若々しい、はちきれんばかりのおっぱいが目当てで、再放送された折に全話録画しました。
もし録画をしていなければ、おっぱいを堪能するためにDVD-boxを求めるのは十分に値打ちのある事です。
また後のドラマ「白夜行」では、同じ主演の2人による裸体(半裸)のベッドシーンがあるのですが、その映像をもってして描かれなかった2人の‘いとなみ’を補完する事も出来ます。
・「ずっと観られるように・・・」
最初にこれを観たのは「白夜行」オンエア中、毎朝放送されていた時にたまたまだった。この他に好きなドラマはいくつかあるが、話よりもキャストに魅力を感じたものも多い。好きな役者さんが出ているから「好き」なのか、ドラマが「好き」だから役者さんが「好き」なのか曖昧なものも多い。
・「有名だけど失敗作」
有名監督が撮っているし、有名俳優がそろい踏みしているし、おまけに夏目雅子が脱いでるしで大変有名な作品。
が、あらためて見るとこれは決して傑作ではなく、むしろ失敗作に近いと思う。
原作・題名では花子が主人公なのに映画では松恵が主人公。これにまず違和感だが、さらに一番活躍するのは鬼政なので、誰が中心なのかさえよく分からない。ついでに、個々の場面で説明不足、登場人物の理不尽な言動が目立つ。長い映画だが、それでも長い時間を扱っている原作を映像化するには足りなかった印象だ。
俳優陣は今となっては望めない豪華さだが、それ以外の見所は乏しい。夏目雅子も美しいが、置物のような印象に乏しい美しさだ。啖呵を切っているシーンも大した迫力はなかった。
何でこの映画が妙に高く評価されるのか理解できない。
・「夏目雅子が見たかった」
夏目雅子が出ているという情報と五社英雄のやくざテイスト映画という認識位しかなかったが、みてみるとなかなか面白く見ることができた。夏目雅子さんについては死んでしまってからの情報しかないのだが、ご多聞にもれずこの映画の中の彼女はとても素敵で、他の作品も見てみたくなった。また1982年の作品だということを調べるためにいくつかのレビューサイトをみたところ、花子役の人の面構えに関していくつか否定的なコメントが目立ったが、僕は作品の中であの人以外ないのではないというくらいはまっていてすごいキャスティングだと思った。花子の悲しさががうまく表現されているのはキャスティングによるところが多い気がする。
・「凄い・・」
子供の頃にTVで見たときはストーリーを理解できなかったけど大人になってから見直すとその完成度の高さにただただ絶句します。なんといっても仲代達矢の演技が凄くて・・
ストーリーの展開とともに時代背景の移り変わりや、それによって変化する鬼政たちの状況なんかの描写も細かく表現もされています。たとえば、晩年財政難に陥った一家を表現するのに割れた窓ガラスをテープで貼って修理してあるような細かい描写があったり、とか。同時に鬼政や組員たちも歳を重ね、それに応じた演技の変化も見どころです。そして最後には覚悟を決め自分の死について語る鬼政・・どんな世界に生きていても人間の根底にあるものには変わりないなぁと思ってしまいました。
・「キャストは豪華だが」
こうゆう世界って無茶苦茶だなあとつくづく思ってしまう(実際はどうかわからないけど)。鬼政の傍若無人っぷりも「やりすぎでは?」とつい思ってしまう。個人的のは岩下志麻さんがよかった。私はまだ20代なので、「昔はこういう映画が流行っていたのかな。」や方言が強くて意味がわからないとこが多いという感じで冷めてしまうのが正直なところです。
・「伝説の女優夏目雅子」
伝説となった女優夏目雅子さんの代表作である。この作品に彼女が女優としてのすべてをかけたといっても過言ではないすざましいまでの情熱と共演女優たちの(おそらく火花の散るような)演技合戦、五社監督のエネルギーがぶつかって非常に見ごたえのある作品に仕上がっている。例のタンカを切る場面(「なめたらあかんぜよ」と叫ぶシーン)以外見たことがなかったので、夏目さんの役は岩下志麻がやっていたような役だと思っていたが、侠客の養女としていきながら、美しく凛とした女の役である。彼女の清楚で清らかな美しさが際立っている。又、闘犬や喧嘩のシーンなど見どころは沢山ある。夏目さん以外の女優、子役の仙道敦子を含め、男性俳優陣(仲代のいやらしいまでのすざましさ、あと役所広司さんが小さな役で出ているのを発見してちょっと得した気分、他豪華共演俳優皆演技も見事。唯一の例外は鬼政の娘役の女優があまりにもお粗末。どうして彼女が起用されたのか?あの役は他の女優さんが良かったと思う。あらためてすごい映画であると驚嘆した。
ケータイからは、シンプル・アマゾン通販(モバイル版)をご覧下さい。
シンプル・アマゾン通販は、安心・安全のネットショッピングAmazon.co.jpの商品を紹介しています。
簡単アフィリエイト:あなたのAmazonアソシエイトIDをアドレスの最後に付けるだけで簡単キャッシュバック!(例:2sas.net/?yourid-22)一度IDを付ければ、シンプル・アマゾン通販内の全商品が紹介料の対象になります。アソシエイトIDはこちらから登録可。